コンテンツ種別写真動画複数枚｢#PR｣つき投稿 関連投稿国 指定なし日本 トルコ 関連都道府県 指定なし 並び替え投稿日順 ライク数順 コメント数順 エンゲージメント率順* * アイコニック ドローイング 崩壊するシステムを記述する [Reserch+Publishing Project] —- @otsukishuto —- * * ――大きな銀行やオフィスの床の色や、静けさや異様な清潔さ、煌々と光る蛍光灯のように。完璧なロゴやサインの直線と曲線、指定色は異様に美しい。そしてカチッとした文字や機械や建築などの構造物（産業を構成する要素）のもつ安心感と美しさは現実の脆さを際立たせ、この国、強いては資本主義の社会の終わり、インフラの崩壊を感じさせる。 （――おおつきしゅうとの雑記録より） * * パブリックな視覚芸術である グラフィックデザインにおいて 特に資本主義経済下にある都市部で 訴求力を求められる看板や記号（符号）などの 視覚芸術に着目し、それらの収集・リサーチと共に 「記号らしきもの」の制作を続けている グラフィックデザイナー・おおつきしゅうと氏の “出版”プロジェクト「non-sensu」。 テキスト＋編集で携わらせていただいた 彼のプロジェクトは現在進行形で進化中。 5月にもふたたび展示があるそうなので トランスフォーム前夜の備忘録として。 * * 街におけるロゴやサインの“形態そのもの”は 意味を持たない色や形として存在している。 一方、ただの抽象図形ではいられない線や面、 色の均一さや使い勝手の良さは、 合理的な工場生産、印刷技術によって生み出され、 巨大なインフラへの信仰を支えてきた 色や形、メディアともいえる。 * 本プロジェクトでは 「ドローイング（ただの線）を描く」行為を通じて 幼少期から過ごす都市の、地下鉄のホームや オフィスビルの構成物、巨大なロゴマークやサイン等 都市のインフラの断片を記述する。 そして意味を排除した無意味な形と色から人が認識する関係 「視覚の引力*」を築くことができるのかを実験し、 社会が必要として作ったイメージとしての安定・安心感を 模索することで視覚的な普遍性とは何かを探る。 * また、描かれたドローイングは、精緻化されデータとして管理されることで、複製可能な状態となる。それらが様々な媒体を通して再度都市に還元されるのが本プロジェクトである。 * （🖋『視覚の引力』ピタッとくる・キマる・ハマル・印象に残る・意識される形になる・記号になる・グラフィックになる・のおおつきしゅうと氏の造語） * * 次回の展示のお知らせは近々👀 新たにオンライン上での試みも企て中💭 詳細はあらためて告知します💪 ~~~~~~ 「non-sensu」 この度おおつきしゅうとは自身の出版社SOSpublishより刊行した書籍「non-sensu」と、印刷のために用いられた版、原本の展示を行います。このプロジェクトでは、ドローイングを通じて、地下鉄のホームやオフィスビルの構造物、巨大なロゴマークやサイン等、幼少期から目にしてきた現代都市のインフラの断片を記述します。それは不確かな現代社会において記号的構造を解体する実験として行われます。「ドローイング」によって記述された造形は様々な方法で複製可能な状態となり、出版されることで再び都市に還元されることを試みます。 什器設計(kiosk)_ @dodi_jp_ 什器設計(版画台)_ 櫻井南 空間施工&運搬_ @rintsukamoto @thirdyak @tonii.no.tanii @o__________ta @notaki_d @sae218 @waku0134 販売協力_ @insta_ohta_mny @thirdyak @bzoomyglpy @bunbunta.u テキスト協力_ @moe.ninnjinnlove 会場撮影_ @ma_psd 作品撮影_ @tatsoka 撮影協力_ @akkpink web協力_ @sokyon__ ~~~~~~2023/04/20に公開- 指定なし2.61%1620* * In Between Two Houses Dialogue vol.2 KASA・YUASA なにかとなにかの間（空間）について。 ふたつの「家」の間にあるのは？ [Exhibition note] —- KASA@kovalevasato YUASA@yuasaryosuke —- * 忘れぬうちに 個人的な備忘録🖋 * 東京・浅草橋。1964年竣工のビルを改修した 建築家の畝森泰行さんと金野千恵さんによる 広場のような庭のようなシェアスペース+BASEにて。 アレクサンドラ・コヴァレヴァ（SASHA）さんと 佐藤 敬さんによる建築事務所KASA そして建築家・湯浅良介さんが 「対話」をテーマに「家」について 言葉や価値観を交換しながら 二者の視点で紡ぐ展示に伺った。 * “ふたつの家の間”を意味する 「In Between Two Houses/ Dialogue vol.2 KASA・YUASA」 というタイトル。 * 「1人で展示していると1人だとしても、 違うものが出てきてその間ができて」（湯浅さん） 「(In betweenは)日本語だと中間領域」（佐藤さん） 「BetweenだったらA/B。 In betweenだったら間があって その中に何かある」（SASHAさん） ダイアローグの言葉に 耳を傾けるように空間を見渡す。 * * 展示されていたのは いままさにつくられゆくプロセスの只中で 全く異なる経緯、文脈、土地に建つ ふたつの「家」についての思考と対話の過程。 * 同じ「家」という存在を設計するのにも 言葉がキャッチボールされることで、二者が思い描く 景色が重なり変容し視点が近づいたり離れたりするのが タブロイドに掲載された対話から浮かんで見える。 建築物、という身体的/物質的でハードなものを扱いながら その過程になされる会話や思考が こんなにも詩的で有機的で哲学的で情緒的だなんて…..。 （なんて素敵なんだろう…。と驚いた） 未だ咀嚼中＋整理しきれないけれど 印象的だったことをいくつか。 ~~~~~ ＞「家」の営みがまちに溶けだす KASA-Project“ふるさとの家” 佐藤さんのご実家が区画整備で退去を余儀なくされるなか コンテクストのない駅前通りに設計することになった お父さんとお母さんの家。 「路地」の成り立ちをリサーチすることからはじめ 個々の「家」がまちの景色とどのように関係しているのか。 「家」の営みが溶けだすように、そこで立ち現れる光景が どのようにまちの景色に影響を与え得るのか。 内側にいかに機能を備えるかにフォーカスされ 閉じてしまいがちな「家」という空間が むしろ外と内との境界をほどくように 外に影響されながら、外にも影響を与えていく そんな空間を構想しているというお話に一気に引き込まれた。 いわゆるパブリックな「公園」と異なる 個々人が手入れをすることではじめて成立する「庭」という空間 そして洗面所、台所、と特定化された空間ではなく 「洗う場所」と名付けられたまちにひらかれた洗い場。 異なる個人による集合が 「景色」を形作ってゆく というお話がとても印象に残った。 ~~~~~ ＞そのひとのいる景色を映す「家」 YUASA-Project”Place” 木製天丸の門を抜けると 広い庭と赤瓦の大きな家、小さな小屋に二匹の猫。 今の家の記憶を紡ぎながらつくられる二世帯住宅。 ふだん模型はつくらないという湯浅さんによる 隣りあいながらひとつひとつ異なるスケッチは すべて同じ「家」を考えながら描いたもの。 グッと迫ってくるような鮮やかな赤と描かれた家の一部分は 誰かの記憶、もしくは映画のワンシーンみたいだと感じた。 （抽象度が高く「印象」が描かれているからこそ すでにあるどこかの家を見た経験から描かれているような そんな確かさがあるのがとても不思議だった） ーーここの窓は『ロミオとジュリエット』のあの、 叫んでいる時の窓みたいな距離感にしたいと思っていて。 （中略）それぞれの居場所として、 その人のポートレートを撮るならここ、 みたいなのを考えるところがある。（湯浅さん） 模型はそんな記憶の断片だけを取り出したように 一部分だけだったり、大きさが違っていたりする。 けれど、形より何より、確かにその人がその空間にいた と想像できてしまうような、まだ見たことのない未来の家の光景に なぜかとても懐かしさを覚える、そんなスケッチたちだった。 （この確かな懐かしさはどこからくるのだろう……） ~~~~~ etc...... 考えることは尽きず 「家」とはなにかさらに考えたい… けれど一旦のメモ📝 （「家」は都市の最小単位ともいえるゆえ、 家の成り立ちを考えることはすなわち街や都市の構造を考えることにつながるなぁと💭） 佐藤さん、SASHAさん、湯浅さんありがとうございました！ 対話を綴じたタブロイド「対話録」は 下記より購入いただけるようです😉 （考えることの種が溢れていて 個人的にとてもおすすめです📖） https://officeyuasa.theshop.jp2023/04/11に公開- 指定なし3.34%2034* * 多様化する「紙の出版物」の現在。 造本設計のプロセスからたどる 小出版レーベルのブックデザインコレクション [Book Launch] —- @graphic_sha —- * ついに….. とても、たくさんのみなさんにお世話になり 昨年から数時間にわたる編集会議を幾度も重ね 何度も悩んでは立ち止まり制作を進めていた 書籍が、3月末、刊行します….🥲 * * 「本」とは何か。 なぜ、「本」をつくるのか。 言葉や写真、絵画や音楽、 映像や空間に至るまで。 紙に記述定着された数多の要素が、 あるものは重ねられ、折り込まれ、 留められ、畳まれ、挟まれ、 綴じられ、収められている。 * 折本、蛇腹製本、スクラム製本、 中綴じ、平綴じ、並製本、中ミシン製本、 上製本、コデックス装、スイス装、 ドイツ装、スケルトン製本など 大きく分類される製本形態のみならず、 企画、執筆、撮影、編集、デザイン、 紙選び、印刷、帳合、製本、出版、流通、販売...... ひとえに「本をつくる」といっても そこには実にさまざまなプロセスが存在する。 そしてその一つひとつに幾通りもの選択肢があるなか、 なぜ、なにを誰に向けて、 どのように届け伝えるものなのか。 個の表現に形を与えるために制作されているものなのか。 もしくは一定期間の活動、情報を分類・保管するために 制作されているものなのか。 多様化するその広がりを ひとことで表すとしたら、まさに「生態系」。 そんな「紙の出版物」の現在を俯瞰すべく 1冊の出版物ごと、その制作に関わる方々に 企画背景・制作意図・造本プロセスを伺い 約80点を掲載、紹介しています。 * 正解を導くためでもなく ハウツー本をつくるためでもなく ただブックカタログをつくるのでもなく 「紙の出版物」を制作・出版・流通させる という営みそのものが、 今あらたな価値を持ち始めていると感じているからこそ その形式や制作様式を拡張させていくための なにかしらの足がかりになれば…..という思いから 本書を制作していました。 掲載している本は氷山の一角に過ぎませんが ぜひ、お目通しいただき ご意見、ご感想いただけたら、嬉しいです！😭🌷 * * 最後になりますが 本書への選書協力をお願いした書店のみなさま、出版物の掲載を快諾、情報提供にご協力くださった著者、並びに造本設計を手掛けたデザイナー、制作者のみなさま、そして印刷会社、製本会社、出版社のみなさま、そして編集の三條さん、デザイナーの加納さん、写真撮影をお願いした平松さん、そしてグラフィック社の大庭さんに心から感謝申し上げます。 ~~~~~ 書籍情報📖 書名：造本設計のプロセスからたどる 小出版レーベルのブックデザインコレクション 編集＋執筆：西山萌、三條陽平 デザイン：加納大輔 写真：平松市聖 出版社：グラフィック社 発売日：2023年3月刊行 仕様：B5 並製 総184頁 定価：2,860円（10%税込） ISBN：978-4766137651 多様化する「紙の出版物」の現在。 印刷・製本・デザインに独自性、実験性をもつ 近年の事例から約80点収録。 インディペンデント出版社、及び個人の作家がデザイナー・編集者たちとの協業により制作した出版物から、印刷・製本・デザインに独自性・実験性を持つものを約80点選出。その仕様や制作のプロセスをビジュアルと共に収録し、多様な広がりを見せる「紙の出版物」の現在形を俯瞰する。 ~~~~~ はじめに（巻頭より抜粋） 「本をつくる」といっても、そこには実にさまざまなプロセスが存在する。そしてその一つひとつに幾通りもの選択肢があるなか、なぜ、なにを誰に向けて、どのように届け伝えるものなのか。個の表現に形を与えるために制作されているものなのか。もしくは一定期間の活動、情報を分類・保管するために制作されているものなのか。目的や用途に応じた技術者の協働と試行錯誤により新たな選択肢が更新され、形態は細分化される。 たとえば制作者の協働により、出版物の企画背景、造本プロセスそのものに価値を置くものや、大手の出版社を介さず、著者や編集者自らがコミュニケーションやリサーチの一環として、他者を巻き込みながら編纂、流通させることでその先のプロジェクトに繋がる形へと派生しているものまで。多様化するその広がりをひとことで表すとしたら、まさに「生態系」のようである。本書では今一度、明確な企画意図をもって個人あるいはインディペンデントな出版レーベルで制作され、多様な目的のもとに広がりを見せる「紙の出版物（本）」の現在形を俯瞰し、観察・記録。2018年〜22年までの5年間に日本国内で刊行された約80タイトルを選書する際、基準とした検討項目を下記に挙げておく。 1）印刷、装幀、造本に一貫した企画意図が感じられる 2）造本プロセス（デザイン、印刷、製本）に実験的な試みがなされ、内容と形態（ブックデザイン）に必然的な繋がりがある 3）個人でなく複数の役割（著者・編集者・デザイナー・印刷会社・製本会社など）の協働により制作されている 4）自費出版、商業出版を問わず価格が付されており、一定部数が書店もしくは販売先店舗（オンライン含む）に流通・販売されている2023/03/27に公開- 指定なし9.44%5797* * 20XX年。時空間を越境し 活動の集積として現れる 「都市」という現象への考察。 [Book Launch] —- MEANINGFUL CITY MAGAZINE @meaningful.city.magazine —- * 真っ白な看板。 シートに覆われて数ヶ月経つ敷地。 突然スコンと抜け落ちた穴のように 街の真ん中にあらわれる「虚」に コロナ禍以降出会うことが増えた。 記憶の一部が欠けたまま 早送りで動画を再生。 日々破壊と生成が繰り返されるなか 意味あるいは名前が絶えず上書きされていく。 「都市」とはなんなのか？ と、そんな疑問がふと湧いてきた。 * たとえばフラットな地面。 人が集い運ばれた材から 巨大な構造物（凸）を建設。 日が昇ると地上/地下に網の目に広がる 交通回路（溝あるいは凹）へ 人々の粒が流れ込み移動、運搬、伝搬。 局所的に点在する凸に集中、滞在、交換し 再び回路（凹）を巡り分散していく。 数年後には破壊され再び材に戻り 跡形もなくフラットな大地に。 * 時間軸と空間軸を超えて 都市で行われている営みを早送りで眺めたら？ 「都市」とは特定の場所を示すのではなく 移動、集合、生成、交換、破壊、分散......と 「活動」が繰り返されている「状態／現象」 そのものを指しているだけなのではないか。 そんな思いを起点に「void（虚）」に集い 共に彷徨える細川紗良氏、中村拓朗氏と 数えきれぬ思考の交換、終わりなき対話の末に 「MEANINGFUL CITY MAGAZINE Vol.2 GENERATION - X,Y,Z,α」が刊行しました。 * * 西山は〈SKWAT〉中村圭佑さんへのインタビュー 写真家・村田啓さんのフォトエッセイを企画執筆しています。 下記、少しばかり内容のご紹介を📖 ====== [Photo Essay]📸 ーー写真（イメージ）を撮る行為を通じ、私たちはどのように街を捉えているのか。街を形成しているのはどのようなイメージなのか。イメージはどのように意味を生成するのか。過去・現在・未来が同居するフレーミングされた不確かな一瞬、調和するはずのない無関係なものが混ざり合い、一枚の紙上で「街の光景」となって現れる。ここに何が掬い取られるのか。何を見落としているのだろうか。（村田啓さんとの思考の交換） Photo：Kei Murata @kemrta ====== [Interview]🎤 都市を「意味」から解放する。 アカデミズムとストリートを 往復する活動体として。 ギャラリー、ブックショップ、倉庫、劇場、ライブ会場、オフィス部屋、美術館、サロン……ある時は複合的に、そして不定期に表情を一変させ、発生している出来事の数だけ肩書きが生成されていく。訪れる数を重ねるたびに定義が変容する「SKWAT AOYAMA」をはじめ、日々破壊・生産・消費活動が循環する都市で価値を見失った空間「void」を“Squatting（占拠）”し、 価値を再定義していく活動体〈SKWAT〉にとって「都市」における意味とは何なのか。発起人であり設計事務所〈DAIKEI MILLS〉率いる中村圭佑氏に話を聞いた。 💭TOPIC💭 ▶︎「void（虚）」に価値を投下する Q.新たに空間を作る（価値を生み出す）ことと、空間を再定義する（価値を変換する）ことを通じ、今、都市空間をどのように捉えていますか。 ▶︎「不完全な美学」がもたらす予定不調和な多様性 Q.踏み込んでも尚わからない場所に出会ってはじめて、体感として都市が記憶されているところはあるのかもしれません。今都市の開発が進むにつれ、そもそも疑問に思う場所も減ってきているように感じます。 ▶︎都市の中心で資本主義社会に風穴を開ける Q.「公園」の概念とも近いと思うのですが、静止しているだけだと、場所も朽ちていってしまう。反面生きている場所、人が行き交う場所は、何が人を行き交わせているのでしょうか。 ▶︎日常生活の延長線上に「違い」を集積する Q.都市の中では何かを生み出す活動をはじめ、パフォーマンスが行われていたり、対話したり、展示したり、買い物をしたりなど様々な活動が展開されています。〈SKWAT〉ではどのような活動、もしくは状況が生まれることを意識していますか。 ▶︎「グレーゾーン」と都市。「意味」からの解放 Q.破壊と生成とが繰り返される都市で、それでもなお都市の隙間を探し、価値を再定義する理由を教えてください。また、昨今は都心から離れる人も増えています。無意識のうちに周りの環境の制約によって行動が規定されている、誘導されていることが多いと感じる都市に必要なものはなんでしょうか。 （上記はQ.のみですが、中村さんによるA.は誌面にて📖） Interviewee ： 中村圭佑（SKWAT／DAIKEI MILLS）@skwat.site ====== そのほかさらちゃんによる 見ていること、憶えていることを“記述する” 「見ている、憶えている」というエッセイ 香南ちゃんによる20XX年の私たちが 都市を認知することを描いた漫画も必見👀 ぜひ書店にてお手に取っていただけたら幸いです😉📚2023/03/23に公開- 指定なし4.27%2641* * 自然と自分の タイミングを合わせる。 誰もに開かれた環境で。 [Edit+Direction] —- THE NORTH FACE One Product One Tree STORY_05 藤田一茂さん @thenorthfacejp —- * * ――環境に合わせて フォームを変えて 自分のタイミングを 自然と合わせていく。 （藤田一茂さんの言葉より） * ひとりの一歩に寄り添いながら 環境について考え、植樹に取り組む THE NORTH FACEによる 「One Product One Tree Campaign」。 * 樹々の立ち並ぶ真っ白な雪原を 軽やかに、自在に滑り抜けていく。 その滑らかで独自のラインを描く滑りは 「スノーサーフ」と呼ばれ 国内外に向け、スノーボードカルチャーの 魅力を発信する藤田一茂さん。 現在は長野県白馬のバックカントリーを中心に 映像制作やパークのプロデュースも手掛け 雪の上を滑ることを通じて、 大きく変化する自然環境に向き合う 藤田さんにお話を伺いました。 * ー雪の上を滑るということについて。 滑る環境が変化することで、意識にも変化が？ ー自然のリズムに乗るためには？ はじめての土地、雪山を滑るとき、 どのようなことを意識されますか？ また自然のリズムはどのようにわかるものなのでしょうか？ ―年々、温暖化による積雪量の変化が著しくなっています。 環境が変わっていくことに対して、どう思いますか？ ―環境が変容していくなかで、スノーボードという カルチャーを通じて、見据えていることがあれば教えてください。 そんな問いを重ねながら なかでも印象的だった問いと言葉を一部。 ~~~ 一度きりの波に乗るように フォームを変容させていく。 ――雪の上を滑ることについて。プロスノーボーダーとして10年以上、藤田さんがスノーボードを続けられる理由、大切にされていることを教えてください。 スノーサーフィンという言葉がありますが、同じ波は二度と来ないですよね。雪も同じで、豪雪の年もあれば小雪の年もある。同じ斜面日の何時間だけ状態が良かったり、場所やひとによってもコンディションは変わってきます。スノーボードをはじめたばかりの頃は誰よりもすごいことをするという技やスキルが重要だったのですが、雪山を滑るバックカントリーがメインになってからは、環境に合わせて自分のフォームを変えていくようになりました。スキルというよりも自分のタイミングを自然とどれだけ合わせていけるかを大事にしています。 環境が変化したとしても 誰もが集えるフィールドを。 ――環境が変容していくなかで、スノーボードというカルチャーを通じて、見据えていることがあれば教えてください。 ニュージーランドにはコマーシャルフィールドとクラブフィールドというものがあるんです。コマーシャルフィールドは営利目的のスキー場で、クラブフィールドはクラブ員の会費やボランティアで賄われているスキー場。色々な人が集まっているので、大工さんが壊れている小屋を修理したり、木材屋さんは木を切り出したり。リフトのロープも、ムール貝の養殖をしているひとが出してくれていたりする。みんなフィールドが好きで守りたいというだけなんですよね。自分たちが通いたいからお金も時間も惜しまない。コミュニティ自体も誰が入ってきてもウェルカムで、そこにいけば誰かいる。そういったコミュニティが日本でもできたらいいなと。近い将来、日本で生まれたコミュニティが、スキー場を通じてコミットすることで、なにか社会に貢献するような仕組みや取り組みができたらいいなと思っています。 ~~~ 「One Product One Tree Campaign」 本編はウェブサイトにて。 🌿THE NORTH FACE One Product One Tree🌿 STORY_05 藤田一茂さん https://www.goldwin.co.jp/tnf/special/back-to-school-campaign/story_05.html ~~~ Interviewee Kazushige Fujita @forestlogd Photography: Asuka Ito(zelt management) @asukait Creative Direction & Edit: Moe Nishiyama @moe.ninnjinnlove Art Direction & Design: ampersands @ampersands_inc Yuma Tobishima @yumatobishima Eri Sato @st0er12023/03/04に公開- 指定なし1.27%790* * わからなさの前に 一緒に座ってみる。 共に考えることから。 [Edit+Direction] —- THE NORTH FACE One Product One Tree STORY_04 永井玲衣さん @thenorthfacejp —- * * ――つぶやきが問いになり 共に関われるものになって バラバラなままに手を取り合えると どこかで信じている。 （永井玲衣さんの言葉より） * ひとりの一歩に寄り添いながら 環境について考え、植樹に取り組む THE NORTH FACEによる 「One Product One Tree Campaign」。 * ライブ会場に美術館、 学校から寺社に至るまで。 一見「哲学」という言葉からかけ離れた場所に赴き 年齢も性別も肩書きもさまざまなひとたちと 対話を重ねる哲学者の永井玲衣さん。 たまたま誰かがつぶやいた問いから、 哲学はすでに始まっているという 永井さんが大切にしているのは 「ひとそれぞれ」で終わらせないこと。 誰かと共に考え、話し合う場をつくる 理由についてお話を伺いました。 * ー永井さんにとって「哲学」とはどのようなもの？ ー「対話」という言葉は「議論」とも異なります。 「対話」とはなんなのでしょうか？ ー哲学対話で「ひとそれぞれはやめましょう」と お話しされている理由が気になりました。 ー哲学対話では「答えを出さない」で終わらせる理由。 永井さんにとって「終わらせる」とは どんな意味があるのでしょうか？ そのほかにも尽きない問いを重ねながら なかでも印象的だった問いと言葉を一部。 ~~~ 「わたし」の問いから 世界と関係を結び直す。 ――そもそも哲学者を志したきっかけはなんだったのでしょう？ 世界って、わからないことであふれていますよね。今こうしてお話をしている光景すらも、なぜここでお話をしているのだっけ？という気持ちになりますし、目の前の建物も、ひとが建てたものだとあらためて考えてみると、どうしたらそんなことが可能になったんだ？とか、自分の手はなぜこんな形をしているのだろう？とか。わからなさであふれている世界が、怖かったんですね。そこで答えを探すように文学をたくさん読んでいたら、あるときに出会った哲学の本に「あなたが考えるんだよ」と書かれていて。世界のわからなさの前に立ったときに、この「わたし」がそれを取り扱っていいんだ、とびっくりしました。それはわたしにとって、世界と関係を結び直すようなものだったんですよね。 終わらせないために終わる。 世界をもっとよく見る方法を探して。 ――永井さんは個人に向き合われながらも、社会や政治、環境などに対するはたらきかけもされていると思うのですが、それらはどのようにつながっているのでしょうか？ たとえば気候変動や環境問題などの大きな問題に対して、自分は関係ない、自分が意見を言っていいはずがないという感覚のひとはとても多いんですね。でもだからといって「自分ごとにしましょう」と言われても唐突すぎる。実はもっと手前のことが問われなくてはいけないと思っていて、その手前の部分をずっと耕している感覚があります。そもそも民主主義ってなに？とか、なんで地球規模のイシューをこのわたしが考えなくてはいけないの？とか。問いを立てること、わからなくなることって、一見すると後退しているように見えるんですけれど、問うことではじめてその言葉や世界と関係を持つことができる。問うことはみることなので。見ないと問えないんですよね。 ~~~ 「One Product One Tree Campaign」は4/9まで。 本編はウェブサイトでぜひ読んでいただけたら嬉しいです。 🌿THE NORTH FACE One Product One Tree🌿 STORY_04 永井玲衣さん https://www.goldwin.co.jp/tnf/special/back-to-school-campaign/story_04.html ~~~ Interviewee Rei Nagai @nagainagai Photography: Asuka Ito(zelt management) @asukait Creative Direction & Edit: Moe Nishiyama @moe.ninnjinnlove Art Direction & Design: ampersands @ampersands_inc Yuma Tobishima @yumatobishima Eri Sato @st0er1 Illustration: Takuro Takagi @takurotakagi Development: Ryuichi Umeno, Yuichi Tao #ザノースフェイス #tnfjp #thenorthface #ONEPRODUCTONETREE #植樹2023/03/04に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/ザノースフェイス#ザノースフェイスhttps://www.instagram.com/explore/tags/tnfjp#tnfjphttps://www.instagram.com/explore/tags/thenorthface#thenorthfacehttps://www.instagram.com/explore/tags/ONEPRODUCTONETREE#ONEPRODUCTONETREEhttps://www.instagram.com/explore/tags/植樹#植樹3.45%2131* * 小さな直感を信じて。 手のひらの距離感から 共生の形を考える。 [Edit+Direction] —- THE NORTH FACE One Product One Tree STORY_03 嶌村吉祥丸さん @thenorthfacejp —- * * ――小さな直感に 素直でいられるために。 学び続ける姿勢を 持ち続けたいと思う。 （吉祥丸くんの言葉より） * ひとりの一歩に寄り添いながら 環境について考え、植樹に取り組む THE NORTH FACEによる 「One Product One Tree Campaign」。 * 道に佇むひと、木陰に色づく一輪の花 青空にゆれる手のひら、陽の光を映す瞳……。 そこにただ存在しているものを 見つめるまなざしが 一枚一枚の写真を通じて伝えられる。 「same gallery」や「ラーメン吉祥丸」など ひととひとを繋ぐように場を創り出し 社会にはたらきかける アーティスト・嶌村吉祥丸さん。 その活動の先に見据えられている 景色についてお話を伺いました。 * ー写真という媒介（言語）を通じて、大切にしていることは？ ーオンラインでのコミュニケーションが 簡単にとれてしまう今日、フィジカルな「場所」をつくる理由。 ー「Symbiosis」（共生）という名の展示がありましたが ひとが、他者やひと以外の生き物と共生していくために、 今の自分からできることはなんだと思いますか？ そんな問いを重ねながら なかでも印象的だった問いと言葉を一部。 ~~~ 写真という言語を通じて 小さな直感に素直になる。 ――写真を撮る行為にはどのような意味がある？実際にはどのような感覚でシャッターを切られているのでしょうか？ 撮らざるを得ない、伝えざるを得ないという感覚に近いかもしれません。無理に道端のひとに写真を撮らせてくださいとお願いすることや、写真を撮るためにどこかに行くということもありません。ひとも植物も、目の前にあるものを等しく扱いたいと考えていて、そこに向けるまなざしがただそこにあったという感覚です。写真を撮る行為自体はとても直感的だと思うのですが、その直感は今までに色々なひとと出会い話して見たり聞いたり学んできたことがあり、その先に現れるもの。その小さな直感に素直でいられるために、常に学び続ける姿勢を持っていなくてはいけないと感じています。 現在・過去・未来も含めた 自分の手のひらを見つめる視点から。 ――ひとが、他者やひと以外の生き物と共生していくために、今の自分からできることはなんだと思いますか？ 以前「Symbiosis」という名前で展示をしたのですが、生物学の用語では寄生する／される関係や捕食関係であったとしてもそれは「共生」の概念のうちに入るとされているんです。つまり一方が搾取されているだけの存在であったとしても、広い意味では「共生」であるという考え方なのですが、それはひとにも置き換えられるのではないかなと感じています。広く見たら色々なものに生かされながら、地球の資源を消費してしまっている一方、地球を守ろうとしているひとたちもいる。あくまで人間目線でしか語り得ないですが、今自分たちの手でできることについてはそれぞれの目線で考えなくてはならないと思っています。たとえば宇宙飛行士のひとに地球についてどう思いますか？と聞くスケール感と、小さな村で育った少年に聞くのとでは社会や地球の捉え方も異なりますよね。本質的な共生を達成するためには、自分自身も含め、マクロとミクロ、両者の視点が必要だと思いますし、自分の手のひらを見つめるくらいの近い距離感で、物事を見つめることも必要かなと思いますね。 ~~~ 「One Product One Tree Campaign」は4/9まで。 本編はウェブサイトでぜひ読んでいただけたら嬉しいです。 🌿THE NORTH FACE One Product One Tree🌿 STORY_03 嶌村吉祥丸さん https://www.goldwin.co.jp/tnf/special/back-to-school-campaign/story_03.html ~~~ Interviewee Kisshomaru Shimamura @kisshomaru Photography: Asuka Ito(zelt management) @asukait Creative Direction & Edit: Moe Nishiyama @moe.ninnjinnlove Art Direction & Design: ampersands @ampersands_inc Yuma Tobishima @yumatobishima Eri Sato @st0er1 Illustration: Takuro Takagi @takurotakagi Development: Ryuichi Umeno, Yuichi Tao #ザノースフェイス #tnfjp #thenorthface #ONEPRODUCTONETREE #植樹2023/03/04に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/ザノースフェイス#ザノースフェイスhttps://www.instagram.com/explore/tags/tnfjp#tnfjphttps://www.instagram.com/explore/tags/thenorthface#thenorthfacehttps://www.instagram.com/explore/tags/ONEPRODUCTONETREE#ONEPRODUCTONETREEhttps://www.instagram.com/explore/tags/植樹#植樹3.03%1880* * 変化を受け容れる。 草木と過ごす日々から 見えてくることがある。 [Edit+Direction] —- THE NORTH FACE One Product One Tree STORY_02 mitosaya @thenorthfacejp —- * * ――正解がないからこそ できたものを見て 「あ、こうなるのか」と 受け容れる楽しさがある。 （山本祐布子さんの言葉より） ――お酒を寝かしている期間は 半分期待、半分忘れるという 感覚に近いかもしれません。 （江口宏志さんの言葉より） * ひとりの一歩に寄り添いながら 環境について考え、植樹に取り組む THE NORTH FACEによる 「One Product One Tree Campaign」。 * 千葉県大多喜町の薬草園跡地。 何十もの種類の薬草、樹々に囲まれる 「mitosaya薬草園蒸留所」。 毎日変化していく自然と共に歩み 小さな実験の積み重ねから 草木から創造の形を抽出していく 江口宏志さんと山本祐布子さん。 * 果実や園内のハーブなどを生かし 発酵から蒸留、熟成期間を経て 瓶詰めまでひとつひとつ手作業で 蒸留酒をつくる蒸留家・江口宏志さんと 絵を描くように収穫された植物に応じて お茶やシロップやジャム、 さまざまな調味料を生み出す イラストレーター・山本祐布子さん。 日々の営みの先に見据えられていること について、お話を伺いました。 ー自然からの小さな発見を形にするためには？ ー見て、触れて、香り、味わう体験を通じて。 植物を鑑賞することと、そこから商品に 落とし込むことは全く異なります。 自然から発見したものを形にするために、 具体的にはどのような時間、プロセスがあるのか？ ー自然と共に生きるためのアイデアについて。 なかでも印象的だった問いと言葉を一部。 ~~~ 時間を共にするからこそ 変化を受け容れられる。 ――色彩や形、手触り、食感や味や色々な発見があるなかで、それらをどう形にされているのでしょうか？ 江口：お酒を寝かしている期間は、半分期待、半分忘れるという感覚に近いかもしれません。まずは「保存できる」ことがとても大事。生のものを扱っていると常に腐ってしまう可能性があるので、そのものの良いタイミングが失われてしまうことが怖いんですね。蒸留までできてしまえば保存状態に入って、どちらかというと良くなるというボーナスタイムが生まれるので、そこまでいけたら一安心です。忘れている頃にもう一度思い出して、そろそろかな……と期待値が高まったときにまた出てきてくれたらいいなと。 時間や場所、空気も含めて 日々向き合うことから届けていく。 ――日々生き物と向き合って発見したことと、届けることはどんなふうに繋がっているのでしょうか。自然と向き合うなかで、感じられていることがあれば教えてください。 山本：手を加えたら加えるほど、自分の意志が入ってきてしまいますし、迷えば迷うほど手数は増えて、ものの結果として見えてきてしまう。絵を描くときも線が増えれば増えるほど、なんだかまどろっこしくなるのですが、さっと描いた勢いのある線って、強かったりする。オー・ド・ヴィーの良さって、結果から透けて素材が見えてくるところだと思うんです。梅、シナモン、と素直に素材そのものを表現することが多いのかなと。摘んだ花をその場で配れたらそれが一番良いと思うんですけれど、今、自分たちが過ごしている時間や場所の空気も含めて届けていけたらいいなと思います。 ~~~ 「One Product One Tree Campaign」は4/9まで。 本編はウェブサイトでぜひ読んでいただけたら嬉しいです。 🌿THE NORTH FACE One Product One Tree🌿 STORY_02 mitosaya 江口宏志+山本祐布子さん https://www.goldwin.co.jp/tnf/special/back-to-school-campaign/story_02.html ~~~ Interviewee Hiroshi Eguchi + Yuko Yamamoto (mitosaya)@3tosaya Photography: Asuka Ito(zelt management) @asukait Creative Direction & Edit: Moe Nishiyama @moe.ninnjinnlove Art Direction & Design: ampersands @ampersands_inc Yuma Tobishima @yumatobishima Eri Sato @st0er1 Illustration: Takuro Takagi @takurotakagi Development: Ryuichi Umeno, Yuichi Tao #ザノースフェイス #tnfjp #thenorthface #ONEPRODUCTONETREE #植樹2023/03/04に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/ザノースフェイス#ザノースフェイスhttps://www.instagram.com/explore/tags/tnfjp#tnfjphttps://www.instagram.com/explore/tags/thenorthface#thenorthfacehttps://www.instagram.com/explore/tags/ONEPRODUCTONETREE#ONEPRODUCTONETREEhttps://www.instagram.com/explore/tags/植樹#植樹0.97%600* * 演じることは 誰かを気にかけること。 自分という輪郭を超えて。 [Edit+Direction] —- THE NORTH FACE One Product One Tree STORY_01 石橋静河さん @thenorthfacejp —- * * ――誰かの力に頼る役割。 支えてくれるひとがいないと 存在できないということが 面白いし、続ける原動力。 （石橋静河さんの言葉より） * ひとりの一歩に寄り添いながら 環境について考え、植樹に取り組む THE NORTH FACEによる 「One Product One Tree Campaign」。 * まっすぐな視線の向かう先 指先の動きや呼吸の間合い その一つひとつに意識を傾けると ひとは言葉を超えて 心の内にある“言葉”を あるいは思い描く“風景”を ひとに、伝えることができるのかもしれない。 * クラシックバレエからダンス 大河ドラマから舞台に至るまで 踊ること、演じることの 境界を溶かすように身体を通じ 独特の表現力で異彩を放つ 俳優・石橋静河さんが その視線の先に見据えられていること について、お話を伺いました。 ー「演じる」とはどんなことなのか。 ー言葉にできないことを言葉にするためには？ ー「伝わる」ってどういうことだと思いますか？ ー他人（ひと）の生き方に向き合い演じることの先に、 自分以外のひとや生き物と共に歩んでいく環境を守っていくために、 今からできることはなんだと思いますか？ そんな質問を重ねながら なかでも印象的だった問いと言葉を一部。 ~~~ 演じることは 誰かのことを気にかけること。 ――「演じる」ことを通じて はじめて見えるようになったことがあれば教えてください。 以前は透明なそのひと（役）を自分の身体にフィットさせて同化するような感覚で、撮影現場以外でもそのひとのことを思い続けていたんです。でもそれを続けてしまうと、自分の生活がなくなってしまって。身の回りのひとにもふだんと違うわたしと接しなくてはいけないという負荷がかかってしまう。けれど健康でなければ、ひとを助けることもできないですよね。自分が豊かな時間を過ごしていたら、ひとにも大丈夫？と声をかけられる。誰かの役を演じるって誰かのことを気にかけることと似ている気がするから、健康でいることが大事だなと思うようになりました。 想像することから 相手を信頼するということ。 ――演技や表現を通じて「伝わる」とはどういうことなのでしょう。 どうすれば「伝わる」と思いますか？ 《未練の幽霊と怪物》という作品で能の形式を使ってお芝居をしたのですが、演出家の岡田利規さんは役者の想像したものは観客も見えるはずだという考え方をされているんですね。役者が「海にいる」という想像をして舞台に立っていれば、それは（観客にも）伝わると。はじめは本当に？と思っていたんです。実際に舞台では海の音もしなければ海を表現するセットもない。けれどそのお芝居を観てくれた何人かのひとたちから、海が見えたと聞いて。それを信じていいんだなと。作品のはじまりって、つくるひとが「想像する」ことから形になっていくじゃないですか。だからこそ、それを伝えるにはお客さんを信頼することからはじめないといけないのかもしれません。 ~~~ 「One Product One Tree Campaign」は4/9まで。 本編はウェブサイトでぜひ読んでいただけたら嬉しいです。 🌿THE NORTH FACE One Product One Tree🌿 STORY_01 石橋静河さん https://www.goldwin.co.jp/tnf/special/back-to-school-campaign/story_01.html ~~~ Interviewee Shizuka Ishibashi(Plage)@shizuka_isbs Photography: Asuka Ito(zelt management) @asukait Styling: KAORI KAWAKAMI @mamezo1 Hair & Make: Aya Murakami @ayamurakami__ Creative Direction & Edit: Moe Nishiyama @moe.ninnjinnlove Art Direction & Design: ampersands @ampersands_inc Yuma Tobishima @yumatobishima Eri Sato @st0er1 Illustration: Takuro Takagi @takurotakagi Development: Ryuichi Umeno, Yuichi Tao #ザノースフェイス #tnfjp #thenorthface #ONEPRODUCTONETREE #植樹2023/03/04に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/ザノースフェイス#ザノースフェイスhttps://www.instagram.com/explore/tags/tnfjp#tnfjphttps://www.instagram.com/explore/tags/thenorthface#thenorthfacehttps://www.instagram.com/explore/tags/ONEPRODUCTONETREE#ONEPRODUCTONETREEhttps://www.instagram.com/explore/tags/植樹#植樹6.16%3820* * One Product One Tree ひとりの一歩から ともに育てる未来へ [Edit+Direction] —- THE NORTH FACE @thenorthfacejp —- * * 根を張り、枝葉を伸ばし ちいさな木が、やがて たくさんの生命を宿す 大きな森になるように。 * ひとりの一歩に寄り添いながら 環境について考え、植樹に取り組む THE NORTH FACEによる 「One Product One Tree Campaign」 ついに、はじまりました☺️🌿 そもそも「植樹」ってなんだろう？ と、その選択肢の意味に向き合うことから 考えさせられたプロジェクト。 2023年3月3日―4月9日まで THE NORTH FACE店頭及び オンラインストアで開催中です。 * * ~~~ たとえば「地球」「環境」「社会」 という言葉をきくと どこか空々しくて距離を感じてしまう けれど、お気に入りのバックパックを手に 頼りになる服を身に纏って こうして生きている「今の自分」から 隣にいる友人や家族、 これから出会うかもしれないひとや まだ見ぬ景色について思いを馳せること、 こうなったらいいなと願うことは 実は地続きで「環境」「社会」を形作ること につながっているのではないか。 * ….と、あたり前すぎて つい忘れてしまうことについて考えながら 今の自分より一歩先のフィールドへ踏み込み ひとから社会、環境へと思いを繋ぐ ーー俳優・石橋静河さん、 mitosayaの蒸留家・江口宏志さん＋ イラストレーター・山本裕布子さん アーティスト・嶌村吉祥丸くん 哲学者・永井玲衣さん プロスノーボーダーの藤田一茂さん にお話を伺いました。 そのなかで、考えさせられることが多々….. 取材のたびに、心のメモが増えていきました。 （そして木は、もちろん植えて終わりではなく 根を張るところからがはじまり。 根を張るということの難しさは どこかひとの生き方に重なる気もする） * * キャンペーンでは 対象商品1点のご購入につき、 1本の植樹を行うプロジェクトでは 環境保全に配慮したグリーンマテリアル （リサイクルナイロンなど）を用いた 商品を通じて、今までに8,000本を 超える植樹を行ってきました。 今年の秋、植樹も実施される予定なので ぜひウェブサイトで記事と合わせて ご覧いただけたら嬉しいです😉🌷 * * ~~~ THE NORTH FACE One Product One Tree Campaign https://www.goldwin.co.jp/tnf/special/back-to-school-campaign/ ~~~ Creative Direction & Edit: Moe Nishiyama @moe.ninnjinnlove Art Direction & Design: ampersands @ampersands_inc Yuma Tobishima @yumatobishima Eri Sato @st0er1 Photography: Asuka Ito(zelt management) @asukait Illustration: Takuro Takagi @takurotakagi Development: Ryuichi Umeno, Yuichi Tao Model: Shizuka Ishibashi(Plage)@shizuka_isbs Hiroshi Eguchi + Yuko Yamamoto(mitosaya)@3tosaya Kisshomaru Shimamura @kisshomaru Rei Nagai @nagainagai Kazushige Fujita @forestlogd For Shizuka Ishibashi Styling: KAORI KAWAKAMI @mamezo1 Hair & Make: Aya Murakami @ayamurakami__ THE NORTH FACE Takaaki Harada @takaakiharada Taro Watanabe ~~~ P.S.素敵なチームのみなさんに感謝を…!! #ザノースフェイス #tnfjp #thenorthface #ONEPRODUCTONETREE #植樹2023/03/04に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/ザノースフェイス#ザノースフェイスhttps://www.instagram.com/explore/tags/tnfjp#tnfjphttps://www.instagram.com/explore/tags/thenorthface#thenorthfacehttps://www.instagram.com/explore/tags/ONEPRODUCTONETREE#ONEPRODUCTONETREEhttps://www.instagram.com/explore/tags/植樹#植樹2.55%1580* * 建築映像とは…...？ 静と動。空間に内包される 所作、あるいは視点の集積。 [Event note] —- 「建築映画館2023」 @garagearchitects —- * * 「人は動くものである」 （ーール・コルビジエの建築について SANNA・西沢立衛さんのお話より） * * 「建築」と「映像」。 静止している「建築」と 動的に記録される「映像」は 一見すると相反している（ように見える）。 しかし、一方で静止している「写真」は 「建築」を記録（とは限らないが）する上で 十分なメディアであると言えるのか。 そもそも「建築映像」とはなんなのか？ 異なる形・特性を持つ媒体として 記録・描写・プレゼンテーション・批評…… 多様な立場や目的から撮影された映像を 1.構造／2.建築と人物／3.図面 4.アーカイブ／5.都市 と5つのテーマから捉える 「建築映画館2023」で印象的だった いくつかのトピックを備忘録としてメモ。 * * ~~~ ①「人は動くものである」 メディウムとしての建築。 ~~~ * 生涯にわたって ドローイングから詩、写真、書籍、映像 家具、建築、都市計画に至るまで メディアを往復し、人が動くことで生まれる 建築のダイナミズムを伝えたル・コルビジエ。 しかし彼の作品においては 実際には動いているはずの映像よりも 書籍の方が映像的であることが印象に残った。 また建築は身体的物理世界とメディア上の世界 ふたつの世界にまたがるものであり （ひとりの人がすべての空間に同時に 存在できないという点において） メディア的であるという点は 今日においても共通している。 そう考えると形態・状況・環境に応じ 建築を多様なメディアに定着したのは ごく自然なことだったのかもしれない。 * * ~~~ ②シークエンス 連続する所作から空間へ。 ~~~ * ドアからドアへ。 部屋から部屋へと移動するように ひとつのシークエンスの中で 描写される構造あるいは人の動き。 「カーテン」「行ったり来たり」「窓」など レム・コールハウス率いる OMAによる建築『ボルドーの住宅』で 日々掃除する家政婦の所作を追いかけ 生活の中で現れるちいさな “出来事”の連続にフォーカスし それらの集積としてひとつの巨大な建築が現れ 空間の広がりへと視線が誘導される作品 「Koolhaas Houselife」（2017年）。 家主によって映像制作を依頼されたという本作は 建築の不具合、事件、至らなさも含め描写され ユーモアを交えた批評的観点が印象的だった。 小さな空間にドアがありすぎると疲れてしまうが 建築（映像）に対して部屋（シークエンス）を どのように配置するかを考えると 建築独自のリズムや間合いが生まれるのかも。 * * ~~~ ③”量”的建築 ~~~ * オランダのラ・ヴィレット公園の ランドスケープ及び施設の設計競技案として 提案された建築をはじめ レム・コールハウスの建築は 「量」そのものを「美」を介さずに 「建築」に落としこんだ点に驚きがある という話がとても印象的だった。 （SANNA・西沢氏の話より） ではここでいうところの 建築的「量」を映像に落とし込むとしたら どんな表現が可能になるのだろうか。 etc...... * * 他にも印象に残ったキーワードは多々。 建築映像の見方云々、ではなく 映像は建築的であるともいえるし 建築の捉え方そのものが映像になるともいえる。 あるいは建築における行動の軌跡を 映像で描写しているともいえるかも。 同じ媒体に見えて建築映像のなかにも多様な 広がりがあるゆえ、これをきっかけに 調べる＋考えるべきことがまた増えそうな予感…。 「建築映画館2023」は明日26日まで。 （ガラージュのみなさん、 山川陸さん @rickymkw 、 ありがとうございました！） * —— 「建築映画館2023」 1.構造／2.建築と人物／3.図面／4.アーカイブ／5.都市 と5つのテーマから建築を読む＋観る映像祭。 昨日・2月24日に鑑賞したのは ●2.建築と人物 「Koolhaas Houselife」（2017年｜監督：イラ・ベカ、ルイーズ・ルモワンヌ、建築：ボルドーの家） ●短編セレクションB： 近代建築と運動 ＞「サイコロ城の秘密」（1929年｜監督マン・レイ、建築：ヴィラ・ノアイユ） ＞「今日の建築」（1930年｜制作・撮影：ピエール・シュナル、建築：ガルシェの住宅、サヴォワ邸、輝く都市） ＞「Silent Witness」（1992年｜撮影：編集：クラウディ・コルナース、建築：ヴィラ・ダラヴァ） Renee‘s Sweetness（1965年｜監督・脚本・音楽・出演：レネ・ダルダー、レム・コールハウス、ヤン・デ・ボン、キース・メイヤーリング、フラン・ブロメット） ●5.都市 「Property」（1979年｜監督・脚本・製作：ペニー・アレン） —- #建築映画館 #ガラージュ グラフィックデザインは鈴木哲生さん2023/02/25に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/建築映画館#建築映画館https://www.instagram.com/explore/tags/ガラージュ#ガラージュ3.06%1891* * 市場経済と文化・アートが 公平に作合う生態系 「文化的エコシステム」の創造を目指す 「EASTEAST_TOKYO 2023」を開催。 [Project] —- @easteast_ —- * 東京・日本を拠点に活動する アーティスト、アートギャラリーを 国内外へ紹介、参加者間の文化交流を 促進するためのプラットフォームとして 「EASTEAST_」が2023年、再始動します。 * ギャラリストやキュレーター、批評家、 鑑賞者、コレクター、パトロン、企業など さまざまに立場や肩書きは異なりながら アーティストの協働者であるひとたちを 「アートプレーヤー」としたとき その肩書きを超えてともに連携することで、 いわゆる市場経済と文化・アートが 公平に作用し合う生態系のような形ができないか？ では、そのためにはどうすればよいのか？ * たとえばアートオークションの機能と インディペンデントなギャラリーにおける展示 社会運動としてのストリートアートは 共存／協働可能なのか？ そこでアートを購入／評価する場所は どんなひとに、どんな形で開かれるとよいのか？ 「文化的エコシステム」とはなんなのか。 * EASTEAST_を運営するチームは アーティストやギャラリストなどアート業界の関係者と アートと接点を持つデザイン、音楽、出版 広告等の分野で活躍するクリエイターや 実業家により構成される緩やかな集まりです。 「アートイベントをつくる」という実践のもと それぞれチームメンバーが当事者として 直面する日本のアート、クリエイティブシーンにおける 問題意識について、国を越えた 独自のネットワークで共有し 対話を繰り返しながら、アーティスト、クリエイター 公的機関や企業との協働に取り組んで行きます💪 * 個人的には日々学び…ですが それぞれの分野にスペシャリストがいるからこそ 立場や年代や考え方の違いを超えて 意見を交換しながら場所をつくれる とても面白くて有機的な集まりだなぁと。 EE_が起点となって いつもは見えていなかったさまざまな事情や価値観を知ることや 問題について考えさせられることも多々。 だからこそ、これらの問いやアイデアも含めて イベントを通じて開かれたらどうなるのか…今からとても楽しみです。 絶賛準備進行中ですが 当日は会場にてお待ちしてます😉◎ * 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 EASTEAST_TOKYO 2023は東京/日本を拠点とする約25ギャラリーが参加します。出展ギャラリーによるアート展示・販売、アートプロジェクト紹介のほか、映像、サウンド、ライブパフォーマンスの実施やディスカッション、ビューイングツアー、フード&ドリンクをラインナップ。またオフサイトプログラムとして、渋谷や新宿の街頭での映像作品展示、クラブやライブハウスでの音楽プログラムなど、東京のカルチャーシーンやアーティストたちのコミュニティの価値観を体験できる包括的なプレゼンテーションを実施します。 -参加ギャラリー／プロジェクト EE_V/S/P Program: The PLAN (Project) EE_Kitchen (Project) EE_Exhibition: About Validity (Project) ANOMALY @anomaly_tokyo BEAMS CULTUART (Project) @beams_cultuart CALM & PUNK GALLERY @calmandpunkgallery CON_ @con_tokyo_ DYH / Destroy Your Habits (Project) @destroy_your_habits Gallery COMMON @gallerycommon HAITSU @haitsu.nishiogikubo HARUKAITO by island @islandjapan konomad @konomadinc LAID BUG @laidbug_tyo LAVENDER OPENER CHAIR@lavender_opener_chair MATTER @matter.tokyo NOZZA SERVICE @nozzaservice PARCEL @parceltokyo Ritsuki Fujisaki Gallery @ritsukifujisakigallery SNOW Contemporary @snow_contemporary stacks bookstore @stacks_bookstore GALLERY SOAP @gallerysoap.jp TALION GALLERY @taliongallery GALLERY TARGET @gallery_target TAV GALLERY @tavgallery Gallery Trax @gallery_trax VOILLD @voilld VOYAGE KIDS @voyage_kids デカメロン @decameron_kabukicho 6okken (Project) @6okken #EASTEAST_TOKYO_2023 #easteast_2023/01/19に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/EASTEAST_TOKYO_2023#EASTEAST_TOKYO_2023https://www.instagram.com/explore/tags/easteast_#easteast_4.54%2811* * 東京TDC賞2023 RGB Prize 『A DECADE TO DOWNLOAD』 [Awards] —- Tokyo TDC Annual Awards 2023 @tokyotdc —- * * 東京TDC賞2023にて 『A DECADE TO DOWNLOAD』が RGB賞を受賞しました…!! あらためて、この本の制作に 編集として関わらせていただいたことに感謝。 そして制作に関わってくださった すべてのみなさまに感謝を。 https://tokyotypedirectorsclub.org/news/tdc2023-results/ * * 千房けん輔さんと赤岩やえさんによる アートユニット「エキソニモ」が インターネットが降臨する場を創出するべく 結成した IDPW （アイパス）による 「インターネットに関するものを 実空間で売り買いする」というテーマの下 第1回目の東京での開催を起点に始まった 「インターネットヤミ市」。 その2012年から2021年までに至る 「10年の歴史」を本にダウンロードする というコンセプトのもとに制作され 結果として全800ページに渡り データ容量、質量、共に想定外の進行で 制作された作品集になります。 * * この本では、東京、ベルリン、札幌、ブリュッセル、 アムステルダム、台中、ソウル、ニューヨークをはじめ 全24都市200人以上の出店者の皆さんが、 自ら過去の出店物を紙上で紹介するという形で ページを独自に作成できるプラットフォームを作成し 各都市のオーガナイザーにはアンケートを実施。 膨大な情報ソースを編んでいきながら グラフィックデザイナーの岡崎真理子さんにより 「Website」から「紙の本」として データに質量が与えられていきました。 * * なにより、誰ひとり欠けては 成立しなかった、一冊の、とても分厚い本。 そもそも「紙の本」ってなんなのか？ Websiteの情報整理の仕方、 画面に表示される仕組みとインターフェース 電子書籍と紙の書籍の違い 紙の本ならではの情報の整理の仕方、読み方の違いを 常に探しては発見し、実装しては解体し…. を繰り返し続けた、ギリギリまで 形になることが危ぶまれた紙の本あるまじき存在。 感謝の気持ちを込めて、備忘録として。 * * 『A DECADE TO DOWNLOAD』は 下記にてご覧いただくことができます。 機会がありましたら、ぜひご覧いただけたら嬉しいです🤲 👀💭A DECADE TO DOWNLOAD プロジェクトチームのページ上から 「Limited Edition」 「Standard Paperback Edition」 「Free Digital Edition」 がご覧いただけます。 📘twelve books twelve booksでもお取り扱いいただいているので ぜひご覧いただけたら嬉しいです。 https://ja.twelve-books.com/products/a-decade-to-download-the-internet-yami-ichi-2012-2021 #Repost @tokyotdc with @use.repost ・・・ 【東京TDC賞2023：RGB賞】 【Tokyo TDC Annual Awards 2023: RGB Prize】 受賞者（TD / Type Director）：A DECADE TO DOWNLOAD PROJECT TEAM [Japan] タイトル：A DECADE TO DOWNLOAD – The Internet Yami-Ichi 2012 – 2021 RGBトライアル 企画監修：IDPW, exonemo（千房けん輔、赤岩やえ） コーディネート：長谷川踏太 編集：西山萌 デザインコンセプト＋デザイン：岡﨑真理子 デザイン：久保海音、田中美南海 カバーロゴ：大野真吾 校正：瀧瀬彩恵 印刷・製本：藤原印刷 協力：大林財団「都市のヴィジョン」 Special Thanks：インターネットヤミ市オーガナイザー、ベンダー Photo_Erina Takahashi https://tokyotypedirectorsclub.org/news/tdc2023-results/ https://tokyotypedirectorsclub.org/en/news/tdc2023-results/2023/01/13に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/Repost#Repost7.93%4875* * 更新されながら 世界は組み合わせでできている 加藤泉「寄生するプラモデル」 [Interview] —- ARToVILLA @artovilla_jp —- * 植物や昆虫、胎児や人間、精霊…… 中間的で原始的、かつ定義不可能な 「人間らしき」生命体。 どこか畏怖の念を覚える 非現実的な存在感の纏う作品を描き 形作る芸術家・加藤泉さん。 * 現在開催中の展覧会 表参道・ワタリウム美術館の 『寄生するプラモデル』では プラモデルがまるで“寄生”するかの如く 彫刻と一体化し、美術館の2Fから4Fを占拠。 そのほとんどが「Untitled」であり 石や木などの自然物に加え ソフトビニールやプラスチック製の人工物まで マテリアルとの対話を通じ 作品はその“反応”として顕れるという彼に ARToVILLAでお話を伺いました。 ここではその備忘録として。 * * 特に印象的だったのは 自然物である「石」のプラモデル彫刻作品 《オリジナル・プラスチックモデル》。 * 1：1スケールで自然物である「石」の型を作り プラモデルとすることで量産。 拾われた石は複製され、パッケージングされる。 持ち運ばれる場所や置かれる環境 どういった時間をかけて組み立てられるのか そのプロセス自体も物語化されていく。 そもそも「オリジナル」とは何か。 そして「完成形」はどこにあるのか。 入れ子状に問いを孕んだ作品。 * ーーたとえば石自体にもさまざまな種類があり、その一つづつに、凄まじい情報量が詰まっている。一度人が描いた絵の上に、僕が描き足しているような感覚があります（中略）たとえば世界には石もあれば水も火も土もあり、人間の体だって骨や肉だったり細菌だったりいろいろなものが組み合わさってできている。それは至って普通のことなんですが、ふだんはあまり意識もしなければそういう世界の成り立ちに気がつくことがないですよね。そこに目を向けてもらい確認してもらうことも作品にできることなのではないかと思っています。（加藤泉さんの言葉より） * * さまざまなもので構成されている世界において 「完成」があるプラモデルは「写経」であり 絵画は「対話」だと話してくれた加藤さん。 一枚の絵としての完成はどこにあるのだろうか。 最後にした質問の答えが、印象的だった。 * * ーーいつも説明ができないから「宇宙から命令が来てる」とか言っちゃうんですけどね（笑）。僕の意思というよりは、絵の方から「もうやめておけ」と言われる感じになる。それが今の僕にとっての「完成」ですね。「完成」というのを諦めているというか、無理だなという感覚に近いかもしれません。でもそれは調子が良い証拠。調子が悪いときは、絵はやめろと言っているのに、ずっと描いてしまうという状態になるんです。僕の方が強くなってしまうと、だいたいスランプに陥っている状況。そういうときは沼みたいに一枚の絵を描き続けてしまったりするんですよね。 * * ここにはほんの一部しか載せきれないですが 1950年代から70年代にかけての ヴィンテージプラモデルを選ぶ理由や 彫刻の「つなぎ目」をのこす理由 絵画を「描く」こととは何か そして「人の形」とは何か あらためて考えさせられた取材。 （実は当日はかなり緊張してましたが…） 加藤さん、ありがとうございました！ ワタリウム美術館の展示とあわせて 記事は下記にてご覧ください😉 * 📘「作家のB面 vol.9 加藤泉 前・後編」 https://artovilla.jp/articles/sideb-09_izumi-kato1.html * === 展覧会『寄生するプラモデル』 会期：2022年11月6日（日） - 2023年3月12日（日） 休館日：月曜日[1/9は開館] 、12/31-1/3 開館時間：11時より19時まで 会場：ワタリウム美術館 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6 === Text / Moe Nishiyama Photo / Kenji Chiga Edit / Eisuke Onda Illustration / sigo_kun #加藤泉 #寄生するプラモデル #ARToVILLA #ワタリウム美術館2022/12/18に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/加藤泉#加藤泉https://www.instagram.com/explore/tags/寄生するプラモデル#寄生するプラモデルhttps://www.instagram.com/explore/tags/ARToVILLA#ARToVILLAhttps://www.instagram.com/explore/tags/ワタリウム美術館#ワタリウム美術館3.11%1930* * 人の数だけ、違った歩き方がある。 人の数だけ、歩く理由がある。 WALKS -森山未來・番外編- — ASICS WALKING JOURNAL🏃♂️ @asics_walking — * * 街灯の灯り始める夕暮れ時。 家電量販店から喫茶店、文具店や衣料品店が 所狭しと並ぶ通りを、人々が足早に行き交う。 大正筋商店街の通りを進み 事前に伝えられていた集合場所 アスタくにづか4番館に向かった。 入口で手渡されたのは1枚の地図。 ~~~ ちょうど一年ほど前。 兵庫県神戸市・長田区を舞台に 土地のリサーチや考察から身体表現を生み出す 森山未來さんとNPO法人DANCE BOXとの ある試みを追いかけていた。 約5カ月間のフィールドワークを経て 6名のダンサーが8つの土地を 身体の表現に立ち上げる 『Re:Incarnation in Nagata』。 * * 地図には長田区、兵庫区、 須磨区にわたる縮図が描かれ 舞台となる8カ所の地名「苅藻川源流」 「須磨寺」「天神山」「会下山」「高取山」 「長田神社」「和田岬」「駒ヶ林」が、 大正筋商店街とアスタくにづか3-6番館に 重なるように記されている。 ひとつ確かなのは、私たち観客が自ら歩かなければ パフォーマンスを見ることはできないということ。 地図と呼ぶのには心許ない1枚の紙を手に 緊張しながら公演の開始を待った。 ~~~ 時計の針が18時30分を指す頃、 商店街の街灯が「バチン」と 音を立て一斉に消灯した。 どこからともなく 黒装束に身を包む6名のダンサーが現れる。 目深に被ったフードで表情はあまりよく見えない。 呆気に取られている間にもダンサーは歩を進め ある地点に着くとパッと6つの方向に分散した。 観客もいずれかの道を選ばなければいけない。 見失わぬよう、こちらも歩を早める。 通りには、波が砕ける岬の音、風の吹き抜ける音、 山の下に通された空洞の音…… フィールドレコーディングで採取されてきた さまざまな音が鳴り響いている。 つい先ほどまで歩いてきたはずの商店街が 全く別の土地のようだった。 ~~~ それは、まさに土地の記憶を 身体で読み直す試みの集大成だった。 実際に長田で生活しながら表現に向き合ってきた 秋田乃梨子さん、石山樹野さん、川崎萌々子さん、 楠田東輝さん、久保亜樹子さん、小松菜々子さんに 話を聞いた。 「全員で海に足を運び、その場で感じたものを踊るというリサーチをした時、心は動いていても、身体表現まで行きつかないという状況に直面しました。言葉のコミュニケーションでも上手く未來さんに伝えられず、どんどん置いて行かれていく。でもマンツーマンになった時、未來さんの身体を通して対話するような、言葉では追いつくことができなかったことが、踊りを通してわかる気がしたのを覚えています」（秋田乃梨子さん） 「ただそこにある土地を透かしてみている感覚を初めて覚えました。自分を媒介として、どういう景色が見えるのだろうということが身体表現の原動力にもなっていたように思います」（石山樹野さん） 「未來さんは一人ひとりに向き合うとき、どういう言葉、動きを使って伝えれば良いか、お互いの共通言語を探りながら、その人に適したエネルギーの増幅のさせ方を考えていると感じていました。僕は演劇をしていることもあり言葉に頼りがちなのですが、実は身体は言葉よりも雄弁なのではないかと思う瞬間がある。言葉にすると減少してしまうエネルギーや豊かさ、偶然性や可能性を身体で感じていて。そういったいろいろな景色を、身体を通じてもっと見てみたいと思います」（楠田東輝さん） * *: 「現象」が立ち現れ 次の瞬間にはふっと消えていく。 6名のダンサーの身体が表していたのは 絶えず循環し続ける、目には見えない「景色」と 土地に宿っているエネルギーだったように思う。 1800年以上も前から人が棲み続けるとされている 「長田」で、歴史が続いているということは どういうことなのだろうか。 大正筋商店街やアスタくにづか1-6番館に関わる 多くの人たちの協力で成り立っていた2日に及ぶ公演。 そこにいるすべての人たちが「歩く」ことを通じて 土地本来の姿が取り戻されていくようにも感じた。 * * 「本来そこには何かあったはずなのに、今では産業化による工場用地になってしまい跡形もない、ノイズが溢れて雰囲気すら感じることもできない場所が多くあります。ですが歩くこと、リサーチをしていくことや対話を通して、本来長田がどういう土地だったのか、また全く異なるレイヤーで捉えることができる。地形や空間も変わって見えてくることが面白いと感じています。土地との対話。人間同士が関わりながら作品を作り上げていくことを通じて、どのように作品が生まれていくのか。未だに手探りで、模索中です」（森山未來さん） * * もう少しで一年。 感謝と共に原点回帰。 記事はASICS WALKING JOURNAL の連載WALKSにて🖋 https://walking-journal.asics.com/contents/people/2238/ * * Photo_Atsushi Kawashima2022/12/16に公開- 指定なし2.19%1360* * COME [Exhibition Performance + Movie] —- 寺田倉庫WHAT CAFE @whatcafe_terrada —- * 着れる彫刻と称し 人のオーラや感情を可視化するように 「人」であり「人」でないものを作り続ける アーティスト・堀内マキコさん。 潜在意識による「イメージ」に対抗するように 声・音・身体を通じた 「個体を超える表現」として創作をする 音楽家/表現者・arikun allyくん。 * 2人を筆頭に、有機的な クリエイターのコラボレートで生まれた パフォーマンスアート「COME」。 時の流れや身体の動きに呼吸を重ね その思想・彫刻・制作過程を辿るように 言葉では及ばない領域に達している 彼らの表現に浸ったり痺れたりしながら Statementで携わらせていただきました。 今週の11/26（土）14時、とても楽しみ…。。 ご都合合う方、ぜひお越しください。 * * === COME [Statement] 現れては消え、見失っては姿をあらわす 「ひと」なのか「もの」なのか「現象」なのか あるいはこの世界のものではない 「夢」なのだろうか。 輪郭を変容させながらそれは街中の雑踏に 草木の茂みに、あるときは自分の部屋の片隅に どこからともなく立ち現れ まるで何事も存在しなかったように 跡形もなく消えていく。 触れざるもの、見えざるもの、聴こえざるもの 感覚をひらく者の意識の中に存在しながら 感覚をひらいてもなお形容し難い現象に対面したとき 私たちは自分の目を疑い 知り得る情報を手繰り寄せることで 状況を把握、因果関係を構築し 世界を認識することを試みる。 しかし「彼/彼女/それ」は求めず、招かざるものであり 明らかな意味や定義も「持たざる」ものとして 語りかけることなくただ「存在」し 目の前を彷徨い続ける。 古代よりただ淡々と生成と破壊を 繰り返してきた細胞のように 絶えず生産と消費を往復するシステムの中で 社会の存続のため、あらゆるものに 「意味」を見出し「価値」を与えることで 秩序が維持されている現実世界において 意図も脈絡もなくあらわれる「持たざるもの」は 生と死、破壊と再生、自身と他者、秩序と混乱、 救いと災い、ロゴスとピュシス 邪悪なものと聖なるもの あらゆる異なり、対立するものの 「あいだ」に存在する。 そして理解の及ばぬ不可解で名付けようのない出来事 あるいはいずれにも属すことない異邦者として 対話を促し、現実と思想の混在する 無秩序な空間に新たな「秩序」を形成し 個の生命活動を繋ぎ留める 「無縁の人」として私たちを訪れる。 普遍的に存在し得る日常空間の中で行われる 本パフォーマンスは、不特定多数の誰かの 時間に起こり得た偶然の出来事のひとつとして 鑑賞者の心に内包される 「異質なるもの」を讃え、歓迎するのである。 === ［Creative team］ Organised and Planned by 堀内マキコ -Artist @maki_horiuchi Planned by arikun ally -Direction / Perform / Music @arikun.ally —- Photo + Movie Keita Ito @denta1111 Perform MAI @mai.kuremoto 星善之 @hsysyk58 Music 藤本一郎 @icrfjmt Styling カワセ @iamkawase136 Light 渡邉菜見子 @n__________3w Photo+Direction ゆげ @yugeymgch Text Edit 西山萌 @moe.ninnjinnlove —- ［Information］ Exhibition Date 2022.11.23.wed - 12.4.sun 11am-6pm * Closes at 5pm on the last day Performance Date 2022.11.26.sat 2pm-3pm Location 寺田倉庫 WHAT CAFE 東京都品川区東品川2-1-11 @whatcafe_terrada https://cafe.warehouseofart.org/2022/11/23に公開- 指定なし3.09%1920* * 歴史の一粒として 変動する生態系を“見守り”続ける 桜守・十六代目 佐野 藤右衛門 [Interview/編集後記] ―- ANA-SCOPE @ana.japan ―- * 「桜守（さくらもり）」と呼ばれる人がいる。 その名も十六代目・佐野藤右衛門さん。 人が「子守」ならば桜は「桜守」。 「守」とは一体どのような職業なのか。 航空会社ANAによるANA-SCOPEの「つなぎ人」にて 京都を訪れたのはちょうど1年ほど前のこと。 忘れぬよう、ここでは編集後記を少し綴りたい。 * * 「桜狂い」と称されるほどに私財を投じ 日本全国の桜の調査、苗の保存に尽くした 祖父と父の跡を継ぎ、自らも稀代の「桜守」として 全国の桜の研究調査を続けてきて、御年94歳。 天保3年に創業し、古く仁和寺御室御所に仕えた 植木職「植藤」（植藤造園）の十六代目。 本業は桂離宮、修学院離宮の整備や京都迎賓館、 イサム・ノグチ設計のパリ・ユネスコ日本庭園をはじめ 各国の名だたる日本庭園の作庭に携わってきた植木屋だ。 * ーー「守」というのは相手の性格がわからなかったらできない仕事。特に植物を扱う場合は相手任せしか仕方がないから、気象条件の変化も含め生活文化、その土地の「土」を知る。地球上のあらゆる状況を吸収して、はじめて「庭」という形ができるんや。 * 桜の樹を調べて歩くとき、なぜこの木がここにあるのか まずはその土地のルーツを辿ることから始めるそうだ。 歴史が縦軸だとしたら、同時期に何が起きていたのか 地域ごとの横軸も見ていく必要がある。 * ーー日本に「庭」が伝来する以前、文化・宗教のルーツを辿ると、今のネパール付近、いわゆるヒマラヤ山脈を中心に西洋文化と東洋文化とに分かれる。なぜなら気象条件がそこで分かれるからや。それでも気候の流れと共にあらゆるものが西から東に流れ少しずつ変化しながら、進化、退化、交錯を繰り返した結果、ジャポニカ種という日本独自のものが育まれたんや。言語・文化・宗教・慣習、すべての様式は土地に合う形で出来上がっていく。それがたまたま「庭」であったり、衣食住の文化に表れる。そういった色々なことが起きてきた中の、我々は一粒なんや。 * * 今でも「庭」を作るときは その土地の植木屋さんに入ってもらう。 形を作ることはできても扱う植物の生態系が変わるためだ。 花弁の数、ガク径、オシベとメシベの本数…… 約500-600種類あるとされる 全国の桜の木々を1本ずつ見て周り 計測できる情報のほとんどを詳細に記録してきた 自家製のファイルは数百ページにも及ぶ。 種から花が咲くまでは10年。そこから移植された場合 周りの環境次第で木が根付くかどうかが決まる。 * ーー植えたばかりの木は大手術して根を引きちぎって持ってくるわけやから、とにかく生き伸びるのに必死や。今まで寝ていたところと違うところに合うように、布団（周りの土や植物）もかえないといけない。宗教的なものの考え方で一周忌、三回忌、七回忌とあるやろ。木も大体3年したらその土地に居着く。桜の体調や生命力も3年で戻るように土を見て、環境を整える。人に喩えるなら、結婚したら違う味で育ったものと一緒に暮らさないといけない。植えた周りの生き物との、バランスとは違う、合うか合わないかという兼ね合いやねん。 * * 「守」という仕事。 朝、日が登ると同時にまっさらな気持ちで桜の木に向きあう。 それは常に初心を忘れず、相手を深く観察し 耳を傾けようとする姿勢なくしては 続かない仕事のように思う。 取材中、佐野さんが桜の幹を撫でながら 話しかけていた光景が今でも忘れられない。 * ーーいわゆる非科学的な話で、なんかおかしいなと思ってそこにいくと、桜が「ちょっとしんどい」といいよるねん。地球にはあらゆる生き物が同居しとる。コロナウイルスもそう。けれど今は人間の考え方が先行しすぎて、非科学的な要素は身近にたくさんあるということを皆忘れとる。なんでも科学的根拠、証明を求めすぎなんや。わしもいまだに本を読んでいるけれど、今の仕事もわからんからやっとんねん。「姥桜(うばざくら)」という桜は風格ある皺くちゃの幹のわずかに残った枝に花を咲かす。その花の「色気」が「色香」に変わるんや。そこまでいく人はなかなかおらへん。だから還暦を回ってからがまたはじまり。人間は死ぬまで勉強や。 * * 取材してから早1年。 記事は会員限定なのですが、ぜひお読みいただけたら嬉しいです。 （投稿の写真は取材当日にお贈りいただいた本。佐野藤右衛門さんが監修し、日本における桜研究の集大成ともいえる『さくら大観』（しこうしゃ）から。佐野さんのポートレートは猪飼ひよりさん撮影） P.S.取材の機会をくださった ANA-SCOPE編集部のみなさんに感謝を✈️ * *2022/11/12に公開- 指定なし2.58%1600* * 失われた彫刻は「物語」を伝搬し 隠された「機能」を更新する [Exhibition note] —- 『Handle With Care/Leon Isaac』 @lenisac —- * * 「彫刻」には、隠された「機能」が存在する。 アイザック・レオンは「彫刻」の「機能」を コンセプトの一部とする作家である。 ここに、二つの「彫刻」が置かれている。 鑑賞者は目の前の「彫刻」から どのように形作られ運搬され、 この場に展示されるに至ったのか 何かしらの「物語」を想起する。 そして表に照らし出される「物語」が 美しく雄弁であるほど影は深まり、 作家と社会、歴史の間で行われた往復運動の結果 適応することで影として失われた「形」は 目に見えない形に内包され 「彫刻」の隠された「機能」として結露する。 ~~~ たとえば「機能」の表れの最たる例に 大英博物館に19世紀より語り継がれる 古代ギリシャ彫刻の一群 『エルギン・マーブル』コレクションがある。 イギリスの外交官エルギン伯爵トマス・ブルースにより ギリシャ・パルテノン神殿から持ち帰られた 彫刻は歴史的価値を認められ、 真っ白な大理石で形作られた文化的遺産として 現在まで「保護・保管・保全」され引き継がれてきた。 しかし頭部やトルソーのみが保管され、 完璧なバランスで成立する白色の「彫刻」は 元はギリシャの巨大建築・パルテノン神殿を成す 一部であり、豊かな彩色が施されていたとされている。 当時戦渦にあった神殿から「救済・保全」された 白き彫刻という「物語」は 本来存在していた地から失われた 不完全な形の集大成として 「白ければ白いほど美しい」という価値観のもと 「破壊・矯正」され、当時の社会に適応するために 形成された「機能」の表れであった。 ~~~ 現代では数多のコピーが存在するギリシャ彫刻は 石膏で型取り伝搬する過程で こうした新たな「物語」と 隠された「機能」を更新し続けている。 表に現れた「物語」の裏には、 どのような「機能」が隠されているのか。 「機能」の解釈は展示される空間の状況、 そして鑑賞者の心情によっても左右されるはずだ。 アイザック・レオンは 結果として生じ隠されてきた 「機能」をコンセプトに据えることで 社会のシステムの要請により 規定されてきた条件を肯定する。 例えば、彫刻を運搬する際に使用する スリングや建築物の面を形作る 2×4工法に使われる2×材を用いた 彫刻作品を手掛けてきたように。 『Handle With Care/Leon Isaac』では こうした「機能」を前提としながらも、 さらに作家の労働の成果に個人の美意識の 集積が重ねられたとき 現代社会に適応する作用により生み出され 無意識の内に内包されてしまう社会の作用と 「機能」の“起源”を鑑賞者に問いかける。 * * ーーーーーー アイザックくんの展示は 今週末11/6（日）まで。 今回、ステイトメントを書かせていただく中で 「彫刻」がいかに歴史や環境に影響され また影響を与えてきたのか 今尚、国の間で揉め事になるほど 価値観や歴史を揺るがすほどの圧倒的な 存在感を放つ「彫刻」について考えさせられました。 そして「彫刻」が生まれるまでの過程よりも その完成後にどのような軌跡を辿るのか 置かれる環境によってどう周りに影響を与え 「彫刻」自体の「機能」がどう変化するのか なみこちゃんの照明により ナイトミュージアム仕様になった same galleryで考えさせられる展示。 ぜひお立ち寄りください🌷 * * ========== 『Handle With Care/Isaac Leon』 Period:10/28（Fri）,29（Sat）,30（Sun）, 11/4（Fri）,5（Sat）,6（Sun） Time:15:00~21:00 Place:Same Gallery 東京都品川区荏原４丁目６−7 @same_gallery アイザック・レオン / Isaac Leon @lenisac 1996年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程彫刻研究領域卒業。彫刻の在り方は外部からの要請の中で変形し、必然性から生まれてくるものです。彫刻家は社会と自身の狭間に立ち、答えを求めて作品を制作する, そこから生まれる狙いと妥協、欲望の痕跡に私は新たな美学を見るのです。 Lighting：渡邉菜見子 @n__________3w Design：浅井美緒 @mio_asa_i Curation 丹羽惠太朗 from ∴ @niwawawawa Text Edit：西山萌 @moe.ninnjinnlove ==========2022/11/04に公開- 指定なし2.64%1631* * 「感覚」を最大化し イメージショッピングを堪能する Hand To Mouth 『On ♻️ Offline Store』 —- On @htmtokyo［10/26~Open］ ♻️Off @ginzasonypark［10/26~11/1］ —- 「細くて軽そう」 「丸くて柔らかそう」 「青くて冷たそう」 「四角くて固そう」 「物」が目の前に現れたとき 私たちは「感覚」的に捉えた情報を 無意識のうちに経験と共に記憶・保存する。 そしてたとえ、目の前に現れたものが 触れられない「物」であっても 視覚・聴覚、その他の可能な手法を用いて 情報をスキャニングし 過去の「感覚」的情報と照合することで どういった「物」なのかを判断する。 面白いのは、その想像上の判断は 単なる予想として処理されず 「感覚」的情報として、「記憶」される点だ。 * Hand To Mouth 『On ♻️ Offline Store』 では、そんな「感覚」が拡張される。 Online Store上で「物」を「感覚」的に把握し 想定した「物」を期待しながら Offline Storeへ向かうと 自分の「感覚」的判断と「記憶」が いかにバイアスが掛かっている物だったのか ということに気が付かされてしまう。 （想像力が欠如してると気がつくことも多々ある…） けれど、そのバイアスの成り立ちに意識を向けると 自分では気がついていなかった 正体不明の価値観や好みがムクッと立ち上がり 不意をつかれるのが面白い。 今回、編集で携わらせていただいている Hand To Mouth Off line Store @Sony Park Miniは 本日11/1（火）19時まで。 ぜひお立ち寄りください🏃♻️ ーーーーーーーーーーーーーーー * * Hand To Mouth 『On ♻️ Offline Store』 あらゆる時間、空間から 徒歩0分でアクセス可能。 古今東西の「感覚」を 交換/循環〈リサイクル〉する Hand To Mouthの新店舗 『On ♻️ Offline Store』が10/26、オープン。 画面越しの棚に陳列されるのは 店主の嗅覚にアーティストの視点が交わり 「感覚」的 選択から採集された 主観的で断片的な「物」のイメージ。 ふれることができない 「物」のイメージのみ漂う オンラインストアの快適な無重力空間では あらゆる制約・固定概念から逃れて「感覚」を最大化し イメージショッピングを堪能するのに最適です。 用途も効能も楽しみ方も 「物」の価値を判断するのはお客さま自身。 「購入」ボタンを1クリックすると、 「感覚」を「貨幣」に変換し「物」の購買が可能です。 もしも感覚的引力を強く感じたら、 なぜその「物」に惹かれたのか 二次元から三次元へワープして、 Sony Park Miniの期間限定店舗 Hand To Mouth Offline Storeへ。 いつもの買い物とは一味違うHand To Mouthの オンラインストアとオフラインストアの 行き来をお楽しみください。 ———————————————— Creation Team ▷Artist◁ Narumi Aoki @nrchi Hayate Ito @pipe_cut Madoka Okazaki @e___n__n_e Nanami Obara @nanamelon_ Kisshomaru Shimamura @kisshomaru Kai Takaha @ta_a_a_ai Keitaro Niwa @niwawawawa Kishin Yokoya @kishin458 Narumi Watanabe @nabemono ▷Production team◁ Direction Hand To Mouth @htmtokyo Composition Keitaro Niwa @niwawawawa Edit Moe Nishiyama @moe.ninnjinnlove Design Kaito Kubo @_umot Web design Junki Omori @jjjjjj___oooo Sound creation reikei a.k.a Noriyoshi Takahashi @non1985 ▷Special thanks◁ Mume Takahashi @_20___me Ryunosuke Yamamoto @shanben.longzhijie Asuka Minato @minatoasuka57 ————————————————2022/11/01に公開- 指定なし2.79%1730* * 古今東西の「感覚」を 交換/循環〈リサイクル〉する Hand To Mouth 『On ♻️ Offline Store』 [Shop Launch] —- @htmtokyo × @ginzasonypark —- * 遅ればせながらついに…昨日から…！ 愛すべきHand To Mouthの ひろながファミリーによる新店舗☺️🌷 ぜひお越しいただけたら幸いです◎ * ~~~~~~~~~~~ あらゆる時間、空間から 徒歩0分でアクセス可能。 古今東西の「感覚」を 交換/循環〈リサイクル〉する Hand To Mouthの新店舗 『On ♻️ Offline Store』が10/26、オープン。 * 画面越しの棚に陳列されるのは 店主の嗅覚にアーティストの視点が交わり 「感覚」的 選択から採集された 主観的で断片的な「物」のイメージ。 * ふれることができない 「物」のイメージのみ漂う オンラインストアの快適な無重力空間では あらゆる制約・固定概念から逃れて「感覚」を最大化し イメージショッピングを堪能するのに最適です。 * 用途も効能も楽しみ方も 「物」の価値を判断するのはお客さま自身。 「購入」ボタンを1クリックすると、 「感覚」を「貨幣」に変換し「物」の購買が可能です。 もしも感覚的引力を強く感じたら、 なぜその「物」に惹かれたのか 二次元から三次元へワープして、 Sony Park Miniの期間限定店舗 Hand To Mouth Offline Storeへ。 * いつもの買い物とは一味違うHand To Mouthの オンラインストアとオフラインストアの 行き来をお楽しみください。 * p.s. サービス精神旺盛、精細な写真が掲載され 説明過多なオンラインショップの数々。 オフラインショップは多種多様なのに、 オンラインストアばこんなにも似た形式の お店ばかりになってしまうのだろうか？という 疑問を抱いていたというHTMのひろながさん。 ではもしも正確な情報を見ることのできない オンラインストアがあるとしたら…？ 感覚を信じるしかないないとしたら…？と考え HTMひろながさんが準備してきた 新たな「オンラインストア」の形がリリースしました。 個人的にも胸熱企画…。 私は企画全体の編集とコピーライティングを 担当させていただきました。 ぜひお越しください😉♻️ ———————————————— Creation Team ▷Artist◁ Narumi Aoki @nrchi Hayate Ito @pipe_cut Madoka Okazaki @e___n__n_e Nanami Obara @nanamelon_ Kisshomaru Shimamura @kisshomaru Kai Takaha @ta_a_a_ai Keitaro Niwa @niwawawawa Kishin Yokoya @kishin458 Narumi Watanabe @nabemono ▷Production team◁ Direction Hand To Mouth @htmtokyo Composition Keitaro Niwa @niwawawawa Edit Moe Nishiyama @moe.ninnjinnlove Design Kaito Kubo @_umot Web design Junki Omori @jjjjjj___oooo Sound creation reikei a.k.a Noriyoshi Takahashi @non1985 ▷Special thanks◁ Mume Takahashi @_20___me Ryunosuke Yamamoto @shanben.longzhijie Asuka Minato @minatoasuka57 ———————————————— Hand To Mouth 『On ♻️ Offline Store』 STYLE 展示販売 DATE 10/26（水）- 11/1（火） OPEN 11:00-19:00 PLACE On ♻️ Offline On @htmtokyo［10/26~Open!］ https://www.hand-to-mouth-online.com/ Off @ginzasonypark［10/26~11/1］ 西銀座駐車場商店街 2店目 『リサイクルショップ Hand To Mouth』 ADDRESS 東京都中央区銀座5-3-1 西銀座駐車場地下1階 Ginza Sony Park mini *Offlineの第一弾は @method_inc_tokyo さんにお声がけいただき 西銀座駐車場商店街 2店目として Sony Park Mini に期間限定オープン。 ぜひこの機会にお越しください。 ―――――――――――――――― @ginzasonypark @method_inc_tokyo #sonyparkmini #西銀座駐車場商店街 #オフラインストア #オンラインストア #HTMsession2022/10/27に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/sonyparkmini#sonyparkminihttps://www.instagram.com/explore/tags/西銀座駐車場商店街#西銀座駐車場商店街https://www.instagram.com/explore/tags/オフラインストア#オフラインストアhttps://www.instagram.com/explore/tags/オンラインストア#オンラインストアhttps://www.instagram.com/explore/tags/HTMsession#HTMsession2.76%1710<前へ12345>次へ×インフルエンサーコンテンツCSVダウンロードフォロワー総数、フォロワー増減数、エンゲージメント数、エンゲージメント率ダウンロード※ データには投稿ID, キャプション, LIKE数, コメント数の他、投稿日, 投稿URL, Reel再生数, Reel動画尺, スクリーンネーム, 名前, 自己紹介, フォロワー数, ユーザーURLが含まれます。 コンテンツをCSVでダウンロード
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