コンテンツ種別写真動画複数枚｢#PR｣つき投稿 関連投稿国 指定なし日本 関連都道府県 指定なし 並び替え投稿日順 ライク数順 コメント数順 エンゲージメント率順 ×アカウント未登録では最新の動画20件のみ閲覧可能です。（突然、前前前回のつづき）さる夏、内見することなく暮らすことを決めた森付きの家。初対面の日は、ざんざんぶりの雨だった。 ・ 「雨もいいですねぇ」と窓を開けながら、不動産屋さんはのんびりと言った。そしてこうも加えた。「こんなに車の音がしないのは珍しい。たいてい緑があっても、都会は道路が近くにあるから聞こえるものなんだけど」 ・ そう、いくら写真や動画を見ても分からなかったのはその点だった。静けさを求めていた僕は、心で狂うように踊った。 ・ つつがなく契約を終え、いよいよ引っ越しとなった。この日も、夕方から雨が降った。まさに僕はそれから、違う意味での「音」に苛まれることになる。 ・ まずは雨の音。 ・ ここは今どきの堅牢なマンションではなく、２階建ての古く簡素なつくりなので、ザーッ、ゴーッという何事かと思うような音が鳴り響く。おまけに裏は森なので、バチバチッと葉に雨が当たる音もすごい。 ・ さらにカラスの声。 ・ 裏に寝ぐらとしている公園があるからか、早朝（出勤時）と夕方（帰宅時）の小一時間ほど。夥しい数のカラスが、オンドリャーってくらいの喧嘩腰で鳴き叫ぶ。 ・ 極め付けに虫の音。 ・ ふと気配を感じて部屋の片隅を見ると、そこには見たことのないような羽を持つ虫が、壁にへばりついている。時おりバタバタッと宙を舞いながらほうぼうに飛び回り、我が家よろしくくつろいでいる。 ・ そう。これらはすべて「自然の音」。これまで東京のおうちで感じたことなかったのは、それらが首尾よく排除されていたから。 ・ 都市とは、自然の畏怖を感じないで済む、人間の発明だったことに今さらながら気づくのだった。 ・ 自然の近くに住みたい。そう願う僕に対して「あんさん、自然っちゅうのはな、そんな甘いもんやおまへんで」と、試されている。そう粛々と受け止めている。 ・ #福岡 #BOOKLUCK #山村光春2022/03/13に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/福岡#福岡https://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春8.56%29819まっ赤な色ときゅんとする香りで、むっちむちにあふれてる！家みたいに巨大ないちごを口に押しこむ。噛むほどに飲みものになっていき、口が溺れそうになる。なにこれ〜！と心で叫ぶ。おいしすぎて溺死寸前。 ・ よく「おいしいいちごは甘い」というけれどホントはうそで、世の中にはもっと甘いものが、そこらじゅうに転がっている。ミスタードーナツのエンゼルフレンチとか、スターバックスのホワイトチョコレートモカフラペチーノとか。それに比べると、いちごはいつまで経っても、その甘さにたちうちできない。そもそもしようともしていない。 ・ でも、どんな甘いものより幸せになれるのだ。間違いなく。 ・ 福岡の糸島で、懸命に営むいちご農家さんの、ネーミングや言葉まわりのお手伝いをすることになった。 ・ 話を聞くうち、彼らがたびたび口にしていて印象的だったのが「体内バランス」ということば。いちごというのは熟すほどに、甘みだけでなく酸味も立ち上がり、そのちょうどよい状態こそが「いちごの体内バランスがととのう」のだという。 ・ また、それをかなえるためには、あせらず、季節を勘違いさせたりもせず、じっくり、ゆっくり育てるのがいいのだということも。 ・ そして、つけた名前は「slowberry strawberry」 ・ キャッチフレーズは 「スロウに育てて、すぐに食べると、ベリーおいしい。」 ・ ほんと、ベリーおいしいんで、ベリーよろしく。 ・ #いちご #strawberry #slowberrystrawberry #スロウベリーストロベリー #BOOKLUCK #山村光春2022/01/30に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/いちご#いちごhttps://www.instagram.com/explore/tags/strawberry#strawberryhttps://www.instagram.com/explore/tags/slowberrystrawberry#slowberrystrawberryhttps://www.instagram.com/explore/tags/スロウベリーストロベリー#スロウベリーストロベリーhttps://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春6.53%2384その何気なくもあたたかな幼少の記憶がつもってつのって、人ひとりの性格なりありようがつくりだされるのなら、大仰に言えば、間違いなく「彼」もまた、僕をつくったひとりと言えるのではないだろうか。 ・ 僕が小学生のころ。５歳上の姉が、同級生とおつきあいを始めた。姉がのぼっちと呼ぶ彼は、たびたびうちに遊びに来ていた。そして僕とも、よく遊んでくれていた。 ・ 実のところ何をしたのかはほぼ覚えてないけれど、うちの前の道でバトミントンをしたことは、なぜか記憶に残っている。とにかくやさしく、辛抱づよく、相手をしてくれていたような気がする。 ・ ということを思い出したのはこのお正月、姉が「誰やと思う？」と、スマホをかざし、同窓会で撮ったというある写真を見せてくれたから。そこにいるのはmおよそ35年後の彼の姿だった。その面影に、うっすらとした記憶が重なったとたん、なんとも言えない気持ちが込み上げた。 ・ とっくに忘れているようでいて、人はこのような幼少の頃の記憶を、胸の底に眠らせている。そしてきっかけさえあればひょいと出てきて、その時たぶんひとことも言えなかった「ありがとう」という思いが湧く。 ・ 意外と人の気持ちは長持ちする。そして、知らぬうちに誰かをあたため続けている。 ・ #あけましておめでとうございます #BOOKLUCK #山村光春2022/01/04に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/あけましておめでとうございます#あけましておめでとうございますhttps://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春5.43%1983そう、ゴロリと世界が変わった、あの頃から恋い焦がれ、夢みていたこと。 ・ ぽっかり何もすることなく、昼っぱらから小さな湯船にゆられ、吉本ばななの「人生の旅をゆく」を読みながら、懸命に妄想していた。 ・ それは、自然にじりじり近づく暮らし。 ・ 風吹けば、ざわっと葉音が鳴り響く。木々がわさわさっと迫り来る、そんな家に、どうしても暮らしてみたかった。遠くに、なんとなーく感じるだけでは、もはや物足りなかった。 ・ けれど、現実はすこぶる遠かった。 ・ いくら自然の多い場所だからといって、思い描く借景がのぞめるとは限らない。むしろ田舎ほど、家の隣は家。「そんなのほぼない」ことを知った。 ・ かといって都市では、そんな借景は贅沢とみなされ、やたらめったら高かった。 ・ 「無理かもしれない」と、うっすら思った。諦めという名の傘を差しかけていた、そんな時。初夏のある日。 ・ 僕の途方のない夢を、あらかじめ伝えていた不動産屋さん（@newvillage.in）から、ひょこっと「面白い物件を見つけましたので送りまーす」と、URLが送られてきた。 ・ そこは、福岡にある森付きの物件だった。公園とかではなく、暮らす人だけが享受できる森が迫り来る、古いけれど小体なアパートメント。しかも中心地から徒歩圏内。大好きな大濠公園へもすぐ行ける。 ・ これだ。かなった。 ・ 僕はそう直感し、内見もせぬまま（その時は東京にいた）その家を借りることにした（つづく） ・ #吉本ばなな #人生の旅をゆく #福岡 #森付き住宅 #newvillage #森暮らし #BOOKLUCK #山村光春2021/10/05に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/吉本ばなな#吉本ばななhttps://www.instagram.com/explore/tags/人生の旅をゆく#人生の旅をゆくhttps://www.instagram.com/explore/tags/福岡#福岡https://www.instagram.com/explore/tags/森付き住宅#森付き住宅https://www.instagram.com/explore/tags/newvillage#newvillagehttps://www.instagram.com/explore/tags/森暮らし#森暮らしhttps://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春7.72%2824目が悪いので、月がぼやーんとしてる。せっかくのまんまるが、まんまるのはずなのに、まんまるかどうかも分からない。もどかしくなって目を五木ひろしバリに（工藤静香でもOK）に細めると、輪郭がかろうじて感じられる。戻すと、またぼやーんとなる。 ・ これを何度か繰り返していると、月がスー、ハー、と息をしてるように見えてくる。同じタイミングで、奇しくもサーッと風が吹きこんできたので、月がハーッと吐いた息のように感じられて、ちょっと気持ちが悪い。 ・ 人も地球も。みんな生きて、息をしている。 ・ ２年前なら、そんなこと思うことすらなかったのかもしれないのに、今はなんかちょっと、リアルに感じている自分がいる。 ・ 地球さんはいま若干キレ気味で、ほんまあんたらええ加減にしいや、と言っている気がする。キレられると怖いのは人とて地球さんとて同じで、僕らはすんませんすんませんもうしません、と謝りつつ、きっとまた同じことをとしてしまう。人の「もうしません」ほど信用ならないのは、人なら誰もが知っている。 ・ だから地球さんは、キレ続けないといけない。 ・ でも地球さんも地球さんで、キレ続けるのも疲れるし、イヤなヤツみたいに思われるのもイヤなので、今日のような、やさしい、うつくしい、ごほうびのようなひとときをくれる。でも思っていると思う。 ・ あんたら、これが当たり前やと思ったらあかんで。 ・ #中秋の名月 #８年ぶり #お月見 #満月 #十五夜 #BOOKLUCK #山村光春2021/09/21に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/中秋の名月#中秋の名月https://www.instagram.com/explore/tags/お月見#お月見https://www.instagram.com/explore/tags/満月#満月https://www.instagram.com/explore/tags/十五夜#十五夜https://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春5.51%2040別れが迫っているときの未練の気持ちは、もう一度恋するような感覚に近い。 ・ すっかり慣れ親しんだ、と思い込んでいたものごとが心に再び刷り直され、愛おしい感情が泡立つ。ただ最初に感じたときめきとも違って、カラフルな記憶と、飴色の経年がまとわりついた分、より複雑味が増している。 ・ ここまで愛おしいと、新しい何かに出会うことの怖さにつながる。次もこんなに愛せるだろうか。取り返しがつかないのではないか、というどうどうめぐりの思いがもたげ、次の一歩を踏み出せない。 ・ 誰かに背中を押してもらいたがっているのに、押されるとはねのけてしまう。 ・ どうしていいかわからず途方に暮れる。 ・ でも誰も決めてくれるわけではない。自分で決めなきゃいけない。 ・ #BOOKLUCK #山村光春2021/08/28に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春7.42%26312こないだ若い友人と、まだ明るいうちからワイン片手に、たっぷりどっぷり話をした。 ・ 僕のまわりにいる若い友人たちは、容姿イケイケで頭キレキレ、なのに心ピカピカという超ズルキャラばかりで、彼らと話をしていると、僕の思考も尾形大作のマイク並みにぐるんぐるん回るのだった。 ・ その日のお題目となったのが「他人を受け入れること」。AIの発達で、見たくない情報はいくらでも見ずに済むので、都会に暮らしていると、自分の価値観にこもって生きていける。良くも悪くも。 ・ ただ、小さいコミュニティだとそうはいかない。暮らしていくために、好む好まざるにかかわらず、いろんな人と関わらざるを得なくなる。都会っ子の僕は、それが怖い。 ・ しかし彼は、それをいとも容易に乗り越えている。たとえ頭と心がその人を拒んでいても、何かをともに経験したり味わうことで「きらいだけど、愛おしい」と、思える瞬間があるというのだ。しまいには ・ 「誰かと“いっしょにいる”という感覚って、心身を健全にするんです」 ・ だと！まじか！ ・ 偉い人がする多様性うんたらかんたらの話より、よっぽど説得力があるのだった。 ・ #多様性 #BOOKLUCK #山村光春2021/07/25に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/多様性#多様性https://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春6.64%2415人がマスクを外す瞬間がいまだに慣れない。 ・ ほんとうはね、あなたの顔がすごく見たい。目だけじゃなく、ぜんたい的な表情が見たい。弧を描く口もとを、喉から手が出るほど見たくて見たくてたまらない。なのに何かを食べたり飲んだりする時とかに、マスクが外され、あなたの顔ぜんたいを目の当たりにすると、したらしたで、ほんの少し、ほんの少しだけ緊張してしまう。心配と、罪悪感と、この人、こんな下半顔してたんだーという改めての気づきが、ぐずぐずとないまぜになったような気持ちが、サッとよぎる。だけどできるだけ、そのことは悟られないように、キョドらないように、いたって平静を装っているのに、その瞬間、相手がサッとマスクをつけたり、ずれを直すしたりするのを見ると、あぁ、心のうちがバレてしまったかもしれない、プレッシャーをかけてしまったのかもしれないと、申し訳ない気持ちになる。いえいえ、決してプレッシャーをかけたわけではないのです、そういうことじゃないのです、ごめんなさい、という気持ちになる。でももちろん、相手にそんなことは言わない。言えっこない。だから、何ごともなく、その場は過ぎてしまう。言えぬまま、癒えぬまま。 ・ こんな日々を、いつまで過ごせばいいのだろうか。 ・ 僕は、あなたのぜんたいが、ただ見たいだけなのに。 ・ #BOOKLUCK #山村光春2021/06/30に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春4.89%1801もっぱら前はおいしいものばかりだったのに、気づけばここんところ、どこに行っても自然ばかり撮っている。 ・ まんまなのに、練り上げられたデザインのように感じる自然のありよう。 ・ その自然が、やがておいしいものやうつくしいものになり変わるまでのなりたち。 ・ これらを、ひとつのエンタメのようにキャッキャと楽しんでいる自分がいる。 ・ 今のご時世ゆえか、 寄る年波か、 もっと人間としての根源的な渇望か。 ・ 分からないけれど、こうして自然に心を寄せるたび、もっと身も寄せていきたいという思いがつのりつもる。 ・ 糸島の山あいで自然農と宿を営む yamaai（@yamaai_c ）のかおりさんはこう言った。 ・ 「ここに暮らして、自然の移り変わりを、自然に感じられるようになった」 ・ そう。この感覚なんだと思う。 ・ 今は特別な存在である自然が、生活となり、日常となる。 ・ 夫のペペどのもまた、よどみのないさっぱりとした表情で、シンプルだけど破壊力はんぱないこと言い放つ。 ・ 「草刈りのあと、木になったびわを食べてるときが、すごい幸せ。充実している」 ・ この感覚を味わえるときが、果たしてくるのだろうか。 ・ #yamaai #BOOKLUCK #山村光春2021/06/06に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/yamaai#yamaaihttps://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春4.26%1580CHAPTER 1. 今の世界がニューノーマルだとするならば、そこに倣わないとみなアブノーマルというレッテルを貼られるのだろうか。マスクはイスラム女性におけるヒジャブの布よろしく、口もとは秘密の聖域となるのだろうか ーーー ・ CHAPTER 2. 大鉈をふるうように、ものごとの善し悪しを一刀両断に決めつけることはできない。人種や宗教、ジェンダーで人を不用意に分け隔てるなんてできるはずがない ーーー ・ CHAPTER 3. ひとつの物体を、あらゆる視点から同時多発的に感じ取り、ギブする。それが自分の価値となり、結果として生きるための糧がもたらされている ーーー ・ アパレルブランド「BOSCH」で、３編の短い小説を書かせてもらえた。 ・ 海外で暮らす３人の女性たちが自らの心根と向きあい、強くうつくしく生きてく。その模様をコレクションテーマに絡めて綴ったモノローグだ。 ・ この一年、もはや煮こごりのようになった心の滞りを浄化させるように。気分を言語化できた、ほんとうにありがたい機会だった。 ・ 「効かない」と言われまくっているこんな時代に「言葉」を大事にした、まるで本のようなカタログに仕上げてくれたのは、アートディレクターの@yoshihideuchida さん。 ・ そして何よりも感謝したくて、100万円分の花束を渡したくて、なんなら僕のアバター100人で胴上げしたくてたまらないのは、すべてのきっかけをくれたディレクターの＠stumbly_kazu さんだ。 ・ 最後まで辛抱強く信じてくれたおかげで、たどり着くことができた。 ・ このリンクか、BOSCHのサイトのtopicsからCollectionのバナーをクリックすると読めます。 ・ https://store.tokyostyle.co.jp/bs-topics-210218001.html ・ ・ 「宣伝かいっ！」とツッコまれるのが怖くて、やった仕事のことはなるべく書かないようにしているのだけど、先日アカデミー賞の授賞式で、受賞者がスピーチでいろんな人に感謝しているのを観て、ものすごく感動して、「そうか！これは宣伝ではなく感謝だ！」と思い至り、書くことにした ・ #という長い言い訳 #だからといって他の仕事を感謝してないわけではない #むしろすべてに感謝しかない ・ #ボッシュ #BOSCH #BOOKLUCK #山村光春2021/05/28に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/という長い言い訳#という長い言い訳https://www.instagram.com/explore/tags/だからといって他の仕事を感謝してないわけではない#だからといって他の仕事を感謝してないわけではないhttps://www.instagram.com/explore/tags/むしろすべてに感謝しかない#むしろすべてに感謝しかないhttps://www.instagram.com/explore/tags/ボッシュ#ボッシュhttps://www.instagram.com/explore/tags/BOSCH#BOSCHhttps://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春5.34%18711昭和の時代は「あかりとり」だったロウソクが「かおりかぎ」のためものになったこと。このお洒落すぎる事実に、改めて打ちのめされた日のことを、とてもよく覚えている。 ・ あれはもう10年は確実に前。いやもっとか。とある雑誌の取材で、とあるスタイリストさんのおうちを訪れたときのこと。 ・ リビングの扉をあけた瞬間、衝撃的な光景が目に入った。そこには朝っぱらから、しかも光がさんとさしこむ掃き出し窓のそばに、火がボウボウと燃えたろうそくを（しかもじべたに）置いていたのだ。 ・ 僕が聞くと、スタイリストさんは「あっそれ？」みたいな感じで、朝お掃除をしたあと、空気を清めるためにアロマキャンドルを焚くのよーみたいなことを言った。 ・ 当時、まだ洒落ぶりたかったエセシャレブリティの僕は、その場では驚きもせず「あ、なるほどねー」なんて言いながらスルーしたものの、心のなかでは「すげー。実家の100km圏内にはゼッタイひとりもやってる人いなさそう」と、しみじみ感心したのだった。 ・ そして今。洒落ぶっているわけでは全然なく、ないったらなく、場所問わず、昼夜問わず、たびたびアロマキャンドルを焚く。 ・ とくによく使うのはお風呂。単に狭いから充満しやすいというのと、ほわほわ漂う湯気が、香りを運んでくれるような気がして（でもきっと気のせい）。 ・ 写真のは代々木公園の「PARKER」で扱っている「Earl of East」というブランドのもの。これがね、いいんす。自然だけど、輪郭のある香りで、秘密の花園をあははは〜と聖子ちゃんと戯れている気分になれる（個人差があります）。 ・ 今号からはじまったオズマガジンの雑貨連載のページで、少しそのこと触れてるぜ。 ・ #オズマガジン #ozmagazine #earlofeastlondon #parkertokyo #BOOKLUCK #山村光春2021/05/15に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/オズマガジン#オズマガジンhttps://www.instagram.com/explore/tags/ozmagazine#ozmagazinehttps://www.instagram.com/explore/tags/earlofeastlondon#earlofeastlondonhttps://www.instagram.com/explore/tags/parkertokyo#parkertokyohttps://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春5.43%1956ゆふ、というその列車に座った瞬間、身がふわりとゆるんだ。ソファのかたさだろうか、沈み込み方が、いつも体が覚えている列車のシートのそれではない。 ・ 列車はまもなく発車した。５分前にファミリーマートで買っておいた（ぎりぎりであることが重要）高級モカコーヒーの置き場所にあぐねていると、窓際のへりに、ここにカップを置いてください的な窪みがある。 ・ iTuneのアコースティック・チルというプレイリストを選んでかける。読みかけの本を開く。塩谷舞というエッセイストの「ここじゃない世界に行きたかった」という本。すごく面白い。炭酸水のようにのどにちりちりという適度な刺激がありつつ、ごくごくと気持ちよく、すっと染み込む文章。 ・ ふと目をあけると、グリーンからイエロー、そしてブラウン、ときどきピンク。おびただしい色が重なりあう風景が広がる。こんな色のシャツが欲しい。コーヒーが思いの外おいしい。本がやっぱりおもしろい。曇り空の光が目にやさしい。忍びくる音楽が気持ちいい。シートにもたれかかると、ヘッドレストのぐあいがちょうどいい。 ・ もうほんとになんだかわからないのだけど、僕はふいに泣いてしまったのだ。あひる口のできそこないのように、したくちびるを広げ、さも気持ち悪げに。 ・ こんなシチュエーション、つくろうと思っても逆につくれない。ぜんぶ偶然で、ぜんぶそこまでたいした贅沢でもないのに、幸せの骨頂にのぼりきってしまった瞬間。 ・ ものを書く人間として、この気持ちを逃してなるものか！と慌ててパソコンを開いて書き出した（いまココ） ・ #高級モカコーヒー #塩谷舞 #特急ゆふ # アコースティック・チル #BOOKLUCK #山村光春2021/04/03に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/高級モカコーヒー#高級モカコーヒーhttps://www.instagram.com/explore/tags/塩谷舞#塩谷舞https://www.instagram.com/explore/tags/特急ゆふ#特急ゆふhttps://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春5.1%1836パンを焼くともだちと、ひとしきり他愛のないおしゃべりに花を咲かせた。そのあと。 ・ 「ちょっと、かばん貸して」 ・ 見えないように、こそこそ何かを入れてくれている。 ・ 帰ってから取り出すと、それは「ともだち」というタイトルの絵本だった。号泣。 ・ いつも気にかけてくれる、大事なともだちがいることで、日々はとたん、モイスチャーになる。それはメンやウーメンってより、ヒューマンとして付き合えるともだち。 ・ その後、ひとりで見る夕暮れの桜だって、ちっともさみしくないのだった（やせ我慢抜き！）。 ・ #夕暮れの桜 #BOOKLUCK #山村光春2021/03/27に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/夕暮れの桜#夕暮れの桜https://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春4.78%1752「人がこんなにも花に惹かれるのは、いずれ実になることが約束されているからなのかもしれない」 ・ 福岡の広川という町で暮らす知人のもとを訪れた。うららかな春の日だった。あたたかな光にいざなわれ、ほうぼうにとりどりの花が咲きほこりまくっていた。それらにいちいち感動して写真を撮ったりしていると、ふと知人がつぶやいた冒頭の言葉が忘れられない。 ・ 実りある確かな未来に心を傾けることで、今が輝ける。 ・ 不確かなことが多い世の中だからこそ、余計にすがりつきたくなるのだった。 ・ #広川町 #BOOKLUCK #山村光春2021/03/14に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/広川町#広川町https://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春5.48%1994いろいろな人からの贈りものをだいじに、ひとつひとつ写真におさめている。 ・ お仕事のちょっとしたおまけギフトから始まって、DMに添えられていたり、なんと台湾から春節の贈りものだったり、大阪からのお土産だったり、長野からのお礼だったり、はたまた雑誌の見本誌についてきた付録だったりw。そうしてお部屋が心がほかほかと、あたたかに埋められていく。ちょっとした手紙がつけられたりすると、なおのこと。 ・ 贈りものって、改めて本当にびっくりする。だって買った人が、買ったのに、使ったり食べたり、まったくもってできないわけですよね！あんなにストレスためて（しらんけど）働いて、稼いだお金で買ったのに、自分はまったくそのおいしさや、心地よさを受け取れない、なんて！ ・ あたりまえだと思いたくないよー。「ありがとう」だけで終わらせたくないよー。 ・ お返しをすれば、いいってことでもない。そういうことじゃ、たぶんない。この気持ち、どうしよう。もんもん。 ・ #山村光春 #BOOKLUCK #贈りもの #春節2021/02/25に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春https://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/贈りもの#贈りものhttps://www.instagram.com/explore/tags/春節#春節4.89%1810悶々ともがきあがきながら、自分の中にある温かな何かを誰かに届けたくて、本当はちゃんと握手をしたくて。雪まう長野でかじかむ手を擦り合わせながら、ひたむきに生きる若い友人たちとの数日を過ごした。 ・ 基本シャイで、思いをあっけらかんと吐露できずマスクにひた隠し、その実こぽこぽと湧く温泉のように熱く透明な心を持つ、そんな彼らのことをほんとうに愛おしく感じるし、この地に所縁があることの喜びと誇りをしみじみと感じる。一生のごほうびだと思っている。 ・ 長野市の @lighthouse_nagano にて〜2/14sunまで行われているsonslike exhibition 僕がつくった本たちも、ここに置いてもらっている。ありがとう。 @theresnothingbutin @marutaira @ph.d. #sonslike #山村光春 #BOOKLUCK2021/02/02に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/sonslike#sonslikehttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春https://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCK4.32%1600考えることの大切さと尊さがじくじくと、心と骨と身に沁みた昨年だった。それが唯一の、不安と閉塞を晴らすためのよすがだった。 ・ と言うと、いかにも何か思い成し得たようだけど、うまくできた試しがなかった。もやもや〜っと、どうしようもなくこみ上げる「思いのかたまり」を表現できず、おなかに重くたまったまま、フン詰まりになることもままあった。 ・ そんな時、考える手助けをしてくれたのが哲学。歴代の哲学者の考えは、へぇ〜と10回押したい（古い）ことばかり。 ・ なかでも、僕のアイドルはカントさん（きゃ）。氏いわく、人は自分を高め、他人を幸せにしたいという道徳の心が“もともと”備わっているという。それこそが他の動物にはない、人としての自由だとも。 ・ あぁ。胸アツがアツ盛り（って意味わかんないよね）。 ・ ま、とにかく。備わってるんだから、できないはずがないと思いこむ。そして2021年のスローガンをこう決めた。 ・ I’m you , For you. ・ 私はあなた。あなたのために。 まだできる気がしないけれど。 ・ #カント #哲学 #BOOKLUCK #山村光春2021/01/11に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/カント#カントhttps://www.instagram.com/explore/tags/哲学#哲学https://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春5.13%1864ネーミング、つまり何かの名付け親になるというのは、仕事のなかでもとくだんにうれしいやつで、生まれるまでは頭を100万回くらいぐるぐるさせるので酔いそうになるけれど、生まれたらたちまち輝かしい光を帯びだすのがおもしろい。 ・ 居酒場 IGOR COSY ・ 「イゴールコージー」と読む。フランス語ではCOSYだけで「居心地がよい」を意味し、IGOR は人の名前でよくあるやつ。 ・ ある日、日本が大好きなフランス人が「COSYって日本語でどういうの？」と尋ね「居心地」と教えてもらって「IGOR COSY？」と、空耳であてたというエピソードつき。 ・ ふだん使っている言葉を、外から眺めなおすことで、改めて思いを深くして欲しいという意味もふくまれている。 ・ 昨夜、そのレセプションで社長さんと初めて会った時。「ロマンティックな仕事だね」と言われて、泣きそうになった。っていうか泣いた。 ・ このロマンティックな仕事を、これからもつづけたいと強く思った。 ・ #居酒場IGORCOSY #IGORCOSY #イゴールコージー #神泉 #神泉居酒屋 #BOOKLUCK #山村光春2020/12/22に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/居酒場IGORCOSY#居酒場IGORCOSYhttps://www.instagram.com/explore/tags/IGORCOSY#IGORCOSYhttps://www.instagram.com/explore/tags/イゴールコージー#イゴールコージーhttps://www.instagram.com/explore/tags/神泉#神泉https://www.instagram.com/explore/tags/神泉居酒屋#神泉居酒屋https://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春4.29%1554らんららん、と走りたくなる（しないけど）草原のような畑に胸おどる。足もとには雑草なのか野菜なのか、食べられるのか食べられないのか、素人ではおよそ判断がつかないあれこれがびっしり生えている。 ・ かつお菜、パクチー、ちんげん菜……中からよりわけて摘んだとりどりの野菜をそばの小屋へと持ち込んで、鶏すきとしゃれこむ。 ・ 添えられた生卵は、先ほどからしきりにコケコッコーと鳴いている鶏たちが産んだものだ。彼らもまた、畑の野菜を食べて育っている。 ・ 自然と食の循環……というありきたりの言葉よりもっと、一切合切がごちゃまぜになったような感覚。 ・ 鍋やカップから立ち上る湯気と、自分の吐いている白い息が気持ちよくて、何度もはふはふしながら、ありがたくいただく。 ・ #ゆむたファーム #うきは #BOOKLUCK #山村光春2020/12/17に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/ゆむたファーム#ゆむたファームhttps://www.instagram.com/explore/tags/うきは#うきはhttps://www.instagram.com/explore/tags/BOOKLUCK#BOOKLUCKhttps://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春3.89%1431文章とは文字の羅列なので、文章を生業にさせてもらっている僕は、一文字一文字を愛している。その姿かたちもふくめ、こよなく。 ・ たとえば、ひとつ前の投稿で。「美しい季節」と漢字で書かず「うつくしい季節」と、あえてひらいたのは、「美しい」にするとこの場合、ちょっと美しすぎたから。もっと牧歌的で、もっとまるっこい「うつくしい」にしたかったから。 ・ そんな、ふだんは意識していないことに、あらためて思いめぐらせた理由。それは活版の現場を見たから、に違いない。 ・ ひとつひとつの文字を組んで、文章にする。だから否応もなく、文字ひとつひとつの姿かたちに目がいく。さすれば、そのかたまりである文章に対しても、自然と心をそそげる。 ・ 活字活版の思いがけぬ役割とありがたみに気づいた、晩秋のできごと。 ・ #高山活版室 #高山活版社 #大分 #印刷会社 #活版印刷 #山村光春 #bookluck2020/12/02に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/高山活版室#高山活版室https://www.instagram.com/explore/tags/高山活版社#高山活版社https://www.instagram.com/explore/tags/大分#大分https://www.instagram.com/explore/tags/印刷会社#印刷会社https://www.instagram.com/explore/tags/活版印刷#活版印刷https://www.instagram.com/explore/tags/山村光春#山村光春https://www.instagram.com/explore/tags/bookluck#bookluck5.7%2083<前へ1234>次へ×インフルエンサーコンテンツCSVダウンロードフォロワー総数、フォロワー増減数、エンゲージメント数、エンゲージメント率ダウンロード※ データには投稿ID, キャプション, LIKE数, コメント数の他、投稿日, 投稿URL, Reel再生数, Reel動画尺, スクリーンネーム, 名前, 自己紹介, フォロワー数, ユーザーURLが含まれます。 コンテンツをCSVでダウンロード
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