Gallery sen

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最終更新日: 2025/11/06

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. Gallery senの営業日は土日月の週3日です。本日も11時よりのんびりと開けてます。昨日は閉店後、集落で一番早い桜の開花パトロールへ。千石も開花宣言です。梅林の中で育ったので春の花といえば馴染みがあるのは梅ですが、こちらはいま梅も満開直前で、梅の香を楽しみながら桜を見上げました。なんとも贅沢です。松本の短い春は冬の終わりを一斉に喜ぶように盛大で、里山の近くで暮らしているとそこへ自分も参加できる楽しみがあります。春を喜ぶここでの暮らしはけっこう気に入っています。

2024/04/08に公開- 指定なし

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. 晴れました。まもなく11時よりOPEN致します。よろしければドライブがてらお喋りしにいらして下さい。昨夜実家にいた犬が片方お空へ旅立ったと連絡がありました。私の犬ではなかったのでそれほど多く触れ合ったわけではありませんが2月に会った時にはまだよろよろと歩いており、長生きしてくれていたので少し寂しくなります。定期的に出張があるので生き物は飼えませんが動物が好きです。この夏は御蔵島へ野生のイルカに会いに行きたいなぁと想像しています。というわけで動物話でもぜひ。

2024/04/06に公開- 指定なし

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. 明日6日より今シーズンの営業を開始致します。 ----- 長野県松本市中山6573 OPEN　土日月　11:00-17:00 ----- 須賀川の竹細工を継承される百瀬晃平さんのかごたち。@momose_bailai こちらはひとまず店頭のみでのご紹介とさせて頂きますがぜひとも楽しみにお越し下さい。先日初めて百瀬さんのお師匠を訪ねることが叶い、初めて須賀川竹細工の歴史の輪郭がぼんやりと見えてきたところです。今年90歳を迎えられるという作り手の話からはモノづくりに纏わりつく切なさと、確固たる逞しさをビシビシと受けてきました。“奴隷制手工芸”とまで呼ばれた歴史の中で、いま百瀬さんに寄せられる期待と信頼がどれほど大きなものかということも知りました。今に継がれるかごたち、いい形で届けていきたいです。今シーズンよりクレジット決済のシステムを変更したので明日は安定のポンコツを発揮したらすみません。変わらず焦らず、ちょっとだけ前に進めるように。明日よりよろしくお願いします！

2024/04/05に公開- 指定なし

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. 先のお知らせの通り4/6(土)より今シーズンの営業を再開いたします。営業日は変わらず土日月の11:00-17:00。連休や企画展の際は変則がありますので5月は営業日が多くなります。今日は松本も日中暑いほどで、毎年再開の頃には最後の雪が降りますが今年は暖かなシーズンインとなりそうです。お履物を脱いで上がって頂く店です。公共交通機関でのご来店は容易ではありません。店内は目まぐるしく作家が変わったりはしません。エアコンはありません。紙袋、プレゼント包装は有料(募金しています)です。ひとり運営なのでお待たせしたり、ご面倒をおかけする場合があります。それでも今夏で9周年、北アルプスの絶景と頼もしいつくり手たち、優しいお客様方に支えられ少しずつ進んできました。今年も楽しいシーズンにできるよう精進します。

2024/03/31に公開- 指定なし

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. 4月6日(土) 長い長い冬ごもりからのっそり起き上がります。本音を言えばまだまだ冬ごもりしていたい。あれもこれもやりたいことはたくさんで、結局ほとんど遊びにも行けなかったし(この冬は一度もソリ遊びも出来なかった)、劇的ビフォーアフター(ダイエット)だって全くの未達成です。けどさすがに4月になるらしいので、いいかげん冬は終わり。また8ヶ月間の短いシーズンが始まります。今シーズンも変わらずワンマン営業です。出張のお休みがあったり夏はサマータイム制だったりやっぱり勝手なお店が展開される予定ですが、新しいことも色々と起こる予定ですのでぜひ楽しみにしていて下さい。　あっという間にまた次の冬が来ちゃうんだろな。がんばろう。

2024/03/25に公開- 指定なし

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. Gallery sen 2024シーズンは4月6日(土)より再開の予定で準備を進めています。今年も土日月の11:00-17:00営業、ざっくり予定は以下の通りです。 -------------------- ▽4月6日　再開 ▽5月GW　「はじめてのお六櫛」 ▽5月下旬　「conteの台所道具」 ▽6月半ば　出張休業 ▽7月半ば　Hyma　ラオスの生活道具 ▽8月　サマータイム営業　ホウキモロコシ畑 ▽9月半ば　出張休業 ▽10月半ば　木工三人展 ▽11月末　シーズン終了 -------------------- 作り手と諸々の相談や準備を進める中、先日及川恵理子さんからはほとんど泣きそうな声で「ごめんなさい、出来ないの…春に間に合わない…」と電話がありました。もちろん楽しみにしていたぶん残念な気持ちはたっぷりとありますが、作り手の事情も分かりすぎるので「全く大丈夫なので出来ることをやっていきましょう」とお返事しました。人の手で作っているものですから色々あります。良いタイミングが来た時にバッチリかっこいいご紹介が出来るよう鍛えておくつもりです。また11月には恵理子さんにpop upのご相談もさせて頂いていましたがそちらも無期限延期にして、無事窯焚きが出来た暁には大納品という形でドドンとご覧頂ければと思っています。万が一11月に出来ちゃうかもしれない場合は全身全霊でご紹介をします。相変わらず何屋かわからない日々が過ぎていきますが、大急ぎの定番昼食は煮込まないカレー。恵理子さんの7.5寸皿に大久保ハウス木工舎のカレースプーンも大定番です。 7.5寸皿は少し在庫がありますので4月以降店頭に並べますよ。色々とありますが今日も美味しく食べて軽くジョギングもし仕事も進んでいるのでヨシとします！

2024/03/18に公開- 指定なし

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. Gallery senより事後になりますが一つご報告を。 3/8-10と神楽坂で開催中されました「能登半島作り手支援マーケット」に大久保ハウス木工舎として参加をさせて頂きました。 70以上の作り手より、試作品や展示品、デッドストック品などが集まり、素晴らしい運営メンバーの力によっておおよそほとんどの品が旅立ち、目標金額を大幅に越える支援金が集まったそうです。他の展示の都合もありこちらでは事前にお知らせが出来ずにおりましたが、大久保ハウス木工舎からは主に過去作を出品しました。現地でお手に取って下さった皆さまへありがとうございました。完売だったとのご報告を頂いております。能登半島の震災においては多くの友人知人らが活発な支援活動をしています。我が家としても個人的な支援金のほか、勉強会や制作物を通して現在ふたりで30万円ほどの支援が叶っています。これは私たちにとってはけっこう大きな金額で、技術を通して社会に少しでも還元できている今にほっとする気持ちがあります。独立当初、まだ若い頃には到底叶わなかった活動です。心も体もお財布も、まずは自分が大丈夫であること。そうして初めて誰かに手を伸ばせることを噛みしめるここ数年です。夫が削り続ける先と、私が応援し続ける作り手との未来にもっともっと幸せな世界が広がるよう、社会に対するアクションをこれからも続けて参ります。動画は6年前、仁科賢人さんが撮って下さったものより後半部分を抜粋しています。6年経って、改めて自分たちにとってとても大切な映像だなぁと見返しています。フルバージョンはぜひYouTubeにて「木ベラができるまで」と検索下さい。技術があるってほんとうに素晴らしい！

2024/03/13に公開- 指定なし

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. カゴアミドリさん @kagoamidori での2日間にわたるPOP UP STOREが賑やかに閉幕し、無事松本へ帰りました。お立ち寄り下さった皆さま、長野の頼もしい生活道具をお手に取って下さった皆さまへ心より御礼申し上げます。素材となる植物に目を向けるというなんともマニアックな企画に対し、当初は一人で在店をさせて頂く予定でカゴアミドリさんと準備を進めてきました。私もカゴアミドリ伊藤さんも何より“作り手の手を止めない”ことは気持ちを同じくしています。気安く在店をお願いすることはないというのは、打ち合わせるまでもなく互いに認識していることでした。ガラッと方向転換したのは米澤さん @motonao_yonezawa の工房へ二人で伺った時、“俺行けるかも” と、言うと同時に逸見さん @henmi_kushiten 、ヤマニ @yamani_woodworks と次々電話をかけ、皆があっという間に集結してくれこの度のとても贅沢な会が実現したのでした。最後の一人、夫 @koutarou_ohkubo は制作スケジュールの都合があり “俺は工房で削る” と在店はありませんでしたが、みんなが大久保くんらしいよねと言い、伊藤さんに至っては “リスペクトです” とそんな仲間との関係もとても心地よく頼もしく、同時代に共に奮闘できる素晴らしい作り手と素晴らしい先輩店にただただ感謝いっぱいの企画展となりました。店と作り手の距離感はとても大事です。作り手は突き進めば突き進むほどどんどん孤独にもなります。そんな姿をこれからもじっと見つめながら、私は伴走者として並走できるような活動を進めなければいけないと改めて気持ちの引き締まる2日間でした。今回国立店でお世話になりましたがカゴアミドリさんは松本にも店舗があります。 @kagoamidori_matsumoto 4/5からは池田暢子さんの個展も始まります。ちなみにGallery senの春の再開は4/6を予定しています。春のはじまり、まだスタッドレスタイヤは履いていたい時期ですが雪と桜のコントラストが美しく、ふきのとうや土筆が可愛く顔を出す頃です。ぜひたくさんの皆さまへ春の松本へ遊びに来て頂けると嬉しいです。

2024/03/11に公開- 指定なし

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. 昨日カゴアミドリさん(国立店)での展示初日はとても賑やかな一日となりました。お立ち寄り下さった皆さまへ心よりありがとうございました。なんだか一日がドラマチックで盛り沢山で、素晴らしい仲間と向き合えたことに改めて感謝です。米澤ほうき工房、へんみ櫛店、木工ヤマニ 3者の実演によりギュッと内容が濃くなった会場。ヤマニと共に地域材の利用に取り組まれる荒山林業さんも急遽駆けつけて下さり、また新たな学びがあったりと非常に贅沢な時間はあっという間に過ぎました。素材である植物に目を向けた会はカゴアミドリさんだったから一緒に取り組めた企画です。共に新しい一歩を踏み出せたことがとても嬉しく、次への励みにもなります。展示は本日まで。会場はさながら祭のようです。今日も賑やかにお待ちしています！ ------------------------- 【植物からうまれる生活道具】－Gallery Sen POP UP STORE－ 3月9日(土), 10日(日) @kagoamidori 【参加工房】・米澤ほうき工房 ― 箒（素材を育てる） @motonao_yonezawa ・へんみ櫛店 ― 櫛（限定された樹種を使う） @henmi_kushiten ・木工ヤマニ ― ペッパーミル（地域材利用を考える） @yamani_woodworks ・大久保ハウス木工舎 ― 調理道具、匙（端材を活用する） @koutarou_ohkubo ＊つくり手の実演を予定(米澤/へんみ/ヤマニ) ＊9日夜トークイベントあり -------------------------

2024/03/10に公開- 指定なし

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. カゴアミドリさんでの展示がはじまりました！ ------------------------- 【植物からうまれる生活道具】－Gallery Sen POP UP STORE－ 3月9日(土), 10日(日) @kagoamidori 【参加工房】・米澤ほうき工房 ― 箒（素材を育てる） @motonao_yonezawa ・へんみ櫛店 ― 櫛（限定された樹種を使う） @henmi_kushiten ・木工ヤマニ ― ペッパーミル（地域材利用を考える） @yamani_woodworks ・大久保ハウス木工舎 ― 調理道具、匙（端材を活用する） @koutarou_ohkubo ＊つくり手の実演を予定(米澤/へんみ/ヤマニ) ＊9日夜トークイベントあり -------------------------

2024/03/09に公開- 指定なし

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. ◎Gallery senからの投稿です◎ カゴアミドリ(国立店)さんでの展示にあたり、初めてトークイベントなるものをさせて頂くことになりました。今夏9周年を迎えるまで、色々ありました。毎日泣きながらの改修早朝パジャマのままでの撮影奥歯は噛みしめ過ぎて割れました(お金貯めて治したい) でもそれ以上の素晴らしい日々についてのお話と、仲間のこと、これからのこと。録画、録音NGでまるっとお話したいと思います。たくさんお申し込み頂き残り2席となっているみたいですが、あとお二人、良かったら遊びにいらして下さい。ちなみにビール呑みながらお話させてもらえるそうです。すっかりカゴアミドリ伊藤さんに性格がバレてる、、(やべーやつだこれ) 追記 : 定員に達したそうです🙇ありがとうございます！ -------------------- ◯3/9(土)トークイベント『山の上のお店にできること』 Gallery Sen 大久保修子さん 3月9日(土) 18時～19時半参加費：1,000円定員：15名（要予約） https://kagoami.com/store/blog/202401-5/ 店は、自分にとっての手段であり、道具であり、言語ですと語るGallery Senのオーナー大久保修子さん。つくり手に「突っ込んだ店」であることで、モノが生まれるまでのプロセスを共有し、出会う喜びや、長く愛着を持って使う楽しみの場を創造しています。植物を利用したものづくりのこと、長野のつくり手たちとのつながりや、街から離れた場所で店を運営することについて、たっぷりとお話を伺いたいと思います。ご予約はメールで、info＠kagoami.com までタイトル: 「3/9（土）トークイベント」ご氏名、電話番号、人数をお知らせください。 #植物から生まれる生活道具 #ギャラリーsen #米澤ほうき工房 #へんみ櫛店 #木工ヤマニ #大久保ハウス木工舎

2024/03/06に公開- 指定なし

https://www.instagram.com/explore/tags/植物から生まれる生活道具#植物から生まれる生活道具https://www.instagram.com/explore/tags/ギャラリーsen#ギャラリーsenhttps://www.instagram.com/explore/tags/米澤ほうき工房#米澤ほうき工房https://www.instagram.com/explore/tags/へんみ櫛店#へんみ櫛店https://www.instagram.com/explore/tags/木工ヤマニ#木工ヤマニhttps://www.instagram.com/explore/tags/大久保ハウス木工舎#大久保ハウス木工舎

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. ◎Gallery senからの投稿です◎ ------------------------- 【植物からうまれる生活道具】－Gallery Sen POP UP STORE－ 3月9日(土), 10日(日) @kagoamidori 【参加工房】・米澤ほうき工房 ― 箒（素材を育てる） @motonao_yonezawa ・へんみ櫛店 ― 櫛（限定された樹種を使う） @henmi_kushiten ・木工ヤマニ ― ペッパーミル（地域材利用を考える） @yamani_woodworks ・大久保ハウス木工舎 ― 調理道具、匙（端材を活用する） @koutarou_ohkubo ＊つくり手の実演を予定(米澤/へんみ/ヤマニ) ＊9日夜トークイベントあり ------------------------- 手仕事にまつわる植物への理解のきっかけとして、やはり外せないのは夫、大久保ハウス木工舎の仕事です。現在は木のへらや匙など食に関連した小木工を生業としていますが、夫の場合は18年前、京都の建具屋での修行からその道へと入りました。未経験からたまたま拾って頂いた建具屋では障子や襖などの建具の制作のみならず、建築士の資格まで取り(取らされて)5年の修行期間の中であらゆる木工仕事を経験しました。中でも土地がら文化財などの修繕仕事に携わる機会も多く、機械加工以前の建築の修繕では手加工の技術が必須であったところから鉋(カンナ)や鑿(ノミ)など手道具の魅力にどっぷりと魅了されるようになります。長野県へUターンし個人工房を立ち上げて以降も彼の手道具熱は増す一方でした。また建具から木工の道へ入ったことで“削って完成”というごくシンプルな制作手法が頭にあったため、夫の仕事はだんだんと【刳りもの】と呼ばれる木を削り出し形づくる方向へと絞られ、毎日大好きな鉋を使って仕事をするようになります。 “木は切れる刃で仕上げてやって十分” これは夫がよく言うことですが、切れる刃で削って仕上げた木は表面に細かな傷がないため水切れが良く、渇きも早く毛羽立ちも起きにくいものになります。濡らして乾いてを繰り返す調理道具というハードな使用の中では最高の仕上がり(と思っている)が実現し、また木という不均一な自然素材に対する手加工は、素材の個体差を見極めることが出来るため、木にとっても無理のない形を生み出すことが可能です。とは言え鉋で削って仕上げるというのは簡単にできることではありません。まだまだ道半ばではありますが安定的な制作が叶うまでにはたくさんの試行錯誤がありました。現代の木工では一般的に、伐った木を製材→乾燥されたものを仕入れ→加工をします。独立当初はその方法しか知らなかったため、乾燥させた材料を使用し削り出していました。が、乾いた木というのは非常に硬いのです。手加工で制作を続けるには体がもたないということがわかり始めます。その後、1本の映像作品がきっかけで【生木木工】に取り組むようになります。木を伐ってすぐの状態、まだ水分をたくさん含んで柔らかい状態から加工を始めるのが生木木工です。世界的にはグリーンウッドワークと呼ばれ、産業革命以降の機械化が始まるまでは世界中で一般的に行われていた加工方法です。狙いは当たり、生木木工により体への負荷は劇的に減りました。現在工房では未乾燥材を仕入れ、更に水に沈めることで生木の状態を保ち、濡れた状態で削り出します。また乾燥材であっても水に沈めることで疑似的に生木状態を作り出すことも可能であることがわかって以降は、例えば他の木工所などで不要となった木っ端を引き取ったり、家具屋などでは使用が難しい割れの大きい材も引き受けることが出来るようになりました。材料の乾燥に使うエネルギーや、まだまだ活かせる木っ端を処分するエネルギーを必要とせず、また自身の体への負荷を減らすことが叶った生木木工に辿り着けたことは本当にラッキーだったと思います。木のへらや匙など、生み出すものは小さいですが実はその中には取り組むべきことが膨大にあります。木が“植物”であることを理解して使うだけでその状態を活かした取り組みや無駄のない使用が実現することは、モノを生み出す責任の中に於いて心への働きも大きかったかもしれません。

2024/03/03に公開- 指定なし

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. ◎Gallery senからの投稿です◎ ------------------------- 【植物からうまれる生活道具】－Gallery Sen POP UP STORE－ 3月9日(土), 10日(日) @kagoamidori 【参加工房】・米澤ほうき工房 ― 箒（素材を育てる） @motonao_yonezawa ・へんみ櫛店 ― 櫛（限定された樹種を使う） @henmi_kushiten ・木工ヤマニ ― ペッパーミル（地域材利用を考える） @yamani_woodworks ・大久保ハウス木工舎 ― 調理道具、匙（端材を活用する） @koutarou_ohkubo ＊つくり手の実演を予定(米澤/へんみ/ヤマニ) ＊9日夜トークイベントあり ------------------------- 米澤ほうき工房では現在、3代目の資修(もとなお)さんを中心に、2代目の勝義父ちゃん、そして純子母ちゃんの3人でホウキモロコシの栽培から制作まで(場合により販売も)を行います。初代の八郎じいちゃんの頃は作っては行商に出るスタイルで長箒の柄に何十本と箒をぶら下げたものを担いで売り歩いたそうで、時にその姿のまま電車にも乗って出かけていくじいちゃんの姿が、当時の純子母ちゃんはとても恥ずかしかったのだと言います。そんな八郎じいちゃんも年を取り、70代になったある日突然「箒をやめる。明日から寝るぞ」とぱったり現役を引退されたそう。 “やめた後は一切箒を触ることはなかった”という八郎じいちゃんの腹の決め方があまりにも潔くて、生前のお写真を見せて頂く度に“会いたかったなぁ”と私にはただただ憧れの人となりました。 2代目の勝義父ちゃんが箒屋を継いで以降、日本の一般住宅では畳や板間の部屋が急速に減少し室内には絨毯敷きが普及。また団地やマンション住まいでは掃き出し窓がなかったりと、生活様式の変化とともに掃除道具も箒から掃除機へと取って代わっていきました。この頃箒屋を続けながら外へも働きに出ていた勝義父ちゃん。時代の流れの中でほかの多くの箒屋と同じようにスッパリ辞めていてもおかしくなかっただろうと想像しますが、苦しい時代を堪えてくれたことには勝手に感謝をしています。父ちゃんの意地とやりがい、更にここを固く繋ぎとめたのは純子母ちゃんだったのだと思っています。米澤家に嫁いで以降、じいちゃんに頼んで自身も箒づくりを習いはじめた母ちゃんは、今や半世紀近い大ベテランの作り手であり現在工房で作られる「荒神箒」は全てが母ちゃんの作です。米澤家で採用されている荒神箒の形(デザイン)も伝統的なものだとばかり思っていたら、つい最近になって“私が考えただよ”と聞いてびっくり。また現在箒づくりの要となっているホウキモロコシ畑も“私がちょとずつ始めたんだよ”というから母ちゃんのパワーには驚かされるばかりです。一緒に畑作業をしていても“一番プライドを持ってるのは母ちゃんだな”と思わされるシーンは度々で、草取りやモロコシの天日干しに至っては執念をも感じるほどの凄まじいお仕事ぶりで、そんな母ちゃんの姿を近くで見ていたいがために畑に通わせて頂いている節もあったりします。そのような中、サラリーマン時代を経て30代になってから3代目となられた資修さんは、間違いなく米澤ほうき工房の頭脳です。一見して全く頭脳派には見えないけれど(ラーメンと下ネタが大好物)、長くスポーツをやっていらっしゃったこともあり分析力にとても長けた方です。工房に入られて以降は実用からどんどんと踏み込んで、現代の暮らしにマッチする美しく勝手の良い箒の探求を進め、若い方を中心に多くの個人客を魅了していきました。そうやって初代、2人の2代目、3代目と家族で繋いできた箒のお仕事に、同じ地域に暮らしているからこそ第二の実家のように参加させて頂くことが叶っている今、私自身が米澤さんの箒から受け取った幸せや体験から感じた魅力をもっともっと伝えていきたいと思っています。近年畑では激しい天候の変化に悩まされることも多くありますが、今年も5月になったら土を踏み、草に触って、陽を浴びて、一緒に汗を流しながら“知る”を深めていきたいと願います。カゴアミドリさんでの2日間は米澤さんも店頭で実演をして下さいますよ。

2024/03/01に公開- 指定なし

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. ◎Gallery senからの投稿です◎ ------------------------- 【植物からうまれる生活道具】－Gallery Sen POP UP STORE－ 3月9日(土), 10日(日) @kagoamidori 【参加工房】・米澤ほうき工房 ― 箒（素材を育てる） @motonao_yonezawa ・へんみ櫛店 ― 櫛（限定された樹種を使う） @henmi_kushiten ・木工ヤマニ ― ペッパーミル（地域材利用を考える） @yamani_woodworks ・大久保ハウス木工舎 ― 調理道具、匙（端材を活用する） @koutarou_ohkubo ＊つくり手の実演を予定＊9日夜トークイベントあり ------------------------- 今回カゴアミドリさんでの展示にあたってのテーマを【植物からうまれる生活道具】とさせて頂いたことには、一番に米澤ほうき工房さんとの関わりが大きく作用しています。昨年、一昨年とホウキモロコシ畑に通わせて頂き、1粒の種が箒になるまでを近くで体感できた感動は店としての自身の在り方に決して小さくはない影響を及ぼしていました。箒を「編む」作業はもちろん積み重ねられた経験と技術、知識を要する重要な工程であり、実演をご覧になったことがある方はご存じの通り一連のお仕事の中でも“花形”と呼べるほど見入ってしまうものですが、米澤家の箒がそのクオリティと価値を維持するためにはホウキモロコシ栽培が基盤であり要であると納得して以降、素材に目を向けることにこれまで以上の興味を持つようになりました。 5月の種まき(楽しいが真っすぐやるのが難しい) 徹底した草取り(900坪の畑に這いつくばり手作業) 夏秋2回の収穫(滝汗、幾日にも渡る、スイカは飲み物) 天日干し(地獄、最難関) 選別(到底私には出来ない)をしてまた来季に向けて畑の備えをする。 1年の半分を素材づくりにかける一家の箒づくりは、知識だけ、見ているだけと実際に参加してみるでは知ることが大違いで、畑での日々は毎回発見だらけです。どんな仕事でも“段取り八分”は共通することだろうと思いますが、米澤家のしごともその工程の1つ1つに意味があり、それぞれが重要で徹底した草取りにより、上質なホウキモロコシが育つ天日で1本1本干すことでしなやかで強い穂になる厳しい選別で均一な箒になり、見た目、掃き心地に影響する　など箒を編み始めるまでの8割の仕事はなかなか表には出ないからこそ、そこに着目して取り組みたいという私のライフワークとも言えかもしれない活動になったのでした。今回の展示では各つくり手に“素材の展示”にご協力頂いています。まだ生活道具という形になる前の段階、生えている状態での植物と完成品との間の素材です。米澤さんからは選別したあとの穂、種、そして選別ではじかれた穂(状態毎)をご用意頂きました。これは米澤さんとしてもおそらく初めての展示になります。そこまでを見せることでどれだけの方が興味を持って下さるかは未知数ですが、植物からうまれる真っすぐなお仕事に対しカゴアミドリさんと協力しながら出来る限りのことをこれからも考えていきたいと願っています。

2024/02/29に公開- 指定なし

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. ◎Gallery senからの投稿です◎ ------------------------- 【植物からうまれる生活道具】－Gallery Sen POP UP STORE－ 3月9日(土), 10日(日) @kagoamidori 【参加工房】・米澤ほうき工房 ― 箒（素材を育てる） @motonao_yonezawa ・へんみ櫛店 ― 櫛（限定された樹種を使う） @henmi_kushiten ・木工ヤマニ ― ペッパーミル（地域材利用を考える） @yamani_woodworks ・大久保ハウス木工舎 ― 調理道具、匙（端材を活用する） @koutarou_ohkubo ＊つくり手の実演を予定＊9日夜トークイベントあり ------------------------- もう5年くらいになるかしら？と思って振り返ったらまだ彼らのミルを世に送り出して3年弱でびっくり。それほどこの3年の彼らの活躍は目覚ましいものでした。 “世に送り出して”と書いたのは本当にその通りで、まだ本格的にミル作りも始めていないうちに調子に乗った私は二人にお声がけをし、きっと腹も決まっていなかっただろうに「ペッパーミルの木工ヤマニ」として松屋銀座での出展の機会にデビューをさせてしまったのでした。言い訳をするなら“彼らだから”。他の誰でもない、絶対にいいものにしてくれるとわかっていてのことでしたが今も実は多少の責任は感じています。先日本人にも話しましたが、ヤマニ夫のしょっぺーはとにかく気持ちのいい返事をしてくれます。「やります！」「それいいっすね！」それが口だけのことならそれまでですが、彼はほんとうによく働きます。松屋での出品も「やります！」の一言で決まりました。そして見事素敵なミルを仕上げて来たのでした。奥さんの未来ちゃんはそんなしょっぺーの傍で同じく制作をしながらお尻も上手にたたく操縦役。「最近はあまり口出しすることもなくなりました」なんて言っていたけど、しょっぺーだけではヤマニが成り立たないことはよくよくわかっているつもりです。 “ブラックペッパーにハマった” 最初の動機はそんな些細なことだったかもしれませんが、今ヤマニが行っているような手製でしかも1点モノと言っていいほど膨大な種類の面白いミルを生み出しているつくり手は過去に知らず、時代の流れにも上手くマッチし、これほど軽やかなステップアップを見せるつくり手は決して多くはないでしょう。二人の努力と逞しい心、柔軟な考えがたくさんの魅力的な形を生み出し、使う人を魅了した結果です。現在300種を超えるというミルの形は、40種近くに及ぶという使用樹種や杢目との組み合わせによりほとんど1点モノと言ってもいいものになっていますが、彼らが“形を増やす”ことを選択したことはなかなかに大変な道を選んだなぁと見ていました。新しい形というのはそう簡単に生みだせるものではないと知っていますし、同じ形をたくさん挽く方が効率が良いからです。それでも創造に負荷をかけることで目と手を同時に進めたからこそ、短期間での勢いのある活動が叶ったのだろうと今思います。先の投稿に書いたような地域材と向き合う取り組みにより、彼らが次のステップに踏み出したことは間違いないでしょう。きっとミルの形もまた進むはずです。今展ではヤマニのミルを通して“木”という素材の要素を新たにひとつ知って頂ける機会になると嬉しいです。 ※写真のミルは過去の参考作品です

2024/02/27に公開- 指定なし

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. Gallery senはまだまだ冬ごもり中ですが 3/9.10にカゴアミドリ国立店さんでPOP UP STOREを展開させて頂きます。 ------------------------- 【植物からうまれる生活道具】－Gallery Sen POP UP STORE－ 3月9日(土), 10日(日) @kagoamidori 【参加工房】・米澤ほうき工房 ― 箒（素材を育てる） @motonao_yonezawa ・へんみ櫛店 ― 櫛（限定された樹種を使う） @henmi_kushiten ・木工ヤマニ ― ペッパーミル（地域材利用を考える） @yamani_woodworks ・大久保ハウス木工舎 ― 調理道具、匙（端材を活用する） @koutarou_ohkubo ＊つくり手の実演を予定＊9日夜トークイベントあり ------------------------- 長野県大町市で木製ペッパーミルをつくる木工ヤマニの夫妻が取り組む“地域材の利用”を知るにあたり、同じく大町市で林業を営む荒山林業さん @arayamaringyo の山に連れて行って頂いたのが小雨降る2月某日。例年であればきっと雨ではなく雪の季節。また立ち入れないほどの積雪量があるだろう中、今年は暖冬で降雪が少ないためツボ足でも入れるほどの状況で(念のためスノーシュー装着)えっちらおっちら荒山さんの後を30分ほど歩き、管理される山を見せてもらってきました。木工ヤマニではミルの制作開始以降、年々地域材の利用率を上げており、荒山林業さんの木材を含め現在では３～４割程度を大北地域の材料が占めています。これはなかなかすごいことで、多くの場合個人木工房で使用する木材は ①伐採・搬出→②原木市場→③製材→④材木屋→⑤工房へと、ざっくりこのような流れでやって来るのですが、この一連の流通経路の間には多くの中間業者が介在するため、実際その材がどこのどんな山で伐られたものかを追うことは難しく、大きく“国産材”“外国産材”と明記するに留まることがほとんどです。今回お世話になった荒山林業さんはかなり面白い林業家さんで、基本的には皆伐(林木の一定のまとまりを一度に全部伐採する方法)を行わず、なるべく大きなインパクトを与えずに自然に近い形で多様な生態系を維持しながら林業に取り組まれています。様々な種類の木を１本１本観察し選んで伐る「単木的管理」という方法を取ることで、材の切り株まで辿ることが出来る、つまりその木がどんな景色の中で育ったかをも知ることが出来るのです。お話の中で“抽斗を増やすことが大事”と仰っていたことには非常に共感しました。一口にカラマツやブナと言っても、1本1本生えている場所や向きも様々。周辺に生える木と木の関係性や、日当り、土壌や地形の状態など全てを見渡した上で山をどう手入れしていくか。数十年、数百年単位の、ひとりの一生では及ばない山との付き合いの中でその一端を担うため、日々山を木を見続けていらっしゃるのだと感じました。 “地域材を使わなきゃ、ではなくて、せっかく地元で良い木があってそれが使えるなら使いたいよねって” ヤマニ夫妻のこの考えにも賛成ですし、結果運搬や保管にかかるエネルギーを抑えることにも繋がると考えます。せっかく近い距離に面白い林業家がいて、良い木を育てていて。木を育て伐ること、加工し新しい価値を生み出すことに理解しあえる関係性の中で、互いに無理のない仕事がこれからも進んでいくことを私も少しだけ近くで見つめ続けたいと思います。カゴアミドリさんでは木工ヤマニの夫妻も2日間在店＆実演をしてくれます。なんと店頭での実演はこれが初めての機会！店内に木屑をまき散らしても大丈夫かしら…という心配に“米澤さんの箒があるから大丈夫！”とあっさり応えてくれたカゴアミドリ伊藤さんに甘え、盛大にまき散らかさせて頂こうと思います。新しい取り組みへのチャンスと乗り出してくれたヤマニ夫妻にも感謝です。

2024/02/26に公開- 指定なし

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. Gallery senはまだまだ冬ごもり中ですが 3/9.10にカゴアミドリ国立店さんでPOP UP STOREを展開させて頂きます。 ------------------------- 【植物からうまれる生活道具】－Gallery Sen POP UP STORE－ 3月9日(土), 10日(日) @kagoamidori 【参加工房】・米澤ほうき工房 ― 箒（素材を育てる） @motonao_yonezawa ・へんみ櫛店 ― 櫛（限定された樹種を使う） @henmi_kushiten ・木工ヤマニ ― ペッパーミル（地域材利用を考える） @yamani_woodworks ・大久保ハウス木工舎 ― 調理道具、匙（端材を活用する） @koutarou_ohkubo ＊つくり手の実演を予定＊9日夜トークイベントあり ------------------------- 今日はへんみ櫛店の手挽きと機械挽きについて。逸見さんの櫛のお取り扱い開始時よりこれまで、Gallery senでは手挽きの櫛を一つの正解としてご紹介をして参りました。細かな歯幅で髪を梳かす心地よさはもちろん、1mm育つのに3年かかるというオノオレカンバの成長リズムに添うように制作される手挽きの仕事に共感を持ったこと、また木という不均一な素材に対し、見た目にも手挽きのほんの僅かなゆらぎがマッチしていると考えてのことでした。ところがここ最近逸見さんとお話を繰り返す中で、これまでの考えに変化が起こり始めました。「機械挽きの役割」と向き合うことになったのです。非常にゆっくりと成長するオノオレカンバは現在希少材となっており、材料の確保が大変難しくなっています。県内では伊那地方、また東北や北海道あたりでも分布するようですが用材としての流通は極めて少なく、櫛にするには樹齢100年以上のもの、更に生木の状態での確保がベストとの事。そこから木造りに5年(10年あれば尚良しとも)を要し、赤身のうち節や割れのない部分のみを使用します。また手挽きで作る場合、そこから更に杢目が整い緻密である大トロ部分を主に使用することになります。手鋸で歯を挽く際に鋸刃が流れてしまうことを防ぐためです。それが機械挽きであれば電動の力を使い、手では叶わない仕事が可能になるため、余す部分が少なくなり希少なオノオレカンバを最大限に生かすことができるというわけです。もちろん、材の部位や仕事の労力を比較すれば手挽きの櫛が上級品と言えるでしょう。ただこれはどちらが良い悪いというわけではなく、どんな櫛にしたいかによるということ。髪が細く短い方もいれば癖毛の方、パーマの方、ロングの方もあります。それぞれの髪質やスタイルによって、必要なゴールが違うはずです。逸見さんの櫛づくりは目指すゴールによって手段を選択することで、良いバランスをもって素材と向き合うことが出来るのだと考えるようになりました。そういうわけで今回は手挽きと機械挽きの櫛をどちらも制作頂いています。素材に着目するだけで櫛の選び方にも選択肢が一つ増える体験は個人的にとても面白いと思っています。二日間の短い期間ではありますがぜひじっくりと真剣に、逸見さんのお仕事を知って頂けると嬉しいです。なお今回カゴアミドリさんでは逸見さんも2日間実演をしながら在店下さることになりました。逸見さんと二人かがり(もしくはチームナガノで5人がかり)できっとぴったりの櫛を選ばせて頂きますのでご期待下さい。旅立ちの季節、プレゼントにも心からおすすめします。

2024/02/24に公開- 指定なし

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. カゴアミドリさんでの展示に向けて、カゴアミドリ伊藤んと逸見英隆さんの工房へ伺ってきました。 @kagoamidori @henmi_kushiten 主にオノオレカンバ(木祖村での呼称はミネバリ)という非常に固い材を使用しつくる木の櫛は、肌当たりが優しく、静電気も起きにくいため日常はもちろん特に出張先では私の必需品です。木造りの様子から歯を挽くところまでを見せて頂きながら、どんな樹種が適しているのか、なぜオノオレカンバなのか、制作中はどんなことを考えているのか、どうして櫛だったのか、など改めて逸見さんとのお話の中には納得と共有すべき認識がたくさんありました。日頃Gallery senでご紹介している手挽きの櫛に加え、機械挽きの櫛もご用意下さいます。 (手挽きと機械挽きについてはまた改めてお話したいと思います) ------------------------- 【企画展のお知らせ】植物からうまれる生活道具－Gallery Sen POP UP STORE－ 3月9日(土), 10日(日) ＊つくり手の実演を予定＊9日夜トークイベントあり【参加工房】・米澤ほうき工房 ― 箒（素材を育てる）・へんみ櫛店 ― 櫛（限定された樹種を使う）・木工ヤマニ ― ペッパーミル（地域材利用を考える）・大久保ハウス木工舎 ― 調理道具、匙（端材を活用する） ------------------------- 作り手を特等席で眺められる店という役割の中で、一緒に船を漕ぎながらこれからも息を合わせて進みたい大切なお一人です。

2024/02/16に公開- 指定なし

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. 少し先ですが国立のカゴアミドリさんにて、特別な二日間を予定しています。以下カゴアミドリさん投稿より。 @kagoamidori ------------------------- 【企画展のお知らせ】植物からうまれる生活道具－Gallery Sen POP UP STORE－ 3月9日(土), 10日(日) 松本市郊外。北アルプスと松本平を一望できる高台の古い平屋に店を構え、個人作家を中心とした手仕事の生活道具を紹介している「Gallery Sen」によるPOP UP STOREを開催します。 3/9,10（土日）の2日間、オーナーの大久保修子さんにお越しいただき、長野で活躍する４つの工房の生活道具を販売していただきます。 Gallery Senは、当店にとって特別な存在のお店です。 2018年夏に開催していただいたカゴアミドリの出張イベントをきっかけに、長野の作り手さんと多く出会う機会につながり、2022年に松本店をオープンすることとなりました。手仕事の道具を紹介するつなぎ手としての役割だけでなく、作り手の視点もあわせもつ大久保さんの視線はきびしくもやさしい。職人たちの描く未来に寄り添いながら、山の上のギャラリーを運営しています。松本を訪れる際には、ぜひぜひ足をはこんでほしい場所のひとつです。今回のPOP UP SHOPでは、素材となる「植物」に着目した生活道具をご紹介します。会期中は、実演、トークイベントも予定しています。どうぞおたのしみに！【参加工房】・米澤ほうき工房 ― 箒（素材を育てる）・へんみ櫛店 ― 櫛（限定された樹種を使う）・木工ヤマニ ― ペッパーミル（地域材利用を考える）・大久保ハウス木工舎 ― 調理道具、匙（端材を活用する） ------------------------- 今回、ぎゅっとテーマを絞っての作り手の展開は私の意向です。わがままなあり方にいつも真摯に耳を澄まし、静かな熱をもって寄り添って下さるカゴアミドリ伊藤さんと、変わらず頼もしく楽しい仲間と過ごす二日間。大事に、よい時間にしたいと思います。 9日の夜にはトークイベントも予定下さっています。自店についてお話するのはほとんど初めての機会ですが、真っ直ぐにお話できればと思っています。 #植物から生まれる生活道具 #ギャラリーsen #米澤ほうき工房 #へんみ櫛店 #木工ヤマニ #大久保ハウス木工舎

2024/02/14に公開- 指定なし

https://www.instagram.com/explore/tags/植物から生まれる生活道具#植物から生まれる生活道具https://www.instagram.com/explore/tags/ギャラリーsen#ギャラリーsenhttps://www.instagram.com/explore/tags/米澤ほうき工房#米澤ほうき工房https://www.instagram.com/explore/tags/へんみ櫛店#へんみ櫛店https://www.instagram.com/explore/tags/木工ヤマニ#木工ヤマニhttps://www.instagram.com/explore/tags/大久保ハウス木工舎#大久保ハウス木工舎

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. 神戸　竹中大工道具館京都　京都炭山朝倉木工工房にて、夫大久保公太郎 @koutarou_ohkubo が南京鉋の講師を務めさせて頂きました。いずれも木工経験者、木工従事者に限定し 4日間で33名の木に関わる仲間に夫の南京鉋メソッドを共有できました。南京鉋の良いところは安全性や力が要らないところ、音が静かで曲線に対応し、木の台と刃だけで構成されたシンプルな機構など様々ありますが皆さんが削っていらっしゃる姿をずーっと見ながら一番は削りが“気持ちいい”“楽しい”ということに尽きるように思いました。道具として、仕込みや砥ぎ、削り方に一定の理屈はありますが、手道具は“使い続けた者だけが得られる”技術です。たまに「教えちゃって大丈夫なの？」なんてご心配下さる方がありますが、結局本人が鍛練し身に付けないと扱えないのです。私たちが考えるのは一人でも南京鉋の使い手を増やすことです。使う人が増えることで道具を作る人がその先へと繋がり、一緒になって取り組むことで業界が続き、夫の仕事も続けられます。年間360日ほど籠って削り続ける夫にとって、“教える”という機会、それも同じくプロ相手の講師は相当なプレッシャーでした。途中ストレスで体調を崩したり、どうなるか隣でハラハラしたりもしましたが堂々と自身の技術について話す姿はとても頼もしく、新しい経験を一緒に重ねられたことは私自身の励みにもなりました。お会い出来たたくさんの皆さまにありがとうございました。これからも一緒に頑張らせて下さい！

2024/02/05に公開- 指定なし

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