伊藤心(いのち) | Academic Fencer

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最終更新日: 2025/11/07

伊藤心(いのち) | Academic Fencer

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. 【近況のご報告】先日のランキングマッチで、対戦相手と衝突した際に左肘の腱付着部が断裂していたことが判明し、保存療法ではあまり回復が芳しくないため、手術を受けることとなりました。 (受傷後は非常に痛かったのですが、相手に悟られないようにしつつ、可能な限り痛みのない範囲で出せる技で試合を構築していました。) 最近は研究を通じて得られた知識を自分のプレーに落とし込めてきている感覚があり、少しずつですが、運動生理学だけでなく、解剖学や力学的な視点でフェンシングを捉えることが出来てきているような実感がありました。なので、このような足止めは正直手痛いです。。。また術後の復帰過程は見通しが立っているものの、大事な利き手にメスを入れるのはやはり怖いですし、それなりに不安も感じています。それでも、ここでやらないと先に進めないので、腹を括って望みを拾いにいこうと思います。しばらく剣を握ることが出来なくなりますが、強くなって戻ってこれるように頑張ります。引き続き、応援よろしくお願いいたします！それにしても。。。本当に退屈しない人生です😇

2025/10/02に公開順天堂大学日本東京都

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. 【2025年佐賀ランキングマッチ結果報告】・個人戦 2位(95名参加) 近年ベスト8止まりだった国内大会で、久しぶりにメダルを獲れました。かれこれこの大会も5回目となるそうですが、佐賀県の選手が表彰されることがこれまでなくて、ようやく佐賀の選手を代表して自分が表彰台に立てたこともあり、嬉しいです！試合の映像をみて振り返っていたら、後輩たちも子供たちも、自分がプレー中に感じていた以上に必死に応援してくれていたのが伝わってきました。僕が勝つことを願ってくれる人がこんなにいてくれることも、本当に嬉しかったです。みんな、ありがとう！😭 険しい道のりはまだまだ続きますが、最後まで歩いていけるようにこれからまた頑張ります！引き続き応援よろしくお願いいたします！

2025/09/08に公開Sagaサンライズパーク日本佐賀県

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. 【ちょっと振り返り】気がつけば8月も終わりが近づいてまいりました。早すぎてつらいですね😇 4月に入ってから自分なりのスタイルを模索しながら、軸を大切にした活動を心がけてきました。競技者として強さを追求するだけでなく、『競技活動や学びを通じて得たことを、次の世代に繋いでいきたい』という思いを胸に、日々試行錯誤しています。そんな中で、ここ2ヶ月ほどの間に・地元の小学校での運動教室、講演・正しい姿勢や運動能力獲得のための教材づくり・フェンシングの合宿での指導(国内／海外) など、貴重な機会に恵まれ、様々な学びを得ることができました。関わっていただいている皆さまや、活動を支えて下さっている方々に改めて感謝いたします。思うように取り組めなかった部分もあるので、少しずつ生活リズムを取り戻して活動していこうと思います🙏🏻 あと以前からうすうす自覚はしていましたが。。。どうやら僕は剣を握っているときが1番元気みたいです😂 そして、フェンシングの指導やアドバイスに少しずつ「研究を通じて学んだ知識を織り交ぜて」伝えたり、「相手が自分で考えて答えに辿り着ける」ように促せるようになってきたと感じています。まだまだ手探りの段階なので不安を抱えることもありますが、仲間たちの助けもあってひとまずここまで歩いてこれました。引き続き、応援よろしくお願いいたします！

2025/08/30に公開- 指定なし

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. First of all, I’m really happy we could hold this camp with such an amazing group. Regardless of weapon, nationality, or position, it felt like we worked together as one family. Maybe I played a little “mood maker” 😂 — switching sides like an actor: fencer 🤺, coach 👨‍🏫, comedian 🤡, big chef 🧑‍🍳, and more...😶‍🌫️ As a coach, I focused on sessions in footwork (basics & partner drills), asso (blade work & feints), and sparring (regular & conditional formats). I hope these helped everyone develop their skills in a well-rounded way. Thank you all for such a wonderful time and opportunity! @starry_fencing_club @sfc_international_fencing_camp And I’m already looking forward to our next reunion together!!

2025/08/16に公開台湾台北台湾

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. 【垂水合宿】しばらく戦線離脱していましたが、久しぶりに代表チームの合宿に参加してきました！日本、カザフスタン、ウズベキスタンチームの合同合宿でしたので、海外の選手としばらく剣を交えてなかった僕にとっては非常に貴重な機会でした。数日である程度適応出来ましたが、突けるつもりで仕掛けてるのが全然突けなかったり、切れてると思ってる距離が切れてなかったりと、改めて日本人選手との体格、力、剣筋、戦術などの違いを感じました。自身のパフォーマンスとしても、安定感、動作の速度と精密性、技や状況の再現性、読みの甘さなど、まだまだ改善点は多々あることが分かり、有意義な合宿となりました！フェンシングの技術以外の話をすると、この場でしか味わえない空気感や、この場だからこそ交わせる言葉、共有できる感情など、日常の練習とは違う仲間との時間を過ごすことができて、これも競技生活をやめられない要因のひとつだよなと感じる機会となりました。 (久しぶり補正もかかってるとは思いますが) 次の試合は9月の予定なので、少し時間が空きますが、計画的に準備していこうと思います。引き続き、応援よろしくお願いいたします！

2025/06/10に公開- 指定なし

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. 【2024/25シーズン振り返り】今シーズンのW杯、GP合わせて8大会が全て終了しました。シーズン開幕前の予定では、できれば3大会は出場したいなと考えていましたが、結果としては1月のカタールGPのみの参加となり、残念ながら成績も良くなかったです。振り返ってみると、僕個人の状況だけでなくチームの状況も大きく変化したシーズンだったなと思いますし、こんなにチームの状況が変わったのに勝ち続けているみんなには、改めて深い敬意を表します。載せた写真は、今シーズンの個人的ベストピクチャーです。カタールGPの2日目で、試合時間が重なる選手が何名かいて、手が空いている僕が古俣選手のベンチに入ることになりました。 1試合だけですが、今思えば彼のベンチに入るのは『ものすごいプレッシャー』でした。勝敗の責任の一部を、僕も共有するわけですので。 (分かりやすく言うと、僕がめちゃくちゃな指示を出してパフォーマンスを悪くするわけにいかないのです。) 競技者でありながら、こういった貴重な経験を積めるのは恵まれているとは思いますが。。。次は自分が剣を持つ側でいたいものです！また競技者の立場でこのような発言をすると矛盾や違和感を覚える方もいるかも知れませんが、僕は『自分が本気で勝ちにいく覚悟』と『全力で頑張ってる仲間を応援する気持ち』はひとつの心の中に共存できると思っています。 (自分が試合で負けても悔しくない、という意味では全くないです。) 『互いに協力し合う気持ちがチームを家族のようにひとつにして、強くする』先任のサーシャコーチが僕たちに向けて何回も、何十回も言っていた言葉でした。次の世代に襷を繋いでいくことも僕の使命のひとつだと思うので、その意志を持ち続けていきたいなと思っています。週末からアジア選手権に向けた事前合宿が始まりますので、自分がもっと強くなることと、チームのサポートに取り組んでまいります！引き続き、応援よろしくお願いいたします！

2025/05/29に公開Aspire Zone 指定なし

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. 【Unbreakable Fulcrum】今週末にコロンビアGPが開催されますが、僕は予定通り、今大会と月末のフランスW杯を欠場することといたしました。 4月に入ってから本格的に練習を再開して、日を追うごとにパフォーマンスは良くなってきていますがまだまだ力不足ですし、競技に取り組む環境づくりも万全とは言えないので、長い目でみるともう少しきちんと準備を整えるべき状況にあります。今自分がやるべきこと、できることに集中して、来る日のために準備を進めてまいります。学業の方はと言いますと、今のところ「順調です！」とは言い難い進捗ですが、これまでやってきたことの本質的な理解が深まってきたり、ではそれを踏まえてこれから何をすべきなのかも少しずつ輪郭を帯びてきているように感じますので、地道にコツコツと積み上げていくしかないなと言ったところです。また前期課程のときよりも、研究室内での役割が増えました。後期課程に進学する前は「自分なんかが院生の1番上になって、上手くまとめていけるんだろうか。。。同期のみんながいなくてもやっていけるんだろうか。。。」という不安にかられることもありましたが、あの頃想像していたよりは研究室に貢献できているのかなと思っています。 (出来ているつもりなだけかも知れませんし、みんなが戻ってきてくれたら嬉しいですが。笑) このような日々の中で、目まぐるしい変化についていくのが大変ではありますが、競技においても研究においても、周囲の仲間たちと高め合えることを実感しながら、『まだ見たことのない新しい景色』に辿りつくための歩みは一歩ずつ着実に進められていると思いますし、何より『人生を自分の意志で動かして生きている』ことに喜びを感じています。険しい道のりではありますが、その先に広がる景色はきっと尊く、美しいものであると信じて、今後も頑張ってまいります！引き続き、応援よろしくお願いいたします！

2025/05/05に公開- 指定なし

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. 【心境の変化】博士後期課程に進学してから、2週間が経過しました。まだ大したことは何もできていませんが、この期間で、以前からうすうす感じていたことが確信に変わりました。『フェンシングのことを隅々まで理解したいのであれば、ひとつの学問分野だけを追及しても、やがて限界を迎えるのではないか』ということです。「今更何言ってるんだ。笑」と思われるかも知れませんが、僕の場合は実際にやってみて、自分の目で確かめないと実感出来ないタイプなので、仕方がないですね😇 このタイミングで気付けたのが、早かったのか遅かったのかは分かりませんが、気づいたその瞬間から取り組むことで、軌道修正をすることは確実に出来ると思うので、ここからまた頑張ります！それにしても。。。「まだまだ甘い」、「もっと本気にならないと」と、これから先きっと何度も感じると思います。そう思えるうちはまだ伸び代があるということだと思うので、きちんと課題と向き合って取り組んでまいります！引き続き、応援よろしくお願いいたします！ ——————————————————————————————— 【Change of Perspective】 It’s been two weeks since I started my doctoral program. I haven’t accomplished anything significant yet, but during this short period, something I had vaguely sensed has become a clear realization. “If I truly want to understand fencing in all its depth, pursuing just one academic discipline may eventually lead to a dead end.” You might say, “You’re only realizing that now? Haha.” But I’m the kind of person who has to experience things firsthand before I can truly understand them—so I guess this was inevitable. (Yes, I know. That’s both a strength and a weakness!) I’m not sure if this realization came early or late. But I do believe that once you’ve realized something, it’s never too late to course-correct. So here I go—starting fresh from this point onward. I’m sure I’ll have many more moments where I think, “I’m not trying hard enough,” or “I still have a long way to go.” But as long as I’m able to feel that way, it means I still have room to grow. And that’s what keeps me going. Thanks as always for your support—I’ll keep giving it my all!

2025/04/15に公開順天堂大学日本東京都

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. 【一刻も早くパフォーマンスを取り戻すために】本日より、練習時にポラール社製の心拍ベルトを活用していくことにしました！これまでは光学センサー式のデバイスのみを使用していましたが、高強度運動時においては、やはり心拍センサー（ベルト式）の方が精度が高いようなので、より正確なデータを取るために導入を決めました。運動生理学を学びながら、自分のデータを上手く活用していくことで、『トレーニングプログラムやリカバリー戦略を最適化した、効率的なパフォーマンス向上』に繋げていければ、それが“生きたデータ”になるのではと考えています。ちょうど（良くはないのですが）、現在フィットネスレベルが大きく低下しており、それがフェンシングのパフォーマンスにも直結している状況です。だからこそ、『35歳になってもパフォーマンスは向上する』ということを証明できるような、実践的なケーススタディにしていきたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いいたします！

2025/04/10に公開- 指定なし

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. 【スポーツと教育の交差点】この度、佐賀県教育委員会の非常勤職員『SAGA部活アスリートアドバイザー』として、競技・研究と並行しつつ、微力ながら学校教育に関わらせていただくこととなりました。競技活動を支援していただきながら、佐賀県内における学校部活動の課題解決に貢献することが、主な職務です。私個人としては、部活動の課題解決にとどまらず、子どもたちに「能動的な学びの姿勢」や「勉学に取り組む意義」を伝えていくことができれば、この活動の価値はより一層高まるのではないかと考えております。競技と研究に取り組んできたからこそ伝えられるメッセージが、子どもたちの心の地を耕し、希望の種を蒔くことや、すでに宿る可能性の芽を育むことに繋がり、佐賀の地で子どもたちが健やかに育っていける環境づくりに貢献できることを願っています。それにしても、まさか自分が教育についてこんなに真剣に考える日がくるとは、かつては想像していませんでした。これも、スポーツが持つ可能性のひとつなのかもしれません。私自身まだまだ未熟ではありますが、フェンシングと研究活動を通じて学んできた「相手を尊重すること」「チームワークの大切さ」、そして「自己の成長を促すことの価値」を教育の場でも活かし、子どもたちに実践的な学びを提供していきたいと考えています。なお、こうした活動は佐賀県内に限らず、自分のリソースや時間を有効に活用し、地域を問わず積極的に取り組んでまいります（オンラインでの活動も視野に入れております）。ご興味のある方は、ぜひご一報ください。お待ちしております！

2025/04/04に公開県庁前日本佐賀県

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. 私の生きる意志と、祈りの言葉を綴りました。法の秩序の上に、人の自由がある世界を信じて。 ---------------------------------------------------------- 【剣とペンの二刀流⚔️】本日、順天堂大学大学院博士後期課程に入学いたしました。運動生理学についてさらに理解を深めるとともに、フェンシング競技のさらなる普及・発展に貢献するために研究してまいります。またこの場を借りて宣言いたしますが、この度2028年ロス五輪を目指し、競技にももう一度全力で取り組んでいくことを決心いたしました。・競技活動はそんなに甘くない。・競技しながら成立するほど研究は甘くない。・お前はいつまでフェンシングをやってるんだ。と、厳しいご意見をいただきそうな気もしておりますが。。。もちろんこの決心をするにいたるまで、私自身も本当に葛藤しましたし、片方に取り組むだけでも大変なのは十分に理解しています。それでも練習場と研究室を行き来する日々の中で、『知性だけでなく、物事の本質を捉える感性も磨かれてきた』という確かな実感を持てるようになってきました。そして、研究の現状と自分自身の闘争心を踏まえた上で、それを視覚的に分かりやすく示す方法のひとつは『自分が勝つこと』だと思うので、世界に向けて少しでも良いかたちで示せるように取り組みたいなと考え、決心いたしました。またこれまで修士課程では、『競技と研究の両立』を目指して取り組んできましたが、その認識・考え方は甘かったのではないかと考えるようになりました。両立という言葉の背景には、『それぞれが別々の軸で成り立っている』という意味が含まれていると思うからです。これから目指すのは両立ではなく『理論と実践の融合』であり、『競技活動と研究のそれぞれにとって相乗効果を生み出すことができるようになること』です。そしてさらに、競技者として研究に取り組むことにより、『自分自身が研究と競技現場を繋ぐための回路として機能する』ことが、取り組みの価値を最大化することに繋がると思うので、実現に向けて頑張ります。なお、私が知る限り、日本のフェンシング競技においては現役選手をしながら博士課程に進学した先人はいないはずですので、未知なる領域への挑戦だと思っています。それでも『自分なら出来る！』、『ここでなら学べる！』そう信じて、まだ誰も見たことのないフロンティアを目指して挑んでみます！そしてこれから自分が目指すものが、ただの『型破り』ではなく、社会や周囲との対話や調和を促す『ユニークな取り組み』にできるように努めてまいります！もちろんそこには喜びや感動だけではなく、言葉に出来ないほどの苦痛を伴う時間もありますが、どんな経験も意味のある過程と自分の力に変えて取り組んでまいりますので、今後の展開を楽しみにしながら、引き続き応援していただけると嬉しいです！最後に、私のこの活動にご賛同いただける方、共感しご支援していただける方、あるいは逆に異議を唱える方がおりましたら、ぜひご一報ください。それは私の視野を広げ、知恵の根を深くし、活動の価値を高めるための貴重なご意見となり、より良い未来を創造するディスカッションに繋がると信じています。率直なご意見をお待ちしております！ ※この挑戦にご関心を持っていただけた方とは、ぜひ一度お話しさせていただけたら幸いです。 DMまたはプロフィール記載のメールアドレスまで、ご連絡いただけますと嬉しいです。活動の方向性や可能性について、直接お話しできればと思っております。

2025/04/02に公開順天堂大学日本東京都

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. 【佐賀県スポーツ協会に在籍して】本日で、佐賀県スポーツ協会職員としての最後の勤務を終了いたしました。 2022年4月から、3年間在籍した期間の中で・パリ五輪・SAGA国スポという、私の競技人生における2つの大きな目標となる大会がありましたが、残念ながら望んだ競技成績には到達できませんでした。思考が停止するような辛い言葉を数多く浴びせられたこともありましたが、そういった中で県庁やスポ協の方々には、最後まで私の意思を尊重し、「伊藤心がやっていることの先には、必ず何かがあるはずだ」と信じ、競技活動をしながら大学院で学びを深める機会を支援していただいたことに、本当に感謝いたしております。また、これまで関わりの少なかった地域やコミュニティで活動することは、私にフェンシングの現状と今後の課題についての新たな視点をもたらしてくれました。これは長く第一線に身を置いてきた自分にとっては非常に貴重な経験で、今後の取り組みを考えるための重要な材料となったため、これにもまた大変感謝いたしております。『自由の背後には責任が伴う』これは私の生き方の矜持のひとつです。最も大切にしている、自分に与えられた自由が、どれほど多くの人の支えの上に成り立っているのかを、深く自覚しているからです。いただいたご支援に対して即時性のある恩返しは出来ませんが、今後の活動は必ずや佐賀県への恩返しに繋がると信じています。今後の展望については、後日改めてお伝えさせていただきます。この物語は、まだまだ続いていきます。

2025/03/31に公開Sagaサンライズパーク日本佐賀県

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. 【Phase Shift Initiated】 (先ほどの和訳版です。英文を読むことで物語の余韻をより深く味わえると思います。読める方はぜひ英文も読んでみてください。) 自分の人生を次のフェイズに移行するにあたって、これまでの取り組みを色々振り返ってみました。まず「どうしてこの人は競技しながら研究をするなんていう苦行のようなことをやっているんだろう？」と思っている方が大勢いるのではないかと思います。 (この2年間で、私自身もそう思う瞬間は何度かありました。笑) ・フェンシングが好きだから・セカンドキャリア形成のため・20代の頃より練習時間を減らして、勉強に充てられる時間が確保できるようになったから・ご縁があって、たまたま順天堂大学をご紹介いただけたからなどなど、理由はいくらでもあると思います。ですが、振り返ってみると私の学びに対する姿勢は10年ほど前から既に形成し始めていたのではないかと思いますので、そのエピソードをご紹介します。 2014年5月に、スイスGPで3位に入賞しました。今でこそ日本の男子エペは国際大会で安定してメダルを獲得するほど強いチームに成長しましたが、当時はまだメダルを獲るような実績は多くなく、僭越ながら私が男子エペではグランプリ大会で初めて表彰台に上がった選手となりました。今でも鮮明に覚えているのは『あの伊藤心が世界でメダルを獲るなんてあり得ない(自分でも驚いたので、これは言われて当たり前だと思います)』という声にとどまらず、『自分がやったことを理論的に説明出来なかったら価値がないだろう』『心がメダルを獲れるなんて、もはやフェンシングって一体何なんだ....？』といったご意見があったことです。 (ちなみに当時はライブ配信がなく、私のプレーは現地でなければ見られませんでした。) 私はそれらの意見を素直に受け止めて『なるほど。ただメダルを獲るだけじゃなくて、誰に何を言われても納得して貰えるレベルの理論武装をしないと、一流フェンサーとして認められないのか。じゃあもっと沢山考えて、学ぶしかないか。』と考えました。正直なところ『喜ばしいはずのメダル獲得なのに、なぜこんな屈辱を受けなければいけないんだろう。それに、勝敗を分かつ要因なんて常に複数存在しているんじゃないのか？』という感じでしたが、今思えば、そんなことは気にせず自分のスタイルでフェンシングをどんどん追求していたら、今と違う未来もあったのかなと思う部分もあります。あくまでも可能性のひとつとして。このような背景から、自分の特徴のひとつであった『思い切りの良さ』が少しずつ身を潜めていくようになり、新しいスタイルや考え方を確立するのに、ものすごく時間を要しました。とは言え修士課程の2年間だけでなく、長きにわたって自分なりに、フェンシングの本質を見抜くために苦しみ続けてきたからこそ、今自分が感じている『フェンシングってなんて楽しくて、魅力的なスポーツなんだ！』という域に達することができたと思うので、これまでの葛藤は全て自分にとっての財産になっているのも事実です。要約すると、『脈々と受け継がれてきた普遍的な基礎理論はあるものの、フェンシングの正解はひとつじゃないし、考え方や視点、起こった事実の捉え方はたくさんあるんだ』ということです。その上で『自分自身のフェンシング哲学を持つこと』が大切であり、また『理論武装することが全てではないし、あくまでもピストの上で最高のパフォーマンスを発揮することが最優先されるべきだ』ということです。そしてこういった経験を通して辿り着いたひとつの答えは『もし将来、誰かが私と同じような悩みに直面したときに、私のように時間や労力をたくさんかけなくても、その壁を越えられるように。』そんな未来をつくることができるように、これからまた少しずつ動き出していきたいと思っています。

2025/03/24に公開- 指定なし

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. 【Phase Shift Initiated】 As I step into the next phase of my life, I’ve taken time to reflect on the journey that led me here. Some may ask: “Why go through the hardship of balancing elite fencing and academic research?” (To be honest, I’ve asked myself the same question more than once over the past two years. Haha.) There are many reasons: – I simply love fencing. – I’m preparing for a second career. – I finally had time to study after reducing training in my late 30s. – Or maybe it was just good fortune to be introduced to Juntendo University. But the desire to learn didn’t start two years ago. It goes back nearly a decade. In May 2014, I won bronze at the Grand Prix in Switzerland. Back then, Japan’s men’s épée team wasn’t yet a strong, medal-winning force. I happened to be the first Japanese male épée fencer to stand on a Grand Prix podium. The reactions shocked me more than the result itself: “If Ito can win a medal, what even is fencing anymore?” “If you can’t explain what you did, it has no value.” “Wait, how did that guy medal?” I took those words seriously. “If winning isn’t enough, then maybe I need to explain it logically.” That sparked a long journey — a hunger to understand the sport deeper. In hindsight, maybe I should’ve just trusted my style and kept moving forward. But those comments made me think, question, and learn. And that process eventually led me to academia. After years of struggle — and two intense years of research — I now enjoy fencing more than ever. It truly is a beautiful, fascinating sport. If I had to summarize one realization: There’s no single “correct” way to approach fencing. Perspective matters. Interpretation matters. Having your own philosophy — your own lens — is what truly counts. And if I can use what I’ve learned to help others facing similar doubts or struggles, then every step has been worth it. This is just the beginning of my next phase. Thanks for reading.

2025/03/24に公開- 指定なし

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. 【2年間の学び】昨日、順天堂大学大学院の修了式が執り行われ、修士（スポーツ健康科学）の学位を授与されました。終わってみると本当にあっという間の2年間でしたが、これまで競技ばかりしてきた自分にとって、最も真剣に学びに取り組んだ時間だったと思います。率直な感想としては、想像以上に険しい道のりでしたが、それ以上に多くの学びを得られたと感じています。そしてあまり周囲には言っていませんでしたが、2年目は本当に何度も心が折れそうになりました。多くの方々のご協力のおかげでプレッシャーの中でも貴重なデータをたくさん取ることができ、「よし、データさえあればいける！」と思ったのも束の間。データの解析や解釈の仕方が分からず、頭を抱える日々が続きました。辛くて投げ出したくなったときには、「せっかくみんなが頑張ってデータを提供してくれたんだから、次は自分が頑張る番だろ」と歯を食いしばり、「少しでも良い形に仕上げて、この世に残したい」という気持ちで自分を奮い立たせながら取り組んできました。本当に多くの苦労がありましたが、その分、喜びや達成感も大きく、少しずつ研究の楽しさを実感できるようになりました。また、フェンシングを違う視点から見ることができ、ますますフェンシングのことが好きになりました。そして、この2年間で最終的にたどり着いた答えは。。。『フェンシングと研究って、一緒なんじゃないか？』ということです。ピンとこない方も多いと思うので、また別の機会にお伝えしたいと思います。まだまだ通過点ではありますが、無事にひとつの節目を迎えることができ、ご指導・ご協力いただいた皆さんには心から感謝しています。これからも僕の挑戦は続きますので、引き続き応援していただけたら嬉しいです！

2025/03/15に公開順天堂/Juntendo Univ 日本東京都

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. 【2024/25シーズンの試合について】週末のハンガリーGPに向けて、日本代表チームは現地入りしました。僕はといいますと、残る今シーズンの大会・ハンガリーGP ・モロッコW杯・コロンビアGP ・フランスW杯の出場を見送る方向で考えています。理由を一言で言うと「戦える状態ではないから」です。戦いたい気持ちはあるのですが、今の自分を客観視したとき、「試合しに行ったところで、かかる時間・労力・資金に見合うだけの対価は得られないし、きちんと準備せずに上位に入れるような甘い世界ではないな」と考え、この結論に至りました。これは怪我や病気によるものではなく、昨年の10月以降の計画が大幅に狂ってしまったことが主な要因です。僕自身は極めて元気ですし、きちんと準備を整えて一刻も早く戦線に復帰できることを目指しています！状況が困難であればあるほど燃える性格なので、今回も逃げずに立ち向かって、絶対に何とかします！引き続き応援していただき、今後の展開を楽しみにしていただけると嬉しいです！ ---------------------------------------- To my fencing friends of around the world I'll be back on the pist as soon as possible. And I'm looking forward fence at the competition, talk about fencing, or may be cheers with you again. See you later!👋🏻

2025/03/12に公開- 指定なし

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. 【ちょっと日が経ってしまいましたが。。35歳になりました！】 2月27日で35歳になりました！お祝いしていただいた皆さん、どうもありがとうございます！🙏🏻 昨年の10月以降、色々なことがあまりにも忙しく、この2ヶ月くらいはその集大成的な感じで、やらなければならないことが波のように押し寄せてきていました(自分の準備不足や勉強不足によるしわ寄せでもあります)が、少しだけ落ち着きました。そんな感じでギリギリを生きている自分ですが、歳を重ねるごとに強く感じるのはやはり、「今もなお前線で競技活動を続けられていることと、周囲の人に恵まれている」ということへの感謝です。どれだけの苦境に立たされても自分の信念を曲げずに生きていられるのは、日頃支援していただいている皆さん、高め合えるフェンシング仲間たち、ピンチなときに手助けしてくれる研究室の同期たち、いまの自分に足りないことを丁寧に指導してくださる先生方など、多くの方々のお陰です！そんな周囲の皆さんの熱量のお陰もあり、さまざまな迷いが生じていた僕の心もきちんと『発火点』に達し、次なる目標に向けて新たな火を灯すことができました。新しい挑戦に向けて出来るだけ早く準備を整えて、良いスタートを切れる歳にしたいなと思います！🔥 ちなみに誕生日に便乗して、世界的レジェンドフェンサー(今は引退してコーチになっています)と写真を撮ってもらいました。最高の誕生日になりました！🤺 全力で生きていくので、今後も応援よろしくお願いします！

2025/03/04に公開味の素ナショナルトレーニングセンター日本東京都

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. 【佐賀市立三瀬中学校へお邪魔してきました】今日は三瀬中学校剣道部の皆さんに、フェンシングを体験していただきました！これは佐賀市教育委員会が取り組んでいる『部活動改革』の一環で、日頃取り組んでいる部活動とは違うスポーツ体験を通じて新たな知識を得ることで、部活動の質の向上につなげることを目的としています。我々のように、佐賀県を代表して競技に取り組んでいるSSPアスリートを講師として派遣して、競技経験を通じて得た知識を共有することも狙いのひとつです。ウォームアップ→フェンシングの動作練習→実戦形式→生徒たちとの交流(質疑応答)という流れで行ない、フェンシングを体験してもらいながら、剣道とは何が共通していて、何が違っているのかというのを、運動様式の観点だけでなく、騎士道・武士道の考え方や、西洋との文化の違いの観点からも伝えさせていただきました！ (大学院で昨年度履修していた科目の知識を活用できて嬉しかったです😭) 慣れない動作ばかりの中で、生徒たちがフェンシングを楽しんでくれているのが伝わってきて非常に嬉しかったです！生徒たちが今回の体験を通じて、さまざまなことに対して積極的に、また自主的に工夫して取り組んでいくように成長していってくれることを願っています！このような機会をご提供いただいたことに、改めて感謝です🙏🏻

2025/02/11に公開三瀬村日本佐賀県

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. 【2025カタールGP 結果報告】・個人戦 94位(243名参加) 久しぶりの国際大会は、あまり芳しくない結果となりました。ウォームアップの段階では、調子は悪くなさそうだなと感じていましたが、試合が始まってみると「あれ、こういうとき何したら良いんだっけ？」「あれ、なんか突けるはずなのに突けてない。」と感じてしまう場面が多発していました。 (正直、自分ってこんなに弱かったかなと思うレベルでした。) 試合を重ねるごとに少しずつ感覚を取り戻して、フェンシングが出来るようになりましたが、最後は自分の苦手な要素に思いっきり直面するかたちとなってしまい敗退しました。こんな感じなので反省点は非常に多かったのですが、自分なりの大きな収穫もありました。以前の自分は『結果が欲しい』という気持ちから勝利意欲が湧いていたのが、今は『1つでも多く勝って、より強い相手と戦いたい』という、純粋な闘争心が原動力になっていることに気づきました。パリ五輪の選考が終わって以降、自分の『フェンシングに向き合う姿勢』が明らかに変化していて、すごく違和感を感じていましたが、実体が見えてすっきりしました。次の試合の予定は今のところまだありませんが、もっと強くなって、世界中のトップフェンサーたちと戦う準備を整えて、必ずまたピストに帰って来ようと思いましたし、フェンシングってやっぱり最高に魅力的なスポーツだなと感じました。これからまだまだ頑張ります！応援どうもありがとうございました！

2025/01/27に公開Aspire Zone 指定なし

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. 【2024年振り返り】今年は激動の1年でした！自ら進んで新たに挑戦したことや、なんだか気づいたらこんなことになってしまったようなこともあったり、とにかく変化の多い年だったなと感じています。振り返ってみると、挑戦したことによって得られた経験から、自分の可能性は確実に広げることが出来ましたが、やはり時間とエネルギーは限られますので、『なりたい自分』を目指してもっともっと有効な取り組み方をしていかなければならないなと思いました。最後に、競技者としても研究者としても、『フェンシングを突き詰めたい』という僕の何よりも強い意思を尊重し、応援し、ご指摘・ご協力等していただいた多くの皆さんに改めて感謝して、2024年を締めさせていただきます。皆さん、本年も大変お世話になりました！良いお年をお迎えください！🎍

2024/12/31に公開- 指定なし

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