われらが青春の∞

青春のAGEAGEライブ、シチサンライブ…

わかってます。
老害ですよ。

マヂカルラブリーがM-1を獲り、
チョコレートプラネットが、
「とにかく明るい安村」が、
もう中学生、５GAP、インポッシブルらがTVで活躍する、という、いわゆる「世界線」にわたしはいる。

けれど、わたしの頭の中では、ふと油断すると今でも、

今でもどこかの劇場で、
（と、言っても、イメージは完全にピンクとブルーで彩られた、何かと「よくわかっている」客でいっぱいの無限大ホールで、だけれども、）

ピースもアームもカナリアも、犬の心もミルクラも、コンビで元気にやっていて、

ポテ少やら、Bコースやらがガヤガヤ言う中、
ロシモン、マキパー、少年少女、メルヘン倶楽部やブレーメン、ジューシーズらがいたりして、

MCカリカやハリガネロックで、わちゃわちゃわちゃわちゃやりながら、やれAageだ、いやBだCだとごちゃごちゃと、神保町花月でのお芝居の話もしたりしてるにちがいない。

そんな錯覚が存在してしまうのです。

無料配信をパソコン前で、正座鑑賞してた日々。

辛抱できなくなって、東京に「遠征」する時の高揚感。

色んな色の電車。
ウーファーを効かせて鳴り響く、山手線の発車曲。

渋谷や新宿の喧騒(けんそう)。神保町の静謐(せいひつ)。

劇場に入れば、そこは夢の空間。
お気に入りのメンバー、頼れる兄貴分、かわいい弟分らが織りなすエネルギッシュな、世界。

出来不出来、好みはいろいろあるけれども、終わってみれば、それはそれは楽しいひと時の、連鎖。

手には、今回の遠征でゲットした次月以降公演のチラシの束。

かばんには、会場で飲まなかったオロナミンCと、交換しきれなかったメダルたち。

貼る場所に困るステッカー。
派手だけど、チラシの整理に使えるぞクリアファイル。
誰に見せるでもない、観た演目と感想を書いたメモ。

次回遠征のターゲット公演は、コレとコレ。
帰ったらさっそく、終電、安宿、夜行バス…
時間とお金と自分の体力とをにらみながらのスケジュール立てだ。

次の遠征まではまた、パソコン前で正座の日々だ。

何歳(いくつ)ですか？なんて、聞かないで。

あの時間は、あの空間は、
間違いなく、
わたしにとってはかけがえのない、
宝物のような「青春」だったのです。