投稿日順 ライク数順 コメント数順 エンゲージメント率順写真動画複数枚｢#PR｣つき投稿day７ 『魔界・天界・不思議界・バリ』（講談社,1983） 写真 管洋志 構成 杉浦 康平 スリーブケースから引き出すと、異界の装丁がずるり。本としてのたたずまいから“向こう側”の異質感。こちらと違う原理で駆動する世界で生まれた経典のような。そしてこのタイトル。 1981年から撮影されたバリの写真集。呪術的でプリミティブな作品は強烈です。 手にとってはいけない、でも見ないふりはできない。危険と胸騒ぎのムードが隅々まで充満しています。 エディトリアルも濃厚で大胆。見て、この見開きの使いかた。 言うまでもなく本には記録という要素があります。何の記録かというと、著者や作り手が、めいっぱい自分自身を発揮している特別な瞬間の記録です。 この写真集に触れると、写真家が体験したであろう”あの特別な状態”を追体験します。そして、思い出すんです。あの状態は、僕にも（あなたにも）訪れているんだと。 7日間は終わったけど、話したい本は、どんどん増えていきます。 またこうした機会にね。 @nanasaki_yuri @furugor @taruyamarina バトンをどうもありがとう。僕のバトンはまだ見ぬあなたに放り投げた。 #管洋志 #杉浦康平 #バリ #7days7covers #装丁 #ブックデザイン2020/05/27に公開#管洋志#杉浦康平#バリ#7days7covers#装丁#ブックデザイン4.07%570Tシャツの時期です。 「朝になれば鳥たちが騒ぎだすだろう」Tシャツ、まだ少し在庫あります。 #朝になれば鳥たちが騒ぎだすだろう #イッテンサンジカン #ロンt #フォトt2020/05/27に公開#朝になれば鳥たちが騒ぎだすだろう#イッテンサンジカン#ロンt#フォトt6.63%885DAY６ 『イリュージョン』 エディ・ラナーズ 著 高山宏 訳 （河出書房新社, 1989） 「ブックカバー」なので、表紙をキーワードに本を選んでます。 大人になっても世の中は不思議なことばかり。今君が見てる目の前の世界だって、ほら、よく見れば・・・・。 この本は、錯視、錯覚、パラドックスの不思議図鑑。そしてデザインが本の内容を際立たせるのではなく、デザインが内容そのものを表現する。そんな、ちょっと楽しい本です。 まず表紙まわりから反転してるし、背表紙もこんな調子。 ページの途中で天地逆さまになり、鏡文字になり。デザイン自体がイリュージョンの渦中にいます。 さらに、ページを折り曲げろ、切りとって別のページに重ねろ、ぐるぐる回せ・・・と大人しく読ませてはもらえない。本は３次元の物体だということを思い出させてくれます。 最後の方、上下が反転したページに翻訳者である高山宏さんのこんな言葉があります。 「翻訳されたものが元のものと同じだと思うことほど大きな過ちはない」 とことんケムに巻かれるんですね。こうした挑戦的で遊び心のある本って、作り手がニヤつきながら（時に眉間にシワを寄せながら）考えてる様子が想像できて好きです。そして、僕もこんな本を作りたくなる。 本に限らず、「自分も作ろう」と思わせてくれる作品って、素晴らしいものです。 思うに、自分を発揮できる可能性に、人は高揚するんじゃなでしょうか。人を動かす希望、余地や未来といったものひはいつも可能性が潜んでいる。だってほら 、ホームセンターっとか文房具屋って、何を作ろうかワクワクしますよね。 そういえば、この本によると中国にこんな諺があるそうです。 「人が、驚くべきものを見て驚くのをやめると、それは驚くべきものではなくなる」 こうも当然らしきモノを堂々とさし出されると、かえって考えますね。経験や知識を過信せず、わかったフリをしないこと。センス・オブ・ワンダーを持ちつづけること。 それができれば、世界は可能性の集合体かもね。ワオ。 #7days7covers #イリュージョン #表紙 #ブックデザイン2020/05/15に公開#7days7covers#イリュージョン#表紙#ブックデザイン4.71%624DAY5 『クール・ク―――ルLSD交感テスト』 トム・ウルフ 著 飯田隆昭 訳 （太陽選書, 1971） 引っ越しても間取りが変わっても、いつも見えるところに置く本があります。そのうちの１冊がこれ。 表紙の絵はプッシュピン・スタジオのミルトン・グレイザー氏。 この本を手に取った頃、僕はたぶん20歳かそこらで、トム・ウルフもニュー・ジャーナリズムも知らず、表紙の絵とタイトルに惹かれて。 すると、ビートニクに夢中だった僕のスターがずらり。ケルアックにバロウズ、キャサディがサイケデリックバスの運転手。ティモシー・リアリーにケン・キージー。 当時僕は、ビートニクからヒッピー、ニューサイエンスという流れを、本を通して追いかけていて。だから、今も本棚にある「クール・クーーール」を見ると、自分の中の“あの頃”が立ち上がるわけです。 紙の本を持つことには、そんな効能もあるんですよね。タイトルが目に入ると、その本と一緒に考えたこと、読んだ時間のディテールを思い出したり。棚に本を収めることは、個人的な１冊の本を編むことに近いとも言えます。 それに無意識に視界に入る言葉って、けっこう大事です。だから、僕は本棚をガサゴソと入れ替えるのが好き。 ちなみに、ビートニクから始まる数珠つなぎは、フィリッチョフ・カプラの『タオ自然学』を軽油して、工作舎の仕事に辿り着き、それらを糧に僕は『MOUTAKUSANDA!!! magazine』を作ることになります。 #メリープランクスターズ #ビートニク #トムウルフ #pushpinstudios2020/05/13に公開#メリープランクスターズ#ビートニク#トムウルフ#pushpinstudios3.64%483Day4 『UFO Presences』 by Javier Arcenillas （Editorial RM , 2017） ※表紙をキーワードに選んでいます。 くだらない理由で出発するほど、予期せぬご褒美がある、という気がします。 目標は決めず目印だけ決めておく。足取りを軽く、あとは直感に任せる。出かける前、よく考えることです。 僕はあらゆる“未確認”が好きなんです。 なんの話かって、もちろんUFOです。 この本は著者がアメリカ各地のUFO寄港地を巡ったビジュアルトリップブック。 僕は南十字星を頼りに旅して、それを雑誌や本に書きました。 Javier Aecenillasさんはフライングソーサーをサインポストに、この鼻血モノの本を作ったわけですね。 バルセロナの出版社editorial RMの本。ニューヨークで買いました。 #ufoの本 #ufopresences #bookcoverchallenge #リング製本 #表紙買い2020/05/12に公開#ufoの本#ufopresences#bookcoverchallenge#リング製本#表紙買い3.21%414Day3 - 『HELL’S GATES』 by TIM COGHLAN perimeter editions,2018 . . この明快かつ得体の知れない表紙。買わずにはいられなかったです。 . メルボルンの書店「perimeter books」からの出版。スタッフの女の子に「地元のアーティストの本を見たいんだけど」と話したら、コレ。 トビラはスペインのアナキストのこんな言葉から。 - “The only church that illuminates is a burning church.” - 中身もそのまんま、燃える教会の写真がひたすら。 いくらページをめくっても様々な教会がそれぞれの方法で延々と燃やされ続ける。その数約200。 僕はこういう本も大好き。 これほど大量の教会が燃えているという事実には、相応の形容し難いパワーがあります。そこにはどう考えても事件性や喪失をはらむはずなのに、この本に漂うのは悲壮感ではなく、乾いた観察眼。 この淡々と突き放すようなタイポロジー的な構成には、教会の焼失という現象を、解釈から切り分ける振る舞いを感じます。 炎のきらめきと喪失の情感は、本来的には別のものである、というような。 ちょっと話がそれますが、この本を読んで思い出した言葉があります。 僕の地元、石川県の出身に鈴木大拙という仏教学者がいます。 ビートニクに影響を与え、アメリカの禅の普及に大きく貢献した人なのですが、彼は悩みを相談されると、こんな言葉から切り出したそうです。 ・ ・ 「それは それとして」 ・ 問題や事件は切実さを含みますが、角度を変えて眺めれば、位相の違う付き合いかたが現れたりします。 差し迫ったときこそ「それはそれとして」です。 ・ ちなみに、金沢にある鈴木大拙館では、この言葉のクリアファイルやTシャツなど、チャーミングなグッズが買えます。 燃える教会本「HELL’S GATES」に戻ると、著者はアーティストでデザイナーのTim Coghlanという方。去年、東京でエキシビジョンもやってたみたいです（知らなかった・・・！） そして僕はこの本に影響されて、「野生のまなざし」という小さな写真集を作りました。国内外の街角にある「目」だけを撮り続けて作った本です。 些細なものごとを観察し続けることから、独創的な考察は生まれる。 僕はそう思ってます。 @perimeterbooks @knowledge_editions @moutakusanda_magazine #melbournebookshops #artistbooks #bookcoverchallenge #ブックカバーチャレンジ #buenaventuradurruti #燃える本2020/05/11に公開#melbournebookshops#artistbooks#bookcoverchallenge#ブックカバーチャレンジ#buenaventuradurruti#燃える本3.78%530DAY2 『じょうずなワニのつかまえ方』 （主婦の友社,1986） The Diagram Group 「ブックカバー」なので、表紙をキーワードに本を選んでいます。 この本、表紙に「A WASTE OF PAPER」とありますね。 紙の無駄と、堂々と書いてあるんですね。 そして、「この本は、いつかきっと君の役に立つ」とも。 今すぐじゃなくて、いつかというのがポイントです。 これは図解たっぷりの“ハウツー”のカタログ。どことなくホール・アース・カタログの趣も。 ただし内容はこんな感じ。 「喜劇役者と悲劇役者の見分け方」 「ピラニアの機嫌の取り方」 「降伏の仕方」 「ファラオの見分け方」 ・・・この調子で、320ページいきます。 よく考えるのですが、一見無駄であったり、実効的な意味のないものに、大きな豊かさがあるんじゃないでしょうか。 エリック・ホッファーの『波止場日記』こんな一節があります。 「芸術家と子どもにとっては、役に立つものより贅沢なもの方が重要だ」 贅沢といっても、ただ高価なものという訳じゃなくて、それはもっと精神的な、こころのありよう（だと僕は思います）。 つまり、ある種の贅沢は、貧乏であることと対立しない。 実際的な役に立つわけでもなく、差し迫った課題の解決にもならない。それでも、なぜか心惹かれるもの。 損得や効率では測れない体験が、贅沢という豊かさをもたらしてくれるのではないでしょうか。 そうした無意味さや無駄は、本というフォーマットによく似合うとも思います。 そもそも非効的でスローなも本くらい大いなる無駄を味わいたいものです。 この「ワニの捕まえ方」、実は僕が以前勤めていた出版社から出てる本なんです。 入社まもない頃、過去の出版物のデータベースを調べていた同期の子が「様子のおかしな本があるぞ」と、教えてくれました。資料室で、ニタニタと笑いながら読んだのを覚えています。 それから何年もたって、 @book_truck でこの本を見つけた @nanasaki_yuri ナナちゃんが、プレゼントしてくれました。 あとから知ったのですが、実はこの本、当時の国内の主要フォントを総動員して、項目ごとに書体も級数も変えて制作されたそうです。つまり、文字の見本帳にもなっていると。 いやあ、すごい本だ。 #主婦の友社 #モリサワ #thediagramgroup #じょうずなワニのつかまえ方 #bookcoverchallenge #隠れた名作2020/05/10に公開#主婦の友社#モリサワ#thediagramgroup#じょうずなワニのつかまえ方#bookcoverchallenge#隠れた名作4.78%661「好きな本を教えて」 そんなこと聞かれたら、僕はいつでも嬉しい。チャレンジというよりご褒美に近い。というわけでBook Cover Treat。 @furugor 風呂タイムのゴリさん @nanasaki_yuri 写真家のナナちゃん @taruyamarina スタイリストのリナちゃん からリクエストもらいました。どうもありがとう。 みんなのタイム・ラインには、すでにたくさんのブックカバーが流れていると思います。 でもね、いつでも何度でも、好きな本について語りあうのは、いいことなんです。 「ブックカバー」なので、表紙をキーワードに本を選びます。 カバーだけでも、手元に置いておきたくなる本。たとえ通読していなくても、あるいは外国語で読めなくても、本棚にあることが嬉しい。 そんな本との付き合い方も、大いにアリ、なんです。 １冊目は映画のパンフレット。 『カサヴェテス2000 パンフレット』 （ビターズ・エンド, 2000） 真っ黒なカバーに、下半分が劇中写真の帯。映画館の闇に浮かぶスクリーンみたい、と思った人いるかな。僕もそう思いました。 ドリンクもポップコーンも買って、ふかふかのシートに腰を沈めると、やがてゆっくりとライトが落ちる。あの瞬間の高揚感っていいですよね。 この、暗闇に写真が浮かぶみたいな表紙のイメージは、本文ページの構成までずっと続いていくんです。 黒い本文用紙の下半分にテキストが現れ、そして帯と同じ高さの劇中写真がパラパラと挟まれていきます。ページの上半分は黒の闇として担保されたまま、パンフレットそれ自体が、映画を観るような体験になっている。 バトンをくれたスタイリストの樽山リナちゃんが、僕の雑誌を「かっこいい“インディペンデント”マガジン」と書いてくれたので、この本から。どうもありがとう。 デザインはグルーヴィジョンズ、編集は川勝正之さん。ロバート・ハリスさんの寄稿文も掲載されてます。 バトンは見えないように置いておいたので、気が向いた人は、気が向いたときに拾ってください。 いつだって、好きな本を語り合うことって素晴らしいので。 #カサヴェテス #johncassavetes #bookcoverchallenge #groovisions #川勝正幸 @robertharris_exiles2020/05/09に公開#カサヴェテス#johncassavetes#bookcoverchallenge#groovisions#川勝正幸3.85%504Heading down to Kyoto. 京都から、滋賀と奈良へ。2019/06/27に公開3.64%510<前へ1234×インフルエンサーコンテンツCSVダウンロード現在設定されている期間・絞り込みで上位1000件までが反映されますダウンロード※ データには投稿ID, キャプション, LIKE数, コメント数の他、投稿日, 投稿URL, Reel再生数, Reel動画尺, スクリーンネーム, 名前, 自己紹介, フォロワー数, ユーザーURLが含まれます。 コンテンツをCSVでダウンロード
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