『日本よ、永遠であれ。我々は、永遠の時の流れにあって、祖先から受け継いできた日本国と日本民族の歴史と伝統、そして文化を次世代に引き継ぐ責務を負っている。有史以来、国内における争いや天災だけでなく、外国からの干渉や襲来を乗り越えて、我々の祖先が日本を守り抜いてきたことを決して忘れてはならない。現代の日本に生きる我々の使命は、世界文明の大転換期にあって、日本の独立と繁栄を守り、我々の子供や孫、まだ生まれぬ将来世代に対し、誇るべき日本を確実に引き継ぐとともに、世界の平和と人類社会の進歩に貢献していくことにある。』
これは、私が結党（2014年）に参加した「次世代の党」の綱領（冒頭部分）である。既に党は解散したが、この【桜内文城】財政金融研究所での活動を通じて、私の保守政治家としての主張を広く世に問いたいと考えている。
チャンネル名を【桜内文城】財政金融研究所としたのは、1990年代以降、日本のバブル崩壊と金融危機、それに続くデフレ経済という「失われた30年」を招いた責任を免れない元財務官僚の一人として、日本を再び豊かに、強くするためには、公会計・社会会計に基づく正しい財政金融政策を実現することが必要不可欠と考えたからである。
マネーとは何か？我々が日々接していて、手許のマネーが増えれば豊かな生活ができる反面、マネーが逼迫すれば企業なら倒産、個人なら破産する。まさに人生を左右するほどの影響があるにもかかわらず、意外にもマネーの本質について正しく理解されているとは言い難い。
日本全体のマネーの総額が増減する仕組みを「信用創造」「信用収縮」という。これらを理解するためには、最低限の複式簿記の知識が必要となる。なぜなら、日本全体のマネーの総額、「マネーストック」とは「日銀を含む銀行システムの外部に対する負債」だからである。
これまで伝統的な経済学の「貨幣観」が現実とかけ離れていたため、従来の財政金融政策も間違ったものとなり、長期にわたって日本の国力が奪われてきた。
【桜内文城】財政金融研究所では、実際の統計数値や会計理論を用いながらマネーの本質を解き明かしていく。それによって「失われた30年」の原因を明らかにするとともに、日本を再び豊かに、強くするための財政金融政策を訴えていきたい。