泊信志

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【創業10周年感謝バカ祭珍道中】利益？売上？そんなもん、今日は忘れた！ 10年分の感謝を、笑いと魚と酒でぶっ放す一日。やりすぎ？　知るか！　これが、いとおかしの恩返しだ！魚ト肴いとおかし × 創業店　博多華吉 📅11月24日（月） 🎟先着300名限定！（全店舗でリストバンド販売中） @hakata_hanayoshi @itookashi0407 @sakaba_arakabu @robata.itookashi0411 @yoshi_mi0216 @eden.haruyoshi 🎈アルバイト経験者は無料！（帰ってこい、仲間たち！） 🏮第一章：鬼の金庫番・廣瀬、電卓を捨てる。創業祭MTG。「廣瀬さん、原価どうします？」「……もう、金額は見ません。」その瞬間、スタッフ全員が拍手して、笑って、泣いた。 10年に一度の“赤字上等フェス”が動き出した。 🐟第二章：8時ー10時原価率500％の海鮮丼、覚醒。活きた車海老が跳ね、カワハギが透け、穴子が暴れ、蟹が香り、鮑が笑う。さらに。帰って来たマグロ乗せ放題・極み。「ご飯が見えません！」「見えんでいい、見えるのは感謝だけでいい！」マグロチョモランマに挑む挑戦者は誰だ！原価率500％。もはや“商い”じゃなく“感謝の爆発”。関わる人全員の記憶に残る“アホだな”の証。 🎁第三章：持ってけ泥棒スタイル。おうちでも食べたい方へ。テイクアウトOK。「原価割れです！」って笑顔で渡す、 10年分のありがとう弁当。笑いながら赤字を包む姿に、もう感動すらある。 🍶第四章：10時半ー16時リストバンドを巻いた瞬間、祭りが始まる。 3,000円で買ったリストバンドを腕に巻いたら、もう出入り自由の還元カーニバル！寿司あり、マグロ解体あり、焼き鳥あり、酒あり。 1階は立ち飲み屋台モード。 2階は自由すぎる宴会場。そして卒業生たちが参戦。握る！捌く！盛る！飲む！「え、久々に包丁握ったけど、手が覚えてる！」「こいつら全員プロすぎるやろ！」客よりスタッフが笑ってる。 “同窓会”というより、“奇跡のキッチンライブ”。 🔥第五章：京都焼き、福岡初上陸。京都でしか食べられなかった“京都焼き”を、育ててもらったこの地で初解禁。香ばしい煙が立ち上がると、誰かがぽつりと、「10年で、焼きも人も丸くなったねぇ」。。。焦げても笑える、それがいとおかしの成長。 🎌最終章：数字が消えて、笑顔だけ残った。鬼の金庫番も、卒業生も、現役も、お客さんも、みんなで乾杯。笑って泣いて、肩組んで。原価は吹っ飛んだ。でも、幸せが残った。 10年やってわかった。商いの目的は、儲けじゃない。「また会いたい」って思ってもらうことですこの日は、数字じゃなく笑いで返す日。恩を返すなら、全力でアホに。そしてきっと、幸せな乾杯の中で終われたら、それでいい。この日は皆さんとしこたま楽しもうと思っています請求書は見ない様にします。詳細は追ってあげますのでどうぞよろしくお願い致します😊 #いとおかし創業祭 #10周年ありがとう

2025/11/02に公開魚ト肴いとおかし日本福岡県

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【創業十周年】商いとは、徳を積み、人を育てること来月11月20日で創業して、十年になります。あっという間のようで、振り返れば、長くて深い道でした。僕は、つい前に出たがる人間です。声も大きいし、夢も語る。時にうるさいと思われ、時に誤解される。それでも、立ち止まるよりは、動いていたかった。転びながらでも、火を絶やさずにいたかった。僕は、決して強くはありません。むしろ、人よりずっと弱い人間です。不安にもなるし、嫉妬もする。「なぜあの人のようにできないんだ」と、夜中に天井を見つめながら、何度も自分を責めました。でもその弱さを、隠さずにいられるようになったとき、仲間の存在が、本当の意味で“支え”に変わりました。強いチームとは、強い人が揃うことではない。弱さを見せても壊れない関係があること。それこそが、“信頼”の証なのだと思うようになりました。十年を通して学んだのは、商いとは「結果」ではなく「姿勢」だということ。数字や評価よりも、 “どう在るか”を問われるのが、商人の道。人を思い、感謝を忘れず、誠実に働く。一瞬の損得ではなく、十年後に残る信頼を積む。それが“徳を積む”ということだと、ようやく分かってきました。改めて思うのは、答えはいつも現場にしかないということです。机の上ではなく、目の前の一人のお客様の中に。マニュアルではなく、仲間の表情や声の中に。数字ではなく、店の空気の温度に。そこにしか“正解”はないと気づかされました。自分の言葉でお料理やお店を伝えて欲しくて 10年間マニュアルはありませんお客様の「ごちそうさま」の一言、仲間の「お疲れさま」の笑顔。その瞬間に、商いの原点があるのだと思います。効率ではなく非効率でしか感動は生まれません。その結果お店は出すたびに複雑になりスタッフ達の適応能力には脱帽しとります　笑経営は、正解のない旅です。地図のない道を、仲間と歩き続ける日々。順風もあれば、逆風もある。けれど、風があるからこそ帆を上げられる。逆風の日こそ、心の帆の強さが問われるのです。何があっても成長し続ける覚悟。人が入れ替わっても、文化が残る。その文化の中に、“商いの美学”が息づいていなければならない。それが、組織の“魂”だと思っています。　１０年にして、ようやくスタートラインに立てました。ここまで歩いてこられたのは、支えてくれた仲間、信じてくれたお客様、そして、どんな時も見守ってくれた家族や友人たちのおかげです。「ありがとう」という言葉では足りないけれど、この十年で積み重ねてきた“ご縁”の一つひとつが、僕の宝です。これからの十年は、「強く、優しい組織」をつくる十年にします。数字だけでなく、信頼の総量で勝負する。効率だけでなく、心の温度を感じられる商いを続ける。そして、挑戦を恐れず、変化を愉しむ人で在りたい。心を動かす人で在りたい僕は、つい前に出たがる人間です。でも、その裏には、いつも恐れがある。だからこそ、覚悟を決めて前に出る。背中を見せるとは、格好をつけることではなく、自分の未熟さをさらけ出しながらも、歩き続けることだと思う。十年の感謝を胸に、現場の原点を忘れず、仲間と共に、次の十年を創っていきます。まだまだ、ここから。来月には福岡で10周年の創業祭をしますとにかくお客さんには、喜んでいただける様に１０年分の感謝を、これでもかと詰め込みますので期待してください👏 ここまで本当にありがとうございますこれからも、よろしくお願い致します。株式会社いとおかし代表取締役　泊信志 #京都いとおかし #旅の目的地になる朝ごはん

2025/10/25に公開魚ト肴いとおかし日本福岡県

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「旅の目的地になる朝ごはん」　第二段。知らない街で、知らない店に、あたたかく迎えられた朝を、人は、一生、忘れない。旅の朝は、少しだけ心細いものです。慣れない土地、知らない道。静まり返る街を、地図を頼りに歩く。「この店で、本当に合っているのかな」そんな不安を胸に、扉の前に立つ。その瞬間、人の心はとても敏感になります。けれど、その扉が開いて、「おはようございます」と迎えられた瞬間。その一言で、心がほどける。 “迎えてもらえた”という記憶は、どんな料理よりも、深く残るものです。僕自身も、旅先で何度も感じてきました。味よりも、人。美味しさよりも、「大切にされた」という記憶。その一瞬が、「また来たい」という気持ちをつくるのだと思います。だからこそ、僕たちは、 **「旅の目的地になる朝ごはん」**という言葉を掲げました。それは、観光地のように“場所”を目指すものではなく、 “人”を目指して旅する文化をつくること。「また会いたい」と思われる人がいて、「またあの朝を迎えたい」と思える体験がある。その繰り返しが、街を温め、やがてその街を“目的地”に変えていく。「旅の目的地になる朝ごはん」は、単なるキャッチコピーではなく、商いの哲学です。旅の途中で立ち寄った一杯の味噌汁が、その人の人生の記憶に残る。 “あの朝があったから、今日を頑張れた”と思ってもらえるような朝を届けたい。それは、料理ではなく、人を整える仕事。商いとは、売ることではなく、人の一日を支えることだと信じています。やがて、旅人が、学生が、地元の人が集まり、「朝を食べに京都へ来た」と言われるようになりました。その言葉を聞いたとき、ようやく“旅の目的地になる”という意味が、少しだけ、わかった気がしました。そして今、ホテルとの共創が始まります。ここまで大変でしたが、ようやく形になりました宿が夜を守り、いとおかしが朝を引き継ぐ。ホテルのフロントで「今日は、いとおかしへどうぞ」と送り出され、店で「〇〇ホテル様の朝ですね」と迎える。その一往復が、街の空気をやわらかくする。 “いってらっしゃい”が、街をめぐる。それが、僕たちの小さな志です。商いとは、ないものを嘆くことではなく、ないものを創ること。人通りがなくても、火を絶やさず、信じて湯気を上げ続ける。その積み重ねが、やがて文化になり、文化が街の景色を変えていく。僕たちはまだ途中です。けれど、この挑戦の先に見ているのは、ひとつ。日本の朝食文化を、世界へ届けること。知らない街で、知らない店に、あたたかく迎えられた朝を、人は、一生、忘れない。その記憶を、日本から世界へ届けられるように。明日も元気に　いってらっしゃい #京都いとおかし #旅の目的地になる朝ごはん #知らない街で知らない店に #いってらっしゃいの新しい形 #京都朝ごはん

2025/10/12に公開京都いとおかし日本京都府

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『いとおかしに託す想い』ありがたいことに、京都いとおかしには、毎朝140名を超えるお客様が訪れてくださっている。このご縁に、心から感謝しています。けれど、僕たちは数字で満足しない。まだまだ、理想の朝には届いていない。焼きの火加減ひとつ。お米の立ち方ひとつ。お客様への一言の声かけひとつ。そのすべてに、“心”が通っているか。それを、毎日問い続けています京都いとおかしは、 “旅の目的地になる朝ご飯”をつくる店です。京都に来る理由のひとつに、「この朝を食べたいから」と言ってもらえるように。その一膳が、誰かの人生の節目や、思い出に残るように。 “いとおかし”という言葉には、「趣がある」「心が動く」という意味がある。その名の通り、料理も空間も人も、すべてが心を動かす存在でありたい。だからこそ、僕たちは“つむじが見えるお辞儀”で迎え、帰るお客様一人ひとりに「いってらっしゃい」「よい一日を」と声をかける。それは形ではなく、祈りです。人を想う商人の“矜持”です。たくさんの失敗もありました。心無い言葉も、たくさん浴びてきました。それでも、僕たちはやめなかった。お客様を大切にしたいという想いだけは、一度も揺らがなかったから。この朝を、京都だけで終わらせない。日本のあちこちに、 “人を想う朝”が灯るように。働く人の背中を押す朝。旅立つ人の心を整える朝。もう一度、生きようと思える朝。そんな朝を、世界中に届けていきたい。いとおかしは、ただの「店」ではなく、「人の人生を照らす朝の文化」として根づかせたい。それが、これからの挑戦です。この店をつくると決めた日から、ずっと願ってきたことがあります。それは、「食を通して、人の心を整える」ということ。おいしさを超えて、誰かの一日の始まりに“希望”を添えるような朝を届けたい。たとえ何百人の来客があっても、その全員に「また来たい」と思ってもらえる朝をつくりたい。反省を重ね、感謝を忘れず、納得のいく朝を届けられるまで挑戦を続けたい。きっとその挑戦は世界まで届くと信じていますただ一膳のごはんに、まっすぐな心を込めて人を迎える。それが、いとおかしに託した僕の願いです。今日も湯気の向こうで、心を下げ、火を起こし、「おはようございます」と「いってらっしゃい」の間に、僕たちのすべてを込めています。 #京都いとおかし #旅の目的地になる朝ご飯 #商いは人なり #感謝と挑戦 #志の朝 #いってらっしゃい #朝の劇場#京都グルメ#京都モーニング

2025/10/09に公開京都いとおかし日本京都府

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27歳で大将となり、経営者として歩み始めてから10年。仲間が去るたびに、背中を見送る寂しさに胸が裂けそうになりました。給料をもらう側から、払う側になったその瞬間。初めて、自分がどれほど会社に守られていたかを痛感しました。大将としては魚を焼き、「いらっしゃいませ」と笑顔で迎える顔。経営者としては数字に追われ、時に仲間を手放さねばならない苦渋の決断をする顔。組織を運営するということは、孤独との戦いでもありました。そして今でも、自分の決断が正しかったのか、何度も心の中で責め続けています。それでも火を消さずにここまで歩いてこられたのは、支えてくださるお客様と、仲間がいてくれたから。京都で「朝」を掲げて1か月。お客様を迎え、送り出す毎日の中で、改めて気づかされます。商いとは、数字や勝敗ではなく、「おはようございます」から始まり、「いってらっしゃい」で送り出し、「よい一日を」と背中を押す営みであること。この背中が、若い子たちにとって「挑戦してもいい」と思わせられるなら。この孤独も、自責も、すべて意味を持つのだと思います。 10年の道のりで出会ったすべての方々へ。そして、この1か月、京都で支えてくださった皆さまへ。心から、ありがとうございます。今日も火を起こし、米を炊き、銀鮭を焼いて、朝を届けます。毎朝遠い道のりを足を運んで頂き本当にありがとうございます。旅の目的地になる朝ご飯を目指し記憶に残るお店になる様に精進して参ります。

2025/09/02に公開京都いとおかし日本京都府

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私はこれまで、たくさんの仲間を見送ってきました。「子どもが小さいから、もう夜は働けない」「家族にこれ以上迷惑をかけられない」本当はまだ夢を追いたかった仲間たちが、悔しさを押し殺して厨房を去っていった。飲食を続けたいのに、家族を守るためにあきらめざるを得ない現実。だからこそ、私は誓いました。「もう誰も、夢をあきらめなくていい未来をつくる」と。その答えが「朝」でした。子どもを送り出してからでも働ける。夕方には家に帰り、家族と食卓を囲める。仲間が胸を張って働き続けられる。これはただの働き方の選択肢じゃない。仲間の人生を守り、業界の未来を変える闘いです。そして私は知っています。朝ごはんには、人を立ち上がらせる力があることを。遠足の朝に食べたおにぎり。部活の試合前に食べた母の力飯。受験の朝にすすった味噌汁。挑戦の朝に握った白ごはん。朝は、人生の節目に火を灯し、未来へと背中を押してきた。だからこそ、京都で「旅の目的地になる朝ごはん」を掲げたのです。京都の挑戦は甘くない。見えない審査、重たい伝統、容赦ない視線。やっかみや批判に心が折れそうになる夜もある。それでも諦めない。仲間がいるから。未来を信じてくれる人がいるから。そして「この朝ごはんに救われた」と涙するお客様がいるから。その一瞬の共感こそが、私たちの武器であり、力です。夢はまだ始まったばかり。けれど私は信じています。日本の朝は、世界を動かす原動力になる。文化となり、歴史を刻む力になる。そして―― 「いただきます」が世界で語られる未来を、必ずつくる。京都いとおかしの挑戦は、まだ序章。ここから仲間と共に、炎を掲げて世界へ挑みます。 ⸻ #いただきますが言える世界 #仲間と共に挑む #日本の朝を世界へ #京都いとおかし #旅の目的地になる朝

2025/08/21に公開京都いとおかし日本京都府

https://www.instagram.com/explore/tags/いただきますが言える世界#いただきますが言える世界https://www.instagram.com/explore/tags/仲間と共に挑む#仲間と共に挑むhttps://www.instagram.com/explore/tags/日本の朝を世界へ#日本の朝を世界へhttps://www.instagram.com/explore/tags/京都いとおかし#京都いとおかしhttps://www.instagram.com/explore/tags/旅の目的地になる朝#旅の目的地になる朝

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京都地獄シリーズ第一話「沈黙のオーディション」想像してみてください。朝の京都。格子戸をくぐり、席に座った瞬間。あなたはもう、審査されている。声も笑顔も、ない。静かな視線だけが突き刺さる。その沈黙は、言葉よりも重たい。茶碗を持つ手元。箸の置き方。立ちのぼる湯気に目を細める瞬間さえすべてが“採点”されている気がする。「で？あんた、本気でやれるん？」声に出していないのに、心にそう響いてくる。 ――これが、京都の空気。分厚い壁。毎日が、沈黙のオーディション。福岡での商売は、まるで違った。「また来るけん！」その一言で笑顔が広がり、二言三言で人とつながれた。笑顔と笑顔。背伸びをせず。自分達らしく！皆んなで朝から元気に活気出してやろう！！。。。。その博多の勢いを、京都は一瞬で打ち砕く。気づけば僕は、蛇に睨まれたカエル。いや、動けない漬物だ。料理を出すまでの数分間。火加減も、声の抑揚も、すべてが“審査”。油断すれば、落とされる。そして、土鍋の蓋が開く。鮭の香りが立ち昇った瞬間氷の仮面がふっと溶ける。「美味しかったわ」「また来たい」その一言で、分厚い壁の向こうに隠れていた温かさを知る。夜。店を閉めて家に帰り、冷蔵庫のサッポロ黒ラベルをプシュッ。本当は、家で飲む習慣なんてなかった。けれど京都に来てから、この一本だけは欠かせない“相棒”になった。一口。「今日も生き延びた。。」毎日この感覚です　笑いつもより少し苦くて、それでいて沁みる。京都の一日は、そんな一杯で終わる。そして。福岡で僕の店に来てくださった方が、遠く京都まで足を運んでくださること。その姿を見た瞬間、胸の奥がじんわり熱くなって、泣きそうになる。厳しい京都の真ん中で、僕を支えてくれているのは、 “人の温かさ”だと気づかされる。本当に、ありがとうございます。 ―― 次回予告「京都地獄シリーズ第二話：女性のお客様編」沈黙の視線、その裏に潜む“いけずの真髄”。次回も、僕は漬物になる――。 #京都地獄シリーズ #京都いとおかし #沈黙のオーディション #京都朝ごはん #京都グルメ旅 #旅の目的地になる朝ごはん #料理人の覚悟 #漬物になる店主 #商いの哲学

2025/08/16に公開京都いとおかし日本京都府

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知らない街で、知らない店に、あたたかく迎えられた朝を—— 人は、一生、忘れない。旅の朝は、少し心細いものです。慣れない土地、知らない道。静まり返る街を、Googleマップ片手に歩く自分。「この店で、本当に合ってるのかな」そんな不安を胸に、扉の前に立ったとき—— その扉が開いて、「おはようございます」と迎えられた瞬間、心がふっと、温まる。ここ京都いとおかしは、駅からも遠く、観光の道からも外れた場所にあります。こんな場所絶対やめた方がいいとたくさん言われました　笑それでも朝7時、ドアを開ければ人が来る。眠い目をこすり、時間を作り、ときには20分歩いてまで来てくれる。その一歩一歩が、僕らにとって奇跡です。だから返すのは、ただの朝食ではない。土鍋の湯気に「ありがとう」を混ぜ、炭火の香りに「ありがとう」をのせる。食べ終えた背中には、「いってらっしゃい」と声をかける。そして僕らは、学生のための「学生朝定」も始めました。 7時から8時のわずか1時間、栄養を満たし、朝の活力を届ける一膳です。鮭のカマや尻尾など、まだまだ美味しいロス食材を活かし、価格を抑えながら、学生の一日を応援する。これは売上のためではなく、街の未来に投資する商いです。毎日を戦う学生たちに、「今日も頑張れ」というエールを届けたい。商売は、得をすることではなく、徳を積むことだと思っています。立地は便利さをくれる。でも、人がまた来る理由は、便利さじゃない。「ここに来てよかった」という記憶です。「商売は人なり」。という商いの格言があります駅から近くても、心が遠ければ人は離れる。立地が悪くても、心が近ければ人は集まる。国も言葉も文化も越えて、「ようこそ、おはようございます」と迎え、「いってらっしゃい」と送り出す。その瞬間のために、僕らはいま、この京都で朝をやっています。明日も元気にいってらっしゃい。 #おはようといってらっしゃい #京都いとおかし #朝の商い #学生朝定 #商売は人なり #徳を積む商い #京都朝ごはん

2025/08/14に公開京都いとおかし日本京都府

https://www.instagram.com/explore/tags/おはようといってらっしゃい#おはようといってらっしゃいhttps://www.instagram.com/explore/tags/京都いとおかし#京都いとおかしhttps://www.instagram.com/explore/tags/朝の商い#朝の商いhttps://www.instagram.com/explore/tags/学生朝定#学生朝定https://www.instagram.com/explore/tags/商売は人なり#商売は人なりhttps://www.instagram.com/explore/tags/徳を積む商い#徳を積む商いhttps://www.instagram.com/explore/tags/京都朝ごはん#京都朝ごはん

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この数日、たくさんの方にご来店いただき、本当にありがとうございます。朝早くから足を運んでくださるお客様、応援のメッセージやご紹介をくださる方々、この挑戦に全力で向き合ってくれている仲間たち。感謝してもしきれません。「京都の朝に、あの店があってよかった」と思ってもらえるよう、ここからも地道に、丁寧に、積み上げていきます。魚を焼き、土鍋を炊き、一膳のごはんを届ける。その裏で、毎日、仲間の成長と本気で向き合っています。僕の挑戦は、店を出すことじゃない。人を育てることです。人の心を動かす料理人を、仲間を守る為の商いの力を持つ人この現場から生み出したいと思ってます。育成とは、「教える」ことじゃない。 “任せる”こと。若手にやらせれば、最初は失敗します。でも、その経験の中でしか人は伸びない。だから僕は、未完成でも背中を押します。 ■僕が大切にしている、若手を伸ばす5原則 ① 責任の先にしか成長はない → 最初から正解なんて求めない。任せる。失敗させる。背負わせる。 ② 手を出さずに、手を差し伸べる → やり方は見せても、奪わない。本人が気づくまで待つ。 ③ 整えるのは、技術じゃなく“姿勢” → ミスより、前日の姿勢を見る。寝坊より、報連相を見てる。 ④ 失敗は責めない。でも逃げたら叱る → 失敗は成長。だけど、逃げ癖は信頼を壊す。そこは線を引く。 ⑤ 口ではなく、背中で教える → “どうあるか”を見せる。こっちが火を絶やさず立っていれば、自然と伝わる。うちの現場に、完璧なスタッフなんていません。でも、任された経験のある若手は、圧倒的に強くなる。厨房で、接客で、失敗して、悔しがって、それでも前を向いたやつは、誰よりも信頼される背中になる。挑戦とは、人を信じること。育成とは、答えを教えない勇気。人が変わる瞬間を見れるのは、この仕事の、最高の報酬です。 #いとおかしな人々

2025/08/06に公開京都いとおかし日本京都府

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京都いとおかし　８月２日　産声をあげる時が来ました。明日、京都いとおかしが開店します。これまで支えてくださったすべての方に、心から御礼申し上げます。福岡で3年半。少しずつ火を守り、炭を起こしながら、ようやくここまで来ました。料理で人生を変えることはできないかもしれません。でも、料理で人の心に“灯”をともすことはできる。そう信じて、仲間と共にここまで積み重ねてきました。決して、ひとりで来たわけではありません。ともに踏ん張ってくれた仲間たちがいます。言葉よりも行動で背中を見せてくれた人たちがいます。大きな声では言わずとも、「ここが好きです」と言ってくれたスタッフがいます。　業者の皆様にも、本当に助けていただきました。朝5時に届けてくれた野菜。獲れたての魚を託してくれた漁師さん。 100年の時を超えて、町家を磨き上げてくれた職人さんたち。店の裏側を支えてくださった、すべての方の手が、この一膳に込められています。相棒のなべさんは一週間以上。僕と一緒に生活しほぼ寝ずに最後の仕上げに取り掛かり。完成した日。お互い握手をし涙しました。　ここは、ただの朝食屋ではありません。「人生の記憶になる朝」をお届けする場所です。　旅の朝は、少しだけ心細いものです。慣れない土地、見知らぬ路地、知らない店。その扉を開けた先で、「おはようございます」と迎えられる瞬間。その“ぬくもり”が、心に残る記憶になることを、何度も経験してきました。今度は、私たちがその役目を果たしたい。　炭火で銀鮭を焼き、信楽の土鍋で米を炊き、昆布と鰹で出汁をひく。どれも、特別なことではありません。でも、その一つひとつに、丁寧に、手をかけています。記憶に残る朝をつくるために。　いとおかしが目指すのは、“映え”ではなく、“また”です。また食べたい。また会いたい。また来たい。その“また”のために、私たちは商いを続けます。　京都という場所で、どこまで通用するかはわかりません。でも、目の前の一人に、誠実に届けることだけは決めています。　届けたいのは、火です。届けたいのは、温度です。そして、届けたいのは、志です。　明日、火を入れます。この朝が、誰かの人生の片隅に残りますように。この仕事が、仲間の誇りとなりますように。関わってくださったすべての皆さまに、心より、ありがとうございました。 ── 泊信志

2025/08/01に公開京都いとおかし日本京都府

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企業は誰のために、何を残すか。学生朝定【予約第二弾】受付開始します福岡でずっと温めていた。いとおかしの新しい取り組みの一つをはじめさせて下さい。誰かと朝ごはんを食べる。目を見て“いただきます”を言う。その時間には、SNSにも、AIにもない“温度”がある。静かに湯気が立ちのぼり、焼き鮭の香ばしさに、ふっと肩の力が抜ける。そんな朝の30分が、人を立たせる“根っこ”になることがある。教育とは、学校だけじゃない。文化とは、伝統じゃない。「どう食べてきたか」が、その人の土台になると思っていますこの国には昔から、「ごはんを、ちゃんと食べなさい」と教える文化があった。それは栄養の話じゃない。生き方の話だと思ってます。 2020年4月7日── 緊急事態宣言の日に「いとおかし」は生まれました。絶望の夜に火をつけ、 2021年からは“朝ごはん”に希望を込めました。そして2025年、京都。 150年の町家で「学生朝定」を初めますアルバイトさんの面接の度にコロナで色々なくなった話を聞いてどうしてもやりたかった。これは、売上ではない。これは、社会貢献でもない。僕たちにしかできない、責任です。いまの学生たちは、 “黙って食べる給食”を、青春だと思わされた世代だ。本当は、くだらない話で笑いながら、誰かと「うまいな」と言い合うのが、ごはんだったはずなのに。この朝食で、もう一度取り戻してほしい。 “あたりまえ”に見えて、いちばん尊い時間を。火が入った銀鮭のカマ。九州唐津のコシヒカリ信楽焼の土鍋ごはん。心も身体も、あたたまる汁椀。それが、僕たちにできる精一杯だ。朝7時から8時、たった1時間限定。その時間だけは、未来を背負う世代のために空けている。飲食店である前に、人を育てる現場でありたい。いとおかしの商いは、“また”の追求だ。また食べたい。また会いたい。また来たい。企業とは、誰のために、何を残すか。いとおかしは、朝ごはんで答えます。今日も元気に"いってらっしゃい" 📍学生朝定 ⏰ 朝7:00〜8:00 限定（学生専用） 🎫 完全予約制 💴 1000円 🍚 京都いとおかし #学生朝定 #京都いとおかし #京都#京都グルメ

2025/07/16に公開京都いとおかし日本京都府

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料理だけじゃ、人は守れませんでした。父は宮大工でした。無口で職人気質、背中で語るような人でした。「腕をつければ、飯に困ることはない」そう言われて育ちました。僕も、その言葉を信じて料理の道に進みました。ですが20歳のとき、京都の料亭で挫折し、逃げるように退職しました。その数ヶ月後、実家の会社が倒産。家族は自己破産。あとになって知りました。父は私の学費のために借金をし、母は静かに美容室を手放していました。何も守れませんでした。情けなさ、悔しさ、申し訳なさ。言葉にできない想いを抱えながら、立ち止まりました。でも、心に刻まれたのは—— 「腕をつけても、料理ができても、それだけでは人は守れない」という現実でした。そこから、人生を変えました。魚のさばき方を一から学び直し、「未来ノート」と名付けたノートに夢と現実を書き続けました。休みの日には経営塾に通い、商いの本質を学びました。 SNSでは笑いながら、裏では泣いていた時期もあります。「今日もギリギリだった」と誰にも言えない日もありました。それでも厨房に立ち続けました。商いは、甘くありませんでした。お客様に来ていただけなければ、どれだけ良い料理をつくっても、何も始まりません。仲間の生活も、自分の人生も、すべてがかかっている。毎日が本番で、毎日が審査。「おいしかった」だけでは、続かない。数字と現場、夢と現実、理想と責任。その狭間で、何度も心が折れかけました。それでも、やめる理由より、やる理由を選び続けました。 “続けること”がいちばん厳しいと、商いが教えてくれました。そして今、かつて逃げ出した京都の地で、もう一度、包丁を握りますこれはリベンジではありません。あの頃、何もできなかった自分に、「今の自分なら守れる」と伝えるための挑戦です。父の言葉に、今ならこう返したい。「腕だけではなく、覚悟があれば、人は守れる」と。この背中は、決して華やかではありません。でもようやく、演じなくてよくなりました。守りたい人たちのために、まっすぐ立ち続けています。挑むということ。それは、何かを成し遂げることではなく、何かを背負って生きることだと、私は思っています。うまくいかない日があっても、迷っても、傷ついても、それでも毎日、自分と向き合い、立ち上がること。誰かを守りたいと願い、今あるすべてを出し切ること。夢は、叶えるものではなく、背負って歩き続けるもの。店をやるということ。それは、飯を出すことでも、流行らせることでもありません。自分の覚悟を、空間ごと差し出すこと。お店は生き物だと思っています魂をこめないと店に色はでないです誰かが迷ったとき、立ち止まったとき、「ここに来れば、何かが始まる」そう思ってもらえる場所をつくること。僕が店をやるのは、料理を届けるためではなく、“記憶”を残すためです。人が“また来たくなる店”には、理由があります。「また食べたい」と思える味があり、「また会いたい」と思える人がいて、「また来たい」と思える空気がある。商いとは、“また”の追求だと思っています。「うまかった」だけでは終わってしまう。でも「また来たい」と思っていただけたなら、そこには“心の余白”が生まれます。料理も、人も、空間も。 “また”を重ねて、ようやく信頼になる。だから僕は、京都で、もう一度ゼロから、そんな店をつくりたいのです。そして今、僕は決めています。この場所で、“皆んなを守る覚悟”で立ち続けることを。今まで生まれて来たお店は子供の様であり僕が生きてきたすべての証です。そう思いました。京都いとおかし @kyoto_itookashi #京都#京都いとおかし

2025/07/15に公開京都いとおかし日本京都府

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京都いとおかし珍道中｜第4話「ここまで整えて、米いまだ行方不明」炉端ノいとおかしで使っているのは、佐賀・唐津の貞松さんのヒノヒカリ。もう何年も信じている、俺たちの米の柱。粒がしっかりしていて、出汁にも炭火にも負けずに立つ。月500kg以上使う、現場のど真ん中にいる米だ。だけど京都では—— これまでとは違う“朝の一膳”を、つくりたい。目指しているのは、南魚沼のコシヒカリのような、“朝にふさわしい米”。・少しの弾力・噛んだ瞬間の甘みと粘り・土鍋に応える芯の強さ・そして、湯気の向こうに“静けさ”を感じる余白大好きなお米だ。銀鮭と並んで、舞台を完成させるのは、その一粒しかないと思ってる。 …っていうと聞こえはいいけど、ここ最近は、毎日“米の妖精”探して全国をさまよってるオッサンです。 ● 特注の土鍋 1年以上前にオーダー。炊き上がりにふわっと蓋が動く、呼吸するような器。甘さを引き出す“最大温度60度”まで、ゆっくりと温度が上がるよう調整済み。ちなみに、届いたときの土鍋の値段は… （ちょっと胃がキリキリしたけど見ないふりした） ● 水屋久島の水に近づけた、硬度50以下の特注軟水機。試しに普通の水で炊いたら、銀鮭が泣いた（ような気がした）。そこから“水の偉大さ”に目覚めてしまった俺である。屋久島は偉大です。 ● 蛇口真鍮の、井戸みたいな蛇口。 60年前の古家にあった井戸をモチーフにした、世界で一番“米に気をつかってる蛇口”です。かなり気に入ってますw ここまで整えた。火も、水も、器も、銀鮭も、すべて揃った。 ……で、米がない。本当に、ない。令和の米騒動が直撃中。新潟、佐賀、京都、福岡。何十軒も当たったけれど、どこも「在庫切れ」「入荷未定」。頼みの農家さんも「今年は厳しかばい」と。ここまで整えて、主役が来ない。 “完璧な舞台”で、米を待つ俺。なんかもう「舞台監督が主役にすっぽかされた小劇場」みたいになってる。でも、妥協はしない。「とりあえずの米」で出す朝ごはんなんて、絶対にやらない。 “記憶に残る一膳”のためなら、まだ探すし、まだ待てる。土鍋が、火を待ってる。銀鮭が、火の前で静かに呼吸してる。蛇口が、たぶんちょっとだけ拗ねてる。最高な米じゃなきゃ、始まらんのよ。米、いまだ行方不明。でも俺は信じてる。この“京都の狂気の舞台”に、ふさわしい主役は、必ずやってくると。泊米探しの新たな旅にでます。 #米いまだ行方不明 #泊信志の厨房設計 #銀鮭の隣に座るべき米 #一膳に魂を込めて #所作の美学 #特注土鍋と軟水と #火と水と米の物語 #令和の米騒動 #京都いとおかし珍道中 #笑えるけど本気です

2025/06/14に公開京都のどこか日本京都府

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🏮京都いとおかし珍道中｜第3話「信じてもらえなかった。でも、あの味噌屋さんがすべてを変えた。」京都に来て、初めて知った。 “よそ者”という言葉の重さを。どれだけ丁寧に挨拶しても、どれだけ想いを語っても、扉は、音もなく閉じていった。「紹介あるん？」「うちはもう結構ですわ」「朝ごはんだけって、変わってるなぁ」 …笑われて、流されて、無視された。僕らには何もなかった。肩書きも、コネも、看板もない。あったのは、たった一つの想い。「人生で一度、忘れられない朝をつくりたい」 “味じゃない。記憶に残る朝を。” “旅の目的地になる朝ごはんを。” 繰り返すたび、目をそらされ、会釈ひとつで立ち去られる。心が折れそうになった。蒸し暑さが増す京都。汗まみれで歩き回った日々。 10軒、20軒、30軒と断られ続け、「何やってるんだ俺…」とつぶやいたこともある。でも、やめられなかった。理由はひとつ。 “信じてくれる人”に出会えるまで、動き続けようと決めてたから。ある日。町の奥に、ふと見つけた小さな味噌屋。渋くて静かで、まるで時間が止まったような場所。歴史ある名の通った味噌屋さん。名刺を差し出し、いつものように想いを語った。ご主人は、じっと僕を見ていた。しばらくの沈黙のあと、こう言った。「朝ごはんだけの店？…おもろいやんか」「あんたらの朝に合う味噌、うちでつくったるわ」 …涙が出そうだった。いや、本当に、言葉が出なかった。売ってくれるんじゃない。 “つくってくれる”って言ってくれたんだ。僕たちの“朝のためだけに”。その瞬間、今までの全部が、報われた気がした。あの味噌汁は、ただの汁じゃない。信じてもらえた味だ。その味噌を、炊き立てのごはんに添えたとき、そこにあったのは“料理”じゃなくて、人生だった。信頼は、奇跡じゃない。祈るように、一軒一軒、積み重ねたその先でしか見えない日本の朝の正三角形。美味しい焼き魚。炊き立てのご飯。出汁の効いた美味しいお味噌汁。味噌屋さんが仲間になってくれました。 #京都いとおかし珍道中 #第3話信じてもらえなかった日々 #よそ者から始まった挑戦 #信じてくれた味噌屋さん #人生で一度忘れられない朝を #火を囲む朝ごはん #味噌汁は信頼の味 #一見さんの町で挑んだ朝 #朝ごはんで世界を変える #祈りのように積み上げた信頼

2025/06/12に公開京都のどこか日本京都府

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京都いとおかし珍道中第2話「“全然よろしいことない”から始まった京都物語」それは、“ただの挨拶”から始まった、僕たちの京都挑戦の第一歩でした。京都に来て、まず僕たちがやったのは、厨房の設計でも、食材の仕入れでもありませんでした。挨拶まわりです。この町に入るというのは、この町で“働かせていただく”ということ。だからこそ、最初に声をかけるというのは、ただのマナーじゃなくて、覚悟の表明でした。でもそれは想像以上に、静かで深い試練の連続でした。ピンポンを押しても返事がない。笑顔で「うちは関係ないんで」と言われる。笑ってくれているのに、どこか遠い。そんな“京都の空気”に、戸惑う日々でした。それでも、僕たちは一軒一軒まわりました。どんな反応であっても、小さく、深く、頭を下げることだけはやめませんでした。すると、少しずつ、やわらかい変化が起こり始めました。あるおばあちゃんは、黙って漬物を手渡してくれました。豆腐屋のおじちゃんは、「あんたら、頑張りぃ」と笑ってくれました。そして、ある日の朝。有名な銭湯屋さんにご挨拶に行こうと、なべさんと一緒に菓子折りを持って向かいました。そこで出会ったのがホースを持って水撒きをしている、強面の兄さん。完全に怖い雰囲気。　本当に怖い。圧がヤバい。眉毛がない。柔らかめのパーマ。白いタンクトップ。でも勇気を出して声をかけました。「すみません、近くで朝ご飯をさせて頂く事になり少しご挨拶よろしいでしょうか？」兄さんは、じっとこちらを見て、こう言いました。「全然よろしいことない」 ……沈黙。顔を見合わせ、フリーズ。完全に、蛇に睨まれたカエル状態。でもそのあと、兄さんはタバコに火をつけて、ふっと言いました。「……でも、まぁ、頑張りや。」その一言に、京都の空気が少しだけ変わった気がしました。挨拶って、言葉を交わすことじゃない。この町に、“一歩入らせていただく”こと。返事がなくても、受け入れられなくても、その一歩を、自分たちから踏み出すこと。それこそが、人として、一番大事なことなんだと気づきました。そして今。京都いとおかしの庭には、130年前の石のカエルが、静かに鎮座しています。どこか不器用で、ちょっととぼけた顔をしてるのに、なぜか安心感がある。この子が、僕たちの“守り神”になってくれました。いつも黙って、こう言ってくれている気がするんです。「……まぁ、頑張りや。」京都は、今日も少しだけ難しくて、でも、ちょっとずつ心があたたかい。すべては、“全然よろしいことない”から始まった京都物語。なんとか。町内会の皆さんに認めて頂きました。次回　京都いとおかし珍道中第3話「新潟の倉庫で、150年の“答え”に出会った。」【#京都いとおかし珍道中】【#気づいたら契約してました】【#断られ続けて心折れかけた】【#でも焼けるならやるしかない】【#いとおかしを全部つくった男】【#炊けます焼けます湯気出ます】【#朝の劇場、仕込み中】

2025/06/07に公開京都のどこか日本京都府

https://www.instagram.com/explore/tags/京都いとおかし珍道中#京都いとおかし珍道中https://www.instagram.com/explore/tags/気づいたら契約してました#気づいたら契約してましたhttps://www.instagram.com/explore/tags/断られ続けて心折れかけた#断られ続けて心折れかけたhttps://www.instagram.com/explore/tags/でも焼けるならやるしかない#でも焼けるならやるしかないhttps://www.instagram.com/explore/tags/いとおかしを全部つくった男#いとおかしを全部つくった男https://www.instagram.com/explore/tags/炊けます焼けます湯気出ます#炊けます焼けます湯気出ますhttps://www.instagram.com/explore/tags/朝の劇場#朝の劇場

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｜京都いとおかし珍道中第1話「気づいたら、契約していました。」京都出店。それは、“ワクワクする挑戦”なんかじゃなかった。最初の数ヶ月は、ただただ、“断られ続ける日々”だった。条件に合う物件はゼロ。 “町家らしさ”を求めれば、飲食不可。雰囲気のある場所は、家賃オーバー。あっても、「これは…やめときなはれ」と不動産屋さんが言うほどのクセ物件。(大体床に穴が空いてます。) 何度も何度も京都に足を運んで、数十軒の物件を見て、3件は内定直前で白紙。心が折れる音が、本当に聞こえた気がしました。。「京都、やめようかな…」思わず口から出たとき隣にいたなべさんは、静かに言った。「まだ、折れるには早いです。　やってないのに折れたら、折れ損です。」それ、なべさん語録に刻んだ。そして、ようやく辿り着いたのが京都・高辻油小路の町家。静かすぎて、風の音だけが聞こえる通り。前を通ったのは、猫と郵便屋さんと、近所のおばあちゃんだけ。俺「さすがに…ここはナシだよね」なべ「……ここ、やばいすよ」俺「何が？」なべ「物件のポテンシャル！」俺「やっぱり」気づけば、なべさんが天井を測っていて、厨房の位置を決めて、湯気の流れを考えて、現場でそのまま図面を描き始めていた。なべさんは、いとおかしを全部つくった人です。厨房、空間、動線、光、空気――全部、言葉じゃなくて“図面”で語る。コロナ禍で売上がゼロになった日、ふたりで厨房に座り込んで、言葉もなく泣いた。でも、なべさんは次の日、静かに設計図を引いていた。「どうせ、また朝は来るんで」その言葉を、今もずっと信じてる。京都という街は、簡単じゃない。何度も拒まれ、遠回しに断られ、 “よそ者”であることを突きつけられる日もある。それでも、この人が隣にいれば大丈夫だと思えました。どんなに壁が高くても、なべさんの図面は、いつもワクワクさせてくれます。だから、気づいたら契約していました。。天才と京都に来ました。とりあえず、焼けるそうです。解体工事はじまりました。次回｜珍道中第2話「ご近所に挨拶してみたら、全員“ようわからんけど頑張って”と言われた件」 ―なぜか3人連続で、お漬物をもらいました。 ⸻ 【#京都いとおかし珍道中】【#気づいたら契約してました】【#断られ続けて心折れかけた】【#でも焼けるならやるしかない】【#いとおかしを全部つくった男】【#炊けます焼けます湯気出ます】【#朝の劇場、仕込み中】

2025/06/04に公開京都のどこか日本京都府

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「知らない街で、知らない店に、あたたかく迎えられた朝を人は、一生、忘れない。」旅の朝は、少しだけ心細いものです。慣れない土地、知らない道。静まり返る街を、Googleマップ片手に歩く自分。「この店で、本当に合ってるのかな」そんな不安を胸に、扉の前に立ったとき―― その人の心は、とても敏感になっています。でも、その扉が開いて、「おはようございます」と迎えられた瞬間。たった一言の言葉が心を温めてくれます。 “迎えてもらえた”という記憶は、どんな料理よりも、深く残る。それは、私自身が旅先で何度も感じてきたこと。味よりも、人。美味しさよりも、「大切にされた」という記憶。それが、記憶に残る店をつくるのだと信じています。じゃあ、なぜ福岡なのか。なぜ、人はわざわざ、六本松という街に朝ごはんを食べに来るのか。それは―― 料理を食べに来るんじゃない。 “あたたかく迎えられる記憶”を求めて来るのです。味ではなく、記憶のために。ただの朝食ではなく、"人生の風景になる朝”のために、人はこの街に足を運ぶ。だから私たちは、福岡・六本松という静かな街で、火を起こしています。ここは、観光地でも、流行の中心でもない。でも、暮らしの隣に、確かな“人の温度”がある場所です。通りすがりの旅人も、夜勤明けの看護師さんも、この22席で「おはようございます」を交わし、食べ終わったら、「いってらっしゃい」と背中を押す。それが、いとおかしの“朝の商い”です。土鍋で米を炊き、炭火で魚を焼き、出汁を引く。そのすべては、ただ料理を出すためではない。あの朝が、思い出になる様にやっています。日本語が話せなくてもいい。マナーを知らなくても、箸の使い方が不安でも、構いません。この22席に、“外の人”なんていません。うちに来てくれたその瞬間から、あなたは、うちの大切なお客さまです。国も言葉も文化も越えて、「ようこそ、今日の朝へ」と迎え、「いってらっしゃい」と送り出す。それが、私たちの“商売”です。商いとは、「得をすること」ではなく、 “徳を積むこと”だと思っています。一膳の朝に、心を尽くす。一人の旅人に、敬意を尽くす。知らない街で、知らない店に、あたたかく迎えられた朝を人は、一生、忘れない。そう思いました。明日も元気に"いってらっしゃい" #炉端ノいとおかし #魚ト肴いとおかし #京都いとおかし

2025/05/31に公開炉端ノいとおかし日本福岡県

https://www.instagram.com/explore/tags/炉端ノいとおかし#炉端ノいとおかしhttps://www.instagram.com/explore/tags/魚ト肴いとおかし#魚ト肴いとおかしhttps://www.instagram.com/explore/tags/京都いとおかし#京都いとおかし

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「これは、"誰かの心を動かす"仕事を朝に。」まだ街が静かなころ、いとおかしの朝は、火を起こすところから始まります。魚を焼く。米を炊く。出汁をひく。湯気が立ちのぼる厨房には、言葉よりも静かな集中がある。誰かに言われたからでもなく、誰かに評価されたいからでもない。「この現場を、自分の手でよくしたい」「この一膳で、誰かの一日を支えたい」そんな想いで、手を動かす人たちがいる。管理ではなく、信頼。マニュアルではなく、熱。背中で語る現場は、美しい。そして湯気の向こうで育まれていくのは、料理ではなく、誇り。誇りが、人を変え、人が、空気を変え、空気が、ブランドを育てていく。いとおかしとは古語で、“趣がある”“心がふっと動く”という意味。派手ではないけれど、なぜか惹かれる。言葉にできない「なんだか、いいな」が宿る瞬間に、そっと名前をつけた言葉です。私たちは、ただ料理をしているのではありません。「誰かの心を動かす仕事」をしているのです。いとおかしの朝が、今日という一日を、少しでもやさしく照らせますように。 @robata.itookashi0411 @itookashi0407 #福岡朝食#京都朝食 #朝をブランドにする #旅する目的の朝 #楽しい朝食を #朝は美学だ #感動は湯気の向こうに #背中で語る朝 #料理ではなく誇りをつくる #心で動く仕事 #空気をデザインする朝

2025/05/25に公開炉端ノいとおかし日本福岡県

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【夜を手放すという決断は、未来への覚悟です。】福岡・六本松「炉端ノいとおかし」は、 5月31日をもって、夜の営業を終了します。本当に毎日大変な賑わいをありがとうございました。炭火が照らす居酒屋の灯り笑顔が交差するあの時間を、僕たちは決して忘れません。でも今、あえて夜を手放します。なぜなら―― この決断は、数字の話ではないから。 “どう生きるか”の話だからです。夜のにぎわいよりも、朝の一膳に、僕たちは希望を見ました。魚を焼く。米を炊く。湯気を立たせる。そのすべてが、“誰かの一日を支える”という尊い営みになる。そして朝一本に絞ることで、スタッフは夜に帰れます。家族と過ごし、自分の未来を描けます。料理人として、人として、 “続けられる幸せ”がここにある。働き方が変われば、空気が変わる。空気が変われば、料理が変わる。料理が変われば、ブランドが生まれ変わる。それが、僕の信じる「商いの循環」です。そしてこの哲学は、次の挑戦へとつながります。いとおかしは、京都へ。 150年の町家で、「朝の劇場」を立ち上げます。 “福岡の朝”から、“京都の朝”へ。そして、世界の朝へ。これは撤退ではありません。いとおかしが選び取った、未来への出店です。夜に通ってくださったすべてのお客様。あの灯りの下で共に笑ってくれた仲間たち。すべての関係者の皆さまへ。心から、ありがとうございました。あの夜があったから、この朝を信じることができました。「夜を終える」のではなく、「物語を、朝へと引き継ぐ。」朝食一本勝負です。これが、いとおかしの覚悟です。今後とも引き続き、「炉端ノいとおかし」どうぞよろしくお願い致します。炉端ノいとおかし代表　泊信志

2025/05/18に公開炉端ノいとおかし日本福岡県

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4月7日で「魚ト肴いとおかし」5周年、 4月11日で「炉端ノいとおかし」1周年を迎えることができました。有り難いことに、現在4店舗＋朝食2業態。前年を大きく上回る結果でこの1年を締めくくることができました。いつも応援いただいている皆さま、本当にありがとうございます。この1年は、スタッフ一人ひとりの成長に力を入れ、 “個の力”ではなく、“チームで自走できる集団”を目指して日々、会話を重ね、取り組んできました。思うように進まない日もたくさんありましたが、数字の向こうには、いつもお客様がいて、商いとは、魂を込めて人を喜ばせることだと感じています。『人の心を動かす人、人の心に火を灯せる人であってほしいという想い―― それこそが、飲食というエンターテイメントの源泉。』そんな想いをスタッフみんなと共有し続けた1年でした。今ではどの店舗にも、お客様やお店のことを熱く語れる仲間が増え、その姿に眼を見張る毎日です。物価や家賃、税金、出店費用の大幅な増加など、世の中は目まぐるしく変化しています。だからこそ、しっかりとした給与、ボーナス、休み、そして未来への備えを、会社として本気で創っていく。それが、いま私たちが進んでいる道です。そして今年、私たちはいよいよ京都へ出店します。人生最大級の挑戦かもしれません。でも福岡で先輩やお客様から学んできた「飲食人の根性」を、いよいよ京都の地で発揮してきます！「いとおかし」という言葉が生まれた場所で、いとおかしを体現できること。それ自体が本当に、ありがたい挑戦だと思っています。これまで支えてくださったお客様、スタッフさん、業者さん、家族、仲間たち、先輩の皆さま―― 心より感謝申し上げます。私は京都でバリバリ現場の最前線に立ちますので、お近くにお越しの際はぜひ冷やかしに来てください。きっと、京都弁になってます（笑）今年は仲間も増え、アルバイトさん含め100名を超える大所帯に。でもやることは変わりません。目の前のお客様に、喜んでもらえるように。一生懸命、頑張ります。ここまで長文を読んでいただき、ありがとうございました。また一年、みんなで成長していけるように―― お店に来たら、ぜひ自慢のスタッフと話してみてくださいね。みんなビールが大好きなので🍺笑今後とも、どうぞよろしくお願いいたします！ #博多華吉 #魚ト肴いとおかし #炉端ノいとおかし #酒場あらかぶ #京都いとおかし #京都グルメ　#福岡グルメ

2025/04/14に公開魚ト肴いとおかし日本福岡県

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