コンテンツ種別写真動画複数枚｢#PR｣つき投稿 関連投稿国 指定なし日本 関連都道府県 指定なし 並び替え投稿日順 ライク数順 コメント数順 エンゲージメント率順ご無沙汰しております。小西康陽です。またこの場をお借りしまして、新しく作りましたレコードについて、皆さまにお知らせいたします。 歌手として、音楽プロデューサーとして、そして『トムズ・キャビン』という海外ミュージシャンの招聘元の代表として知られる麻田浩さんの新曲が7インチ・アナログ盤としてこの度、発売になります、というお知らせです。 ● 去年の4月から5月、緊急事態宣言で都内の名画座が休業したとき、「ステイホーム」を余儀無くされて、けっきょくじぶんの部屋でレコードばかりを聴いておりました。 そのとき、偶然聴いた元ライムライターズのヴォーカリスト、グレン・ヤーブロウの曲から、家にあったシンガー・ソングライターのLPレコードの数々を聴き、やがてカントリー・ミュージックと呼ばれるジャンルのシンガーの音楽をインターネットでチェックしたり、通販でレコードを買ってみたり、それなりに忙しく刺激に満ちた日々を送っていました。 そのうちに、おぼろげながら「いま作りたいレコード」の輪郭が浮かび上がってきて、その中心にいたのは「カウボーイハットを被った男」の姿。じぶんはこの人を知っている、むかし、よく会っていた人。ピンボケだった焦点を絞ると、そこに現れたのは麻田浩さんの姿なのでした。 その昔、TVの紀行番組で夏木マリさんの姿を観たとき、この人のレコードを作りたい、と考えたように、こんどは麻田浩さんのアルバムが作りたくて、居ても立ってもいられなくなってしまい、しばらく考えたのち、やはり麻田さんご本人に連絡を取ることにしました。 とはいえ企画はなかなか進まず、そんなときに偶然、1号だけ復刊した雑誌『relax』でピチカート・ワンのインタヴューを受けたとき、岡本仁さんに「いま作りたいのは麻田浩さんのアルバム。岡本さん、プロデューサーになってくれませんか？」と切り出してみたところ、なんと岡本さんは快諾してくださいました。 さっそく岡本さんがスポンサーにあたる企業を紹介してくださったのですが、紆余曲折あって、やはりデモテープを作りましょう、という話になったのは岡本さんにお話ししてから約半年後、「ステイホーム」の部屋で思い立ってからはほぼ一年経ったときのことでした。 その、とりあえずのデモテープのために書いたのがこの「きみには歌いたいことなんてないのに」という曲でした。部屋でひさしぶりにギターの弾き語りで録音したのが、今回のB面に収めたトラックです。 その曲で麻田浩さんのデモを作るにあたって、またしても思いも寄らない困難が生じて、この企画はあきらめたほうが良いのだろうか、と考えていたときに、岡本仁さんからことしの７月に鹿児島で編集者としての仕事の回顧展を行うので、その最新の仕事として、この曲の7インチを制作したい、というご提案を受けました。ですから『Be A Good Neighbor Music Vendor』というレーベルより発売となりますこのレコードは、つまり岡本仁さんのポケットマネーで制作されたものである、ということはぜひお知り置きいただきたいと思います。（このように書きましたが、岡本仁さんよりお言葉がありました。「当初はぼくのポケットマネーで作ろうと思って進めていたシングル盤ですが、株式会社BAGNが出してくれることになりました。BAGNはランドスケーププロダクツの別会社で、ぼくはこの会社の役員なんです。」とのこと。） さらに書いておきますなら、このA面でベースを演奏してくださった和田博巳さん、そしてゲスト・ヴォーカルとして参加してくださいました鈴木慶一さんも友情出演です。和田さんのミュートを効かせたベース・プレイは素晴らしいです。鈴木慶一さんの歌声は、曲ができた直後に、なぜか頭の中で聴こえてきてしまって、それがどうしても頭から消え去ることがなくて、思い切ってTBSラジオ『オーディナリー・ミュージック』の制作ディレクターだった片桐義宏さんにお願いして連絡を取ることから実現しました。片桐さん、野田美佐子さん、そしてなにより鈴木慶一さんご本人に深く感謝いたします。 そして主役であるところの麻田浩さんの歌声。50年前にリリースされた『Greeting From Nashville』の頃よりずっと無骨な歌い方になった麻田さんのヴォーカルを、ぼくは気に入っております。ロジャー・ティリスン。シンガー・ソングライター期のリンク・レイ。そしてジョニー・キャッシュ。『カウボーイハットを被った男』というタイトルのアルバムを作る、という夢は実現するのでしょうか。どうぞご興味をお持ちになった方はぜひ、聴いてみてください。たいへん発売枚数の限られたリリースであることを書き添えておきます。 #麻田浩 #和田博巳 #鈴木慶一 #konishiyasuharu #小西康陽 #小西康陽のデモテープ #pizzicatoone #岡本仁 #オオサキゲンタ #佐藤カズト #小野英作2021/06/25に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/麻田浩#麻田浩https://www.instagram.com/explore/tags/和田博巳#和田博巳https://www.instagram.com/explore/tags/鈴木慶一#鈴木慶一https://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽https://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽のデモテープ#小西康陽のデモテープhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/岡本仁#岡本仁https://www.instagram.com/explore/tags/オオサキゲンタ#オオサキゲンタhttps://www.instagram.com/explore/tags/佐藤カズト#佐藤カズトhttps://www.instagram.com/explore/tags/小野英作#小野英作7.57%4351小西康陽です。たいへんご無沙汰しています。みなさまお元気でしょうか。 本日、久しぶりにInstagramにポストしますのは、今年の1月からOLDAYSレコードで連続リリースしています【レディメイド未来の音楽シリーズ CDブック篇】の第4弾、題して『恋愛に倦きてしまった』をご紹介したいと思いまして。 このCDブックのシリーズ、ご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが、第1弾『夜遊びに疲れてしまった』はタイトルの通り、かつて渋谷オルガンバーをはじめ、小さな規模のクラブのDJの際に選曲していたトラックを集めたもの、第2弾『猫も杓子もツイスト』は1999年に100本限定で制作した『READYMADE WORLD OF TWIST』というミックステープを復刻、一部楽曲を差し替えてCD化したもの、そして第3弾はDJ・三浦信さんに選曲・監修をお願いしました『わたくしのサン＝ジェルマン＝デ＝プレ』、というラインナップでリリースして参りました。 ここまではやはり、かつてクラブでプレイしていた楽曲を中心に据えて、沢山の人と音楽の楽しさを分かち合う、という趣旨の選曲でしたが、きょう、ここにご紹介致します『恋愛に倦きてしまった』は、どちらかと言いますと、ひとりの時間に、あるいはおだやかな気分でいたいときに聴いていただきたい、と考えて選んだ楽曲ばかり、それでとくにこの場をお借りして、ピチカート・ワンのリスナーの方々にお報せしたい、と考えました。 CDブックに書きました話と重複致しますが、ある日、いつも行く「シネマヴェーラ渋谷」という大好きな名画座で、上映の前にピチカート・ワン『わたくしの二十世紀』の中の「あなたのいない世界で」という曲が劇場内で流れていて、なにかひどく恥ずかしい気持ちになって、それからしばらくして、いつか好きな映画館で幕間の時間に流れていたら美しいだろう、と思える楽曲を集めたコンピレイションを編んでみよう、と思い立ちました。 そんなわけで、じぶんの考えるロマンティックな楽曲、映画館で過ごす時間にふさわしい楽曲ばかりを並べましたので、ブックレットの方も「恋愛」と「映画」に関する文章を集めました。 まず「恋愛」に関する読み物は吉田音さんの『恋よ、さようなら』、そして大場純子さんの『「ヤング・ラヴ」』という２本の書き下ろしストーリー。大場純子さんは以前より渋谷の名画座でときどきお目にかかる方で、思い切って原稿をお願いしました。そして吉田音さんは、ぼくのいちばん好きなある文筆家のペンネーム。読めば、たぶんお分かりになると思います。 そして「映画」に関する文章は、よく都内の名画座でお目にかかる「映画ファン」「映画好き」「映画愛好家」の方々に依頼した【わたしの好きな恋愛の映画】というアンケート特集。ご回答くださいましたのは、おくあきけん氏、「トラベシア」鈴木並木さん、「ラピュタ阿佐ヶ谷」石井紫支配人、「シネマヴェーラ渋谷」内藤由美子支配人、「ORGAZM」遠藤倫子さん、田旗浩一さん、寒空はだか氏、上馬場健弘さん、朝倉史明さん、「名画座かんぺ」のむみち氏、「Upstair Records & Bar」永友慎さん、「国書刊行会」樽本周馬さん、それに編集スタッフよりK・Y生、の13人。みなさん、見事にバラバラなセレクトで素晴らしいです。 さらに大江田信さん、小梶嗣さんによる連載もいよいよ佳境、読みごたえあり。そして本誌初の読者モデル？ 小方俊也さんが「恋愛に倦きた男」に扮して表紙を飾ってくださっています。 告知と言いますか、発売案内のポストですから、購入のためのリンクなどを貼っておくべきだとは思いますが、下の方にハッシュタグを並べておきますので、どこかで見つけてくださいませ。 ピチカート・ワンはこのコロナ禍の中、東京都の要請に従いまして、昨年よりずっと活動自粛中ですが、もちろん日々、いや、ときどき、これから作りたい音楽のことを考えております。またお目にかかりますまで、どうぞみなさまお健やかに。（K・Y生） #レディメイド未来の音楽シリーズCDブック篇 #レディメイド未来の音楽シリーズ #oldaysrecords #芽瑠璃堂 #konishiyasuharu #小西康陽 #pizzicatoone #ピチカートワン #のむみち #名画座かんぺ #樽本周馬 #寒空はだか #遠藤倫子 #ORGASM #大江田信 #大場純子 #上馬場健弘 #朝倉史明 #田旗浩一 #おくあきけん #内藤由美子 #シネマヴェーラ渋谷 #石井紫 #ラピュタ阿佐ヶ谷 #鈴木並木 #トラベシア #永友慎 #upstairsrecordsandbar #菅野カズシゲ #小梶嗣2021/04/23に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/レディメイド未来の音楽シリーズCDブック篇#レディメイド未来の音楽シリーズCDブック篇https://www.instagram.com/explore/tags/レディメイド未来の音楽シリーズ#レディメイド未来の音楽シリーズhttps://www.instagram.com/explore/tags/oldaysrecords#oldaysrecordshttps://www.instagram.com/explore/tags/芽瑠璃堂#芽瑠璃堂https://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽https://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/ピチカートワン#ピチカートワンhttps://www.instagram.com/explore/tags/のむみち#のむみちhttps://www.instagram.com/explore/tags/名画座かんぺ#名画座かんぺhttps://www.instagram.com/explore/tags/樽本周馬#樽本周馬https://www.instagram.com/explore/tags/寒空はだか#寒空はだかhttps://www.instagram.com/explore/tags/遠藤倫子#遠藤倫子https://www.instagram.com/explore/tags/ORGASM#ORGASMhttps://www.instagram.com/explore/tags/大江田信#大江田信https://www.instagram.com/explore/tags/大場純子#大場純子https://www.instagram.com/explore/tags/上馬場健弘#上馬場健弘https://www.instagram.com/explore/tags/朝倉史明#朝倉史明https://www.instagram.com/explore/tags/田旗浩一#田旗浩一https://www.instagram.com/explore/tags/おくあきけん#おくあきけんhttps://www.instagram.com/explore/tags/内藤由美子#内藤由美子https://www.instagram.com/explore/tags/シネマヴェーラ渋谷#シネマヴェーラ渋谷https://www.instagram.com/explore/tags/石井紫#石井紫https://www.instagram.com/explore/tags/ラピュタ阿佐ヶ谷#ラピュタ阿佐ヶ谷https://www.instagram.com/explore/tags/鈴木並木#鈴木並木https://www.instagram.com/explore/tags/トラベシア#トラベシアhttps://www.instagram.com/explore/tags/永友慎#永友慎https://www.instagram.com/explore/tags/upstairsrecordsandbar#upstairsrecordsandbarhttps://www.instagram.com/explore/tags/菅野カズシゲ#菅野カズシゲhttps://www.instagram.com/explore/tags/小梶嗣#小梶嗣11.71%6713PIZZICATO ONEのライヴ・アルバム『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』が、レコード・ストア・ディ限定商品として、明日発売されます。 LP(33回転)＋7インチ(45回転)の2枚組。そして、スリーヴ内には小西さん直筆サイン入りカードが封入されています。サインに加えて異なる一言コメントが書かれていますので、それもお楽しみに。 秋の夜長に、レコードでじっくりとアルバムを楽しんでいただけると嬉しいです。 https://recordstoreday.jp/item/proz-7901/ #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽 #recordstoreday2020/09/25に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽https://www.instagram.com/explore/tags/recordstoreday#recordstoreday7.78%44446月17日から22日間にわたってお届けしてきた『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』にまつわる毎日の更新は、本日でいったん終了となります。これからもアルバムを聴く際、このインスタグラムの写真や原稿を読み返していただけると幸いです。 そして、更新は今後も断続的に続けていきますので、またお会いしましょう。 #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽2020/07/09に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽6.22%3580わたしの机の上の本棚のすぐ手の届くところには『POP IND'S』という音楽雑誌の Vol.7 があります。それは 1991 年秋、ピチカート・ファイヴ特集。そこに掲載された「フェイヴァリット・アルバム 200」こそは、ポップ・ミュージックがポップ・ミュージックであるためにわたしたちが家の(もしくは心の)レコード棚に置いておかねばならない絶対的なバイブルです。少なくともわたしは「この 200 枚を全部アナログで集めよう」、それを指針にし続けてきました(そして今も見つかってない作品が数点……)。 ポップスはもちろんファンクもあればブラジル音楽もあるし、最新のハウスやヒップホップもある。まだインターネットもない、CD 化も進んでいない時代にすさまじく洒落たセンスだったのです。その 200 枚の中にいくつかのシンガー・ソングライター・アルバムがありました。今となっては定番としてあまりにも有名な『一年間』や『赤心の歌』や『バッド・ガール・ソングス』……。いつか小西さんにはこういう作品を作ってほしいな……と、ピチカートでブレイクし、次々と作品を量産していた時からずっと願っていました。それこそ、小西さんがバカラックに「自分で歌うアルバムを作ってください」とお願いされていたのと同じで、わたしも心の中でラブコールを送っていたのです。 「自分ですべて歌うアルバムを作ってください」。 そう……待っていたんです、こういう作品を。小細工なしの生演奏、肉声勝負、逃げも隠れもしない全曲完唱！ とうとうその日がやってきました。『前夜』というアルバムは、そういう意味ではわたしには「前夜」どころか「夜明け」のような作品です。それは昨今のステイホーム・シーズン、近年のネット時代に逆らう新しいヴォーカル・ミュージックの「夜明け」であり、コリン・ブランストーンやアル・クーパーを愛する彼の原点的コンポーザーとしての「夜明け」ではないかと。 1 曲 1 曲を丹念に、でも何も恐れず堂々と歌う姿に最高の称賛を！ 楽器も手にしないその潔さに拍手喝采を！ わたしは今の小西康陽さんが大好きです。 岡村詩野 #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽2020/07/08に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽5.66%3260「恋はフェニックス」について この話、小西さんとは何度かしていると思うし、今回の取材中にも出た話題なので書いてしまおう。「ゴンドラの歌」のセルフライナーに出てくるアメリカのポップ・カントリーの大御所マーティ・ロビンスが歌う「恋はフェニックス」。その曲が収録されているアルバムは、じつはぼくが小西さんのスタジオに持ち込んでいたものだった。経緯は省くが、そのときぼくは自分の好きな曲をかけながら半生を語り、一枚のCDにするという作業をエンジニアの新井俊也さんとしていた。もともとその「恋はフェニックス」をCDに入れるつもりで持ってきたのだが、小西さんがスタジオに入ってきた瞬間、ちょうど目につくところに置いてあったのは、まったくのぐうぜんだった。しかも、その曲を結局ぼくは選ばなかった。なんとなく、この曲は自分にはまだ早い気がしたから。好きだったくせに。しかし、その選ばれなかったマーティ・ロビンスの「恋はフェニックス」をきっかけに小西さんが思い出したあることが、PIZZICATO ONE の「ゴンドラの歌」につながってゆく。少しくすぐったいが、それはぼくにとってはちょっと誇らしいぐうぜんでもある。『前夜』でも「ゴンドラの歌」は歌われている。小西さんの、少し高い音で歌われる「た」や「が」や「ら」に力がこもる感じが好きだ。「まだ早い」ままでいる小西さんが、ずっとそこにいる気がして。 松永良平 #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽2020/07/07に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽4.97%2860あくまで一方通行だけど、ここ数年、小西さんととても近い距離にいるような気持ちになっている。東京に住む友人たちから、しょっちゅう「今日も小西さん、いたよ」と、名画座の報告があったせいだろう。もちろん、ツイッターの存在も大きい。 毎日毎日、あれだけたくさんの映画を観て、週末にはDJやって、いくつも原稿を書いて、しっかりプロデュース仕事もこなす。多作好きの私にとって尊敬するしかないのだが、その中でいちばん忙しいのが名画座通いというのがなんとも可笑しい。尊敬するしかない。 『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』に一部が収録されたライヴを大阪で観た。ライヴ中に「いつか小西さんが歌うアルバムが聴きたいって、何年も前に私は本人にそう言ったが覚えているだろうか」と思ったのと同時に「この会場に同じようなことを思っている人が何人もいるんだろうな」と考えた。出逢って間もないころに「『ベリッシマ』が好きです」と言ったら、「そう言うのは、たいてい男」と返されたことを思い出した。 まるでスタンダードのような顔をした、とてもパーソナルな歌。小西さんの歌は、かぎりなく小西さんに似ている。 私はツイッターでポール・マッカートニーと内田裕也と江夏豊と小西康陽の４人をフォローしている。４人は「アイドル」なのは間違いないが、共通するキーワードを挙げるとすれば、「アウトロー」かもしれない。 安田謙一 #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽2020/07/06に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽5.09%29302019年10月11日、東京は曇りのち雨。台風19号が接近していた。その影響で夜には交通機関が止まって、家に帰れなくなってしまうかもしれない。そんなスリリングな状況でPIZZICATO ONEのビルボードライブ東京公演は行われた。観客の多くは台風のことを気にしていたと思うけど、ビルボードはいつも通り和やかで笑い声とグラスの音でざわめいていた。そして、ライヴが始まり、PIZZICATO ONEの歌と演奏を聴いているうちに台風の不安は薄らいでいった。その時、ふと頭に思い浮かんだのは、アレックス・チルトンの97年のライヴ・アルバム。その日、ライヴ会場が停電になり、ライヴの中止がアナウンスされるなかで、チルトンは火が灯ったろうそくを持って登場。アコースティック・ギターを弾いて「レッツ・ゲスト・ロスト」「イパネマの娘」「素敵じゃないか」といったお気に入りの曲を気持ち良さそうに歌い続けた。それを聴いた観客の盛り上がること。台風のせいで演奏者も観客も帰れなくなったビルボード。そこで小西康陽が、それでは時間もありますので、と次々と好きな曲を、最高のバンドの演奏で歌っていく……なんて妄想してしまうほど、いつまでも聴いていたくなる心地良いライヴだった。結局、台風は六本木を直撃せず、せっかく遠くから駆けつけたのにPIZZICATO ONEのライヴを見逃して海に消えた。きっと今頃、悔しがっているに違いない。 村尾泰郎 #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽2020/07/05に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽4.64%2670『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』楽曲解説●子供たちの子供たちの子供たちへ 1996年、『フリーダムのピチカート・ファイヴ』というミニ・アルバムのために書いた曲です。いつもなんとなく、ライヴの最後に歌っていますが、特別な理由はありません。 2018年に、代官山UNITで行われた『9PARTY -NINE IS A MAGIC NUMBER-』というスガナミユウさん主催の音楽祭に出演させていただいたときに、やはりステージの最後に演奏したこの曲のイントロで、だらだらと長いMCをしてしまったのですが、ようやく演奏を終えて、観にきてくださった友人たちに挨拶しようとふたたび客席に戻ったら、声を掛けてくださったのが矢舟テツローさんでした。いつか一緒に演奏させてください、と仰ってくださったので、今回は彼にピアノをお願いしました。 ベースの河上修さんは、1991年のトーキョーズ・クーレスト・コンボのレコーディングからずっとお世話になっている、音楽の師匠。そのクーレスト・コンボの、金山功さんに続く2代目ヴィブラフォン奏者が香取良彦さん。八代亜紀さんのレコーディングほか、これまたいつもお世話になっています。田辺充邦さんはさきほど書いたように、やはり八代亜紀さんの『夜のアルバム』以来、お世話になっているギタリスト。そして有泉一さんは 1993年、フジテレビの音楽番組に出演したときに河上修さんのご紹介で演奏していただいたドラマー。それからずっとお世話になって、前園直樹グループにも参加していただきました。 小西康陽 明日から数日間は、今回の取材時にインタビューを担当したライターの方々からの特別寄稿文をお届けします。お楽しみに。 #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽2020/07/04に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽5.92%3410『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』楽曲解説●また恋におちてしまった 1999年のピチカート・ファイヴのアルバムのために作った曲ですが、これはもしかしたらじぶんでも意識せずに「いつかじぶんが歌うためのレパートリー」として書いていたのかもしれません。それくらい、じぶんの狭いヴォーカル・レンジの中で収まっているメロディ・ラインですし、このゆったりとしたテンポもじぶんには無理がありません。だから、つい気持ちが良くなって冗長な歌になるので、伴奏してくださる皆さんにはいつも申し訳なく思っています。 チーク・ダンスを踊るのに向いている、と思われるこのアレンジは、ドイツのバンドリーダーで作曲家としても「夜のストレンジャー」「ダンケシェーン」「L-O-V-E」「バイバイ・ブルース」など世界的なヒット曲を生んだベルト・ケンプフェルトを意識したリズム、のつもりです。 小西康陽 雑誌「CDジャーナル」に掲載された村尾泰郎さんによる小西さんのインタビューが、ウェブサイトでも公開されています。 https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/pizzicato-one/1000001610 photo by UYAMA kenju #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽2020/07/03に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽4.9%2820『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』楽曲解説●かなしいうわさ 2012年に再始動したスクーターズのために書いた曲です。『わたくしの二十世紀』というアルバムではUAさんに歌っていただきました。以前、一度だけステージで吉川智子さんとこの曲をデュエットさせていただいたことがあって、それがあまり にも幸福な体験だったので、いまもこうしてライヴのレパートリーにしているのだと思いますが、やはりひとりで歌うのはさびしいですね。 小西康陽 ウェブサイト「週プレNEWS」にて、大野智己さんによる小西さんのインタビューが公開されました。ぜひチェックしてください。 https://wpb.shueisha.co.jp/news/entertainment/2020/07/01/111577/ photo by UYAMA kenju #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽2020/07/02に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽5.3%3050『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』楽曲解説●涙もろくなった。 和田アキ子さんのCMタイアップ企画のために書いた曲ですが採用されず、それでも吉川智子さんに歌っていただいたデモテープをくりかえし聴いたり、いろいろな人に聴かせたりしているうちに『うたとギター。ピアノ。ことば。』というアルバムに収録することになりました。 本当に気に入っている曲なのでライヴのレパートリーに加えているのですが、いまも悪戦苦闘しています。もしかして、吉川さんくらい圧倒的に上手な人でなくては歌えない曲なのだろうか。とにかくじぶんに合うキーが見つけられないまま、こうしてアルバムにまで収録してしまいましたが、つぎにステージで歌うときは、また違うキーで演奏しているかもしれません。 小西康陽 photo by UYAMA kenju #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽2020/07/01に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽5.23%3010『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』のCDケース裏側部分にあしらわれているのは、ビルボードライブ東京のステージと、その背景に写る六本木の街並みの写真。これは小西さんの希望で、5月のゴールデンウィーク明けに撮影されました。 日没直後のマジックアワーを狙いたい、とのことで、小西さんとデザイナーの吉永祐介さんが、緊急事態宣言で閉館中の会場にスタッフに案内されて入ったのが17時半のこと。それから日没を待つこと1時間強。18時半過ぎに空が神秘的な紺色に包まれ、ビルに明かりが灯るころ撮影されたのが、採用された写真です。 撮影が終わって外に出ると、六本木はすっかり夜の装い。でも、大半のビルのネオンは消えていて、普段よりもぐっと暗い印象でした。近隣のカフェもどこも閉店中だったので、その後予定していたジャケット・デザインの打ち合わせは、ミッドタウンの野外広場の外灯の下で行いました。 #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽2020/06/30に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽4.81%2770『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』楽曲解説●ゴンドラの歌 マーティ・ロビンスというアメリカのカントリー＆ウエスタンの大物シンガーが、ザ・ビートルズやグレン・キャンベルといった当時のコンテンポラリーなアーティストの楽曲を取り上げた1968年のアルバムがあって、そのタイトル曲だったジミー・ウェブ作曲の「恋はフェニックス」を聴いたときに、このピチカート・ファイヴ時代のレパートリー「華麗なる招待」という曲をもう一度取り上げてみよう、というアイデアを得ました。するとやはりジム・ウェブのスタイルで作られたマイク真木さんの「空には名前がない」という曲を思い出し、それならその曲の作曲者であるムッシュかまやつさんに歌っていただこう、と思い付きました。けれども、どうもムッシュはぼくの書いたメロディ・ラインが苦手というか合わなかったようで、けっきょくムッシュには歌詞の朗読をしてもらい、デモテープ用に、と仕事場で1回だけ歌ったじぶんのヴォーカルをそのまま『わたくしの二十世紀』というアルバムに使ってしまいました。2015年6月11日の夜、スマートフォンを立ち上げるとムッシュからメッセージが届いていました。『わたくしの二十世紀』のサンプル盤を受け取ってくださったらしく、そのメールでした。たぶん聴いてはいらっしゃらないだろうな、とは思っていますが、そのメールをスクリーンショットで保存した画像は生涯の宝物です。 むかしはじぶんとは遠いジャンルの音楽だと思っていたカントリー＆ウエスタンなどの音楽に、いまはとても興味があります。それはもちろんソングライターとしての興味ですが。 小西康陽 #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽2020/06/29に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽5.33%3070『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』楽曲解説●テーブルにひとびんのワイン むかし渋谷のレコードショップで高額なレコードを試聴させてもらって、買おうかどうしようか迷っていたら、この曲で1曲作れると思えば安いじゃないですか、と背中を押されて購入、そして作った曲。この話も以前にもどこかに書きました。 何年か前からピチカート・ワンのレパートリーとして取り上げているのは、じぶんの歌いやすい曲ばかりを選んでいると、テンポのゆったりとしたおとなしい歌ばかりになってしまって聴いている人も飽きてしまう、なによりも素晴らしいメンバーたちが楽しく演奏できる曲を、と考えたからでした。じぶんに似合っているかどうかはともかくとして、気に入っている曲です。 小西康陽 photo by YOSHINAGA yusuke #pizzicatoone #konishiyasuharu #小西康陽2020/06/28に公開- 指定なしhttps://www.instagram.com/explore/tags/pizzicatoone#pizzicatoonehttps://www.instagram.com/explore/tags/konishiyasuharu#konishiyasuharuhttps://www.instagram.com/explore/tags/小西康陽#小西康陽4.88%2810<前へ1234×インフルエンサーコンテンツCSVダウンロードフォロワー総数、フォロワー増減数、エンゲージメント数、エンゲージメント率ダウンロード※ データには投稿ID, キャプション, LIKE数, コメント数の他、投稿日, 投稿URL, Reel再生数, Reel動画尺, スクリーンネーム, 名前, 自己紹介, フォロワー数, ユーザーURLが含まれます。 コンテンツをCSVでダウンロード
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