阿部早苗 / 映画ライター

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人間の根源的な承認欲求を刺激するツールsns。どこか「誰かに認められたい」「特別でありたい」という欲望を持っている人間にとってSNSの「いいね」やフォロワー数は、その欲求を手軽に満たす報酬となる。心理学的には、「いいね」をもらうことで脳内のドーパミンが分泌され、快感を得るとう。この繰り返しが依存を生んでしまうのかもしれない。今回はそんな承認欲求に狂った人たちの作品を3作セレクト。　映画選びの参考になったら幸いです。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ『シック・オブ・マイセルフ』 🎬amazon prime video 🎬U-NEXT 恋人の気を引くため薬物に手を出すといった承認欲求に取り憑かれた女性の狂気を描いた作品。女の嫉妬心と「特別でいたい」という欲望が歪んだ形で爆発する様を通じ、SNS時代の承認欲求の暴走を風刺する。病気や不幸を演出し、被害者として同情を集めるシグネの姿は、現代社会の病理そのものかもしれない。承認欲求が暴走すれば、人は自らをも傷つける。本作は、その恐ろしさを鋭く突きつける問題作である。 ⭐︎ーーーーーーー⭐︎ 『メインストリーム』 🎬amazon prime video 🎬U-NEXT SNSの承認欲求に取り憑かれた主人公の転落を描いた作品。フランキーは無名の映像クリエイターだったが、カリスマ性を持つ男性リンクと出会い、動画制作をスタートする。彼らは過激なコンテンツで爆発的な人気を得るが、やがてリンクの言動はエスカレートし、破滅へと突き進んでいく。承認欲求に支配されていくリンクの波にフランキーも飲み込まれ、フォロワーやバズを求めるあまり、人間性を失っていく彼らの姿は、現代のSNS文化への警鐘となっているかも… ⭐︎ーーーーーーー⭐︎ 『#スージー・サーチ』有料配信名声を求めて嘘を重ねる主人公の暴走を描いた作品。冴えない女子大生スージーは犯罪事件を扱うポッドキャストを運営していた。ある日、学内で男子学生が失踪し、彼女は独自に調査を開始。偶然にも手がかりを見つけ、救出に成功し、一躍注目を浴びる。しかし、活躍の裏にはある事実が隠されていた。 SNS時代の"承認欲求の暴走"を痛烈に風刺する本作。スージーは真実の探求者を装いながらも、実際は自己顕示欲に支配され、次第に倫理観を失っていく。人々の関心を集めるためならどんな嘘も厭わない彼女の姿は、現代社会に蔓延するバズ至上主義の危険性を浮き彫りにしているようでした。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ #アマプラ #アマプラ見放題 #U-NEXT #配信映画 #洋画好きと繋がりたい #映画レビュー #映画好きな人と繋がりたい #映画が好きな人と繋がりたい #映画鑑賞記録 #ライター #仙台市

2025/02/28に公開- 指定なし

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#映画館鑑賞『あの歌を憶えてる』 🎬2025.2.21公開 103分若年性認知症によって記憶障害のある男性と出会ったシングルマザーの女性が、彼との出会いによって自身の過去と向き合うヒューマンドラマ監督は『ニューオーダー』などを手がけたミシェル・フランコ。とんでもないバッドエンドを描いた作品を手がけた同じ監督とは思えないほど繊細で愛に満ちたラブストーリーでした。 ⭐︎ーーーーーーー⭐︎ 忘れられない過去の傷を抱えながら13歳の娘と暮らしているシングルマザーのシルヴィアは、若年性認知症のソールと同窓会で偶然出会う。やがて家族の頼みでソールの世話をすることになったシルヴィアは、彼の穏やかで優しい人柄、そして避けられない運命の悲しみに触れていくうちに惹かれはじめ心は揺れる彼女の傷とソールの病、そして彼を支える家族の思いが交錯しながら、物語は思いもよらない方向へと進んでいく。記憶を失っていく男と、忘れたい過去を抱えた女。二人の関係は次第に深まっていくが、その先には現実という高い壁が立ちはだかるのださらにシルヴィアが封じ込めてきた壮絶な過去が母親の関係とともに明かされる場面は、信じられないほど苛烈だった忘れゆく記憶と心では分かる孤独。そして辛い過去を抱える彼女もまた寄り添う相手の存在が必要で、それは誰でも良いわけではない。そんなかけがえのない存在になった2人の姿がとても素敵だったふたりが迎える結末は美しいけれど、その先のことを考えてしまうとどこか切なく心に残る。認知症を抱える人の特徴や、忘れてしまうけれど心には残る不安や孤独感などの様子が介護福祉士でもある私から観ても上手く表現されて感情移入してしまうほど。昨夜、postしようと思っていたのにキャプション書きながら寝落ちしちゃいました😪　ストーリーしたのにごめんなさい🙇‍♀️ 本作で若年認知症を患うソールを演じたのはピーター・サースガード。やたら半裸や全裸のシーンが多かった気がしたけれど『セプテンバー5』の時とはガラリと変わった役どころで良かったです。 #あの歌を憶えてる #映画が好きな人と繋がりたい #映画好きと繋がりたい #映画レビュー #新作映画 #新作映画レビュー #Movielover #映画鑑賞記録 #cinema #ライター #仙台市

2025/02/27に公開Movix仙台日本宮城県

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#映画館鑑賞『ブルータリスト』 🎬2025.2.20公開 215分ホロコーストを生き延び、アメリカへ渡ったハンガリー系ユダヤ人の建築家が新天地で再出発しようとするも移民を取り巻く過酷な現実に直面する人間ドラマ。戦争によってすべてを奪われた主人公ラースローが、人間として建築家として再生していく前半から、妻と姪との再会と再起となる建築プロジェクトに取り憑かれ、創造の狂気へと足を踏み入れる後半… 15分のインターミッションを挟んで100分ずつに分かれている物語だが、その長さを感じさせないほど演出がとにかく秀逸でした従兄弟の裏切り、そして実業家ハリソンとの出会いによって叶った家族との再会と礼拝堂の建築異国での設計作業には多くの障害が立ちはだかり、数々の厳しい現実に直面していきラストまで目が離せませんでしたが… ここからは、私の解釈を含めたレビューです "大事なのは旅路ではなく到着点"と言っていたラースローアメリカでラースローが最初に自由の女神を見上げた瞬間に映し出された逆さまの自由の女神は、ユダヤ人がゆえに受けてきた彼の闇の部分を匂わせる。そしてドラッグ依存や女性に奔放な人物と分かりきっている賢い妻の存在があり、その妻の顔を覆いながら情事に及ぶ姿さえも人間性が垣間見えるのだ。ハリソンとの関係さえパトロン状態になりつつも目的達成に繋がれば良いという、ただの通過点に過ぎなかったのではないだろうか。エピローグで明かされる礼拝堂設計の秘密によってラースローが目的を達成したことが分かり、あの祝杯のようなエンディングへと繋がる。　この映画、おそらく観るたびに新たな発見とラースローの新たな一面を見つけられるような気がした。最も留意すべきは、本作が実話ではなく、監督・脚本のコーベットと共同脚本のモナ・ファストヴォールドによる創作だという点。圧倒的なリアリティで物語は紡がれるが、ラースロー・トートという建築家は存在しない。複数の実在の人物から着想を得たものの、これは歴史を巧みに再構築した“もしも”の物語なのだ。　事実と虚構の境界を揺るがす、一種の偽史映画として観る者を惑わせるのだが、どこぞの映画サイトで伝記という情報を鵜呑みにした私は観終わってフィクションと知り、衝撃を受けたのも事実。笑ゴールデングローブ賞に続き、現在米アカデミー賞10部門にノミネートされている本作。　粋な特典も含めて、これまでになかった作品とえる。アカデミー賞受賞も濃厚ではないでしょうか。面白かったです！長文レビューを最後まで読んでいただきありがとうございます🙇‍♀️ 腰痛持ちなので3時間越えも不安でしたが、インターミッションのおかげで全く大丈夫でした。 #ブルータリスト #映画が好きな人と繋がりたい #映画好きと繋がりたい #映画レビュー #新作映画 #新作映画レビュー #Movielover #映画鑑賞記録 #cinema #ライター #仙台市

2025/02/24に公開フォーラム仙台日本宮城県

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2月もあっという間に下旬… みなさんいかがお過ごしでしょうか。今回は久々にアマプラの見放題新着作品から６作品をセレクト。　アマプラ配信作が熱いです！　本当に早い！先程、ストーリーにもアップしましたが、来月は『まる』も独占配信されるそう…。　すごっ。ちなみに三日月とネコは、アマプラでの鑑賞でしたがとても良い作品でしたので、オススメです。映画選びの参考になったら幸いです。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ『リンダはチキンがたべたい！』※見放題独占配信 8歳のリンダは、母ポレットに誤解で叱られるが、謝られた後、父が作ってくれたチキン料理を食べたいと懇願する。しかし、その日はストライキで街の店が閉まっており、思うように手に入らなかった。 ⓟⓞⓘⓝⓣ 声優が安藤サクラさんやリリーフランキーが担当しているフランス発のアニメーション。チキンをめぐり母と娘が大騒動を巻き起こしつつ、生死感が描かれている内容は大人向け。母親はかなり倫理観がズレていますがドタバタコメディとして楽しめる作品です。 ⭐︎ーーーーーーー⭐︎ 『ゴールド・ボーイ』中国の作家・紫金陳の小説を、沖縄に舞台を移して実写化したクライムサスペンス。沖縄。婿養子の昇は義父母殺害を計画し実行するが、13歳の朝陽らに証拠を撮られ、金で解決しようとする彼らと駆け引きを繰り広げる。一方、妻の静は両親の死に疑念を抱き、刑事の従兄・厳に相談する。 ⓟⓞⓘⓝⓣ 岡田将生がサイコパスを演じ、計画殺人を目撃した朝陽もまた変貌していく姿、そしてスリリングな展開が見どころです。 ⭐︎ーーーーーーー⭐︎ 『MONDAYS／このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』広告代理店に勤める朱海は、仕事に追われる日々の中で後輩から「同じ1週間を繰り返している」と告げられる。やがて社員全員がタイムループに閉じ込められていると確信し、脱出の鍵を探しながら異常事態に立ち向かう。 ⓟⓞⓘⓝⓣ タイムループから抜け出すヒントがマキタスポーツ演じる部長と知った社員たちの奮闘と鈍感な部長がとにかく笑えます。タイムループものは観ない私でも大笑いした作品でした。 ⭐︎ーーーーーーー⭐︎ 『若き見知らぬ者たち』※見放題独占配信亡き父の借金返済に追われる彩人は、難病の母を介護しながら昼は工事現場、夜はカラオケバーで働く。弟・壮平も借金返済と介護を担いつつ総合格闘技に励む。恋人・日向との未来を夢見るが、ある夜、運命が一変する。 ⓟⓞⓘⓝⓣ 主人公はどこまでも救われず、ラストまでも救われない。警察さえも助けてくれないという展開に観てる側の心を抉るけれど、現代社会の片隅にある闇を映し出しているような作品です。 ⭐︎ーーーーーーー⭐︎ 『ドリーム・シナリオ』 ※独占配信平凡な大学教授ポールは、世界中の人々の夢に現れ突如有名に。しかし、夢の中で悪事を働いたことで現実でも嫌われ始める。悪評が広がる中、彼の生活は次第に悪夢と化していく。 ⓟⓞⓘⓝⓣ 他人の夢によって翻弄された男が向かえるラストがなんとも切ない。A24製作で『ミッドサマー』の監督アリ・アスターが製作陣に名を連ね『シック・オブ・マイセルフ』のクリストファー・ボルグリが監督なので独特の世界観が見どころです。 ⭐︎ーーーーーーー⭐︎ 『三日月とネコ』熊本地震をきっかけに出会った書店員の灯、精神科医の鹿乃子、アパレル店員の仁は、愛猫ミカヅキと共同生活を送る。支え合う日々の中で、灯の恋や鹿乃子・仁の新たな交流が、それぞれの人生に変化をもたらしていく。 ⓟⓞⓘⓝⓣ 家族でも恋人でもない猫好きの3人の共同生活を描いた作品。登場人物がとっても優しくて、心に寄り添ってくれるような素敵な言葉たちに癒されること間違いなしの作品です。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ #アマプラ #アマプラ見放題 #洋画好きと繋がりたい #映画レビュー #映画好きな人と繋がりたい #映画が好きな人と繋がりたい #映画鑑賞記録 #映画鑑賞レビュー #ライター #仙台市

2025/02/23に公開仙台市日本宮城県

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#映画館鑑賞『ゆきてかへらぬ』 🎬2025.2.21公開 128分大正時代の京都と東京を舞台に、実在した女優・長谷川泰子、詩人・中原中也、文芸評論家・小林秀雄の三角関係を描いた作品。脚本は40年以上も前に、脚本家・田中陽造が執筆したもので、これまで多くの監督が映画化を熱望しながらも長らく実現しなかった幻の脚本だという。 40年の時を経て映画化を実現したのは根岸吉太郎監督。『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』以来、16年ぶりに再タッグを組んだ作品でもあり、根岸監督にとって16年ぶりの新作となった作品。 ⭐︎ーーーーーーーーー⭐︎ 20歳の駆け出し女優長谷川泰子を主人公に京都で出会った 17歳の学生で詩人中原中也との恋模様その後、東京に引っ越した二人だったが中原の友人で文芸評論家の小林秀雄が泰子に惚れたことで三角関係となってしまう愛情表現を全くしない少年のような年下の中原と気持ちをストレートに伝える落ち着いた大人の小林ふたりの間で揺れ動くといった描写はほとんどないけれど気持ちのままに中原から小林へと動く泰子の姿はこの時代背景によくあるロマン映画を映し出しつつも詩的なセリフの数々がとにかく深くてグッとなった生い立ちが壮絶な泰子の心情を繊細に描き泰子と中原ともに孤独を抱えるふたりの愛に不器用がゆえにぶつかり合い互いを傷つけ合う姿がなんとも切ない作品でした。私個人が心に残った台詞の一部 -泰子- 「惚れたら、女は体ごと惚れるのよ」「私たちは神経と神経で繋がろうとしていたのね」 -小林- 「俺にはただ、君だけが存在する」「君の体を通して、中原に触れたかった」そして泰子を落とした一言「口説いてるんだよ」演じているのが岡田将生恋に落ちないわけがない（個人的感想）危なく私まで恋に落ちそうになった。笑　精神的に不安定な母親のもとで育ち孤独を抱える泰子男性に愛されることで心のバランスをとっていた彼女の姿は若い頃の自分を見ているようで苦しくなったラストカットの泰子の姿もまた良きものでした… 大正という時代背景の中で後戻りできない3人が愛に狂い傷つけ合う姿と陶酔するほどの美しい世界観はラストまであっという間公式では原作などは記されていませんが、タイトルは、中原中也が没後に刊行された詩集「在りし日の歌」の詩から取られているそうさらに本作の主人公である長谷川泰子さんが、70歳の時に発表した自伝書もあるそうなので読みたくなりました。清純なイメージが強い広瀬すずさん。この作品で、イメージ脱却したような気がします次の鑑賞postは本日鑑賞した『ブルータリスト』をします #ゆきてかへらぬ #映画が好きな人と繋がりたい #映画好きと繋がりたい #映画レビュー #広瀬すず #木戸大聖 #岡田将生　 #新作映画 #新作映画レビュー #Movielover #映画鑑賞記録

2025/02/22に公開Tohoシネマズ仙台 Parco2 日本宮城県

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#映画館鑑賞『ファーストキス　1ST KISS』 2025.2.7公開 124分『ラストマイル』の監督・塚原あゆ子と脚本家・坂元裕二が初タッグを組んだオリジナル映画離婚を決めた直後に夫を事故で亡くした主人公が、夫と出会った15年前にタイムトラベルをして若き日の夫と再会し、未来を変えようと奮闘するファンタジーラブストーリー。情報解禁からずっと楽しみにしていた作品公開日に鑑賞してきました。（story）主人公のカンナは長く夫の駈とは倦怠状態夫婦関係は破綻しており離婚届を出す日に夫は電車の事故で亡くなってしまうそんな矢先、カンナはトンネル事故で夫と出会う前にタイムトラベルしてしまう若き日の駈に出会ったカンナは駈への気持ちを再認識し 15年後に死んでしまう駈の未来を変えるために何度も過去に戻り…というもの。（感想）私自身、タイムトラベルものは好まなくてほとんど観ないけれど脚本が坂元さんとなれば話は別だまさに現在結婚生活 16年目にして倦怠期真っ只中の我が家倦怠期を迎え離婚を決意したカンナと駈の状況が痛いほど伝わってきました物語では、ふたりが離婚に至るまでの夫婦の姿を映しながら "こういうことある"とどこか共感もありコミカルに描かれているタイムトラベルシーンには何度もクスッとなりつつどこか切なさを感じさせる「恋愛感情と靴下の片方はいつかなくなります」とカンナが言う台詞があってまさに今の私は恋愛感情も靴下の片方もなくしてばかりで共感の連続もとは他人同士の夫婦思いやりと相手に寄り添う気持ちそしてスキンシップは結婚生活で大切なことだと改めて気づかされた本作（するかしないかは別として）未来を変えられたかはネタバレになるので触れませんが私が観て思ったことは幸せだったと振り返られるような人生を私も送りたいし夫にもそんな風に思って欲しいと感じた作品結婚して月日が経つと付き合っていた当時の気持ちなんて忘れてしまうけれど失ってからでは後戻りできない坂元マジックによって私の思想まで変えられた最強映画です今日はパンフレットで浸る夜松村さんの20代と40代の姿は秀逸で若き日を演じた松さんも… 何度か映像に違和感を感じつつも絶賛！二度とない瞬間を大切に過ごしたい… めっちゃ良かったー。もう一度、あの世界観に浸りたい坂元裕二さん凄すぎます！おすすめです。 #ファーストキス1STKISS #映画ファーストキスに会ってきた #映画が好きな人と繋がりたい #映画好きと繋がりたい #映画レビュー #新作映画 #新作映画レビュー #Movielover #映画鑑賞記録 #cinema

2025/02/07に公開Movix仙台日本宮城県

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世界に目を向ければ今も無くならない人種差別。人種差別といえば、ユダヤ人、黒人、朝鮮人など史実にも記されている悲劇が多く存在する。そして、多くの史実をもとに映画され上映されているが、私はこういう映画を観るたびに人種だけではない"差別"に現代社会の問題を感じてならない。それは、いじめ問題や偏見などをあげたらきりがないほど。人は同じように生まれ、育ち、今を生きるいじめや偏見っていじめている側は気づかないけれど、相手の気持ちを自分に置き換えたらきっと気づくはず。誰しもが、差別のない生きやすい世の中で生きて欲しいと私は強く思います。今回は、黒人差別に焦点をあて、黒人差別を告発しつづけたシンガーと実在事件ベースのアマプラで観れる作品をセレクト。差別について考えるきっかけになったら幸いです。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』 1959年、44歳の若さで死去した伝説のジャズシンガー、ビリー・ホリデイを描いた伝記ドラマ。黒人差別を告発する楽曲「奇妙な果実」を歌い続けたことで、FBIのターゲットとして追われたビリーの波乱に満ちた生涯を描いた作品です。「奇妙な果実」とは、虐殺され木に吊りさげられた黒人男性の死体を果実に例え、人種差別反対を訴えた曲。そのため黒人差別が根強いこの時代歌うことは命懸け。麻薬に溺れながらも、状況に怯むことなく歌い続けたビリーの生き様、そしてビリー役を演じたアンドラ・デイの圧倒的な歌唱力にグッとくる作品です。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ『ティル』 1955年、アメリカのミシシッピ州で起きたエメット・ティル殺害事件を描いた実話映画。女優のウーピー・ゴールドバーグが製作を手がけティルの祖母役で出演しています。「エメット・ティル殺害事件」とは 1955年、ミシシッピ州デルタ地区で、当時14歳の黒人少年が白人女性に口笛を吹いたというだけで女性の夫と、夫の兄弟から壮絶なリンチを受け殺害された事件。　 14歳の少年エメットの悲劇は何故起きてしまったのか…。それまでの経緯と、その後、母メイミーがとった行動がほぼ忠実に描かれています。この時代の根深い黒人差別を映し出し、白人優位となる裁判はパフォーマンスでしかなく、怒りを覚えるとともに、善悪の判断が乏しいと感じる加害者。そして、母の悲しみと怒りが強く伝わってきて心が締め付けられる作品です。同事件によって、アフリカ系アメリカ人によるアメリカの公民権運動を大きく前進させるきっかけとなったことでも知られています。誰かが犠牲にならないと変わらない世の中に疑問しかない… *:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』モーガン・フリーマンが製作総指揮を務めた本作。無実の黒人男性が、白人警官らに殺害された実際の事件を基に描いたサスペンス映画。 2011年11月19日。双極性障害を患う黒人のケネス・チェンバレンが就寝中に医療用の緊急通報装置を誤作動させてしまったことから3人の白人警官が安否確認のためにケネスの家を訪問。しかし、警察に不信感を抱いていたケネスがドアを開けなかったことから、警察がドアをこじ開け悲劇が起きてしまう。きっとドアを開けていれば起きなかった悲劇。しかし、障害を抱えるだけではなく70歳のケネスはこれまで黒人がされてきた差別を知っているから頑なにドアを開けなかったのではないか…。そして射殺まで躊躇ない警察の言動にある黒人差別を感じてならない。本作は誤作動が起きた瞬間から、射殺されるまでの様子がリアルに描かれている。そして、ラストでは、その時に録音したやり取りが生々しく流れて幕を閉じる。とにかく重い作品だが、その後、この警察がどのような処罰を受けたのかテロップが出るので、是非とも見届けて欲しい。世の中の理不尽さを痛感せざるを得ない作品です。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ #アマプラ #アマプラ見放題 #実話映画 #洋画好きと繋がりたい #映画レビュー #映画好きな人と繋がりたい #映画が好きな人と繋がりたい #映画鑑賞記録

2025/02/06に公開- 指定なし

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#映画館鑑賞『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』 🎬2025.1.31公開 107分監督・脚本: ペドロ・アルモドバル末期癌で安楽死を望むマーサと、彼女の最期に寄り添うことになったイングリッドのかけがえのない数日間を描いた物語タイトルである『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』は"隣の部屋"という意味友人から親友のマーサが重い病と聞かされ久々に再会した作家のイングリッドとマーサ。しかし、マーサは末期癌と宣告され治療は望まず安楽死を希望していた。そんな彼女から死ぬ間際に誰かの気配を感じながら最期を迎えたいと言われたイングリッドは、マーサの思いを受け入れ2人の生活をはじめる…というもの。マーサ役はティルダ・スウィントン。イングリッド役をジュリアン・ムーアが演じ、尊厳死をテーマに描いている本作。ほぼ2人の会話劇で静かにストーリーは展開していく。元戦場ジャーナリストのマーサは、ひとりで育て上げた娘がいるけれど疎遠。さらに元パートナーは、イングリッドと再婚しているけど、この2人の関係は揺るがないほど強い。安楽死を選んだマーサ自身、達観していて最期の瞬間まで揺らぐことなく自分らしさを崩さないそんな彼女の死を尊重することとなったイングリッドの心情は穏やかではない上に、安楽死幇助が法に触れる問題まで考えなければならない観て思ったことは互いの心理面が繊細に描かれている印象で、ラストカットまで心に深いものを残すペドロ監督色の強い作品でした。私自身、死ぬ間際はそばにいられるよりも隣の部屋にいるくらいの距離感が良いなって思ったり… ペドロ・アルモドバル監督作は子供を取り違えられた『パラレルマザーズ』で出会い、同時公開された私が大好きなティルダ・スウィントンの1人劇『ヒューマン・ボイス』で、その世界観の虜になった私。本作でも、静かに映し出す女性の心理描写は健在で、インテリアからファッションまで原色やパステルカラーなどを基調とした細やかな演出に加え、映像美は圧巻！特にティルダ・スウィントンのファッションは魅了されっぱなしでした。個人的な話で申し訳ないのですが、ティルダ・スウィントン本当に大好きなんです！笑　彼女を見れただけでも幸せだった2時間。難しいテーマであるため、賛否ありそうだけど尊厳死について考えさせられる作品だと思います。 #ザルームネクストドア #映画が好きな人と繋がりたい #映画好きと繋がりたい #映画レビュー #新作映画 #新作映画レビュー #Movielover #映画鑑賞記録 #cinema

2025/02/02に公開Movix仙台日本宮城県

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#映画館鑑賞『リアル・ペイン～心の旅～』 🎬2025.1.31公開 90分ゴールデングローブ賞では4部門にノミネートされ、ベンジー役のキーランカルキンが助演男優賞を受賞した本作。『ソーシャル・ネットワーク』などで知られる俳優のジェシー・アイゼンバーグが、監督、脚本、製作、主演を務め、女優のエマ・ストーンがプロデューサーとして名を連ねた作品でもあるユダヤ人従兄弟が亡くなった祖母の遺言に従いアウシュビッツまでのツアー旅行に参加。そこで家族のルーツを巡り、自身とも向き合っていくロードムービー。とーっても良い作品でした。ポーランドを舞台に、デヴィッドとベンジーがツアー旅行で巡るスポットは、観ている側をも道連れにしていくそんな旅のなかで、内気な性格の主人公デヴィッドは社交的だけど繊細な従兄弟のベンジーにやや振り回されながらも、自分にないものを持つ彼との旅で自身とも向き合っていく性格が真逆同士でも、それぞれが生きづらさを感じているふたり。そして共通していることは過去に起きたことを重んじていることポーランドでは、ドイツ軍による侵攻によって多くのユダヤ人が犠牲となった繊細なベンジーは、行く先々でトラブルを起こしながらも、そんな彼とデヴィッドの距離感が絶妙に良いそして自分達が生きているのは、繋いでくれた命があって、自身が存在していることは当たり前じゃないということを伝えてくるポーランドに行きたくなるほどの観光スポットを映しながらアウシュビッツ強制収容所を巡るシーンもあり、とって深く心に残るシーンの数々。心に響く台詞も多くて、生きづらさを感じている人も心の旅に同行できる作品かもしれないゴールデングローブ賞では助演男優賞を受賞したベンジー役のキーランカルキン。彼の演技は秀逸で受賞に納得。さらに第97回アカデミー賞でも助演男優賞にノミネートされています。個人的には受賞に強く期待私自身、大切なことに改めて気付かされ観終わったあと心が温かくなりましたマコーレ・カルキンの弟でもあるキーラン・カルキン。当たり前なんですが、お顔がそっくりで驚きました。ちなみに、ジェシー・アイゼンバーグ自身、ユダヤ系でもあり、主人公の心情も含めて丁寧に描かれているのも印象的でした。本当に観て良かったと思えた作品です。おすすめです。今日から2月… 2月もよろしくお願いします。他の映画レビューはこちら→ @sana_lovelife #リアルペイン～心の旅～ #映画が好きな人と繋がりたい #映画好きと繋がりたい #映画レビュー #新作映画 #新作映画レビュー #Movielover #映画鑑賞記録 #cinema

2025/02/01に公開Tohoシネマズ仙台 Parco2 日本宮城県

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実話を基にした映画は、脚色され"実話"と謳いながらもほぼフィクションとなっている作品も多く存在している。とはいえ、やはり実話モデルがいる作品には魅力を感じてしまうのも事実。"真実は小説より奇なり"というけれど、嘘のようで本当の話と題して3作品ピックアップしてみました。画像では、2月のアマプララインナップもアップしているので、是非とも参考にしてください。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ『ケロッグ博士』コーンフレークを考案したジョン・ハーヴェイ・ケロッグ博士の実話を基に描かれたブラックコメディ。ケロッグ博士の実在した療養施設を舞台に、ケロッグ博士が考えた様々な方法で長生きできる体を目指すというお話。しかし、その方法が特殊で高圧電気風呂、喫煙の禁煙、飲酒の禁止、セックスの禁止、子宮マッサージ治療などがあり、さらにはカルト集団のような雰囲気を漂わせる怪しい発声練習をしていく。一見疑いたくなるような方法だが、全て療養施設で実践されていたそう。しかし、禁欲した男女は陰で性欲を爆発させ、ケロッグ博士はラストでとんでもない死に方をします。結局、健康だからって長生きできるとは限らないことに改めて気づかされる作品。ちなみに、ケロッグ博士によると男性の股間のピストルは凶器と同じらしいです。下ネタのオンパレードではありますが、アンソニー・ホプキンス演じるケロッグ博士は必見です。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ『ロスト・キング 500年越しの運命』 2012年、アマチュア歴史家の主婦が500年以上にわたり行方不明だったリチャード三世の遺骨発見までを導いた事実に基づく物語。シェイクスピアの遊戯によって冷酷非情な人物と思われてきたリチャード三世の名誉回復と遺骨発掘までを導いた主婦のフィリッパ。独自の調査によって、英国王室の歴史までも覆します。ちなみに劇中で描かれている大学側とのやり取りからラストまでは事実だそうです。その後も描かれている本作。時折、フィリッパの前に現れるリチャード三世の幻影が物語を面白くさせます。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ『ポスタルあの日、僕の人生は壊れた』ハワイ挙式を挙げる兄の婚約者にプロポーズしようと婚約指輪をネットで注文した主人公が、指輪が届かず暴走していく様を描いた実話映画です。本作は、のちに逮捕された主人公・フィリップが精神鑑定を受けるため医師に事件当日を回顧した内容が映し出されていきます。ハワイ行きのフライトが近づくなかで指輪は届かずカスタマーサービスに連絡するフィリップは再配達のことで揉め、徐々に狂気と化していきます。オペレーターケビンの弱みを握り、脅迫しはじめたことから、ケビンはフィリップのいざこざに巻き込まれて犯罪まで犯してしまう始末。その後も、フィリップは不運が続くといったB級映画ですが、これは事実！ラスト後にはフィリップ本人の裁判の映像も流れます。これはどこまでが脚色されたものか情報が少ないため、ほぼ不可（残念）シリアスな実話映画と思いきやツッコミどころ満載のコメディ映画です。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ #アマプラ #アマプラ見放題 #実話映画 #洋画好きと繋がりたい #映画レビュー #映画好きな人と繋がりたい #映画が好きな人と繋がりたい #映画鑑賞記録

2025/01/30に公開仙台市日本宮城県

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映画『レイブンズ』 2025年3月28公開作・フランス、日本、スペイン、ベルギー合作映画監督: マーク・ギル出演:浅野忠信、瀧内公美、古舘寛治、池松壮亮、高岡早紀　他ご縁をいただき一足先に鑑賞させていただきました。 @ravens__movie_jp 様ありがとうございます。・カラスを執拗に撮り続け、代表作「鴉」では世界の写真史にその名を刻んだ天才写真家・故深瀬昌久の半生を描いた作品・最愛の妻で最強の被写体であった洋子との出会いと別れをダークかつシュールに描き、心の闇と葛藤を繊細に映し出した本作映像美はもちろん、浅野さん演じる深瀬の深層心理が丁寧に描かれ、オシャレ映画好きをも魅了し、実話映画好きにも響く作品となっていました。　公開がまだまだ先なので、公開直前に深い内容の感想レビューを改めてさせていただきます。本作を観た私の感想を一言だけ添えさせていただきます。人は"何か"に魅了され狂い壊れてしまう繊細な生き物かもしれない。愛する相手、欲望、幻想、心の闇… カメラに取り憑かれ、フェンダー越しの世界に魅了された異端児の姿は私自身を映し出しているのかもしれない。素晴らしい作品でした。公開時には大画面で絶対観たいと思わされた作品。浅野さんと瀧内さんに魅了されました。 3月28日公開です #レイブンズ #深瀬昌久 #浅野忠信 #瀧内公美 #新作映画 #映画レビュー

2025/01/29に公開仙台市日本宮城県

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#映画館鑑賞『嗤う蟲』 🎬2025.1.24公開 99分日本各地で起きた村八分事件をもとに実際に存在する“村の掟”を描いたスリラー映画監督は『愛なのに』　『ビリーバーズ』を手掛けた城定秀夫。脚本は城定監督と『先生を流産させる会』『ミスミソウ』など現代社会の闇や人間の本質を鋭く描くことで知られている内藤瑛亮がタッグを組んだ作品。スローライフを夢見て田舎に移住した夫婦が移住先の恐ろしい掟に飲み込まれていくヒトコワ系スリラー映画です若葉くん主演以外前情報なしで鑑賞高齢化していく村にとってとても貴重な若者夫婦の移住そんな若夫婦は村人に歓迎され自治会長の田久保夫婦からも気にかけられ最初は安堵していた杏奈と輝道だったがその後、子作りまで村人は干渉し妊娠したら「おめでとう」じゃなく「ありがとう」と感謝される不気味な村の人たちを映し出す本作全ての権力を持つ田久保の意に沿わないと村人全体からシカトされるという恐ろしささらに村を維持するために村ぐるみで犯罪に手を染めておりこれに巻き込まれていく輝道を若葉くんが演じているのと田久保を田口トモロヲが演じているのが作品の見どころと言えるだろう個人的にはもう少しスリラー要素が欲しかったなと思いつつも実際にあった村八分事件ということを後に知り控えめホラーに納得とはいえ終始、不気味さは堪能できます。エンドロール後にも村のその後が映し出されるので立ち上がり禁止です。これは、物足りなさも含めて賛否ありそうな作品かも… 作品についてはここまで。先日のストーリーにも触れましたが上映中のことについて… クライマックスのタイミングで後部座席から怒鳴り声が聞こえてきたのですが後部に３人の男性がいたのは最初に確認していました。怒鳴り声はジロジロみんなや…とか他の席にいけや…とか全ては聞き取れませんでしたが暫く怒鳴り声が… 映画も穏やかなシーンじゃないし後部も穏やかじゃない状況に遭遇… 振り返れないし映画以上に怖かったです😓 こんな経験初めて… ある意味、印象に残った映画になりましたとさ😅 やっぱりホラー映画よりも人間の方が怖いと改めて思いました😓 #嗤う蟲 #若葉竜也 #映画が好きな人と繋がりたい #映画好きと繋がりたい #映画レビュー #新作映画 #Movielover #映画鑑賞記録 #cinema

2025/01/25に公開Movix仙台日本宮城県

1.02%

今回は、アマプラユーザー向けになりますが… 観れる作品をテーマに沿ってピックアップしてみました。気になる方は是非とも観てみてください。『愛に乱暴』日頃の家族に対する不満を丁寧な暮らしをすることで自身を保っているように見える主人公の桃子。夫の不倫によって窮地に陥る桃子ですが、夫を愛しているのにすれ違っている状況がとても切ない一作。不倫アカウントの伏線と床下に隠された秘密がとにかく秀逸です。『ほつれる』綿子にとって、夫婦関係を保つために必要だった木村の存在。モラハラ傾向のある夫が彼女にかける言葉によって、夫婦仲が感じ取れるし優しい木村と過ごすことで精神的なバランスを保っていた綿子の心情が伝わってきたし、私はこの現状を否定的になれなかった作品。夫婦関係って、本当に難しくて嫌なら別れればいいっていう簡単な問題じゃなくて…。共感しっぱなしの作品でした。『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』今回ピックアップした作品の中で、私イチオシ作品。船乗りをしている主人公ヤコブの七つの教訓毎にに展開していく本作。ヤコブが謎めいた女性リジーとの出会いと結婚。そして別れまでが描かれています。男性視点の作品のため、リジーの浮気疑惑を勝手に抱き、勝手に冷めて別れるという展開を169分という長時間のなかで映し出します。ヤコブは散々疑ったのに、別れた後に知るリジーの愛の深さがとてつもなく切ないです😭　結婚というのは、好きな気持ちだけでは成り立たず信頼する気持ちが必要なんだと改めて気付かされます。そして時に愛は執着に変わり、疑念をもたせて信頼する気持ちを妨げてしまう…愛とは深いものです。どの作品も、そんな主人公の心情を鋭く映し出しています。アマプラ見放題に括らなかったら『ブルーバレンタイン』も入れたかったテーマでしたが…未見の方にオススメです。明日は本日鑑賞した『嗤う蟲』をpostします。 #アマプラ #アマプラ見放題 #愛に乱暴 #江口のりこ #ほつれる #門脇麦 #ストーリーオブマイワイフ #邦画好きな人と繋がりたい #洋画好きと繋がりたい #映画レビュー #映画好きな人と繋がりたい #映画鑑賞記録

2025/01/24に公開- 指定なし

5.31%

202

#映画館鑑賞『君の忘れ方』 🎬2025.1.17公開 107分婚約者を事故によって失い悲嘆に暮れる主人公が、同じ境遇の人達との出会いをきっかけに再生していく姿を描いた作品亡くなった人が現れて…といったファンタジーを織り込ませたお涙頂戴映画かと思ったら全く違いました。愛する人との死別をテーマに「グリーフケア」に焦点を当てている本作。「グリーフケア」とは死別をはじめとする"喪失"を体験した人の悲しみに寄り添い立ち直り、自立できるようケア・サポートすること。劇中では婚約者の美紀を事故で失い、自失の日々を過ごしていた主人公の昴が　グリーンケアの会に参加する主催者の牛丸も妻を失っているが昴は、その会を通じて愛妻を失いながらも妻が見えて隣にいると言う明るい池内との出会いによって少しずつ前向きになっていきます。美紀と昴 2人の思い出のシーンや昴が見える美紀の幻影そして彼女の記憶を消せる水の例え話には愛の深さを感じずにはいられない演出の数々。その一方で、昴の父親が過去に通り魔の被害で亡くなっていたりと母親もまた苦しみを長年抱えており犯罪による被害者家族の苦悩も映し出しながら息子と母親がともに前向きになるラストがとても良かった。私自身、パートナーを失う経験をしたことはないけれど "自分だったら…"と昴や母親の心情と重ねて観てしまうと例え喧嘩ばかりで毎日のように別れてやると思っていても死別したら幻影までみることはなくても喪失感というのはあるかもしれないパートナーが生きていても関係性って少しずつ変わるしそれは死別しても変わらないのかもしれない忘れる時間もあって思い出す瞬間もあるけれど心の中にずっといるというのは変わらないんだよね… パートナーではないけれど 20年以上前に亡くなった友人も時々思い出すもんな声は忘れちゃったけど特徴的な笑った時の顔を。きっと、こういうことなのかなって… 心に沁みる作品でした。涙腺が弱い私は何度も泣いてしまった斜め後ろに座っていた叔父様も泣いていてきっと、パートナーと重ねたのかもしれないなって勝手に思って私も仲間だよって心で思った。エンドロールで流れていた坂本美雨の曲がまた心に響くものでとても良かったです。ただ、観る人を選びそうな作品かもって思ったり…。さて、明日は『嗤う蟲』を観にいく予定… 体力もったら『雪の花　ともに在りて』をハシゴしたいなと思っていました。明日は他に以前、鑑賞して衝撃を受けた『籠の中の乙女』4Kレストア版もリバイバル公開されるとのことですが残念ながら仙台では公開予定なしです🫠 #君の忘れ方 #伊東龍汰 #西野七瀬 #映画が好きな人と繋がりたい #映画好きと繋がりたい #映画レビュー #新作映画

2025/01/23に公開Movix仙台日本宮城県

0.39%

2024年鑑賞記録洋画、アニメ編劇場鑑賞本数は洋画&アニメ38本、邦画44本映画の評価というのが私は苦手なので鑑賞作品を賛否なしで画像にまとめています。 ※作品内容もかなり細かいですが明記しています。映画選びの参考になりましたら幸いです。以下、アマプラ見放題になっている作品です。『ボーはおそれている』『DOGMAN ドッグマン』『オッペンハイマー』『キラー・ナマケモノ』『チャレンジャーズ』『シビル・ウォーアメリカ最後の日』･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ 2024年は『恋する惑星』の再上映がありまして映画館で観れたことが本当に嬉しかった年でした。（観終わった後に嬉し泣きするほどw）そして7月に縁あって映画チャンネルでコラム記事を書かせていただけるようになり映画をより身近に感じられる年になりました。私にとって映画は悲しみから救ってくれたりハッピーな気持ちになったり嫌なことを一瞬でも忘れさせてくれたり学びがあったり知らない出来事や世界を知ることができたりと人生の教科書でもあり人生に彩りをくれるそんな存在です。どんなに忙しい毎日でも映画館で映画を鑑賞すると違う世界に連れて行ってくれたり特別な時間を過ごすことが出来る… そして、感想を通じてインスタのフォロワーさんたちと情報交換できる環境に感謝した一年でした。来年も多くの映画に出会えますように🙏　さて、今年一年いいねやコメントを下さった方々こんな変わり者の私と仲良くして下さった方々全てにおいて感謝しかありません。本当に本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。この言葉で締めさせていただきたいと思います。「いやぁ、映画って本当にいいもんですね」 by.水野晴郎 #映画館鑑賞 #新作映画 #映画レビュー #アマプラ #アマプラ見放題 #おいしい給食 #映画が好き #映画が好きな人と繋がりたい #洋画が好きな人と繋がりたい #Movie #cinema #followers #仙台市

2024/12/31に公開- 指定なし

0.51%

2024年劇場鑑賞（オンライン試写含む）本数は洋画は38本邦画44本昨年よりも映画館に行けた気がします。というのも自分が観ないジャンルを家族に誘われて観たことやフォロワーさんのレビューで観るきっかけとなった作品も多かったからです。ということで洋画編と邦画編に分けてpost 邦画では『コットンテール』『わたくしどもは。』『あんのこと』『劇場版アナウンサーたちの戦争』『ラストマイル』『箱男』『アイミタガイ』この作品が深くて今も印象に残っています。画像には作品内容を（細かいですが）添えてアップ既にアマプラ配信になっている作品もあるので映画選びの参考になりましたら幸いです。 #映画館鑑賞 #新作映画 #映画レビュー #アマプラ #アマプラ見放題 #クラウド #クロース #おいしい給食 #映画が好き #映画が好きな人と繋がりたい #邦画好きと繋がりたい #Movie #cinema

2024/12/31に公開- 指定なし

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#映画館鑑賞『雨の中の慾情』 🎬2024.11.29公開 132分漫画家・つげ義春の同名短編を原作に、『岬の兄妹』『さがす』の片山慎三監督がメガホンを取った作品。つげ義春といえば幻想的な世界観を描いた『ねじ式』が有名だが、そんなつげ先生の世界観を片山監督が手がけたとなれば注目せずにはいられない。主人公の義男（成田凌）は、雨の日にバス停で雷に怯える女性と出会う。「金具は雷が落ちるから危ないかも…」なんてことを女性に伝え、ほぼ2人は全裸になる。その後、田んぼで欲情した義男は彼女に襲いかかる…といったぶっ飛んでいるオープニングから始まる作品であり、この時点で私の心を鷲掴みされた結局、これは義男の夢であり、その後も夢なのか現実なのか曖昧な世界を行ったり来たりしていく。未亡人・福子との出会いによって伊守（森田剛）との三角関係へと繋がり、福子に恋心を抱く義男の切ない恋物語かと思いきや、中盤から戦場シーンへと一変する戦場で怯える義男、片腕と片足を失った義男、福子と幸せに暮らしている義男、他の男と踊る福子に嫉妬する義男… 現実なのか妄想なのか二転三転する展開はラストまで読めず、終始、寓話的でもあり、現実的でもあるので観てる側を翻弄し続ける伏線は全てラストで回収され納得させられるのですが、ここまで翻弄されるとそれすらも夢であってほしいと願ってしまうワタシとにかく中村映里子さんの濡れ場が多い… そして成田凌演じる義男の切なくも激しい情愛と性愛を描きつつ、その全てが〇〇という切ない物語に余韻を残す作品でしたつげ先生の作品は、幻想的で異様な世界観でもありつつ、人間の生々しい性の部分を剥き出しにする思想がリアルに描かれていて大好きなワタシ。今回、片山監督が手がけたということでどんな作品に仕上がるんだろうと思っていましたが、つげ先生の世界観を壊さないまま、片山色もある余白を残さない展開に仕上がっていまして、ワタクシ感無量であります。元々、映画『パラサイト』の監督ポン・ジュノの助監督を務めていた片山監督だからこそ、本作の不穏さの映し方が素晴らしかった。　やはり片山監督が生み出す作品は、一味違う… 今回はほぼ台湾ロケだったそうで、さらに一流の美術スタッフによって昭和初期の日本を感じさせる町並みも魅力のひとつ。今回パンフレットも購入し、余韻に浸る週末。ただ、やっぱり賛否分かれそうな作品ですが、私は大好きです。さて、今回シアター内は老若男女がちらほら。そして観終わった後に、映画の面白さをポスターの前で熱弁するお婆様に遭遇し、グッときました🥹💕 この日、フォーラム仙台で鑑賞。『名もなき者』の特典付き前売りを見つけて即購入出来たのも良かった✨ #雨の中の慾情 #成田凌 #森田剛 #新作レビュー #新作映画 #邦画好きな人と繋がりたい #movie #cinema #映画ライター

2024/12/01に公開フォーラム仙台日本宮城県

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今回は12月にアマプラ見放題追加になる作品の中から洋画3作品をピックアップ後半には12月配信リストもアップしているので参考にしていただけたら幸いです。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ『シビル・ウォー　アメリカ最後の日』 🎬12月6日追加舞台は近未来のアメリカ。国内が分断され内戦が勃発する。戦場カメラマンの4人が戦場と化した道をニューヨークから1,000キロメートル以上も離れた大統領が立てこもるホワイトハウスがへと向かう。戦場カメラマンを通して映し出される悲惨な戦場。そして、若手カメラマンの成長とベテランカメラマンの葛藤を描いたA24の作品。 ☘︎ ーーーーー☘︎ 『ホールドオーバーズ置いてけぼりのホリディ』 🎬12月22日追加 1970年のアメリカ・ボストン近郊の寄宿学校を舞台に、ほとんどの生徒や教師たちがクリスマス休暇を家族と過ごす中、それぞれの事情で学校に留まる3人の男女を描いた作品で、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフはアカデミー賞で助演女優賞を受賞したことで話題となりました。 ☘︎ ーーーーー☘︎ 『オッペンハイマー』 🎬12月28日追加第2次世界大戦中、オッペンハイマーは極秘プロジェクト「マンハッタン計画」に参加し、世界初の原子爆弾の開発に成功する。しかし、実際に原爆が広島と長崎に投下されると、その惨状を知ったオッペンハイマーは苦悩する。映画館で観た私の個人的な感想になりますが、これはアメリカ視点で描きながらも、原爆を投下された日本の悲惨さというのを隠すことなく映し出しています。それと同時にオッペンハイマーも国に利用された1人なのだと気付かされる作品でもあります。個人的には、多くの人に観てほしい。過去にもpostしているので、鑑賞するか悩んでいる方は是非参考に。･*:.｡｡.:*･ﾟ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ早いもので明日から12月… 今年こそは大掃除を早くから取りかかり年末のんびりしたいと思っている私です。 12月もよろしくお願いします✨ #アマプラ見放題 #アマプラ #アマプラサブスク #映画レビュー #おすすめ映画 #ライター

2024/11/30に公開- 指定なし

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#映画館鑑賞『正体』 🎬2024.11.29公開 120分染井為人の同名小説を原作に『新聞記者』『余命10年』の藤井道人監督がメガホンを取った作品。死刑判決を受けた鏑木慶一（横浜流星）が脱走するシーンから始まる。彼を追う刑事と、潜伏先で出会った人達の証言、そして鏑木が必死に逃亡する目的が徐々に明らかになるというもの。横浜流星演じる鏑木の七変化と潜伏先での様子から、周りにバレて逃亡する緊迫感、そして鏑木と接した人達が感じた彼が犯したという虐殺事件への違和感などそれぞれの視点を映し出していく鏑木の七変化には、そううまく行くかなという違和感を感じつつも、それ以上に息を呑む展開はどこを切り取っても秀逸そして冤罪を題材にしているだけあって、やはり観ていて思ったのは袴田事件でした警視庁トップの「真実は重要じゃない…」いう言葉におーい(ΦдΦ)とツッコミをいれたくなったが、こうやっていとも簡単に真実を捻じ伏せてしまうのだろうと観ていて恐ろしくなった絶望的な状況の中でも無実を立証するためにとった鏑木の目的とは？（ネタバレしません🤫）藤井監督の作品は、ラストがスッキリしたり、切なかったりと心にズシリと残すことが多い。鏑木の行く末が気になる方は、是非とも劇場で。クライマックスの対峙シーンも良きです。 "人が人を裁くから間違いが起きる" "間違いを正さないといけない" この劇中のセリフは、今もなお冤罪による被害者を生み出しているかもしれない権利を振りかざしている立場の人たちに向けたメッセージのように感じてならない。（個人的感想）映画を観たMOVIX仙台では、横浜流星さんが着用した衣装が期間限定で展示されています。今日は『雨の中の慾情』とハシゴでした。もー、どちらも良作で心満たされているワタシ。『雨の中〜』は後日postします。 #正体 #新作映画 #映画レビュー #映画が好きな人と繋がりたい #邦画好きと繋がりたい #Movie #cinema #ライター #サナシネマ

2024/11/29に公開- 指定なし

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#映画館鑑賞『ドリーム・シナリオ』画像の公開日の訂正。 🎬2024.11.22公開です🙇‍♀️ 待ちに待ったA24製作の新作『ドリーム・シナリオ』監督は「シック・オブ・マイセルフ」のクリスファー・ボルグリがメガホンを取り、「ミッドサマー」のアリ・アスターが製作に加わったニコラスケイジ主演作 A24製作というだけで期待度高めで鑑賞。家族と平凡に暮らしていた大学教授のポール（ニコラスケイジ）。しかし、ポールを夢で見た人たちによって一躍有名となる。　有頂天になる彼だったが、その後、夢に登場したポールが凶暴化したことによって、状況は一変する… この映画、とにかくポールが不憫でならない。夢に登場したポールをチヤホヤしていた人達は、やがて悪夢に変わるとバッシングし始める冴えない男子がチヤホヤされ、有頂天になっていた矢先、突き落とされるという展開だ。最愛にも見放されたポールの行く末がとにかく切ないアリアスターが製作陣で加わっているためか、途中まで「アリアスターの作品？」と思わせるほど斬新な演出の数々。しかし、クライマックスは… そこは触れませんが、これアリアスターだったらもっと強烈だっただろうと考察しながらニヤリ。この映画は、ニコラスケイジがズタボロになる展開だから楽しめたと言える。　恐らく他のキャスティングだっから、こうは楽しめないだろう。人間の理不尽で自分勝手な姿を映し出し、それらに翻弄された主人公の行く末を描いた本作。夢って人の精神状態をあらわすというけれど… 人間って本当怖い… 髪が後退…いやっ💦 俳優として新たな挑戦に挑んだニコラスケイジの演技は必見です。これ、地毛なのかしら…（しつこいw）今夜、ポールが夢に出てきませんように🙏 今日は本作鑑賞後に『6人の嘘つきな大学生』を鑑賞しようと思っていましたが体力限界で断念。昨日は体調不良の中、深夜2時まで執筆作業。この歳になると睡眠時間2時間はキツイ… ドリームシナリオを観ながら、意識飛びそうになっちゃいました🫠 6嘘は週末観に行けたら良いなぁ… #ドリームシナリオ #ニコラスケイジ #A24 #新作映画 #映画レビュー #映画が好きな人と繋がりたい #洋画好きと繋がりたい #Movie #cinema #ライター #サナシネマ

2024/11/22に公開Movix仙台日本宮城県

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