わたしと岡山 | 中川正子

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みんなだいすきキッチンほりぐち。岡山市も続々とテイクアウトの動きが始まっていますね。ほりぐちさんは前からテイクアウトがありましたが、わたしは今回初めてトライ。まずはアイコニックな唐揚げ。わたしは元長期間のベジタリアンなので肉の経験値が未だ低く、唐揚げのひとつの理想型をここで知りました。衣厚めのかり＆さく。チリソースもめちゃ合う。いくらでもいける。お店でも女子含めみなさんすごい量を平らげていますが、お弁当でも飛び出す大きさだった。わたしはいつも何にしようと悩みつつつい頼んでしまう豆腐ハンバーグを。大きめの蓮根が絶妙な食感で入っている定番メニューです。割烹出身のシェフの豪快な笑顔と大きな体とは対照的な（いい意味なんです😚）非常に細かく美しい仕事がだいすきです。今回は夫が風のようにチャリで持って帰ってきてくれたのでまだ作り立てのように温かく、きっちり水気の絞られた大根おろしが丁寧にラップに包まれた、相変わらずの几帳面さに喜びが。お店でいただくとき実はメインと同じくらい楽しみにしているつけあわせのシャキシャキ野菜はテイクアウトのときは「サラダ」ということで別料金です。今回わすれちゃったから次回必ず。ランチでつけあわせの野菜がおいしいお店は概ね信頼できると思っていて、ほりぐちさんはもう、まちがいなしです。たまに出現する酒粕のチーズケーキもおいしいんだよね。また伺います😋

2020/04/22に公開キッチンほりぐち日本岡山県

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わたしのメインアカウントのほうにも載せましたがウェブメディア「アイスム」の「テイクアウトのある風景」という連載。今回は男子（女子もかな）みんなだいすき「宝来軒」の伝説の焼きめしを。我が家の男子たちにとってはわたし不在時のど定番で男子1（46歳）に至っては、週2のときもあったとかないとか。初めて訪れたわたしはそのあまりのボリュームと完璧なパラパラ具合これは飽きないな、というミニマルで絶妙な味わいに全面的な負けを認めました。これは家ではむりだ。（いや、勝ち負けじゃないけどさ）大将の鍋を振る姿もめちゃかっこいいです。スナップが違う。あれは敵わないな。潔く敗北を認めたレポートはぜひ「アイスム」読んでみてくださいね。岡山市でも各店、テイクアウト始まっていますね。だいすきなお店は街の共有財産。みんなで守れたら。わたしもどしどし、利用しようと思っています。あんな店こんな店の味を家で。いいよね。

2020/04/15に公開宝来軒日本岡山県

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こんなヘブンリーな桜の光景、なかなか見たことない。岡山市を西に西に自転車で走ったところにある造山古墳。立ち入りができる古墳として日本最大とのこと。立ち並ぶ桜と足元にふさふさと茂る芝生の青さとのコントラストがもう、この世のものではないみたいに美しかった。場所が場所だけに、時空が歪む感覚。今日の雨で桜、もう散っちゃったかな。ここに来てこれまでにないほどずっと岡山で過ごす日々になり改めてこの土地のすばらしさを日々ぎんぎんに感じています。こちらのアカウント、すっかり更新するのわすれちゃっていたけれど、言いたいことは山盛りで追いつかないほど。また改めて少しずつアップします⛰

2020/04/12に公開造山古墳日本岡山県

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2020になりました。旅続きでちっとも更新できないわたしと岡山、今年もマイペースな更新ですがどうぞのんびりおつきあいくださいませ。岡山愛は増すばかりです🍑 で、岡ビル市場です。市電に乗る方にはきっとおなじみのあの、西川緑道公園駅で車内に唐突に甲高く響き渡るこどもの声。「おかあさん、おかあさん、魚がはねよるよ」「そりゃぁそうじゃわ。岡ビル市場じゃもん」岡山に越した当初は車を持っていなくて、市電専門だったわたしには、なんならあれが、初めての岡山弁ネイティブとの出会いだった気がします。衝撃のCMでした。外国みたいだった。今もやってるのかな。あの子役の声優さんの独特なハイトーンのはしゃぎ声とともに、魚がはねよるらしい岡ビル市場への妄想はつのり、ついに初めて訪れたときの興奮は忘れられません。市電のあれ、広告としては非常に効果が高かったと言えましょう。少なくともわたしに関しては。今ではミレンガと松下うどん、あと韓国食材の喜福商店を目当てに通う日々ですが、魚がはねよるのはそういえばまだ、見たことないな。再開発の声も断続的に聞く岡ビル市場、どうかあの、空気をいつまでも守ってほしいと願っております。一度失ったらもう二度と、あの宝は取り戻せない。次々と画一化してゆく地方駅前へのアンチテーゼとして、いつまでも君臨してほしいです。だいたい、このスマイルマーク状の「岡」ロゴの愛らしさときたら。そりゃそうじゃわ、岡ビル市場じゃもん。だいすきです。

2020/01/21に公開岡ビル市場日本岡山県

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クワイエットビレッジがあることで岡山ライフのQOLは高め安定。3種盛りがある日はさらにうれしい。ミネオさんとモトコさんの絶妙なコンビネーションを眺めながら待つ時間もしあわせ。スパイス卵は忘れずに。ひとりでも行くし近所のともだちとも行くし、県外のともだちも連れていくし、とにかく、何かと行く。わたしの暮らしのだいじな一部。あ、今日いこ、そんな日に月曜だと絶望してしまいそうなくらいに。昨日も東京から友達が来たのでもちろん迷わずQVへ。ベンツ盛りをほくほくいただく。彼を待っている間15分くらい店の外で立っていたら、食事を済ませて出てこられたなんと4人もの方が、ミーオカを見て今日食べにきたんです、とおっしゃってくださって驚きました。握手とかしちゃいました。ミーオカって呼んでくださっててうれしかったし、お役に立ててとてもとってもうれしいです🍛QVの座敷わらしかってくらいほんとにいつも来ているので、またお会いしたら声かけてくださいね😙

2019/11/22に公開Quiet Village Curry Shop 日本岡山県

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岡山芸術交流2019。ずいぶん前に行ったのにそうだった、アップするのを忘れていた。わたしたちは自宅から会場までチャリで飛ばせば7分なので、その距離感でこれを観ることができたその、ひいき目も含めた感想です。当然のように現代アートの基礎知識など皆無の小学3年生がマシュー・バーニーやミカ・タジマやパメラ・ローゼンクランツの作品を間近で目にし釘付けだった。観る人を置いてきぼりにする芸術祭だ、という感想も散見するけれど、わたしはそうは思わなかった。もちろん、説明を読まないと深い理解ができない作品も多い。けれど、小学生並みの、なにこれ、すごい、わ、なんだなんだ、というシンプルな驚きに対する入り口が広い作品が多いと思ったし、実際我が家の小学生はぐいぐい、引き込まれていった。もちろん、わたしたちも。気になるひとはそこから各自深めればもっときっとおもしろい。メイン会場の廃校である内山下小学校のロケーションを大胆に活用した作品群もよかった。林原美術館で不定期に行われるらしいパフォーマンス作品があって（作家名わからなくなった）そこに、わたしはうっかりひとりで行って、マンツーでそれを体験したのだけれど、それはそれはすごい体験だった。映像を見たあとそれは起こるのだけれど、あれはすごいクオリティだと思った。わたしは特に世界に入りやすいタイプなのかもしれないけど、なんだか、完璧だった。もう一度観たいけど怖い気もするくらいに。自転車で回れる範囲内にたくさんの作品がコンパクトにまとまっているこの芸術祭はとても岡山市らしくて誇りに思う。開催に尽力してくださったみなさんに直接お礼を言いに行きたいくらい。批判を恐れず実行する勇敢な何人かのひとによって街は確実に変わってゆく。感謝のきもちでいっぱいです。県外のひとにも是非新幹線や飛行機で来る価値があるよ、と熱弁ふるうには少しボリュームが足りないかもしれない。でも、瀬戸内の島のアートめぐりなどにいらっしゃるなら、ぜひ、こちらにも足を伸ばす価値はありまくりです。なんと、映画一本分という格安な料金です。岡山県民は1500円。学生さんは1000円です。ももチャリというコミュニティサイクルを駅前で借りて、ぜひ🍑🚲 11/24までです👦🏻

2019/11/17に公開旧内山下小学校日本岡山県

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みんなだいすき麒麟食堂が帰ってきたよ！っていうか、たぶんとっくに、帰ってきてたよ！食堂を閉めたときには友人たちの間でも嘆きの声が絶えなかったお店。テイクアウト専門店になってからなかなか行く機会が作れていませんでした。メニューも変わってしまったし、なんて思っていたら、そんなことなかった。電話予約すると、分単位で完成時間を教えてくださるので5分前集合で。今日は名作ナポリタンと、デミグラスソースのオムライス。あと、かしわ弁当。どれもとてもおいしい。ナポリタンはあの、お店で出していたときのふわふわチーズもそのままに。受け取ったら、斜めにしないように気をつけつつ、いちもくさんに家に帰っていただくのが大切です。わたしにとっては、お昼作る時間がないときの救世主。遠いところにお住まいの方は、ダッシュで旭川に行って召し上がるのもよいでしょう。駐車場はないのでご注意を。チャリがベストです。ああ、おいしかった。おそばせながら、おかえりなさい、麒麟食堂。

2019/10/28に公開- 指定なし

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岡山の毎年のたのしみはぶどう。マスカットもすきだけど、わたしは断然ピオーネ派。だいすきで手が止まりません。沖島ファームで購入しています。お世話になっている県外のみなさんにも送ったり。みんなに喜ばれてうれしい。ぷりっぷりで最高な、岡山の至宝🍇

2019/09/30に公開- 指定なし

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日替わりバー「Kencho-Dori One Night Bar」が9月28日からで5日間限定営業。場所は県庁通りの空き店舗、美容院enrubanneの向かいあたりです。ドリンクはslowcaveのワイン、kochiのビール、キノシタショウテンのコーヒー。そして食事は昨日は「LABOCCA」、今日は「Okuto」30日は「Carapan」と「夕食とお酒あまおと」、10月1日は「はすのみ」2日は「LE PONT NEUF」と、どうしよう、毎日通いたいラインナップ。昨夜はもう大盛況すぎて行列でしたが、今日はお昼をずらした時間に行ってみたらゆったり外でワイン飲めちゃいました。つまり2日連続で行っちゃった。明日も行っちゃう予定です🍷 今のきもちよい季節に外でいただくおいしい料理とワインってもう、なんというか、最高。みなさんもぜひ🙋🍷

2019/09/29に公開- 指定なし

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だいじなともだち、サカグチコウヘイ @lifeprotexがとうとう岡山に移ってきて、動きだしました。鹿児島でもはや伝説、なのではとわたしは思うギャラリー、@newalternativegallery をポップアップというかたちで隔月で。場所は問屋町のmaimaiの2階、@superblank_2019 というスペースです。こけらおとしは @idetatsuhiro さんの展示。モノクロームの見れば見るほど目が離せなくなる作品でした。岡山がますます、おもしろくなるね。写真はコウヘイと岡山のレジェンド、能勢伊勢雄さんと、IDETATSUHIROさん。海外からも注目されているアーティストの作品が地元で見られるのはほんとうにうれしい。展示は9/15まで。近隣のみなさん、ぜひ足を運んでみてね！コウヘイは、写真ではかっこつけてもらったけど、世界でいちばん熱くいいやつのひとりなので、安心して話しかけてね🙋‍♂️（そして史上もっとも忙しすぎる夏でだいすきな岡山にぜんぜん腰を据えられず、アップデートができていないこのアカウントですが、気長におつきあいいただけるとうれしいです🍇）

2019/08/31に公開Maimai 日本岡山県

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とうとう◯家に行ったのでした。おでんと口にするとみんな◯家っていう。冬になるといつも名前があがるのにチャンスを逃しまくり、やっと。 19時半ごろ入ったら座れた。常連さんらしきお二人がいる。お母さんが笑顔でいらっしゃい、って言ってくれる。カウンターの中にお品書きがあって、「チーズ」って書いてある。チーズ？お尋ねするとそれはおつまみだった。となりの方がわたしちょうど注文するのでひとつ召し上がってくださいとおっしゃる。遠慮なくいただく。プロセスチーズに韓国海苔を巻いて、お母さんの魔法の塩をかけたものだった。かんじんのおでん。迫力の雰囲気で煮込まれている。じゃがいもだって、中まで味がきゅうきゅうにしみてる。巾着と、っていいかけると、それ大きいから他のはお皿に乗らないからまずは巾着だけにしなさい、と言われた。油揚げ一枚をフルで使った、巨大な一品だった。お母さんは70代。くるくるよく働きとても明るい。お母さんが一瞬裏に行ったら照明が落ちたのかと思った。実際に発光しているんだと思う。お父さんは80代で、寡黙に後ろを守っている。ぽつぽつ、と話す。このコンビがいい。左隣に座った常連さんはとっても陽気な方でずっと話してくださった。25年通っているそう。ほぼ毎週。わざわざバスでいらっしゃるそう。バスの時間を気にしながらあといっぱいあといっぱい、って飲んでらっしゃった。ここがなくなったら行くとこなくなっちゃうから困るよう、ってなんども言いながら。手作りの木製のコインでお会計はなされる。それをそろばんでお母さんがすばやく計算するシステム。土曜は常連さんでいっぱいだそう。そんなときはきれいな女の人が顔出せばみんなよけてくれるよ。男女でくるときは女の人が先に顔出すのがコツだよ。そんなことを楽しく言いながら常連さんは赤い顔で帰っていかれました。塩の強さは好みの分かれるところでしょう。のんべえのみなさんにはぴったりなのかもしれない。わたしはお母さんに会いたいからまたおじゃましたい。常連さんのおじゃまはしたくないので平日にこっそりと。高いマンションにはさまれてひっそりとたたずむ気配がまた、かわいい。

2019/07/18に公開おでんまる家日本岡山県

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蒜山耕藝の野菜を送っていただいた。えりかちゃんに他に送ってもらうものがあり、無理言って同包していただいたのです。どれもこれも生き生きしてとてもよい顔つきをしている。ゆうじくん、えりかちゃんの高谷夫妻とは2011年に出会いました。エリアも暮らし方もちがうけれど、同じく関東から越して来たというふたりが、文字通り自分たちの手で、新しい土地をひとつひとつ、粛々と切り開いていく姿に、とても勇気をもらいました。それは今もずっと。彼らが農薬も肥料も使わない作り方で土と空と水と対峙し、試行錯誤する様子をいつも見ています。自然との調和をいつも意識しながらまっすぐに作っている野菜とお米。彼らがやっていることは農業だけれど、生きる姿勢、というかんじがする。ひとつひとつの選択をおろそかにしないこと。調和を大切に、すること。数年前に「くど」という明るい場所も開き、そこでさまざまなつながりも生んでいます。気づけばたくさんのことをやっているけれど、彼らの営みはすべてが自然、という印象がある。何かにあらがう、ことがないように見える。日々の農作業で精悍そのもの、そして強い意志が全身にみなぎるゆうじくんと、圧倒的な慈愛の空気を纏う、内側も外側も美しいえりかちゃん。尊敬するふたりがこれらを丹精込めて作ったのだと思うと、ありがたさもひとしお。そして実際に、とてもおいしい。じっくりグリルしたりしておいしい塩とオイル。それだけで、しみわたる。野菜、ふだんは「くど」の店頭で売っています。これからは新じゃが、トマトなどが出るそう。トウモロコシは収穫が始まったらネットショップでも購入できるとのこと。そうそう、写真に写っている「麦湯」も絶品なのです。

2019/07/11に公開蒜山耕藝　hiru zen kou gei 日本岡山県

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チャリで小西珈琲へ。tonyちゃんが作るせっけんの展示「雨季は」を目当てに。なんとすてきなタイトル。今日は岡山らしくよいお天気だけどね。階段のへりに並べられたさまざまな種類のせっけんの材料をひとつひとつ読み、香りを胸に吸い込んでいたら、ずいぶんと時間が経ってしまった。ファンのひとも多いと思うけれど、tonyちゃんのハンドライティングがまた、すてきなのです。コーヒーのメニューもぜんぶ、彼女の手書き。しかも水性のペンだからお客さんが水をこぼしたりしたら滲む。わたしもこぼしちゃったことがある。（ごめんなさい）でも、ぜんぶ、手書き。このせっけんの名も材料もひとつひとつ美しい文字で包まれていた。音楽家でもある彼女は歌声も料理も文字も文章にもそして、こうやって作るものにもすべて、一貫した同じトーンがある。こういうのをスタイルっていうんだろう。って本人に今日言いたかったけど、ふだんは大阪弁で謙虚なtonyちゃんにそんなふうにストレートに言ったらきっと、はずかしがらせちゃうだろうな、と思って、こう、公共の場で書いちゃいます。そっちのほうがはずかしかったらなおごめんね。せっけん、悩みに悩んでひとつ選んで帰りました。自分でも使いたいけれど、贈り物にすることにしたんだ。「雨季は」は6/30まで。そう、今日はじめてカプチーノをいただいたのだけれど、おおげさでなく、これまでに各地で数々飲んだカプチーノでいちばん、おいしかった。なにがちがったんだろう☕️

2019/06/24に公開小西珈琲日本岡山県

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