コンテンツ種別写真動画複数枚｢#PR｣つき投稿 関連投稿国 指定なし日本 トルコ 関連都道府県 指定なし 並び替え投稿日順 ライク数順 コメント数順 エンゲージメント率順* * 映像・メディアを用いた 芸術と世界認識の関係性を探る プロジェクト「./MYTH.YOU」が始動。 [Exhibition+Symposium+Book] —- @michibumiito —- ――ようこそいらっしゃいました。 この装置の中では、あなたの記憶の中から作り出した あなたにありえた物語を辿ることができます。 いままであなたの眼に入り続けてきた光たち。 その光の線が脳に辿り着き、あなたの中で 光景として再生されてきました。 覚醒したまま夢を見る方法について考えてみます。 あるいは、あなたの脳に、情報を書き込み それをあなたが風景と認識できる未来について。 あなたの眼に光を取り込んでください。 さざなみが、彼方まで広がり 浜辺はあなたの足と連続しています。星が見えますか。 あなた自身が、あなたに知覚をあたえているのもまた、 あなたによる書き込みなのです。 ――「./MYTH.YOU」伊藤道史のテキストより * VRや詩を用いて、VR・AR作品を発表し 先端技術を用いたセンサリングや インタラクションの詩学・美学を探求してきた アーティスト・伊藤道史さんを筆頭に VR展示＋シンポジウム＋出版プロジェクト 「./MYTH.YOU あなたの中から 神話を見つけられたみたいです。」を始動します。 * 「./MYTH.YOU」は、プリミティブなコンピューターのコマンドで「あなたの中で神話がある場所を探索し、見つけたら実行します」の意味。本プロジェクトでは次世代型ウェアラブル脳波計の開発、ニューロテクノロジーの社会実装を行うVIE株式会社がBMIプログラムの開発・デバイスの協力を行い、アーティスト・伊藤道史による脳波測定技術を用いた新作VR作品の展示、同時代のニューメディアを用いた芸術の可能性を探るシンポジウム企画。そしてそれらの記録から成る書籍の出版を行います。メディアや技術の進展が加速するこの時代。情報や記号の根拠があいまいになり、共同体における信条や価値観の基盤が不確かになっています。芸術や人文知のあり方を検討することによって、あらたな方法で世界を見つめあい、私たちの次の一歩を生み出す方法を探ります。 シンポジウムはオンラインでも参加可能◎ ぜひお越しいただけますと幸いです😉🤲 * ーーー シンポジウムプログラム ●Program.01 メディア論と芸術実践の今日的論点と展望 3月15日（土）15:00-16:30 ゲスト：藤幡正樹 (メディア・アーティスト) × 石田英敬 (研究者) ( @mxftokyo・ @nulptyxcom ) ●Program.02 「語り」と「喩」とマルチ・メディア・ミックス 3月15日（土）17:00-18:30 ゲスト：大岩雄典 (美術家) × 山本浩貴 (いぬのせなか座主宰、小説家／デザイナー／批評家／編集者) (@euske_oiwa_ ・@hiroki_yamamoto ) ●Program.03 デジタル・オブジェクトの呼び声 3月15日（土）19:00-20:30 水野勝仁 (メディアアート研究者) × OBJECTAL ARCHITECTS(守谷僚泰＋池田美月) × 宇佐美奈緒 (アーティスト) (@mizuno.masanori ・@amoriya88 ・@nao____usami ) ●Program.04 メディアアートとサイキックとポストヒューマン 3月16日（日）15:00-16:30 ゲスト：宇川直宏 (現“在”美術家／DOMMUNE主宰) × 今村泰彦 (VIE株式会社 代表取締役) (@ukawanaohiro_dommune ・@VIE_Braintech) ●Program.05 詩情の時空はどのように現れるか 3月16日（日）17:00-18:30 ゲスト：カニエ・ナハ(詩人) × 布施琳太郎 (アーティスト) (@nahakanie ・@rintarofuse ) ●Program.06 まだ言葉のない芸術への批評はいかに可能か 3月16日（日）19:00-20:30 ゲスト：平倉圭 (研究者）× 清水知子(研究者) (@tomoko_shimizu_ ) —— クレジット 展示「./MYTH.YOU あなたの中から神話を見つけられたみたいです。」： アーティスト：伊藤道史 @michibumiito エンジニアリング：宮川卓也 @omiya_xr 3DCG：nyu @nyu_uyn_nyu サウンド：増田義基 @yoshikimasuda.csd VR制作補助：高山僚太 @ippaida_storage 展示空間構成：松本 悠 @yu_tuntun__ グラフィックデザイン：中村陽道 @speedykaisok02 Web：と〜る。 @toru_coolj プロデュース・マネジメント：戒田有生 @dragontigeraoi 技術・開発協力：VIE .Inc @VIE_Braintech 第一会期 会場協力：小田急電鉄株式会社 (NEUU) @neuu.jp シンポジウム・書籍刊行： 企画・書籍編集：西山萌 グラフィックデザイン：中村陽道 企画・プロデュース：戒田有生 企画：伊藤道史 記録：江口智之2025/03/15に公開NEUU XR Communication Hub 日本 東京都1.68%1022* * 🌏ご報告👶 家族コレクティブ 新メンバー誕生のご報告🐉 [Private news] —- * 消耗しきっていてご報告が遅くなりましたが… 2024年10月17日（木）の正午前、 朝4時から約7時間ほどの陣痛を経て 3500gの元気な女の子を出産しました☺️ ありがたいことに母子共に健康、 ちょっと悟ったような達観した表情は父親似です笑 近くで支えてもらった友人や家族はもちろん いつもお世話になっているすべての方に そして生まれてきてくれた我が子に感謝です。 * ……と、今文章で落ち着いて書けるようになるまで 3日間の回復期間を要したのですが…… 忘れぬうちに出産までのタイムラインをメモ。 16日、近所のスーパーに食材の買い出しに行き、パートナーに作ってもらった鍋とラーメンを食べたのち横になったものの、なんだかお腹がガチガチに固いぞ&破水か…⁇という予兆からおしるしもあり0時半頃病院へ連絡、タクシーで移動。検査の結果、緊急入院となりつつも、初産の人は12時間から18時間、もしくはそれ以上かかることもあると聞き、ｶﾞｰﾝ😨と衝撃を受けて急に弱気になる。（一旦家に帰る気満々の軽装備で病院に来たゆえに、ひとりの病室にポツンと残された瞬間、急激に不安に駆られる） が、その後陣痛、順調に進んでいます！と教えてもらい、1時間経つごとに想像を超える痛みが10分-5分間隔に。体験談などで陣痛ってこんなもんなんじゃないかと想像していたものと明らかに異なる初めて経験する種類の痛みで、ただその痛みを回避することもできない＋何時間も続く＋痛みは激化していくというタイムラインの中、激痛のあまり7時間叫び続けていました…。（人間の身体として出し得る最大級のデシベルで叫んでいた気がします） 文字通り壮絶でした が、3人がかりの助産師さんに呼吸の仕方からいきみ方、終始サポートいただき、パートナーにも立ち会ってもらい、感謝しかありません…。（出産には体力の消耗を前提にどこまでにどれだけの体力を使うか、何時間でここまでいくのかなどの計算と呼吸の仕方、身体のフォームなど技術と知恵、計算が必要なのだと実感）そして生まれた後も会陰切開の縫合痕がめちゃ痛く、かつ骨盤がガタガタで最初歩くのも難しく寝たきり&車椅子だったのですが…3日目にして平常モードに戻りつつあります。ナイス我が身体、と鼓舞してます💪（入院中はのんびりライフなのかと思いきや、30分から1時間おきに検査や採血、指導や授乳や何かしらのイベントがあり、スケジュールがパツパツでびっくりです🤯） そしてなにより、年明けから10カ月間ずっとお腹の中で一緒に過ごしてきたいのちが、目の前でまっさらな得体の知れない世界にぽんと放り出されて、見ず知らずの景色のなか大人たちに囲まれながら生き方も教えられないままに息をして栄養をとって必死に生きようとしてる姿を見ていて、ただただ感動しています🥲たくましいし愛おしいし、リスペクトです🌏 すでに授乳も始まって昼夜逆転してるのでほぼ眠れず1時間-最大3時間睡眠ですが…全くストレスに感じないというか、偉いしすごいし頑張ってるんやなぁという感動で私も頑張らねばなぁという気持ちでおります。そして泣いてくれるたび、この地球という星に生まれてきて間もなくコミュニケーション方法がわからないなかでも意志を伝えてくれようとしてるその姿勢とパワーに脱帽。 まだ親という肩書きを得て3日目。 どちらかというと家族というコレクティブの スペシャルメンバーが加わったという感覚ですが 我が子が愛おしいという気持ちってこういうことなのかと。。自分の身なんかより遥かに尊く、存在そのものが奇跡だなぁと思います。大げさではなく、すべての生命が生まれてくるということそのものが、星の爆発並みのパワーとエネルギーを動員して小宇宙を創り出しているのだなぁと。そしてこの子が生きてく未来について、その世界をつくっていく自分たち世代の責任などについてもより一層考えねばという気持ちになっています。 親1年生として右も左もわからないことだらけですが… 先輩パパママのみなさんにいろいろと教えていただきたい…＆今までにもまして友人＋家族＋お仕事の関係者のみなさんにお世話になると思いますが…どうぞあたたかい目で見守っていただけたら嬉しいです🙇♂️🌷（個人的にはお仕事と育児、と切り分けて考えなければならぬ現代社会の仕組みに疑問を抱いていて、ライフ＆ワークがもう少しシームレスに連なる社会にするには??を実践を通じて考えてゆきたい所存です） そしてあまり気張りすぎず、今だけの瞬間の積み重ねを全力で生きる＋楽しんでいこうと思います☺️ お仕事も、11月上旬ごろまでご連絡がスローになるかもしれないのですが、今まで以上に邁進していきますので、家族共々、引き続き、よろしくお願いいたします！ * *2024/10/20に公開- 指定なし18.37%1,09941* * 本当に必要な資本とは何か？を問う。 国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」 2024年9月28日(土)―11月24日(日) [Art Festival Release] —- @forestartfest —- * * 岡山県北部の12市町村（津山市、高梁市、新見市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町、西粟倉村、久米南町、美咲町）を舞台に、国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」が9月28日、開幕しました…! アートディレクターを務めるのはキュレーター、美術評論家、金沢21世紀美術館館長の長谷川祐子氏。芸術祭に参加するのは、エルネスト・ネトやビアンカ・ボンディ、キムスージャ、ジャコモ・ザガネッリ、リクリット・ティラヴァニ、レアンドロ・エルリッヒ、坂本龍一＋高谷史郎、川内倫子、妹島和世、マイケル・リン、蜷川実花 with EiMなど、現代アーティストや写真家、音楽家、ダンサー、建築家、華道家、デザイナー、染色家、工芸家、映像作家など、13カ国42組43名のアーティスト。 岡山県北部で初めての開催となる国際芸術祭。西山は編集者としてガイドブックやガイドマップ、会場サイン、ハンドアウトetc…の編集を担当しています。 ーー —古代より大和と出雲を結ぶ出雲街道が東西に延び、近世には城下町・宿場町として栄えたこの地には、さまざまな伝統建築や工芸、芸能などのレガシーが残されています。大地や森からは果物や木材などの恵みがあり、その豊かさをサスティナブルにするためのさまざまな試みがなされており、なかでも木質バイオマス発電など森林資源を生かした取り組みはSDGsの先駆モデルとして評価されています。また蒜山高原をはじめ、美作三湯、鍾乳洞など、過度に観光地化されていない悠々とした時空間は、エコロジー思考における新しい可能性を秘めています。 森の芸術祭という名称は、温暖な気候、豊かな水や資源、食など、私たちが生きる上での大切な要素を満たしているこの地域の、自然の恵みや文化、人々が集まる場所としての多様性と豊かさを象徴する「森」からきています。本芸術祭は、その「森」がもたらす「恵み」を芸術の力で未来に向けて活性化することを目的とし、「本当に必要な資本とは何か？」を問いかけます。美術館や記念館や学校などの文化施設、水やエネルギー、食の供給といった生活のインフラ、自然環境を共通の資本と考え、アーティストのみならず、建築家、科学者、民俗学者といった専門家も交え、地域の人々の協力を得ながら「新しい資本」をつくりあげていきます。（長谷川祐子氏の言葉より） ーー 今回、「森」というキーワードは自然界への回帰という意味ではなく、インターネットでどこへでも簡単にアクセス可能な今日、迷いながら辿り着く、辿り着くことの難しさも含めた出会いや発見の多様性や豊かさ、自然界に存在する地形や渓流といったインフラ、人工的に形作られた街道やライフラインと形成されてきた文化の地層の交わりを表すメタファーとして設定されています。実際に参加アーティストそれぞれが市町村に根付く技術や伝統工芸を扱う企業や職人さんと協業するほか、地域に根付く祭りや慣習のリサーチから作品制作を行うなど、6つのエリアで色濃い展示体験が展開されており、6エリア、巡るのには気力を要しますが、どれも必見です👀🔎 また、こちらには書ききれないのですが… ゼロ地点から立ち上げられる国際芸術祭の制作に影ながら携わらせていただくことができ、さまざまな発見がありました…! これから生まれてくる芸術祭のために、どんなガイドブックがあったらいいのか…⁇気を衒わない佇まいを求めて「ガイドブック」や「ガイドマップ」と名のつくものをリサーチしつつ、会場準備、作品制作など芸術祭の骨格が作られていくのと並走し、限られた時間の中で生み出されたガイドブック。（まだ形の出来上がっていないものを、想像しながらガイドをするようなそんな不思議な作業でした）どちらかといえば、本書を読むだけでは情報が足りない！という塩梅に仕上がっています。けれどそれがこのガイドブックの良さかなぁと。あくまで旅の伴奏者としての軽やかな体裁。ぜひお手に取ってみてください😉📖 そして長谷川さんを筆頭に芸術祭チームを引っ張られているコーディネーターチームの大倉佑亮さん、宍戸里帆さん、田中曜さん、玉置慎輔さん、三宅敦大さん、渡邊賢太郎さんによる作家解説をはじめ、芸術祭実行員のみなさんや市町村の職員のみなさんによる地域紹介ページも必読です◎ （芸術祭のアーカイブブックの制作も目下進行中💪また完成したらご報告します！） ーー INFOMATION 名称：森の芸術祭 晴れの国・岡山 会期：2024年9月28日(土) ― 同 11月24日(日) エリア：岡山県内の12市町村（津山市、高梁市、新見市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町、⻄粟倉村、久米南町、美咲町） アート作品設置市町：津山市、新見市、真庭市、鏡野町、奈義町 アートディレクター：長谷川祐子 主催：「森の芸術祭 晴れの国・岡山」実行委員会 会⻑ 伊原木 隆太(岡山県知事) https://forestartfest-okayama.jp2024/09/30に公開- 指定なし3.45%2122* * 「ハレ→ケ」への移行。 「ケ」の観測と都市空間の編集を行う ケからZ ー能楽、風景、観光ー [Exhibition Release] — @nakanakano — * * 昨年のいつ頃からか東中野に通い 水面下で静かに熟成させてきた展覧会 『ケからZ ー能楽、風景、観光ー』が開催されます。 そもそも展覧会という形式そのものが 「ハレ」の場をつくる試みとして浸透している今日、 相反する「ケ」に焦点を当て 「ケ」の観測と都市空間の編集を行うことで 意識のトランスポートを実践する本企画。 会期は9月6日(金)―14日(土)の日没後。 3日間にわたる観光ツアーもぜひご参加ください🏃♂️ （本展覧会に合わせて制作したハンドアウトも 微睡んでZZZとなるかもしれない文字量。 ぜひお手に取ってご覧ください😉📘） ~~~ * 東京・東中野の閑静な住宅街。 奈良より続く家元・梅若家により 観世流一門の公演の場とされてきた 梅若能楽学院会館という神聖な「ハレ」の場と 能楽堂に隣接し、日常的な「ケ」の空間に フォーカスし営業するカフェ・なかなかの。 中野氷川神社例大祭前夜の9月6日から14日の日没後 「ハレ→ケ」への移行（トランスポート）をおこなう展覧会 《ケからZ ー能楽、風景、観光ー》を開催します。 相反するのものでありながら 二つで一つの世界/時間をあらわし 明確に区分がなされてきた「ハレ」と「ケ」。 従来その棲み分けを行うことで 神聖で非日常の世界と日常とを行き来し 「ケガレ（気枯れ＝日常生活を営むための ケのエネルギーが枯渇すること）」を回復、 生きるためエネルギーを循環していたといわれています。 しかし現代の日本 とくに都市・東京においては 資本主義経済のメカニズムによって 「ハレ」の場が観光やエンタメ等のように 日々大量に作り出され、消費されるようになりました。 その結果、ハレとケの区別は曖昧になり 「ケ」の状態に止まることは少なくなっています。 一方、日常（＝生活）である「ケ」は反復することで形作られ、さまざまな反復運動が並行して行われることでバランスを保っています。（たとえば「歩く」行為は右足と左足を交互に前に一歩踏み出す反復運動です。人々は歩きながらもさまざまな場所に視線をむけ、スマホを操作し、カフェではたらくスタッフはコーヒーを淹れながら注文を取り、かたや机を片付けて食器を洗いながら会話します） そして「ハレ」の舞台である能楽を見ているとき、若干うとうとしている状態は必ずしも否定することではありません。俗説では「夢うつつ」といって寝たり起きたりを繰り返すことによるトランス状態であるともいわれています。また、能楽ではある条件が揃うことで人間ならざる存在に出会い、異界への旅に「迷い込む（うつつの状態に陥る）」ことで物語が進んでゆきます。 そこで本企画では「ハレ」が続いているという状態ともいえる今日、「うつつとしてのZ」にフォーカスし、能楽の空間や物語の構造を「ケ」に転用し近隣を巡り観光をすることで、都市空間における「ハレ→ケ」への移行（トランスポート）を行います。そしてコラボレーターと共に、この都市・東京における「休憩」や「ケア」という日常に潜んでしまった「ケ」の観測と都市空間の編集を実践します。 * ~~~ ◎COLLABORATOR.001 高良真剣／takaramahaya @takaramahaya 《ケの再生、録音、停止、そして。》 TOUR.01 9/7(土) 日没～20時🚶♀️🎧 「再生と演奏、移動と録音。音の公開制作」 ◎COLLABORATOR.002 速水一樹／Kazuki Hayamizu @kzk_hayamizu 《Chill bomb》 TOUR.02 9/8(日) 日没～20時🪑🌃 「山手通りの夜景をちょっとだけ高みから眺めてみる」 ◎COLLABORATOR.003 山口みいな／Miina Yamaguchi @miinayamaguchi 《Walkers Line―Half Asleep and Half Awake》 TOUR.03 9/14(土) 日没～20時🎨🗺️ 「身体の痕跡として地図を描く “Walkers Line”に触れる」 ~~~ ケからZ ー能楽、風景、観光ー Rest in our ordinary everyday life – Perspectives on Nohgaku and Tourism – 会期 2024年9月6日（金）―14日（土） 時間 日没―23時 ツアー 9月7日（土）、8日（日）、14日（土）日没―20時 会場 なかなかの、梅若能楽学院会館 〒164-0003 東京都中野区東中野2-6-14 コラボレーター 高良真剣、速水一樹、山口みいな ディレクター 伊藤隼平、城李門、西山萌、吉田山 会場構成 katomonoi(加藤麻帆、物井由香) 会場協力 梅若能楽学院会館 主催・企画 FLOATING ALPS 助成 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 ［ スタートアップ助成 ］2024/09/05に公開- 指定なし1.63%1010* * 嶌村吉祥丸『what is good?』 普遍的で個人的、絶対的で相対的な 人と世界と対話することばとして。 [Book Release] —- @kisshomaru —- * * 友人でもあり、同志でもある 嶌村吉祥丸くんの初となる写真集 『what is good?』が刊行されます。 下記、写真集刊行に寄せた覚書として。 心に浮かぶものを記しておきます。 ~~~ 描いては消え 書いては失われること だから描かずに書かずに 言葉になる前のその瞬間を ここに留めようとする 漂う光 肌を撫でる風 揺らいでは浮かぶ音 まだ見ぬ光景を眼差す瞳 そこに映るのは過去 それとも、未来なのだろうか。 今とはいつからいつのことを指すのだろう。 いつだって私たちは どこに向かっているのか 続いているのかすらわからないこの道を ゆっくりと踏みしめ、歩こうとする。 息を吸って、吐いて あたり前の、あたり前ではないこの景色を 光を、音を、香りを、肌触りを 覚えておくようにする。 いつか忘れてしまうその日まで 身体と心のうちに 漂わせておくのも悪くないかもしれない。 消えてしまうかもしれない 手ではふれられないその断片を いつか取り出して分かち合えるように。 ~~~ 時間は丸い と 吉祥丸くんにいわれたことをよく覚えている。 過去から現在、未来へと流れていくのではなく すべていまここにある、と。 一直線に進んでいくのではなくて 未来も過去もまたここにある。 過去は未来で、未来は過去で、 いまいる私も、そのすべてを内包して生きている。 そうした抽象的な概念の話も そして今生きているこの社会の話も 等身大の身体と心を持つ人間としてのお互いの話も 毎日会うわけでもないこの数年で 言葉を交わし、いろいろな景色を見せてもらったなぁと思う。 同じ景色を共にしても 同じ様に見えたことなんて多分一度もない。 それが面白くも不思議でもあり、新鮮なのだと思う。 そんな吉祥丸くんの 10年間から紡がれた初の写真集。 「what is good?」という問いに導かれるように 早くも1年が過ぎてしまっていたけれど その何万枚に収められた光たちを繋いで編む時間 離れた点と点と、星座を結ぶようなひとときに 編集として関わらせてもらい、感謝です。 下記、吉祥丸くんの言葉より引用。 （全文は写真集にて） ~~~ ーーなぜわたしは、写真を撮るのだろうか。 わたしにとって写真は、 人やこの世界と対話するためのことば。 写真は、呼吸をすること。 正直、なぜその瞬間を撮ったのか、 説明ができないことや覚えてないことすらある。 しかしどの瞬間もきっと わたしにとって“good”だったと思う。 それは絶対的でもあり、相対的でもある。 それは普遍的でもあり、個人的でもある。 _ Why do I take photographs? What is photography for me? Words to communicate with people and the world. Photography is breathing. To be honest, I don't know why I took a photograph of that moment, I can't explain or even remember why I took that moment. But I am sure that every moment “good" for me. It is both absolute and relative. It is both universal and personal. _ 著者：嶌村吉祥丸 @kisshomaru デザイン：星加陸 @2p_o.v 編集：西山萌 @moe.ninnjinnlove 出版：PARCO出版 @parco_pub 印刷：株式会社八紘美術 @hakko.bijutsu 製本：博勝堂 プリンティングディレクション： 岡本亮治 @tricolorelimited アーティスト・写真家としての領域に留まることなく、分野を越境し、さまざまな表現者と協働することで、東京・same galleyや京都・koenのディレクターとして企画・キュレーションを行うほか、「ラーメン吉祥丸」やフレグランスブランド”kibn”をプロデュース。写真を通じて人やもの、世界と対話するように活動を続ける、嶌村吉祥丸。 初の写真集となる『what is good?』は、嶌村が過去10年間のキャリアの中で東京、パリ、ベルリン、モスクワ、ラオス、ニューヨーク、ポートランドなど世界各地を巡るなか「“good”とはなにか」という問いへ向き合うことから選ばれた約200点を収録。 https://publishing.parco.jp/books/detail/?id=468 ~~~ 来週より写真集刊行に伴い、 GALLERY X BY PARCO（渋谷PARCO B1F）にて展示を開催。 9月6日18-19時にはトークも行います。 お時間合う方はぜひお越しください😉🌿2024/08/29に公開- 指定なし5.64%3491* * 建築にまつわる「こと」を 引き継いでいくプラットフォーム 「ことの次第 / Way of Things」を始動。 [Platform Release] — @_wayofthings — * 建築コレクティブ・GROUPから 建築にまつわる「こと」を引き継いでいくプロジェクト 「ことの次第 / Way of Things」を始動します♻️ ［About Project］ 「ことの次第 / Way of Things」では 建築/空間/場所に用いられる材料や部品を 建築にまつわる「こと」と定義。 恒久的ではない建物や展示の解体と共に生まれる 廃材を極力減らすべくその利活用に着目し 「こと」（＝建築/空間/場所に用いられる材料や部品）の その後を引き継いでいくことで新たな建築や 展示の現れをつくることを目指します。 GROUPが主体となって運用する サブスクリプション型のオンラインプラットフォーム 「ことの次第 / Way of Things」(Discord)は 建築家から施工業者、家具職人からアーティスト 自ら店舗や空間を作りたいと考えるオーナーに デザイナー、DIY愛好家まで 「こと」に関心のあるひとが誰でも参加可能。 建築や展示の設計プロセスや図面を限定公開するほか 「こと」が今までどのような用途で使われてきたか 履歴情報も公開され、引き取り手が新たに立ち上げる 次の建築や展示の設計に活用することも可能です。 設計図面段階からの情報を共有/活用し、誰もが参加できる 「こと」の情報共有プラットフォームを提供することで 新品以外の「こと」をつかう選択肢を増やし これからの建築の形や展示づくりのあり方を模索します。 ［How to Join］ 設計／施工／竣工／解体 建築にまつわる4つのフェーズへの参加。 1つの建築や展示をつくるプロセスは大きく 「設計」「施工」「竣工」「解体」の4つのフェーズに分けられます。 「ことの次第 / Way of Things」では これら4つのフェーズが繰り返され 「こと」が循環していくことを目指しています。 この4つのフェーズと並行して運用しているのが 「こと」の情報を共有できる サブスクリプション型プラットフォーム。 サブスクリプションに登録すると 解体を待つ「こと」の引き取りを申込/相談することでき 交渉成立後、無償で引き取ることができます。 また、プラットフォームでは「こと」が 今までどのような用途で使われてきたかの履歴情報、 建築や展示の設計プロセス、図面を確認することができ 引き取り手が新たに立ち上げる建築や 展示の設計に活用することも可能です。 また、サブスクリプションに登録した方は 4つのフェーズに応じたGROUPの提供する サービスを利用することができます。 （詳しくはWEBサイトをご覧ください👀📝） SNS：@_wayofthings WEB：https://wayofthings.jp Discord：https://discord.gg/RxyQXHgh53 明日以降、実際にGROUPが手掛けてきた 「こと」を図面や詳細情報とともにinstagramに投稿予定。 さらに詳細な情報（履歴情報、建築や展示の設計プロセス、図面） の確認や実際の取引についてはDiscordより確認いただけるので ぜひ公式アカウントとWebサイト、Discordを ご確認いただけたら幸いです😉📝 === Creation Team ことの次第 / Way of Things GROUP @groupatelier 井上岳、 齋藤直紀、棗田久美子、赤塚健、中井由梨 担当：篠崎祐真 協力：Colette Leong、Sayak Bhattacharya、Sofiia Babirenko グラフィック：Xiaojun Shi web：ひぐちなおや 編集：西山萌 . #ことの次第 #wayofthings #groupatelier #建築 ===2024/08/23に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/ことの次第#ことの次第https://www.instagram.com/explore/tags/wayofthings#wayofthingshttps://www.instagram.com/explore/tags/groupatelier#groupatelierhttps://www.instagram.com/explore/tags/建築#建築2.06%1280* * 輪郭をほどきスケールを拡張する 機能や形態を超えたかたちの先へ。 [Exhibition] ―- 21_21 DESIGN SIGHT Gallery 3 「beyond form / かたちなき野性 GUSHA GUSHA, KUSHA KUSHA」 @im_men_official ―- * * beyond form / かたちなき野性 有形であり、無形である。 有機的であり、無機的である。 洗練された人工物であり、無垢な自然物のようである。 相反する性質を秘めたその引力に引き寄せられるように にぎってつぶしてこねてまるめ ふれることで手繰り寄せられる 直感的な心地よさと本質へと向かう探究心は 輪郭をほどくように事物のスケールを拡張し 機能や形態を超えた「かたちなき野性」を顕にする。 Tangible and intangible. Organic and inorganic. A refined artifact yet it appears to be a pure natural object. Drawn by the allure of these opposing qualities, we grasp, crush, knead, and round, drawn closer by touch. The intuitive comfort and curiosity driving us toward the essence dissolve outlines, expanding the scale of things, revealing a wildness “beyond form”. ~~~ 完成形でありながら変貌自在な表情を持ち、有機的でありながら無機的な存在感を放つIM MEN AUTUMN WINTER 2024/25シーズンのバッグ「GUSHA GUSHA」と「KUSHA KUSHA」。素材にふれることで生まれる直観的な心地よさ、根源的な美意識に向き合い、本質に立ち返る試みとして企画される特別展示「beyond form / かたちなき野性 GUSHA GUSHA, KUSHA KUSHA」、会期も残すところ数日となりました...! アーティストの木下理子さん、プロダクトデザイナーの鈴木元さん、アーティストの中田愛美里さん、空間デザイナーの吉添裕人さん、花道家の渡来徹さんにより創作される作品群は、本能的に生まれるかたちでありながら、明確な輪郭や定義を持たない「かたちなき野性」を顕にします。各々の手法で表されるかたちの系譜を、ぜひ会場にてご覧いただけたら嬉しいです🤲 本展ではIM MENの企画チームのみなさん ディレクターの吉添さん、デザイナーの前島さんと共に コンセプト設計を含め作家のみなさんの作品を紹介する 会場のテキスト執筆やハンドアウトのテキスト等 会場全体にまつわる編集を担当させていただいています。ハンドアウトでは作家の皆さんそれぞれの思考プロセスやコンセプトをお読みいただけます。ぜひご一読いただけたら幸いです🌿 ~~~ 「地球の背中に触れる」 新しい地層を広げてみる。 地層を越えて、地球という存在に触れている。 手触りから今、自分の現在位置を知覚する。 ―木下 理子 Riko Kinoshita ~~~ 「Everyday Objects」 人工物と自然物、その間で揺れている。 現代の工業製品であり古代の土器のようでもある。 抑制された型に内在する野性の形をみる。 ―鈴木 元 Gen Suzuki ~~~ 「ただそこに在るためのホープコア」 何者でもない何かであること。 何者にでもなれる何かであること。 空っぽの入れ物で何者でもない何かを演じるということ。 ―中田 愛美里 Emiri Nakada ~~~ 「Mundane」 ありふれた風景の中、光と影をつかむ。 意識/無意識下に丸められ、雨風にあたり時を刻む 匿名の彫刻から、かたちとは異なる次元の何かへ。 ―吉添 裕人 Hiroto Yoshizoe ~~~ 「委ねられた輪郭」 絡み、巻きつき、依存することで光に近づく。 元あるものをも時に飲み込むかたちなき存在は しなやかに変容し、応ずることで自由を獲得する。 ―渡来 徹 Toru Watarai ~~~ * 主催：株式会社イッセイミヤケ 会期：2024年8月1日(木)ー8月15日(木) 場所：21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3 @2121designsight - ディレクション / 会場構成： 吉添 裕人 @hirotoyoshizoe グラフィックデザイン： 前島淳也 @junyamaejima 編集：西山萌 @moe.ninnjinnlove 参加作家： 木下理子 @kico0703 鈴木元 @gen__suzuki 中田愛美里 @__emilcake__ 吉添裕人 @hirotoyoshizoe 渡来徹 @watara_ikebana https://www.isseymiyake.com/blogs/news/173982024/08/12に公開21_21 DESIGN SIGHT 日本 東京都3.4%2101* * 21_21 DESIGN SIGHT Gallery 3 「beyond form / かたちなき野性 GUSHA GUSHA, KUSHA KUSHA」 [Exhibition Release] ―- IM MEN @im_men_official ―- * * お知らせが直前になってしまいましたが… 三宅デザイン事務所によるメンズブランド IM MEN（アイム メン）の主催する特別展示 「beyond form / かたちなき野性 GUSHA GUSHA, KUSHA KUSHA」が 8月1日(木)ー15日(木)の2週間 21_21 DESIGN SIGHT Gallery 3にて開催されます。 西山は今回、企画名やコンセプト設計を含め 本展にまつわる編集を担当させていただいています。 特別展示のディレクターを務めるのは 風景や現象、素材など自然界に存在する プリミティブな要素をインスピレーションに 人と空間との間に生じる「変化」「動き」「時間」 といった不完全で流動性のあるテーマを 探求する空間デザイナー・吉添裕人さん。 かたちの輪郭をほどくように 感性/理性の間に揺れ動く身体性 拡張されるスケールを定着した グラフィックデザインは前島淳也さん。 そして物体と空間の間に存在する重力や 手でふれることで形作られるテクスチャ 人 / 素材 /環境との相互作用で変容する構造など 立体造形から映像表現、インスタレーションに至るまで アーティスト、プロダクトデザイナー 花道家、空間デザイナーといった メディアを横断する5名の作家が参加します。 本展に向けてみなさんと伴奏した数ヶ月。 「一枚の布」と身体という視点から出発する IM MENから、実用性や機能性という概念を超え 言語化が難しい原初的な感覚を物質に定着させ 使う人にも引き継いでいくように生まれたプロダクト GUSHA GUSHAとKUSHA KUSHA。 ふたつのメディウム（プロダクト）を通じて ひとつひとつのバラバラだった音が 気がつけば共鳴したり反響したり 協奏曲のように編まれていく過程は 創作に向かう根源にあるものを 再び掘り起こしながら立ち上げるような時間で 個人的にもとても印象深い経験となりました。 「beyond form / かたちなき野性」という言葉や コンセプトについてはあらためて。 ぜひ展示にお越しいただけましたら幸いです☺️ 下記、IM MENの展示概要より。 ~~~ 8月1日(木)から、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で、特別展示「beyond form / かたちなき野性 GUSHA GUSHA, KUSHA KUSHA」を開催します。 完成形でありながら、さまざまな形状に変容する素材独自の表情を持ち、有機的でありながら無機的な存在感を放つ IM MEN AUTUMN WINTER 2024/25 シーズンのバッグ「GUSHA GUSHA」と「KUSHA KUSHA」。素材にふれることで生まれる直観的な心地よさ、根源的な美意識に向き合い、機能や形態を超えた本質に立ち返る試みとして企画される本展では、ディレクターに吉添裕人氏を迎えます。そして展示には、表現の領域を横断する作家として吉添氏に加え、木下理子氏、鈴木元氏、中田愛美里氏、渡来徹氏が参加します。 各作家が「GUSHA GUSHA」「KUSHA KUSHA」にふれ、にぎったりつぶしたり、こねたりまるめたりする行為を通じて創作される作品群は、本能的に生まれるかたちでありながら、明確な輪郭、定義を持たない「かたちなき野性」を顕にします。それぞれの手法で表されるかたちの系譜、そしてその先でこのバッグを手に取る鑑賞者一人ひとりに引き継がれていく物語の一部を、ぜひ会場にてご堪能ください。 主催：株式会社イッセイミヤケ 会期：2024年8月1日(木)ー8月15日(木) 場所：21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3 @2121designsight - ディレクション / 会場構成： 吉添 裕人 @hirotoyoshizoe グラフィックデザイン： 前島淳也 @junyamaejima 編集：西山萌 @moe.ninnjinnlove 参加作家： 木下理子 @kico0703 鈴木元 @gen__suzuki 中田愛美里 @__emilcake__ 吉添裕人 @hirotoyoshizoe 渡来徹 @watara_ikebana https://www.isseymiyake.com/blogs/news/17398 - #immen #immenisseymiyake #miyakedesignstudio #isseymiyake #21_21designsight #beyondform2024/07/31に公開21_21 DESIGN SIGHT 日本 東京都https://www.instagram.com/explore/tags/immen#immenhttps://www.instagram.com/explore/tags/immenisseymiyake#immenisseymiyakehttps://www.instagram.com/explore/tags/miyakedesignstudio#miyakedesignstudiohttps://www.instagram.com/explore/tags/isseymiyake#isseymiyakehttps://www.instagram.com/explore/tags/21_21designsight#21_21designsighthttps://www.instagram.com/explore/tags/beyondform#beyondform2.56%1590* * 静かな「平和」に対する抵抗の声。 ノイズの排除された劇場空間、 「観客」の特権性と社会について。 [Stage note] —- 饗宴/SYMPOSION I DREAM OF A DANCE AFTER LIBERATION @symposion_2024 —- * * ーー笑える話をしましょう 笑いってなんでしょうか なんで笑うことができるんでしょうか（中略） 笑うことができる世界って「平和」なんですよね 「平和」にはノイズはあってはならないのです ーーあなたたちはこれを フィクションだと思って見ている 自分たちとは関係のない安全な場所から見ている 関係がないから笑うことができるんでしょう （劇中セリフ/筆者による覚書） ーーずっと信じてきた「平和」という言葉が、実は抑圧の上に立っているものだということを、私は2023年10月7日以降、強く認識するようになりました。「みんな」の平和を維持するために、踏みつけられ、いないことにされている存在の姿。それは、さまざまなマイノリティ属性や障害を社会からラベリングされ、差別を受け、透明化され、周縁化している人々の姿です。（中略）今回、抑圧や排除のシステムが内在化された劇場という場所で私が試みたことは、自由と開放を求める人々の姿、自分の特権性を手放して変化を選ぶ人々の姿、そしてその人々の交差性を描くこと、それにより社会の構造を提示し、観客に選択肢を与えることです。静かな「平和」に対する抵抗の声。それは誰かにとっては都合が悪く、排除したいノイズです。そのノイズをさらに大きくする拡声器としての役割こそが、今この作品が担うべきものであると私は考えます。（演出・振付家/橋下ロマンスさん挨拶文より引用） * * 古代ギリシャの哲学者 プラトンの『饗宴』をモチーフに 現代の社会構造を批判的に描いた 橋本ロマンスさん演出・振付の舞台の備忘録として。 . 私たちは何者として会場に着席しているのか。 鑑賞チケットを購入し 大袈裟なまでに高い天井の下 設置された椅子に深く腰掛け 環状のステージを見下ろすように 中央の舞台を見つめる。 音の躍動に耳をすませ、光の移ろいを目で追いかけ あるときはその攻撃的に発せられる音に萎縮し 会話し翻弄され恐れ怒り立ち止まり動き回る人々 その時々で移り変わるシーン、さまざまな事象を どのように受け止め立ち居振る舞うべきのか。 ステージを凝視しながらどのような感情を抱き、 なぜそのような表情で舞台を見つめるのか。 一瞬、わからなくなった。 . 音・光・視線・姿勢・身振り…… 抽象化され、記号化された 人々のそれらと個々の関係性の成り行きを観ている。 そして気がつけば私たち自身もまた 何者かに”観られている”対象にすり替わる。 . 目を逸せない光景、人々の滑稽な姿は まさしく私たち自身が繰り出している この世界の縮図なのかもしれない。 観客化された視点をほどくように 滑稽なのが、実は自分たち自身の姿 なのではないかということに気が付く。 観ているようで取り囲まれている。 耳を澄ましていたら音に制圧されている。 光に照らされた小さな空間が 実は舞台のほんの一部分でしかなかったことに気が付く。 こちらに来たと思ったら向こうに去っている。 引き寄せられ、突き放され、 笑っていたら、笑われている。 . 舞台装置とは 元々そういうものだと言ったらそうかもしれない。 しかし「饗宴/SYMPOSION」は 上演中の1時間20分の間 観客の現在地を徐々に溶かしながら 安心して観ている距離感には留めてはくれない 音や光といった目に見えない波で触れられるように ある意味、舞台と観客という関係性が 壊され拡張されるような体験だった。 . そして「平和」という言葉について あらためて考えさせられた。 舞台もまさに平和であることの上に成り立っている。 （1時間20分も密閉された空間で観劇できるという状況は まさしく平和の象徴であるのかもしれない） 私たちは平和であることを求めている。（と思う） けれど、その平和はどのように生み出されるものなのか。 どのようなものの上に成り立っているものなのか。 私たちが求めている平和とはどんな状態なのか。 私たちが信じていた平和な社会とは…?? 今までに平和な世はあったのだろうか。 . 「”平和”にはノイズはあってはならないのです」 という言葉が深く心に残った。 一見、おかしなところのない言葉。 正直、かなり恐ろしいセリフだ。 この社会で、ノイズになるものは排除されるのだろうか。 無意識のうちに人が排除しようとしているもの この”平和”の上にある舞台を観ながら邪魔だと感じるもの ノイズが排除された劇場空間で それがなにかを、提示されたようなそんな舞台だった。 * * 舞台は本日7月7日まで。 お時間の合う方は都知事選の選挙への投票と合わせてぜひ🤲 （U24、U30の方にはディスカウントがあるようです。 詳しくは@symposion_2024 にて👀 ） ＝＝＝2024/07/07に公開世田谷パブリックシアター 日本 東京都3.03%1853* * 一時的な固定の解体と事物の流れの生成。 「島」をつくるというプロセスの装置化と 新たな建築の提案として。 [Exhibition note] —- GROUP「島をつくる | Planning Another Island」 @groupatelier —- * ーー建築は終着地点への事物の流れの一時的な固定であり、そして建築をつくることと解体することはどちらも事物の流れを生み、島をつくる同様の事象である。（略）「事物の流れ」と「事物が集まる場所」について。事物の集まる場所には建築がつくられている。（ーー「島をつくる」解説文/注釈より引用） * 「建築」という 事物の流れの一時的な固定を解体し 異なる建築（一時的な固定）の内部に 「島」をつくる建築を再現する。 「島」とは 産業廃棄物が分別、粉砕、焼却、運搬され 日々積み上げられる事物の最終処分場 東京の埋立地のことである。 本展は ある住宅の改修から生まれる廃材をもとに 「建築のコンポスト」を行う装置を設計し 新しい「島」をつくる建築の再現を試みる。 つまり 建築をつくる/解体することを同居させ 東京港の埋立地を窓から望む 「事物が集まる場所」、東京・銀座の展示会場で 「事物の流れ」を生む行為を実践している。 * * 建築コレクティブ・GROUPの展示 「島をつくる」を見てとてもハッとした。 私たちは寿命が100年足らずとあって あらゆる「事物」において それらが「生成される」プロセスに 重きを置いて生きている。 いかに新たな事物を生み出し、形にするか。 いかに発展するかというように。 . しかしGROUPは 事物は流れるものという前提のもと 「建築」が時間・空間・物質ともに 事物の流れを「一時的に固定」するにすぎないもの であると示した上で（完成形ではないとも言える） 「建築」をつくるという行為の意味と そのプロセスに問いを投げる。 . （長い目で見れば、生成構築された事物は 腐敗しやがて消滅する。しかし事物、ひいては建築の腐敗までのプロセスを事物の一環と見越して建築物を建てる人はいったいどれだけいるのだろうか） . 埋立地は事物の流れの一時的な固定を超え 大地に擬態し（人新世といわれる所以でもある） 人工物による地層を形成する。 そしてGROUPの提案する新たな「島」は 固着化したものを融解させる手段・装置であり 固定されていることがデフォルトになっている 「建築」はあくまで事物の流れの一部 プロセスの一部分にすぎないことを明示する。 では「建築をつくる」とは何を意味するのか。 土に戻った事物はさらに会期後、新たな建築の構築につながる予定だそう。今後のプロセスも楽しみです。 . 展示は明日7月6日まで。 お近くにお立ち寄りの際はぜひ🤲 * * === GROUP「島をつくる | Planning Another Island」 会期2024年5月23日（木）〜7月6日（土） 会場 MYNAVI ART SQUARE （〒104-0061 東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー22F） 開館時間 11:00〜18:00 休館日 日・月・祝 入場料 無料 アーティスト/ GROUP @inouegaku @saitonaoki_ug @kumikonatsumeda @ak2ka 担当/ 中井由梨・篠崎祐真 @lllllliilllllllill @__shinozaki.yuma__ 協力/ 李静文(D-O-U narimasu) @celiamo_ 制作補助/ 川村碧生・川上央・遠藤さくら・Simon Andri Fischer・Lujza Hostačná・Ines Ostojic @simonandrifischer @lujzahostacna @iiosto 写真/ 竹久直樹 @takehisanaoki 音/ 土井樹 @idoiidoi_ === 《Statment》 展示室の窓から東京の埋立地/ 島が見える。 今この瞬間にも、埋立地では産廃物の処理が行われている。 私たちは日々、その島をつくりながら生活をしている。毎日決められた時間、ルートで集められる産廃物は、いくつかの建築を介して分別、粉砕、焼却、運搬され、最終的に埋立処分場に運ばれ、私たちが今見ている島の一部となる。 この展示では、島をつくる建築を展示室に移設する。 本展に合わせて、とある小さな住宅の改修を行い、その過程で生まれる廃材を、展示室でコンポストして土をつくる。そうしてできた土はもとの場所に戻り、この東京という島の形を変えていく。 私たちは島をつくる建築を展示室に再現し、窓の外に見える島とは異なる、新しい島をつくることを試みる。2024/07/05に公開- 指定なし3.37%2090* * koen_ginza Talk Session#1 “公園を哲学する” [Exhibition+Talk] —- @koen_kyoto @ginzasonypark —- * * 「公園」とはなにか？「koen ginza」では 4つの問いをみなさんと共に考えるべく 展示と合わせて2つのトークを開催しています。 * ~~~ 🟢What does “park” mean to you? Q1.あなたにとって公園とはどんな存在ですか？ 印象的な体験やエピソードがあれば教えてください。 Q2.「公園」を公園たらしめているものはなんだと思いますか？公園に欠かせないと思うものを教えてください。 Q3.公園にさまざまな遊具があります。 もし自分で公園をつくるとしたら、 どんな遊具があったら面白いと思いますか？ Q4.これからの社会に必要な公園とは どんな公園だと思いますか？ 理由も合わせて教えてください。 ~~~ * Talk Session#1 ”公園を哲学する”では 哲学者の永井玲衣さん、 京都市都市経営戦略室の葉山和則さんをお迎えし あなたにとって「公園」とはどんな存在ですか？ という問いを入り口にトークを開催しました。 なにをもって「公園」といえるのか。 人が集うとはどういうことなのか、 集う先にあるものは？ あそぶとはどういうことなのか？ まちに公園という名の場所があることの意味は？ Security（安全性）の担保された場所と Safety（安心できる）場所の違いは？ 社会実験としての公園でことを起こすetc… 「公園」という場や派生すること、ひととひとの関係性 これからの社会の形に至るまで話が広がりました。 * ーー自然の営みと人の営みが同居していて、本を読んだり運動したりひとりで動く人もいれば、デモのはじまりの場所にもなるように、誰かと共に一緒に動き出す動力やエネルギーが自然と集まる場所でもある。「公園」は「対話」に似ていると思います。誰もが参加できる場所であり、誰にでもひらかれている場所。一方で、「公共」の空間は誰のものでもあるけれど、誰のものでもない。日本の場合Commons=Our spaceとはならない。だからこそ「わたしたちの公園」と言われるとのっぺらぼうな感じがする。「わたし」がここに関わっていい、と思える仕組み、装置、仲介者が必要なのかもしれない。（永井さん） ーーそもそも「人が集う場所」にはなにがあるのか？が気になっています。人が集う場所では多くの場合「Security」が求められ、してはいけないこと、禁止事項を積み上げることで安心安全な場所をつくろうとする。けれどもほんとうに必要なのは「Safety」な場所なのではないか。みんなが大丈夫、と思える場所。空中ブランコの下に敷いてあるネットはセイフティネットというけれど、今の公園はちょっとした冒険ができる場所、失敗が許される場所ではなくなってきていると思う。（永井さん） ーー公園は立ち止まり、つながり、交わる場所。また、分断も生む場所でもあります。自治体職員として公園利活用の仕事に携わる中で、公園のルールを緩和する社会実験を実施していますが、その過程において、多様な層の方との交わりが生まれました。それらの経験を通じて、自分の生き方も変わりました。使い方を誤ると分断も生みます。それぞれの場所の物語を読み解きながら関わることが大切だと思います。（葉山さん） ーー遊具の有無に関係なく、こどもたちがひとまず集まって「なにして遊ぶ？」から始まるのが公園。予定調和ではなく想像力をはたらかせる余白がある場所。かつてはなにか失敗しても許されて冒険できるような創造性を育む場所だったでのはないでしょうか。（中略）行政が作る用意された場所、ではなく自分ごとにしていくためには、公園の中で完結するというよりも、公園のまわりに繋がりしろを作ることで、その成り立ちやプロセスをひらいていく。今回のkoenのように、関係のない人同士を繋ぐきっかけとして仲介者がいる、もしくは媒介を作ることで、社会実験と称して小さくことを起こしていく「こと」から始めてみるのがいいのではないでしょうか。（葉山さん） etc...... * * 書ききれないのですが アーカイブはsony parkのアカウントに掲載中。 本日Talk Session 2のテーマは "遊具を想像する”👀💭。 建築家・DOMINO ARCHITECTS代表の大野友資さん エンジニア・nomena代表の武井祥平さんをお招きし お話を伺います。 ぜひライブ配信でもご覧ください😉 * * _____ “koen ginza” by Kisshomaru Shimamura at Sony Park Mini 2024.6.1-6.12 —- 6月7日(金) Talk Session 2 "遊具を想像する" 19:30-20:30 ゲスト: 大野友資 (建築家, DOMINO ARCHITECTS代表) 武井祥平 (エンジニア, nomena代表) 聞き手: 嶌村吉祥丸 西山萌 (編集者) _____2024/06/07に公開Sony Park（ソニーパーク） 日本 東京都https://www.instagram.com/explore/tags/1#12.69%1670* * 公園であり、目的のない居場所。 What does “park” mean to you? [Exhibition+Talk] —- “koen ginza” by Kisshomaru Shimamura at Sony Park Mini 2024.6.1-6.12 —- * * —さまざまな人やものが行き交い そこに対話が生まれる 実験の場所でもあり、表現する場所でもある。 開かれた場所でもあり、ふと立ち止まりたくなるような そっと人や自然に寄り添う場。 曖昧で定義しにくいけれど 誰かにとっての拠り所になる。 …そんな場所があったらいいと思う場所。 * 今年秋、京都・一乗寺エリアで アーティスト・嶌村吉祥丸くんが企画を進める 「koen (コウエン)」がはじまります。 そしてオープンに先駆け、公園とはなにか？ ことばを交わす展示がSony Park Miniにて 開催されることになりました。 * 公園ってそもそもなんだ…?? ということについて想いを巡らせると さまざまな記憶の断片がくるくると浮かぶ。 鬼ごっこをして転んで泣いたり 友達と思い切り喧嘩したり 特別な想いを打ち明けたり ひとりになりたい夜に思いっきり泣いたり 誰もいない深夜にダンスのステップを踏んだり どこにもぶつけられない想いを胸に全力で走ったり… 年齢を重ねて立場も環境も変化して それでもどんなときもたまたまそこにあって、 いつだって受けとめてくれた場所。 明確な理由なんてなくても自分がいてもいいと思える 「公園」ってなんなのか？を考えたい。 用意された公園はもちろん必要だけれど 自分たちだけの“公園”をつくれたら きっと少し生きやすくなるんではないだろうか そんな思いも抱きながら、トークに登壇します。 ぜひ会場にて、お待ちしています◎ * ~~~ “koen ginza” by @kisshomaru @koen_kyoto at Sony Park Mini @ginzasonypark koen ginza(コウエン ギンザ)をSony Park Miniにて開催します。今年秋に京都でオープンを予定しているkoen(コウエン)という場所は、Sony Parkにも通ずるコンセプトを持ち、 文字通り公園のような余白のある場所作りを目指していることから、Sony “Park” Miniにて本展示を開催する運びとなりました。 本展示では、様々な領域のクリエイターに公園や遊具に関するリサーチを行い、来場者の皆さまに対しても公園の存在そのものを問い直します。展示空間ではコロナ期間中に使用禁止となった遊具に注目した写真、ROTH BART BARON・三船雅也によるコウエンのためのサウンドインスタレーション、ものやと共同制作した遊具をモチーフとした家具・図工椅子を再構築したスツールの展示、古本遊戯流浪堂によって選書された古本の販売、kibn(キブン)によるフレグランス体験を会場でお楽しみいただけます。 What does “park” mean to you? あなたにとって「コウエン」とは？ 本展示では、さまざまな人と対話し、実験し、共有することで、わたしたちにとってのコウエンを再定義しようと思います。よろしくお願いいたします。 _____ Statement: あなたにとって「公園」とはどのような存在でしょうか。 ランニングをする場所。本を読む場所。ちょっと休憩する場所。子どもと一緒に遊ぶ場所。自然と触れ合う場所。深呼吸をする場所。友人と語らう場所。何も目的なく訪れる場所…。 現代における公園の在り方をさまざまな角度から再定義しようと思います。あなたにとって「コウエン」は、どのようなものであってほしいですか。 _____ Talk session: 6月2日(日) Talk Session 1 "公園を哲学する" 14:00-15:00 ゲスト: 永井玲衣 (哲学者) 葉山和則 (京都市都市経営戦略室) 聞き手: 嶌村吉祥丸 西山萌 (編集者) 6月7日(金) Talk Session 2 "遊具を想像する" 19:30-20:30 ゲスト: 大野友資 (建築家, DOMINO ARCHITECTS代表) 武井祥平 (エンジニア, nomena代表) 聞き手: 嶌村吉祥丸 西山萌 (編集者) _____ Artists: Sound Installation: ROTH BART BARON 三船雅也 @beargraph @rothbartbaron Furniture: ものや @shop_monoya @studio_monoya @tokisakurai Book: 流浪堂 Fragrance: kibn @kibn_official Design: 森洋介 @yousuke_02 Talk Session: 永井玲衣 @nagainagai 、葉山和則、大野友資 @comemochi 、武井祥平 @nomena.jp Edit: 西山萌 @moe.ninnjinnlove Photogtraphy, Direction: 嶌村吉祥丸 @kisshomaru2024/05/24に公開Sony Park（ソニーパーク） 日本 東京都3.87%2400* * “Like seeing this world for the first time” （この世界をはじめて見るかのような） Kenji Sakai solo exhibition [Exhibition + Text Edit] — @kenjisakai_87 — * 一つのピースが欠けたら 構造全体をも破滅に陥れるほどの 儚さと危うさを孕む世界。 それを知っても尚積み上げることを続けている 私たち個人もまた、社会と同様に 己を滅する刃と脆弱性を自らに内蔵する存在である。 三角形の集合体が全貌をあらわすなか、 その世界は徐々に歪み始めているように思えてならない。（中略） たった一つのピースが消失し、 すべての構造が崩れ去るとき そこにはどんな世界が立ち現れるのだろうか。 アイデンティティという名の己が失われるとき、 そこに存在するのは何者なのだろうか。 （-Statmentより） * 不確かな時間や空間を成す 構成物や揺らぎを手にとるように 描き再構築する態度を通じて作品に定着し 目に見えぬけれど確かに変容しゆく世界を顕にしてきた 作家・酒井建治くんによる個展が、代々木上原の NOMADIC GALLERYで開催中です。 * 「共同体」「社会」「国」とはなんなのか。 技術の発展と共に集団社会としての利点を活かし 私たち人間は今も尚、進化を続けているようである。 しかしその代償として 離れ難く絡まり合った構造と引き換えに、 「社会」の表層には静かに亀裂が走り、 今やその裂け目は目を背けることができないほどに 致命的な傷となりつつあるのではないか。 「安定」「調和」という言葉により 約束されたかのように紡がれた世界の先に何があるのか。 * 自身、今回の展示に際しテキストを執筆するなか 彼の構想メモやスケッチを通じて 考えさせられたことが多々ありました。 展示は今週末28日まで。ぜひお立ち寄りください🕊️🫧 * ~~~ ✴︎Statement “Like seeing this world for the first time” （この世界をはじめて見るかのような） 点により時を定め 線により関係を結び 領域により存在を立ち上がらせる。 最小限にして最も原始的な要素が ひとつの次元の内に結実するとき 幾何学図形・三角形が現れる。 一瞬の内に体験する感覚、認識される視点は 思考し行動することで解釈され軌跡となる。 視点と経験から紡がれる領域は 自己とは異なる外部の世界、もしくは 他者と交わるための輪郭となり 己という名の三角形が描かれる。 あらゆる方向性をもつ時間と空間の共存する次元で、 私たちは美しく安定した調和と連帯を羨望し 個の言語、思想、知能、技術、欲望、 権力を積み重ねを集積させた無数の三角形の集合体は 交差し、結合し、新たな構造となり 「共同体」「社会」「国」を築いてきた。 不動の地盤を築くかのように人々を魅了する均整のとれた形態が 連なり結合することで生まれた強固な連帯が、 私たちにもたらしたものはなんだろうか。 今からおそよ60年前、1968年に出版された『宇宙船地球号操縦マニュアル』で、著者のバックミンスター・フラーは「行き過ぎた専門分化をやめて包括的に考えよ」と述べた。様々な問題は全てが絡み合い、個々に対処しようとすると問題は深刻化してしまうという。専門性と規律を保ち、科学やテクノロジーの発展と共に集団社会としての強さを活かしてきた私たちは今も尚、加速的に進化を続けている。その代償として離れ難く絡まり合った構造と引き換えに、その脆弱性が顕となった。「社会」の表層には静かに亀裂が走り、今やその裂け目は目を背けることができないほどに致命的な傷となりつつある。 一つのピースが欠けたら構造全体をも破滅に陥れるほどの儚さと危うさを孕む世界。それを知っても尚積み上げることを続けている私たち個人もまた、社会と同様に己を滅する刃と脆弱性を自らに内蔵する存在である。三角形の集合体が全貌をあらわすなか、その世界は徐々に歪み始めているように思えてならない。 たった一つのピースが消失し、 すべての構造が崩れ去るとき そこにはどんな世界が立ち現れるのだろうか。 アイデンティティという名の己が失われるとき、 そこに存在するのは何者なのだろうか。 本展では積み上げられた三角形の世界の頂点にたつ。 その危うさを孕む完璧なまでに美しい情景に目を細めながら。 * ~~~ “Like seeing this world for the first time” Kenji Sakai solo exhibition 2024.04.19 fri - 28 sun 14:00 - 21:00 東京都渋谷区大山町23－12 ライトウェル大山 *代々木上原駅から徒歩12分 Design : 八木幣二郎 @heijiroyagi Text : 西山萌 @moe.ninnjinnlove Lighting : 渡邉菜見子 @n__________3w Install : 岩木文哉 @fumiya_iwaki Photo : 竹久直樹 @takehisanaoki ~~~2024/04/26に公開Yoyogiuehara 日本 東京都1.53%950* * 都市GENEの抽出・反転・流通 「地図」出版のご案内と 国立国会図書館へ登録のご報告 [Map Release] —- @yoshidayamar @floating_alps_llc —- * * 現在、横浜トリエンナーレの関連企画 BankART Life7 「再び都市に棲まう」に出展している 吉田山+西山萌+木雨家具製作所による プロジェクト作品《都市GENEの抽出・反転・流通》 の地図を出版し早1カ月。全国への流通を開始、 オンラインでも販売を開始しました! また、先日国立国会図書館に納品に伺い 正式な地図資料として承認され登録が完了しました✔️ (NDLサーチのWEBで、検索すると表示されます👀) * 自身、今まで書籍の出版に携わってきたものの 「地図」の出版は今回が初めてとなります。 そもそも地図とはなんなのか？というリサーチから 現代の地図に対する態度としてどんな形が可能なのか。 図版から制作プロセスまで、さまざまな試みをしています。 B0変形サイズの巨大サイズなのですが ぜひ現物を手にとって見ていただけたら嬉しく、 下記にあらためてご紹介させてください👀 * * ~~~ 🗺️ 都市GENEの抽出・反転・流通 🦠 世界の様々な都市に GENE(遺伝子)があるとするならば、 それはどのように抽出できるのか。 「都市GENE の抽出・反転・流通」の 地図がフォーカスするのは、 都市を探索/観察する非合理的な個人の視点です。 地図には侵略や開発のために単純化された境界線や 重要拠点の位置は記されず、地面、水面などの面が 版木として掘り出され、印刷する際に反転することで （今まで目には見えていなかった） ネガティブ都市が表出する仕組みとなっています。 目的地に向かうための「移動」や 「計画」をするための地図ではなく 都市に潜む地層史に着目し、都市を「眺める」地図。 地図の元版となる版木は彫刻、 木版による手刷り印刷によって 印刷地であるBankART Stationで1 枚ごと出版しています。 ~~~ * いわゆる「地図」とは、 どこか目的地に向かうために情報を明文化し その道程やプロセスを示すものと認識されがちですが 元々江戸時代よりも前から絵巻物や浮世絵 手刷りで作られてきた地図をリサーチしてみると 本当に多様な視点で土地や街、世界を捉え、 記す方法があるのだと気が付かされました。 （たとえば山々の連なりに着目した地図もあれば 水路・水脈のみにフォーカスした地図、 魔法陣から描かれる地図、死の世界の地図など） * また、Google Map片手に 道に迷うことすら難しくなっている今日 都市を探索するように、歩かざるを得ない （鳥の視点ではなく、たとえば 地中や地表に生きる粘菌の視点）に立ち返ることで、 見えてくるものはどんな景色なのか？ 航空写真や衛星画像、Google Mapなど いわゆる軍事技術の産物として 生み出されてきたともいえる文明の利器が 今や欠かせない道具になる一方で 現代における地図へのアンチテーゼではないですが、 地図とは何か？ という問いから考えていきました。 * まずは自分たちが1時間に1cmを進む粘菌のように 対象とするエリアを定めるべく、実際に100cmの版木を作成。 1/10,000スケールにすることで、半径5km圏内 というごく狭い横浜という都市をリサーチの対象と定めました。 そこから手書きで版を書き起こし、版木を制作し あえてスローかつ非効率的な手刷りという手法を選び ある意味版面の上で都市を歩き回るかの如く 反転作業に徹する労働者として印刷を行いました。 「都市GENE の抽出・反転・流通」の地図では 地図の新たな形の可能性を提示できたらと考えています。 * また、地図はいわゆる書籍（本）ではなく、 紙1枚でもISBNの付与が認められている 数少ないメディアで 出版流通の可能性を探る企てという意味でも、 ぜひたくさんの方に この地図を手に取っていただけたら嬉しいです☺️ ~~~~~~~~~ ◎「都市GENEの抽出・反転・流通」の地図 価格：¥13,200（¥12,000+税抜） 版型：B0変形 納品状態：地図折 ISBN：978-4-9913306-0-5 出版：2024年3月14日 初版100部 発行者：FLOATING ALPS合同会社 ~~~~~~~~~ 🏠お取り扱い地 ・Bank ART Station @bankart1929 ・Hand To Mouth @htmtokyo ・コ本や @honkbooks ・横浜クリエイティブCOOP（BankART KAIKO） にてお取り扱いいただいています👀 ~~~~~~~~~ 🔗FLOATING ALPS オンラインストア https://floatingalps.stores.jp/items/6615640d77e8d20f0d609c08 ~~~~~~~~~ また、そのほかお取り扱いいただけるお店や 現物を見てみたいという方、絶賛募集中です..! DM、もしくはメールアドレス （moe.2nishiyama@gmail）までご連絡ください😉✉️ * *2024/04/21に公開Bankart Station 日本 神奈川県2.18%1350* * M.E.A.R.L.公開編集会議#1 テーマ：道に迷うことについて ＠なかなかの —- @nakanakano_ @madcity.Jo —- * 告知が全くできず初回完…!でしたが… 何事においても最適解、正解、わかりやすさが求められ 誰もがGoogle map片手に目的地に最短距離で 効率的に目的地に辿り着くことができる昨今、 そもそもわたしたちが道に迷うことは可能なのか？ というふとした疑問からはじまった M.E.A.R.L.初めての公開編集会議。 あっという間に2時間が経過しました…!😳 * 都市には「記号」が多く、望まずとも ここがどこであるという認識を刷り込まれるという話、 W・ベンヤミンの「森のなかで道に迷うように、 都市のなかで道にまようには、修練を要する」という言葉にはじまり 迷うときに共通する法則はなんなのかという問いへ。 迷いやすさを助長する一つの要素としてY字路🏃♂️ （先が見通せないエレメント）があり それを応用し、Y字路が常に設置され 行き止まりを作らない、見通しを得られない構造と 映像や映画のつくりかたを踏襲し 常に新しい光景を生み出し迷い歩くことの楽しさ を意図的に計画したのが ディズニーランドの構造であるという話へ…🏰 そして実はディズニーランドの地図を解読すると 渋谷の地図と酷似するという伊藤さんの分析。🔎 * いまでは“insta映え”を意識した建築物も増える中 17世紀から18世紀イギリス風景式庭園🌳は 風景画におけれるピクチュアレスクという理論に基づき 風景画になった時の見栄えを計算し、 そこから逆算して現実の庭を造園したという話。 * 碁盤の目のような京都や銀座のような 街は迷いにくい？迷いやすい？ という議論に、そもそも迷路ってなんなのか？という さらちゃんも疑問から道を選ぶという選択における話へ。 都市においてはそもそも身体的感覚のみならず、 情報として垂直/水平の構造のルールと回路を読み解く必要があり その解読が求められるが、思い込みやミスによる選択の連続が 道に迷うという現象を引き起こすという話。 * イヌイットの人たちは真っ白な雪原を 全く間違うことなく正確に行き来することができる 要するに彼らには道が見えているという話。 サハラ砂漠でラクダに乗っていた増田さんが 「なぜ道を迷わないのか？」と彼らに聞いたところ 「道はここにあるじゃないか」と言われた話。🐫 パイロットには空の道が見えるという話。✈️ 元々大航海時代に居場所を知るためには 時間を知る必要があったという話。🕛 * そもそも道ってなんなのか。 人にとっての道だけでなく、 例えば水脈や星の通り道etc… ここに書ききれないですが 道に迷うように右に左に進みつつ思考が瞬く間に交差した時間。 ここ最近でこんな面白い議論をしたのは久しぶりだなぁと 脇道にそれた議論も含めて至福のひと時。 こんな編集部に恵まれて幸せです。 編集部のいとうさん、さらちゃん、 三條さん、増田さん、そして 飛び込みで参加してくれた幸歩さん ありがとうございました！☺️ * 次回は5月16日15時~17時@なかなかの 第2回のテーマは「ゲームから都市を眺める(仮)」 次回はオフラインとオンライン、両方で開催しようと思っています。また詳しくは後日告知します。 ご興味ある方はぜひお越しください! (本日の編集会議も後日記事として公開します◎ MEARLの記事もぜひご覧ください😉) * 👇なかなかのの投稿より👀💭 #Repost @nakanakano_ with @use.repost ・・・ M.E.A.R.Lは、株式会社まちづクリエイティブが運営するバーティカルリサーチメディアです。まちの最小単位である「個人」の視点から今まさに変化の只中にある「場」や「メディア」の概念を拡張し、思考+追求+観察+実験+活動していきます。 なかなかの店長、伊藤も編集部員として参加していることもあり、初めての公開編集会議を4/19(金)になかなかので開催します。このメディアのことを伊藤は、アート、文学、料理、民藝、工芸、散歩など多岐にわたる分野を「まち」の最小単位である「個人」という単位から紐解くような、あるいはもっと複雑にしていくようなメディアだと思っています。編集部内の会話の中から初めて知るような知識やインスピレーションがあったり、執筆・編集に際してひらけてきた新たな世界が、店の新しい企画やイベントにつながっていたりもします。 せっかくなかなかののような場所があり、こうした編集部に参加できていることから何かコラボができないかと前々から思っていましたが、今回はその第一段階。それぞれの興味関心が、記事の実現にかかわらず、ドロドロと溶け合うような場を会場に来ていただく人にもぜひ体感してもらいたいと思います。 テーマ：道に迷うことについて 日時：4/19(金) 13:00-15:00 開催場所：なかなかの 東京都中野区東中野2-6-14 参加費：無料（店内でのワンオーダー制） 参加条件：特になし2024/04/19に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/1#1https://www.instagram.com/explore/tags/Repost#Repost0.71%440* * 今日のデザインの意義を 真剣に軽快に、紐解き解釈し伝播する 日本発のデザインジャーナル 『Ilmm』創刊 [Magazine Release] —- Ilmm design journal @ilmm.club —- * * 遅ればせながら…4月1日、 『Ilmm』創刊号がローンチしました。 . 編集者の土田貴宏さんから ご連絡をいただいたのは、2023年7月。 炎天下の夏日、喫茶店でアイス珈琲を飲みながら 日本発のデザインジャーナルを創刊したいと 土田さんからご相談を受けたとき、心の中がざわざわして これから起こることについて思いを巡らしたのを覚えています。 （あらためて国内外のデザイン雑誌、ジャーナルを リサーチしたのはいうまでもありませんが ここであらためて雑誌の定義を問われることになりました） . 日本の数あるデザイン誌でも長らく批評的な視点で プロダクトからインテリア、建築、グラフィックまで 国内外の広範囲のデザイン領域を観察され 第一線で活躍されてきた土田さんだからこそ、 今日の日本のデザイン雑誌における盲点や 悶々としていることも含めてお話を伺うなか 紙のメディアである意味を再び考えることに立ち返るのならば、 デザイナーの加納大輔さんほど適任な方はいないはず、 とお声がけをし、（嬉しいことにお引き受けいただき..🙇） 雑誌というメディアの概念・定義を再度見直しながら そのフォーマットを再構築べく、遊び心を詰め込んだ 『Ilmm』#0が創刊しました。 . 下記、雑誌冒頭テキストより。 ~~ 現在のデザインは、世界と人の関係性にまつわる広範な仕組み、活動、現象などを含む概念になっている。こうした時代に合わせてデザインの専門誌を作るなら、地球全体をくまなく視野に入れるべきだろう。でも『Ilmm』(アイエルエムエム)はあえてそうしないことにした。数名の企画者と協力者が直感を生かし、私的な興味や偶然に逆らわず、手の届く範囲からデザイナーの思考や動向を紹介していく。当然ながら内容は偏り、個々の好みや楽しみが反映される、真剣であるなら軽率であっていいはずだ。というのも雑誌とは、そんな軽率さをひとつの強みにしてきたに違いない。 大量の情報が高速で行き交うようになって以来、紙媒体の立ち位置は依然として揺らぐ。しかし年2回発行の定期刊行物の冗長性と情緒性にふさわしい、デジタル媒体にも書籍にも収まりにくい情報は存在していて、そこには確かな潜在力があると思う。前述した通り世界すべてに関連する、デザインというなかなか扱いにくい題材を、『Ilmm』は寛容に解釈し、現代における意義を伝播させていきたい。あくまでインディペンデントなデザインジャーナルとしての態度を貫きながら。（――About Ilmm より） ~~ * * デザインとはなにか、 いかなる個人的で細かな視点も逃さずに 考え続ける姿勢と共に遊び心を交えながら実験していく 『Ilmm』という「雑誌」のこれからの形に、 個人的にもとてもわくわくしています。 日本ではまだ大々的に取り上げらていない デザイナーのみなさんの言葉はもちろんのこと 雑誌の定型を分解していくような構造の誌面デザインも ぜひ書店にて、お手に取ってご覧ください😉📘 最後に、このような機会に携わらせていただき 土田さんをはじめ、FLOOATの石野田さん、吉田さん、 山本さん、そして加納さんに感謝です🤲 ーーー 誌名：『Ilmm』(アイエルエムエム) 0号刊行：2024年4月 (春／秋の年2回発行) アドバイザリーチーム：吉田裕美佳(FLOOAT)、石野田輝旭(FLOOAT)、山本考志 エディター：土田貴宏 エディトリアルマネージャー：西山萌 アートディレクター：加納大輔 発行：FLOOAT Name of magazine：『 Ilmm 』 Issue 0：April2024 (Published twice a year in spring/autumn) Advisory team：Yumika Yoshida (FLOOAT)、Teruaki Ishinoda (FLOOAT)、Koji Yamamoto Editor：Takahiro Tsuchida Editorial Manager：Moe Nishiyama Art Director：Daisuke Kano Publication：FLOOAT.Inc2024/04/09に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/0が創刊しました#0が創刊しました7.32%4486* * 「都市GENEの抽出・反転・流通」始動。 Extraction, Reversal and Distribution of Urban GENE [Project Release] —- BankART Life7 2024.3.15 Fri ー6.9 Sun @bankart1929 —- * * 世界の様々な都市に遺伝子があるとするなら それはどのように抽出できるのか。 様々な都市を移動しアートプロジェクトや 展覧会制作をおこなうアートアンプリファイヤ 吉田山が企画構想を手がけるプロジェクト作品 「都市GENEの抽出・反転・流通」が始動。 その皮切りとして、2024年3月15日-6月9日 横浜トリエンナーレの関連展覧会である BankART Life7 に出展します。 * 「都市GENEの抽出・反転・流通」では 都市のGENE（遺伝子）を抽出するための地図を発表。 非合理的かつ個人単位での彷徨いの視点を目標とし 身体的生産方法に立ち戻り、展示会場となる BankART Stationで木版による手刷り印刷が行われます。 地図には侵略や開発のために単純化された 境界線や重要拠点の位置は記されず 地面、水面などの面を掘り出され 反転したネガティブ都市が表出します。 また展示期間中、地図をもとに横浜の街に繰り出し 植物を発見、採集、蒸留することで 横浜という都市を香りから観察する 植物採集＋蒸留ツアーを実施。 粘菌のように街を歩き、植物を観察することで 都市の水脈をたどります。 * 展示、ツアーと合わせて ぜひお越しください🌿🫧🏃 * 〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎ 「都市GENEの抽出・反転・流通」 都市にGENE（遺伝子）があるとするならば どのように抽出できるのか。 我々は都市のGENE（遺伝子）の 抽出のための地図を制作する。 粘菌の極小スケールを人間の比喩としたこの地図は 非合理的かつ個人単位での彷徨いの視点を目標とする。 身体的生産方法に立ち戻り、木版による手刷りで印刷。 地面、水面などの面を掘り出し、 現れるのは反転したネガティブ都市である。 侵略や開発のために単純化された境界線や 重要拠点の位置は記されない。 極めて非効率な抽出のための地図は 都市へ棲まう個人へ流通。再び都市へと循環する。 〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎ 🗺️地図制作👷 都市：横浜 粘菌役：吉田山 編集：西山萌 レーザー製版：木雨家具製作所＋株式会社ロッカ 印刷：木版による手刷り／初版 100部発行 インク原料：横浜の堆肥、アラビックガム （防腐剤入）、印刷地半径5km圏内植物の蒸留液 発行者：FLOATING ALPS合同会社 印刷地：BankART Station 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみら い5-1 新高島駅 B1F 発行日：2024年3月14日 初版 参照資料：5万分の1地質図幅「横浜」 （三梨昂、菊池孝男、1982 、 産総研地質調査総合センター） 、 5万分の1地質図幅「東京西南部」 （岡重文、菊池孝男、桂島茂、 1994、産総研地質調査総合センター） * 「都市GENEの抽出・反転・流通 」 企画構想：吉田山 編集＋地図構成：西山萌 什器デザイン＋制作：木雨家具製作所 グラフィックデザイン／シンボル制作＋地図 記号設計：𠮷田勝信 植物採集＋蒸留：VERDE 〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎ 📍開催概要 BankART Life7 「UrbanNesting：再び都市に棲む」 会場：BankART Station+周辺各所（関内地区、 みなとみらい21 地区、ヨコハマポートサイド周辺地区） 神奈川県横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅 B1F 展示会期：2024年3月15日［金］〜6月9日［日］ 開館時間：11:00〜19:00（BankART Station） 休場日：木曜日［4/4、5/2、6/6を除く］ （BankART Station） 料金：セット券（横浜トリエンナーレ+BankART Life7+黄金町バザール2024）一般3,300 円（3,200 円）/ 横浜市民3,100 円（3,000円）/ 学生2,000 円 （ ）は前売料金 主催：BankART1929 🟡BankART Life7🟡 「UrbanNesting：再び都市に棲む」 https://www.bankart1929.com/life7/index.html 🌿採集+蒸留ツアー🧪 「都市GENEの抽出・反転・流通 ワークショップWS for Extraction, Reversal and Distribution of Urban GENE」 VERDE＋ 吉田山 https://peatix.com/event/3879083/2024/03/13に公開Bankart Station 日本 神奈川県3.0%1851* * BankART Life7 「UrbanNesting：再び都市に棲む」 『都市GENEの抽出・反転・流通』出展のお知らせ [Exhibition] —- @bankart1929 —- * * 横浜トリエンナーレ開催毎、大規模な連携企画展として 3年に一度の総括とその後の指針を示してきた BankART1929による大規模な連携企画展 「BankART Life」。 BankART活動開始から20年のタイミングで 開催される7回目、「UrbanNesting：再び都市に棲む」 というテーマで展示が開催されます。 そこで吉田山＋西山萌＋木雨家具製作所として プロジェクト作品『都市GENEの抽出・反転・流通』を 発表します（書ききれないため、詳細は明日投稿します…!） * * 下記、BankART Life7 開催概要より引用します。 ーー2004年、横浜市が推進する創造都市構想のリーディング事業として始まったBankART1929は、歴史的建造物や港湾倉庫などの遊休施設を文化芸術に活用することによって街ににぎわいをつくることをミッションに、館内外問わず様々な事業を展開してきました。またBankART自身も、都市の変容と呼応して何度もその棲家を移動せざるをえなくなり、引っ越しを繰り返し、様々な危機に直面しながらも活動継続して現在に至ります。「都市に棲む」というフレーズは、そんなBankARTのあり方としてたびたび使われてきましたが、この「棲む」という言葉には単に居住するという意味を超えた動物的な感覚が含まれています。野生の思考で都市を見つめ、自らの場所を発見し獲得していく喜び。それと並行して都市の中に潜むさまざまな問題や課題に対して真摯に対峙し、不確実さを引き受けながら、自由自在に形を変えてそれでも都市に棲み続けること。都市に棲む鳥たちや虫たちが、明るい日差しに戯れる日もあれば風雨の吹き荒れる中それぞれの巣で身を寄せ合いじっと耐える日もあるように、嵐の後の雨に洗い流された瑞々しい空気が、都市の見え方を大きく変えてみせてくれるように。 「都市」のような捉えどころのない大きなものについて考えるとき、個々人が捉えることのできる都市像は生物における環世界のように自分の立ち位置から独自の視点でみたものでしかなく、自分に見えるものは常に部分でしかありません。しかし、自分にしか見えない都市を地図にして誰かに渡したら、その人は同じ都市を違う都市のように巡ることができるかもしれません。様々な地図の無数の交換を繰り返す中で互いを更新し創造していった先には、どんな都市が立ち現れるでしょうか。（BankART Life7 開催概要より） * * ぜひお越しいただけたら幸いです。 —— 参加作家（五十音順・屋外展示作家含む）： 淺井裕介、アトリエ・ワン＋東京工業大学塚本研究室、石内 都、磯崎道佳、ウー・チェンイー、牛島達治、大田黒衣美、岡﨑乾二郎、甲斐貴大/studio arche、片岡純也＋岩竹理恵、川俣 正、キム・ガウン、蔵 真墨、小林 椋、佐藤邦彦、さとうくみ子、志田塗装＋酒井一吉、島袋道浩、下寺孝典（TAIYA）、白井美穂、SPACESPACE、鷹野隆大、高橋士郎、谷本真理、電子音響ピープル、野老朝雄、中谷ミチコ、西原 尚、蓮輪友子、婦木加奈子、blanClass＋神村 恵、みかんぐみ、水木 塁、三田村光土里、光岡幸一、村田 真、矢内原充志、柳 幸典、ヤング荘、吉田山＋西山萌＋木雨家具製作所、葭村太一、ワークステーション＋武蔵野美術大学建築学科高橋スタジオ、ほか（42組／2024年2月7日時点） — * ◎開催概要 BankART Life7「UrbanNesting：再び都市に棲む」 会場：BankART Station+周辺各所（関内地区、みなとみらい21 地区、ヨコハマポートサイド周辺地区） 神奈川県横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅 B1F 展示会期：2024年3月15日［金］〜6月9日［日］ 開館時間：11:00〜19:00（BankART Station） 休場日：木曜日［4/4、5/2、6/6を除く］（BankART Station） 料金：セット券（横浜トリエンナーレ+BankART Life7+黄金町バザール2024）一般3,300 円（3,200 円）/ 横浜市民3,100 円（3,000円）/ 学生2,000 円 （ ）は前売料金 主催：BankART1929 共催；横浜市にぎわいスポーツ文化局 横浜トリエンナーレ組織委員会（馬車道駅コンコース作品のみ）、パシフィコ横浜（ぷかりさん橋会場のみ）、ヨコハマポートサイド街づくり協議会（ヨコハマポートサイド周辺地区のみ） 協力：横浜高速鉄道株式会社、株式会社ココラボ、株式会社青柳建設、Yokoito Additive Manufacturing、株式会社鈴木事務所（YSDO）、ほか その他、作品設置に関係いただいた施設・店舗関係者の皆様、ツアーにご協力いただいた皆様 公式サイト：BankART Life7 「UrbanNesting：再び都市に棲む」 https://www.bankart1929.com/life7/index.html2024/03/11に公開- 指定なし2.19%1360* * 共有地/知のデザイン 100年後に向けて、 あらたな「言葉」を考える [Talk event] --- 多摩美術大学 統合デザイン学科 卒業・修了制作展 2024 @integrated_gw --- * * この先の未来に、私たちはなにを共有できるのか。 あるいはのこし、伝えることができるのか。 分裂、分解しそうな世界で、それでも生き物として、 ひととしての私たちを繋ぎとめるものはなんなのか。 形あるものは、やがて消えていきます。 では形なきものは…？ * 母校である多摩美術大学・統合デザイン学科の 卒展実行委員のみなさんにお声がけいただき ワークショップを開催することになりました。 書ききれないほどのものごとと現実に 追いつかない心で生きる日々ですが... いまあらためて「言葉」について、考えたいと思います。 * ~~~ 📚トーク概要💬 形なきものに輪郭を与え、まだ見ぬ景色、価値観を描き出す。「design」という言葉のルーツはラテン語の「designare」（計画や構想を記す、表す）からきています。そして今日、数千年の時を経て価値観を交換、共有する道具として使われている「言葉」は、「design」の産物でもあると思います。 一方で、言葉を知らない赤ちゃん同士、意思疎通を行うことがあります。音楽に耳をすまし、心を動かされることがあります。相手の目を見て気持ちを察することがあります。私たちは無意識のうちに共通言語（language）がなければコミュニケーションは成立しないと考えがちです。けれどいっそ、言語（language）を持たなかったら？ 宗教も思想も、もとを辿れば「言葉」から派生したもの。ときに分断を生んできた言葉は、一方で薬にもなり得ます。思いをあらわす、芸術にもなります。相手に共感し、包み込むこともできます。音に形、映像や光、食べ物、土器etc...メディウム（媒体）は問いません。100年後に向けて、あらたな「言葉」をデザインすることについて考えます。 ~~~ 💭企画背景💭 簡単に企画背景と自己紹介を。 「デザイン」を学んでいた学生時代を経て 「あつめてあむ」という言葉に惹かれ 現在は価値観や概念をほどき編み直すように 「編集者」の一端として粘菌的に生きています。 視覚言語という言葉がありますが もともと幼少期から音や色、ダンスのような身体の動き 文字やイメージは、すべて同等に「言葉」のようだと 感じている節がありました。その人だけにしか語れない 「言葉」の形がある、そんな感覚です。 しかし「編集者」と名乗り仕事をするようになると、視覚言語よりも自ずと言語学的「言葉」を扱うことが増えていきます。そしてより、「言葉」とはなんなのかをあらためて考えざるを得ないと思うようになりました。 今世界で起きている戦争や紛争のニュースを見て そしてX（旧Twitter）で起きている炎上を見て。 その道具や、原因の一つに「言葉」があるとしたら？ 宗教も思想も、もとを辿れば「言葉」から派生したもの。 もちろん話はそんなシンプルなこと ではないとわかっているのですが、 なんでこんなにも分断が進んでしまったのか。 いっそ、言葉を持たなかったらどうなのか？ なんて考えたりもしました。 しかし一方で 「言葉」は薬にもなり得ます。 思いをあらわす、芸術にもなります。 感情をあらわし、相手を包み込むこともできる。 そんな側面について考えるうち、 言葉が発生した当時はどうだったのだろう？ と考えはじめました。 （はじめて言葉が生まれたとき、 それは道具、ではなかったのではないかなと。 なぜなら、まずは人がその言葉に共感すること、 イメージを共有する必要だったはずではと思うから） そして継承されなければ消えてしまう 儚さもある一方、言葉は形なきものを伝え のこすメディウムの、ひとつに なり得るのではないかと考えています。 ひとりの人間として考えられる限界もある上 今回の時間だけでは到底終われないテーマなのですが… 今後も続けていくことも視野に入れながら みなさんと言葉を交わし 考える場所にできたら嬉しいです。 卒展と合わせてぜひ、お待ちしています🤲 ＝＝＝ ◎開催概要◎ 「共有地／知のデザイン」 日時：2024.1.21(日)15時45分-17時 会場：多摩美術大学上野毛キャンパス 東京都世田谷区上野毛3-15-34 入場無料・予約不要 多摩美術大学統合デザイン学科 卒業修了制作展2024 日時：2024.1.18.(木)-1.21.(日)9時-17時2024/01/13に公開世田谷区上野毛 日本 東京都6.8%4220* * 小さな苗木が、森になるまで。 人が手入れをし、見守ることで 多様な生命を育む持続可能な森へ。 [Report] —- THE NORTH FACE @thenorthfacejp —- * * 2023年10月。 THE NORTH FACEによる 「One Product One Tree Campaign」。 三井物産フォレスト株式会社の協力のもと 世代を跨いだ総勢30名ほどで 千葉県君津市にある三井物産の森、 ⻲⼭⼭林で約200本の植樹を行い 活動レポートを公開しました。 * * そもそも「植樹」とはどんな活動？ いつどんな土地で誰がどのように行っている？ 苗木が森になるまで、どれくらいの時間がかかる？ 森を見守っているのは誰？ 活動資金や人手、ノウハウはどこからくる？ 「木を植えること」＝環境によいこと、 「木を伐ること」＝環境によくないこと？ * 植樹の現場に立ち会うこと自体、 はじめての経験だった私自身 なんの根拠もなく「植樹」という言葉に 抱きがちなイメージを解体することからはじめつつ さまざまな「森」の成り立ちや、 人の生活と森の関係性 産業としての「林業」について THE NORTH FACE企画担当の渡部太郎さん、 植樹に参加いただいた平田さん親子 三井物産フォレスト株式会社の代表取締役社長・ 神野泰典さんにお話を伺いました。 * ーーー 🌳小さな苗木が、森になるまで。 120年の月日を想像しながら 世代を超えて、伝えていきたいことがある。 台風によりスギ・ヒノキが 暴風被害を受けたという亀山山林で、 より自然災害に強い山になるようにと 選ばれたのはコナラの樹。 50年から60年で真っ直ぐに成長し、 材木として活用しやすいため植樹されることが多い スギやヒノキなどの針葉樹に比べ、 成長に120年の月日がかかるという広葉樹。 落葉することから雨水を貯水し昆虫や 動物のすみかになる腐葉土が育まれ、 低木であることから暴風被害も受けにくいのだそう。 知っているつもりではいたものの 120年、という数字にくらくらした。 厳密には、大人になるまでに120年。 さらに成長を続けて森になるまでを考えたら、 その倍くらいの年月がかかるのだろうか。 ーーー 🌳100年、200年先を見据えた循環型林業。 人が手入れをし、見守ることで 多様な生命を育む持続可能な森へ。 日本の国土の7割を占めているという森林。 そのうち4割が人工林、6割が天然林とされている。 一度ひとが手を入れた人工の森林は、 その後も手入れをし、見守っていかなければ続いていかない。 そのため人工林では人が木を植え、 間伐などの手入れを行いながら、 木の成長に合わせ、材木として使うために伐採する というサイクルを50-60年周期で行っている。 三井物産株式会社は、全国75ヶ所、 約4万5000ヘクタールの森を保有し、 人工林においては「循環型林業」を通じて 100年、200年先を見据えた森づくりを行なってきたそうだ。 「循環型林業」は戦後、1950年代、 戦後に国を上げて行われた植林に遡る。 戦時中、材として大量に木々が伐採され 戦後荒廃していたのは都市だけではなく、 森林もまた荒廃し、禿山だらけだったそうだ。 戦後復興という名目のもと、大量に植えられたのは 木々の中でも比較的成長が早く、 材として扱いやすいスギやヒノキ。 （近年の花粉症人口の増加も、もとを辿ると ここに行き着くことは想像に難くない） 「戦後に国を挙げて行った植林が現在の日本の循環型林業のもとですが、1950年に植えた木の伐期は2000年とつい最近なんです。ところが戦後復興と日本の経済成長に供給が追いつかず、輸入木に頼った結果、2002年には材木の自給率が20%以下になってしまった。経済効率が見合わないと、みんな木を伐らなくなります。しかし人工林は人が手を入れないと森が荒廃してしまう。そして森林は雨や雪の受け皿として地中に降水を浸透し、やがて地下水は湧水となって多様な生命を育む水源かん養の機能を果たしています。気候変動により台風が大型化し、豪雨による土砂崩れが起きやすくなっている近年、手入れされた健全な森でないと崩れてしまう。生物多様性を保全するため、そして防災のためにも、持続可能な森にするための活動を続けていくことが大事なことだと思います」（神野泰典さんのお話より） 持続可能な森、とはなにか。 現在、三井物産フォレスト株式会社では 森林ごとに生態系調査を行い、 100年、200年先まで見据え 活動を引き継いでいくため森林計画を立て 一部の人工林では 徐々に天然林に変えていけるよう準備を進めている。 しかし、林業の後継者不足や、自給率の低下など 問題は後を絶たないそうだ。 「木を植えるのははじまりにすぎない」 と活動について話してくれたTNF渡部さんの 言葉も印象に残った。 持続可能な森づくりのために、 私たちにできること。 一本の木について知り、 その木の成長を見守るということ。 そこには人手や技術、100年単位の時間、 そして私たちの生活を支えている 経済活動の循環も含めて考える必要があると あらためて考えさせられた時間になりました。 * *2023/12/29に公開- 指定なし1.32%8111234...5>次へ×インフルエンサーコンテンツCSVダウンロードフォロワー総数、フォロワー増減数、エンゲージメント数、エンゲージメント率ダウンロード※ データには投稿ID, キャプション, LIKE数, コメント数の他、投稿日, 投稿URL, Reel再生数, Reel動画尺, スクリーンネーム, 名前, 自己紹介, フォロワー数, ユーザーURLが含まれます。 コンテンツをCSVでダウンロード
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