投稿日順 ライク数順 コメント数順 エンゲージメント率順写真動画複数枚｢#PR｣つき投稿コンドルズ LIVE × MOVIE 〜近藤良平×スズキ拓朗×黒須育海〜 「スリーカード」 本日2/13正午解禁！ 三者三様の作品が並びます！ 全編石渕聡超絶生演奏！ コロナ禍の休日のお供に！ ぜひご覧ください！ ご視聴は下記から！ YouTube コンドルズチャンネル https://www.youtube.com/watch?v=4mx-cJtkfXY #コンドルズ #近藤良平 #スズキ拓朗 #黒須育海 #石渕聡 #勝山康晴 #安田有吾 #ジントク #セッションハウス2021/02/13に公開#コンドルズ#近藤良平#スズキ拓朗#黒須育海#石渕聡#勝山康晴#安田有吾#ジントク#セッションハウス7.09%1070コンドルズ ニューディール作戦2020 「Only You」 本日2/6正午解禁！ 新観客参加型動画作品！ ラスト5分の衝撃は必見！笑！ コロナ禍の休日のお供に！ ぜひ見てくださいね！ ご視聴はYouTube コンドルズチャンネルで！ https://youtu.be/Kw_XO44UMRs #コンドルズ #近藤良平 #ニューディール作戦2020 #オンリーユー #あうるすぽっと2021/02/06に公開#コンドルズ#近藤良平#ニューディール作戦2020#オンリーユー#あうるすぽっと10.74%1620勝山康晴「イマオレ」 第五弾：今俺を悩ますこと 今、俺を悩ますこと。それは2021年の俺の生き様だ。 コロナ感染拡大のまま、2020年が過ぎようとしている。今年の2月、3月には、まさかここまで長引くと思ってなかった人がほとんどだろう。かくいう俺もそうだ。 よく言われてはいるが、大事なのは、コロナ禍で見えてきた数多の問題は、コロナがあったから生まれたのではなく、ずっと隠されていたこと、ずっとあったことがコロナで露わになったというとこだ。 非正規雇用の問題、介護の問題、女性の自殺率の増加の問題、障がい者の問題、教育の問題、貧困の問題などなど。どれもこれも、その原因は重要な問題だったのに、「勝てば官軍」「今だけ、金だけ、自分だけ」の新自由主義のもとで、わちゃわちゃしながら、切実な小さい声を封殺して、問題化されないように不可視化されてきたことばかりだ。 気がついた方がいいのは「自己責任」という価値観の無責任さじゃないかと思う。なんでもかんでも自分の選択、決断、努力の責任みたいな風潮が強すぎて、多くの人が「自分が悪かった」と自分を責めてばかりで、自己肯定感がどんどん低くなっている。 目を見張ればわかる。耳を澄ませばわかる。確実に存在する。「自分が悪いんじゃなくて、制度や習慣、因習、価値観の間違い」が。 それをちゃんと糾弾してゆくことは、今を生きる市民としての大人の務めじゃないかと思うんだ。市民には間違った制度、習慣、因習、価値観を変えてゆく力があるはずだ。いや、確実にある。「優しすぎる日本の大人」は自分を責めてばかりだが、責めるべき対象が違う。 「優しすぎる日本の大人」に「自己責任」を押しつけ、無闇に攻撃するような輩は「優しさ」を「弱さ」と断定している。誰かを攻撃することでしか自己肯定感を持てないのは、まさに「弱さ」のはずだ。同時に、「優しすぎる日本の大人」の、その優しさは「無知」から生まれ、社会への無責任、未来世代への無責任につながっているかもしれないことは覚悟しておきたい。 誰もが「弱い」。この当たり前の事実を2021年に向けて噛み締めたいと俺は思っている。人間は弱い生き物だ。だからこそ、必要なはずだ。つながることが。今を生きる人々と年齢性別国籍収入思想立場を越えて、横につながり、過去を生きた人、未来を生きる人と、縦につながることが。 このコロナ禍で、最も露わになったのは、「人間の弱さ」だろう。そして、排除と差別とフェイクニュースがのさばる中、俺を含め、その弱さと真っ向から向き合えない、まともに対話しようとしない、「今を生きる大人の無責任さ」が露わになったのだろう。 #コンドルズ #勝山康晴 #イマオレ #生き様 #コロナ禍2020/12/25に公開#コンドルズ#勝山康晴#イマオレ#生き様#コロナ禍8.22%1240オクダサトシの混色一代男 美術予備校の後輩で 飯のクセが強い男がいた。 椎名町によく行く 生姜焼きの美味い店があって そこで初めてそいつと一緒に晩飯を食べた。 おしんこに手をつけると 全部たいらげ 味噌汁のお碗を持つと 空にする。 何でそんな風に食べるのかと聞くと 混ざるのが気持ち悪いので 食べ始めたらそれだけ全部食べるという。 キャベツ ご飯 生姜焼き 全部そうやって食べていた。 順番は何も考えず 手をつけたものから食べる。 オレなんて 小鉢でたくさんある方が好きで クルクル回りながら いろんな味を食べたい方なので 全く理解できない。 次の日 気になって ヤツが絵を描くのを見てたら 盛大にグチャグチャと 絵具を混ぜて 濁った冴えない絵を描いていたので 人間とは面白いものだと 改めて思った。 #コンドルズ #オクダサトシ #混色一代男 #美術 #絵画 #色 #絵具2020/12/22に公開#コンドルズ#オクダサトシ#混色一代男#美術#絵画#色#絵具7.02%1051『クリスマスな』近藤良平 #コンドルズ #近藤良平 #写真館 #クリスマス2020/12/20に公開#コンドルズ#近藤良平#写真館#クリスマス7.62%1132『Old mac OS 其の五』石渕聡 なんだか、大分話が大回りをしてしまったようである。元々は、古いマックOSの話で、それに伴って、音楽ソフトの話をしようとしていた矢先だったはずである。当時のMACでの４大音楽ソフトといえば、パフォーマー、Vision、Cubase、Logicという帝国が長く続いていたが、私が初めてのmac、マッキントッシュプラスとともに、購入して、その後Logicに乗り換えるまで、使っていたソフトはそのうちの一つ、Cubaseであった。その当時Cubase1.0であったので、本当に初期の時代である。今、現行のバージョンを確認してみたら、Cubase11であった。親子関係で言ったら、10代も下っているので、300年以上も過ぎていることになる。 まあ、購入に際しては、単に、店員に勧められた（おそらくは石橋楽器かイケベかミュージックランドKEYか。上京まもない当時の私が行く楽器屋といえば、それぐらいだった。）ぐらいのことである。 私「パソコンでシーケンスソフトを使いたいのですが」 店員「パソコンは何なの？」 私「アップルのマッキントッシュです。」 店員「ああ、それなら、Cubaseがいいよ。パフォーマーより、軽くて、サクサク動くし、」 私「じゃあ、それで！」 みたいな、超軽いノリで１０万円ぐらいのソフト、確か、そのぐらいはしていたはず、、のCubaseを買って、帰宅して、すぐにインストール。で、シンセとパソコンをいざ繋ごうと思ったら、「MIDIインターフェイス」なるものが必要で、また、すぐに楽器屋に行く。それはソフトと比べるとさほど高くなかったが、それでも、4in 8outぐらいのを選んで、２万前後だったかな。もう、これで大丈夫だろうと、とりあえず、前の年ぐらいに購入したまだまだ最新機種の新鋭コルグM１とかってきたMOTUのミディインターフェイスを繋いで、それとマッキントッシュプラスをつないで、Cubaseを立ち上げる。はい、ようやく、音楽の話に戻ってきました。 DTM、あるいはDAWとか今普通に音楽用語として定着してますが、まだまだ、パソコンで音楽アプリを走らせるということがレアな時代。Cubaseの録音ボタンをマウスを使って画面上でクリックして、手元で、シンセの鍵盤を適当に弾いて一度止める。再生ボタンを押して、先ほどの演奏が、再現されて、まず、一安心。まあ、それまで、パソコンではないが、M1やCZ5000の内蔵シーケンサーで曲を作っていたので、シーケンス機能で演奏が再現されることにはもう流石に驚きや新鮮味はない。ところが、画面上で、今しがた演奏した情報が棒グラフの棒みたいになってきちんと残っていて、それをダブルクリックした瞬間に、それらが、五線譜のノートになって、表示された。 モノクロ９インチ画面に綺麗に描かれた譜面を見て、その瞬間に、「僕は、とてつもないものを、手にしてしまった」と心の中でつぶやいた。（次号に続く） #コンドルズ #石渕聡 #oldmacos #cubase #アップル #マッキントッシュ2020/12/17に公開#コンドルズ#石渕聡#oldmacos#cubase#アップル#マッキントッシュ6.83%1030コンドルズ小説 まわり道 其の三『夏、バーベキュー』 真夏の暑さは、人を安易にする。 僕は河原沿いを歩いていた。 ……暑い。 どこに行くというあてもない。ただ、することもなく部屋にいて、暑さと湿気に渦巻かれていることに飽いて、部屋を飛び出した。 「川沿いでも歩けば、風なんかが気持ちよい」 のではないかと思った僕の思いは、浅はかな空想であった。 照りつける日差しに頭が痛い。喉の乾きに気道が狭まって息が苦しい。目蓋を上げるのさえ億劫で視界が狭く、かすむ。靴底が溶けたアスファルトに張り付くようで、にちゃり、にちゃりとした音をたてる。風吹くどころか、周りの空気までもが熱い泥水のように、僕を覆う。 目の前に続く一本道は、どこまでいっても曲がりまっすぐなままで、小一時間も歩いてきてしまった道を帰る気にもなれない。 僕はただ、倒れ込んで二度と立ち上がれなくなることを恐れ、右足を出し、左足を出し、倒れる自分を支えつづけることで、前に進んでいるようだった。 かすむ視界のうちに、プレハブのような小屋が見える。釣り餌でも売っていそうなその家屋にペンキ書きの看板。バーベキュー、と書かれていた。 「バーベキュー？」 見ると、石積みの竈のようなモノが広がってい、まばらにパラソルも立っている。 閑散としているが、通常営業しているという。 僕はすぐさま予約をして、聞いたスーパーマーケットに駆け込んだ。 タレ付き肉、モヤシ、カット野菜、白飯もつけてビールもしこたま買い込む。 最近はお金さえ出せば、手ぶらでバーベキューが出来る。新聞紙に着火材までついているので、容易に火も熾きる。 炭からの熱が、満遍なく顔にあたるのを感じながら、ビールを飲む。 「旨い」 喉が乾いていたのなら、水分を取れば良かったのだと、気づかなかった自分に愕然とする。幾度もビールを流し込むうち、良い心地になってしまった。 座って周りを眺める。 離れたところに、数人の若者たちがいる。平日の昼下がりに学生という風でもない。さらに遠くに中年のカップルらしき人影もある。 熱気ににじむ風景は、絵空事のようだ。 下からの熱波を感じる。僕の鉄板も熱気に揺らいでいる。 置いた肉が音をたててふるえる。香ばしい匂いが突き刺さって食欲がそそられる。晩から何も食べていなかったことを、今さら実感する。 待つ、待つ、もう少し、待つ。 待てない！ 肉を口に放り込む。 「うまい」 思わず言葉が出る。 二、三枚まとめて頬張る。かじる、肉にタレと油が混じる。何度もかじりしめて、肉の弾力と混ざり合う肉汁を飲み下す。食べるペースが焼き上がる肉に間に合わない。トレーごと鉄板に投げ込む。周りに広げたモヤシや野菜を肉と一緒につかみ上げて口に入れる。これも、 「うまい」 ビールで流し込む。 肉、肉、野菜、ビール。肉、白飯、ビール。肉、野菜、ビール。肉、白飯。肉、肉、ビール、肉、野菜、白飯。肉、ビール…… 何か、こんなテレビコマーシャルあったなぁ。 思いながらも、体は動くことをやめない。いつまでも、いつまでも、永遠に食べつづけるように…… 「んんっ」 胃袋のあたりに、貫くような何かが走る。 足早にその場を離れる。川までは持ちそうにない。出来るだけ、人気ない方へ。せめて、草木の茂っているところまで。辿り着け。辿り着け。届くか。届け。 ここまでか。 僕は嘔吐した。 二度、三度。さらに、幾度か。 息があがる。吐くことに使いすぎた腹の筋肉が、小さく引きつりを起こしている。 吐き切った僕の体は、脱力したままに歩く。 竈の前に座り、ビールを飲み下す。苦い。 煙草に火をつける。煙が喉にしみて、痛い。 勢いよく吐きすぎたか、喉が切れて、錆びたような味がする。 ちょっとした放心の中、太陽はいつの間にやら傾き始めている。 見渡すと、あのカップルはもういない。若者たちは片づけも済んで、道具を返しているようだ。 煙草の煙が重たく立ち昇って、ゆっくりと散らばってゆく。 僕の嘔吐した場所に視界を移すと、何やら、川辺の鳥たちが集まっていた。食べているのか？ 胃袋は空っぽのはずなのに、何故かしら空腹感はない。 別に来た道を戻る必要はないのだ。近くの駅を目指して、帰れば良いだけの話だ。 僕は、鳥たちが集まり、ついばんでいるらしい様を見ながら、帰り支度をする。 「買い込んだ食材も、あながち無駄になった訳でもない、らしい」 そんな風に思いながら、夕焼けに色づきはじめたバーベキュー場をあとにした。 其の四に、つづく。 #コンドルズ #小説 #オクダサトシ #橋爪利博 #まわり道 #夏 #バーベキュー2020/12/15に公開#コンドルズ#小説#オクダサトシ#橋爪利博#まわり道#夏#バーベキュー4.31%650オクダサトシの混色一代男 中学の時の 担任の石原先生は 前衛芸術家集団VAVAのリーダーで シュルレアリスムの影響を受けた作家だった。 水平に置いた100号のキャンバスに ゆるく溶いた油絵具を流し 紙で吸い取ってできた模様から 絵画作品に仕上げる。 デカルコマニーという技法。 木造の二階建ての美術室に 放課後呼び出され 手伝っていた。 作業が終わると 苦いコーヒーを舐めながら シュルレアリスムや 現代美術の 画集を見るのが楽しみだった。 エルンストの「セレベスの象」の首のない女。 古賀春江の「素朴な月夜」の画面構成。 三つ子の魂百までも。 意識と無意識。 ずいぶん遠くに来たつもりでいたが そうでもないことに 最近気づいた。 #コンドルズ #オクダサトシ #絵 #美術 #色 #キャンバス #コーヒー2020/12/08に公開#コンドルズ#オクダサトシ#絵#美術#色#キャンバス#コーヒー5.63%841オクダサトシの好色一代男 絵具で一番好きなのは 透明水彩だ。 中一の時 美術室で見た画集の 浅井忠の水彩画に すっかり参ってしまった。 その頃始めた油画も テレピンオイルを たっぷり使って サラサラと 水彩のように描いていた。 テレピンオイルは 揮発油で それだけで描くと 油絵具の油分を奪い 艶のない画面になる。 インパストと呼ばれる 絵具の盛り上がりもなくなり 固着力も落ちる。 自分の絵が なんだか冴えないのは 水彩と同じ要領で 油を水代わりに描いていたせいだ。 油彩画は 東洋人には向かないのではないか。 肖像画のような 目鼻立ちの人間はいないし 光も違うから 静物画のような陰影もない。 油絵具の質感も 体質的に合わない。 と若い頃から 考えていたのだが 10年前に イスラエルのキブツで ギラさんの家のテーブルに 何気なく置かれた花瓶が 俗っぽくいうと 「まるで油絵のよう」 に見えて 改めてそう思った。 #コンドルズ #オクダサトシ #好色一代男 #絵 #イラスト #美術 #イスラエル #透明 #水彩2020/12/01に公開#コンドルズ#オクダサトシ#好色一代男#絵#イラスト#美術#イスラエル#透明#水彩6.96%1050『顔のあたり』近藤良平 #コンドルズ #近藤良平 #写真館2020/11/30に公開#コンドルズ#近藤良平#写真館6.69%1001真打新企画 『コンドルズラボ！』 コンドルズ作品の研究所！ アイデア誕生の瞬間を君に！ お家でマネしても！ 作品創りのヒントにも！ 単なる息抜きにも！ 劇場あうるすぽっとで！ 完全撮り下ろし！必見！ https://www.youtube.com/watch?v=QXIlzoPqJIE&feature=youtu.be #コンドルズ #コンドルズラボ #監督 #近藤良平 #撮影 #ぎたろー #題字 #安田有吾 #音響 #古賀剛 #ドローンパイロット #石渕聡 #協力 #あうるすぽっと #プロデューサー #勝山康晴2020/11/28に公開#コンドルズ#コンドルズラボ#監督#近藤良平#撮影#ぎたろー#題字#安田有吾#音響#古賀剛#ドローンパイロット#石渕聡#協力#あうるすぽっと#プロデューサー#勝山康晴6.3%950『Old mac OS 其の四』石渕聡 前回はフロッピーディスクの話で終わっていたが、フロッピーディスクは容量の問題で現在では絶滅してしまったのだろうが、他にも、この２０年間、あるいは３０年間で現れては消えて行ったメディアが結構ある。もっとも、メジャーどころでは、レコード、カセットテープという言葉が出る方々は沢山おられるであろう。ところが、レコードは最近ではビニールとか呼ばれて、なんとなくオシャレなブームもあったりするようで、完全に消え去ったものではない。特にDJ文化と密接なので、そちらの方々にとっては、ここで中途半端な知識で適当なことを書いたりすると怒られてしまいそうである。カセットテープも同様で、アーティストがあえて、カセットテープだけでリリースをしたりすることもチラっとあったりする。つまり、絶滅危惧種の中においても、レコードとカセットテープは天然記念物扱いをされて、一部、保護団体によって熱烈に支持されているのである。 それに比べて、MDの悲しさはなんとも言い難い。皆さんは、ソニーのカセットウォークマンに変わるものとして、MDウォークマン、あるいはポータブルMDプレーヤーというものをご存知であろうか？あれは世紀の変わる前後ぐらいのころであったと思う。私も出始めのちょっとサイズがふた回りほど大きかった時のものと、サイズダウンして落ち着いた頃（2000年購入）と２台ほど買って使っていた。スタジオなどに持って行って、演奏を録音するには、非常に便利で、カセットよりも音の分離性がよくて、重宝していた。2001年にフランス留学をした時も、すべての講義をMDで録音して、聞きとりきれなかった部分を持ち帰って、夜な夜な聞いて復習をしていたこともあった。CDプレーヤーもMD再生ができるデッキやミニコンポなども当然のように百花繚乱状態で、世の中の音楽はMDに侵食されつつあったのだ。あ、そういえば、侵食といえば、エヴァンゲリオンのシンジ君は、いつもウォークマンを聞いていたのを皆さんは、覚えてますか？あれは、実はカセットではないのですよ。かといって、今話しているMDでもない。キュルキュルとテープが回っている情景も描写されていますし。あれは、なんとDATという代物なんです。今もレコーディングの業界ではADATという規格が生きているはずだけど、すでにメディアは完全にハードディスクとなっているので、流石にデジタルオーディオテープは無くなっているはずである。 ちょっと話がそれたが、そうなんです。テープメディアはランダムアクセスができないということが、致命的に不便なところで、CD、MD、HDなどの音のデータが、アナログからデジタル化した時点で、ランダムアクセスできて、番号で管理できるというところが一歩リードした所以なのだろう。まあ、テープメディアのよいところは、容量の大きさというぐらいになってしまったのかな。そのような、便利な、そして、CDよりもサイズがコンパクト（そもそもMDはミニディスクの略）で色とりどりで綺麗だったMDちゃんが、IpodのようなMP3プレーヤーの出現によって、あっという間に、色あせてしまい、本当に短い間に完全に消えてしまったのである。今、MDを聞いている人は間違いなくいない。そして、支持者もいない。VHSに対するβカセットを筆頭とした、消えていったテクノロジーの殿堂入りを果たしてしまったのである。そこには、先ほどのDAT先輩や、前回のフロッピーちゃん、MO、Zipなどの記録メディアなども静かに佇んでいる。そのうち、何処かの博物館に歴史的な展示物として飾られる日を待っているのである。（次号に続く） #コンドルズ #石渕聡 #oldmacos #レコード #カセットテープ2020/11/26に公開#コンドルズ#石渕聡#oldmacos#レコード#カセットテープ6.23%940コンドルズ小説 まわり道 其の二『黄金週間明け』 黄金週間明けの空は真っ青に澄んで、一瞥するに雲も見えない。 僕はどこというあてもなく、赴くままに歩いていた。平日の真っ昼間とはいえ、住宅街は閑散として人影もない。五月の暖かい空気は動かないままに、むしろ体にまとわりつくよう感じられる。時折に見かけるのは、相変わらずジョギングをしている人たちばかりで、それも水槽の底を走るようぼんやりとして見える。なにやら、 「息苦しい」 喉の乾きを覚える。 さして暑くもないのに、視界が蜃気楼のようにゆがむ。 僕は近くの公園に逃げ込み、ベンチに座った。先ほどコンビニで買った酒を開けて、あおる。 ぐびり、ぐびり、という音が喉を通過する。 見渡す公園の敷地には、誰一人いない。滑り台やブランコなどの遊具には黄色いテープが貼られている。中に入る枠に、遊具自体に、黄色いテーップがぐるぐると巻かれている。 いつもならば、ベビーカーで親子連れであったり、保育園児たちが遊んでいるし、もっと遅い時間であれば小学生も来るだろう。けれど、ここには誰もいない。広がる青空からそそぐ日差しは穏やかすぎて、何もかも止まって見える。結局、喉の渇きもいえないままに、公園を出た。 住宅街から駅の方に進むと、商店街がある。相変わらず大概の店はシャッターを閉じたままで、今月いっぱいは休業する張り紙をしている店舗が多い。過疎化の進んだ地方でもないのに、まるでシャッター商店街のようだ。 店からののぼりや看板のない道は、ガランと吹き抜けて見える。 遠くに動いているモノを感じる。 「なんだろう」 目を凝らすと、それは床屋のサインポールだった。床屋や公衆浴場は休業要請が出ていないことを思い出した。 「やっているのだろうか」 のぞくと、誰もいないように見える。ともあれ中に入る。ドアに付けた鈴が鳴ると、奥から店主らしき人が出てきた。勧められるままイスに座る。席は三つあるのに居るのは老店主が一人。普段使っているであろう店員には、休みでも出したのであろうか。 「マスク、取っちゃって下さい」 言われるままにマスクを外しながら、僕は少し動揺している。床屋業界全体がそうなのか、この店の流儀でそうなのか。わからないけれども、自宅以外でマスクを外すのは、久しぶりのことだった。もちろん、店主はマスクをしている。特に必要なこと以外は話さないまま、淡々と作業は進む。ハサミの音が店内に響く。 店主は慣れた手つきで髪を引き上げてハサミを入れる。頭皮が引っ張られて、切られる髪への振動を感じる。くり返し、くり返し、無限の作業のようにくり返される。シャボンの泡は温かくて、拭うカミソリは、ひやりと冷たい。首すじや眉まわり、耳の後ろや鼻のすぐ下、顔中の、あらゆるところにカミソリがあたる。もし店主が手を滑らせれば、僕は血だらけだ。もし店主が殺し屋であれば、僕は殺され放題だ。シャンプーにしたって、水殺、絞殺、し放題だ。 けれど、彼は殺し屋じゃない。 僕は、床屋の主人に身を任せ、されたい放題にされる。なすがままに、されるがままを味わう。他人にこんなところまで触られるのは、何だか久し振りだ。 床屋を出ても日はまだ高いままで、相変わらずの青空だ。気温はむしろ上がっているだろうに、爽やかな心地がしているのは、首もとに感じる風のせいだろうか。 相変わらず行くあても無いけれど、とりあえず、あの暖かい、 「太陽に向かって」 歩いてみようかと思った。 其の三に、つづく。 #コンドルズ #小説 連続 #まわり道 #オクダサトシ #橋爪利博2020/11/24に公開#コンドルズ#小説#まわり道#オクダサトシ#橋爪利博4.77%720『マクロの楽しみ』近藤良平 #コンドルズ #近藤良平 #写真館2020/11/23に公開#コンドルズ#近藤良平#写真館7.42%1120勝山康晴「イマオレ」 第四弾：今俺が噛み締めてること 今、俺が噛み締めてること。それは本日解禁した、コンドルズ9/5LINE CUBE SHIBUYA公演のドキュメント動画作品が、やはりあまりにも素晴らしく、かけがえのないものだ、ということ。本当は昨日、金曜日担当だったが、この映像を見てから書きたかったので、遅れてしまった。 俺が心酔したロックンロールバンド、ブランキージェットシティに「ダイナマイトプッシーキャット」という曲がある。ブランキーの数多の名曲からすれば、佳作くらいの曲で、架空のバンドの乱痴気騒ぎを歌った曲だ。しかし、なぜ、その曲に心惹かれるかというと、曲中に、こんなフレーズがあるからだ。「♪小さな町のほんの小さな夜の出来事」。ここにグッとくる。 その架空のバンドのメンバーやスタッフや観客は、人生の歯車が狂い出すような一大事のように大騒ぎしているのだが、俯瞰的に見れば、それはこの星にとって、あってもなくてもいいような、とても些末なことにすぎない。そんなドライな視点が垣間見える。 事実、誰かにとって人生の一大事も、当人や近しい人以外にとっては、存在しないのと同様の出来事に過ぎない。葬儀場で知らない誰かの葬式をやってるのを見かけるたびに泣き崩れる人はたぶんいないだろう。 歴史の教科書に載らないような出来事こそが、人間の生活のほとんどだ。そんな日々の中で自慢話を得意げにする下品な輩は大変多いが、それも本当は全て些末な出来事にすぎない。 自慢話というのは要は、「自分はこんなすげえ体験をしたんだぜ」話だ。ほとんどが、大金を稼いだとか、出世して権力を握ったとか、有名人芸能人に会っただとか、ハイスペックな恋人ができたとか、高い店に行っただとか、客をたくさん呼んだだとか、子どもが有名私立に入っただとかだ。 ツイートとかに溢れかえる「すげえ」自慢はもううんざりで、そんなに「すげえ」が好きなら、戦争にでも行ってくればいい。戦争体験より「すげえ」出来事は多分ないから。俺は絶対に嫌だけどね。 本日解禁した、コンドルズ9/5LINE CUBE SHIBUYA公演のドキュメント動画作品は、それこそ、「♪小さな町のほんの小さな夜の出来事」みたいなものだ。だが、俺にとって、かけがえのない出来事であって、集まってくれた、観客、スタッフ、メンバー、みんなにとっても、そうであってくれたら幸せだな、と思う、大事な出来事だ。 さしてすごくもない人々が、「♪小さな町のほんの小さな夜の出来事」を紡いでゆく、それが綿々と続いてゆく。それで、この星の住人の幸せは充分だと思う。 「大きな町のとても大きな朝の出来事」なんて、俺は、広島やニューヨークを想起してしまうよ。 #コンドルズ #渋谷公会堂 #linecubeshibuya #ドキュメント2020/11/21に公開#コンドルズ#渋谷公会堂#linecubeshibuya#ドキュメント11.4%1702オクダサトシの好色一代男 何だかはっきりしない 曖昧な物言いに イライラする。 雨が降るのか 降らないのか はっきりしない天気に ヤキモキする。 油絵具の 色名の終わりに コンポーゼと ついてるのがあり 昔は 「絶対に使わないように」 という先生が多かった。 そもそも コンポーゼというのは 混合とか合成という意味で 最初から 混色してある絵具。 便利なものであるのに なぜ使ってはいけないのか。 手に取るととわかるが コンポーゼは いわゆるパステルカラーのような ぬるい色が多い。 絵具は混ぜる具合というのが とても大切だ。 コンポーゼのように 混ぜ切ってしまうと 色の性格が 鈍く弱くなってしまう。 昭和天皇に 納豆を出すときに 陛下に混ぜさせるのは 失敬とばかりに 塩で洗って 完全に粘りのない納豆を出した。 それ以降 陛下は 納豆を頼まなくなったという。 料理も 絵具も 混ぜる塩梅が肝心。 #コンドルズ #オクダサトシ #絵画 #美術 #納豆 #絵具 #料理 #色2020/11/17に公開#コンドルズ#オクダサトシ#絵画#美術#納豆#絵具#料理#色5.5%803『カタチ』近藤良平 #コンドルズ #近藤良平 #写真館2020/11/15に公開#コンドルズ#近藤良平#写真館7.95%1191オクダサトシの好色一代男 「黒は混ぜるなよ。濁るから」 モノを作る人間は ウジウジと 些細なことを覚えてるもので 小学生の頃 アフロヘアの美術の先生に言われた このひとことが 頭の片隅にずっと引っかかって 黒い絵具を使うときは 少しだけ緊張していた。 しかし モノを作る人間は 何でも都合よく 忘れるもので 今は もっとキリッと 暗い線が引けやしないか 暗い面が塗れやしないか って時に ランプブラックを パレットに ブッチュ〜と絞り出し バーントアンバーや プルシャンブルーに 躊躇いもなく 混ぜている。 ジェットブラックは 何だか無性格なんで 単体でベタっと塗る用。 アクリルガッシュの場合。 油絵具だと ピーチブラック アイボリブラック ランプブラック なんてあって ピーチブラックは 昔は桃の種を焼いた黒。 アイボリーブラックは 動物の骨を炭にしたモノ。 ランプブラックは 油の煤。 こちらの方が 表情が豊か。 絵具にも歴史あり。 まあ少々濁っても あとで何とかなるし むしろ 小汚いくらいで ちょうどいい。 失敗しても気楽に。 歳をとるのも悪くない。 #コンドルズ #オクダサトシ #好色一代男 #色 #黒 #カラー #ブラック #絵具2020/11/10に公開#コンドルズ#オクダサトシ#好色一代男#色#黒#カラー#ブラック#絵具5.1%761『男の浪漫』黒須育海 男の子は乗り物に一度は興味を持ちます！ そんな僕がまず手を出したのは18歳で原付バイク。喜びのあまり1日中乗って群馬の高崎まで行き、帰りにしっかりと違反切符を切られたほろ苦い記憶があります。 その後も250ccバイクを2台乗り換え、20台半ばに辿り着いたのがスーパーカブ110でした。程よくスピードも出て、取り回しも燃費も抜群！！結局8年くらいカブに乗っています。 そんな僕が最近興奮した乗り物はSL！ 旅先で寄った駅に停まったSLは白い煙と黒い煙を半分ずつ吐き出し、眺めていて思わず「かっこいい…」と口から溢れでました。 SLは一回転して車庫に入って行きました。 旅先で偶然出逢ったモノだったので20倍くらい増した感動がありました。 #コンドルズ #黒須育海 #ロマン #男 #蒸気機関車 #sl #乗り物2020/11/10に公開#コンドルズ#黒須育海#ロマン#男#蒸気機関車#sl#乗り物5.3%782#コンドルズ #マスク #ロビー #ホワイエ #あうるすぽっと2020/11/08に公開#コンドルズ#マスク#ロビー#ホワイエ#あうるすぽっと8.55%128112>次へ×インフルエンサーコンテンツCSVダウンロード現在設定されている期間・絞り込みで上位1000件までが反映されますダウンロード※ データには投稿ID, キャプション, LIKE数, コメント数の他、投稿日, 投稿URL, Reel再生数, Reel動画尺, スクリーンネーム, 名前, 自己紹介, フォロワー数, ユーザーURLが含まれます。 コンテンツをCSVでダウンロード
ランキング
人気のタグ
コンテンツ(投稿)一覧
キーワード調査
動画分析(YouTube)
PR案件
アカウント情報
お問い合わせ
