コンテンツ種別写真動画複数枚｢#PR｣つき投稿 関連投稿国 指定なしアメリカ合衆国 日本 関連都道府県 指定なし 並び替え投稿日順 ライク数順 コメント数順 エンゲージメント率順実はここのところ、以前のように本が読めなくて。理由はわかっている。だから今は、読まない時期なんだと思うようにしている。その代わり、取り憑かれたようにかぎ針編みをする。 自分にとってずっと特定の救いのようだった読書が、今は息苦しい…自分が自分であるための時間で、そして他者と自分を繋いでくれる行為なのに。こんな今だからこそ、それが救いなはずなのに。 隣には、相変わらず本を読み続けるパートナー氏がいて。かつての自分を、まるで別の誰かになってしまった今の自分が見ているような感覚。 「まだ読む感じじゃない？」 「それもいいよ。無理することじゃない」 「いや〜、でもほんとによく編むねぇ。あはは！」 そんな言葉を、柔らかくかけてくれる。 ある日、少し前に私がプレゼントした日本の小説の英訳版を手にとった。 「日本語で読んだんだよね？持ってるんだっけ」 「久しぶりに、“2人だけのバイリンガル読書会”やってみる？」 知っている作品——初めて読んだ時に揺さぶられた感情は話したけれど、きっと今の私にも安全な場所であろうこの小説を、私は再び、パートナー氏は初めて、一緒に読む提案。お互い別々にたどる新しい旅を、共有する。 読書って、たいていは孤独な営みだけれど。誰かと共有することで、その救いの可能性は穏やかに広がるかもしれない。そうやって戻れたら、いいのかな。 Lately, I haven’t been able to read the way I used to. I know why, and so I’ve been trying to accept it as a phase—it’s just not a time for reading right now. Instead, I’ve been obsessively crocheting—almost like I’m possessed. The act of reading had always been a particular kind of salvation for me. It was time I carved out to fully be myself, and a way to connect with others—real or imagined. Lately, though, it feels suffocating. It’s painful, because now, more than ever, I need that salvation. Next to me, my partner keeps reading, just like always. It’s like watching a former version of myself, as if I’ve become someone else entirely. “Still not feeling up to reading?” “That’s okay. No need to force it.” “But wow, you really crochet a lot, huh? Haha.” He says these things with such tenderness. Then one day, he pulled out the English translation of a Japanese novel I gave him a little while ago. “You read this in Japanese, right? Do you still have your copy?” “How about we bring back our little two-person, bilingual book club?” That book—a familiar place, unlikely to stir anything too painful. I’d told him once how deeply it moved me when I first read it. Now, it feels like a safe place to return to. His suggestion was a calm invitation: to take one small step (back) into reading by reading the same book—together. My second time, his first. A shared journey, unfolding differently for each of us. Reading is, most of the time, a solitary act. But it can be shared. And maybe, in that sharing, there’s space for a gentler kind of salvation. And maybe, that’s enough to begin again.2025/06/02に公開Brooklyn, New York アメリカ合衆国 0.04%-2重刷しましたのお知らせ📢 『属性と集合体と、その記憶 アジア系アメリカとしてアジア系アメリカを考える』 及び腰でつくった分は私の手元から飛び立っていったので、もうちょっと刷って今後さらにいろんな方たちに届くといいなぁ… と願っています。 現在、以下の書店にて、1,650円（税込）で販売中です。 東京及びその近郊 City Light Book @citylightbook （代々木上原） エトセトラブックス @etc.books_bookshop （代田） トワイライライト @twililight_ （三軒茶屋） platform3 @plat_form3 （東中野） Irregular Rhythm Asylum @ira.tokyo （新宿） 本屋lighthouse @books_lighthouse （幕張） マルジナリア書店 @marginaliabs （府中） 透明書店 @tomei_1111 （蔵前） SUNNY BOY BOOKS @sunnyboybooks （鷹番） Daily Practice Books @dailypracticebooks （広尾） バックパックブックス @backpackbooks29 （代田橋） BREWBOOKS @_brewbooks （西荻窪） 本屋 Title （荻窪） 愛知 TOUTEN BOOKSTORE @touten_bookstore （名古屋） ON READING @on_reading （名古屋） 大阪 MoMoBooks @momo_books321 （九条） 京都 シスターフッド書店Kanin @kaninbooks （北白川） 兵庫 1003 @1003books （栄町） 本屋ロカンタン @roquentin_books （新長田） 岐阜 本屋メガホン @books_megafone （岐阜） 鳥取 汽水空港 @kisuikuko.mori （湯梨浜町） 沖縄 本と商い ある日、 @hamahiga_aruhi_ （浜比嘉島） お取り扱い書店さんは今も増えているので、このリスト☝️は随時更新していきます📚 ちなみにこのzineはどんな内容かと言うと… ニューヨークで11年間暮らしてきた東京出身の著者は、自らの揺らぐアイデンティティと向き合うなかで、「アジア系」や「日系」という自身の属性、そしてそこから生まれる集合体を「あえて」意識せざるを得ない場面に幾度となく直面しました。本作は、その経験を手がかりに、アジア系・日系アメリカという集合体の記憶（歴史）をたどりながら、内部で生じる不和や、他の集合体との不均衡を探るものです。 日米での戦争記憶の相違、日本を含むアジア各国からアメリカへ渡った移民の経験、そこに幾重にも絡み合う加害と被害の連続性、さらにはハワイにおける先住民とアジア系移民とアメリカの関係性のダイナミクス――こうした視点を通じて、「移民の国」「多様性の国」とされるアメリカが抱える歪みを見つめ直します。また、どこにいても「＋女性」となる交差する立場にも光を当てる、エッセイと論考の間を行き来するようなzineです。 版型: A5、50ページ 興味ありそうな方にシェアしていただいたり、感想・フィードバックなどを送っていただけるのもすごくうれしいです😌 そして応援してくれている友人たちや家族、本当にありがとう💚2024/12/23に公開- 指定なし0.0%-012/6のイベント、再告知です！ 『属性と集合体と、その記憶 アジア系アメリカとしてアジア系アメリカを考える』刊行記念トークイベント COOKIEHEADが自主制作したzine『属性と集合体と、その記憶 アジア系アメリカとしてアジア系アメリカを考える』の刊行を記念し、対話者として佐久間裕美子氏を迎え、刊行記念トークイベントを開催。 ニューヨークに長く暮らしてきた日本出身の移民として、アジア系・日系アメリカの属性・集合体が持つ記憶（歴史）を知ることの重要性や、アジア系・日系移民であるうえに 「＋女性」である属性・集合体として生きることなどなど、ZINEに基づき、ニューヨーク在住のお二人に存分にお話しして頂きます。 当日は、ZINEの販売に加えCOOKIEHEADによる選書も販売します。 ■日時：2024年12月６日（金） トーク：20：00〜21：00 パーティー：21：00〜22：00 ■場所：CITYLIGHT BOOK １F ■参加費無料（事前申込不要、1ドリンクオーダー制） ※店内混雑状況により入店できない場合がございます。予めご了承ください。 ■UDトークをご用意します ■zine概要 タイトル：『属性と集合体と、その記憶 アジア系アメリカとしてアジア系アメリカを考える』 著者：COOKIEHEAD 本体価格：¥1,500＋税 判型：A5 （50P） ■プロフィール COOKIEHEAD 東京出身、2013年よりニューヨーク在住。 ファッション業界で働くかたわら、市井のひととして「木を見て森を見ず」になりがちなことを考え、文章を綴る。 執筆テーマは、社会、コミュニティや移民アイデンティティから、読書文化、ファッションや美容など多岐にわたる。ブルックリンの自宅にて保護猫の隣で本を読む時間がもっとも幸せ。 佐久間裕美子 ライター/アクティビスト ニューヨークを拠点にアメリカと日本を往復しながら、政治、社会、文化について考察・執筆する。 著書に『Weの市民革命』（朝日出版）『真面目にマリファナの話をしよう』（文藝春秋）、『ピンヒールははかない』（幻冬舎）、『みんなで世界を変える！小さな革命のすすめ』（偕成社）。2024年12月5日に訳書『編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる』（岩波書店） が刊行。Sakumag Collective主催。2024/12/04に公開Citylight book 日本 東京都0.07%-3📖はじめて自分でzineをつくりました✍🏻 『属性と集合体と、その記憶 アジア系アメリカとしてアジア系アメリカを考える』 と題したこのzineはどんなシロモノかというと…… ニューヨークで11年間暮らしてきた東京出身の著者は、自らの揺らぐアイデンティティと向き合うなかで、「アジア系」や「日系」という自身の属性、そしてそこから生まれる集合体を「あえて」意識せざるを得ない場面に幾度となく直面しました。本作は、その経験を手がかりに、アジア系・日系アメリカという集合体の記憶（歴史）をたどりながら、内部で生じる不和や、他の集合体との不均衡を探るものです。 日米での戦争記憶の相違、日本を含むアジア各国からアメリカへ渡った移民の経験、そこに幾重にも絡み合う加害と被害の連続性、さらにはハワイにおける先住民とアジア系移民とアメリカの関係性のダイナミクス――こうした視点を通じて、「移民の国」「多様性の国」とされるアメリカが抱える歪みを見つめ直します。また、どこにいても「＋女性」となる交差する立場にも光を当てる、エッセイと論考の間を行き来するようなzineです。 —— 市井のひととして読んだり聞いたり見たり知ったり考えたり感じたりしてきたことを、日本で日本語で出してみたいな…… よし、やってみよう！そうやっていざ書き始めてみると、エッセイと論考の間のような文章を気づけば3万字も綴っていました。ってそれじゃよくわからないな…… 画像の（はじめに の前に）と目次もよかったらご覧ください。 現在、以下の書店にて、1,650円（税込）で販売中です（A5版、50ページ）。 東京及びその近郊 City Light Book @citylightbook （代々木上原） エトセトラブックス @etc.books_bookshop （代田） トワイライライト @twililight_ （三軒茶屋） platform3 @plat_form3 （東中野） Irregular Rhythm Asylum @ira.tokyo （新宿） 本屋lighthouse @books_lighthouse （幕張） マルジナリア書店 @marginaliabs （府中） 透明書店 @tomei_1111 （蔵前） SUNNY BOY BOOKS @sunnyboybooks （鷹番） Daily Practice Books @dailypracticebooks （広尾） バックパックブックス @backpackbooks29 （代田橋） BREWBOOKS @_brewbooks （西荻窪） 本屋 Title （荻窪） 愛知 TOUTEN BOOKSTORE @touten_bookstore （名古屋） ON READING @on_reading （名古屋） 大阪 MoMoBooks @momo_books321 （九条） 京都 シスターフッド書店Kanin @kaninbooks （北白川） 兵庫 1003 @1003books （栄町） 本屋ロカンタン @roquentin_books （新長田） 岐阜 本屋メガホン @books_megafone （岐阜） 鳥取 汽水空港 @kisuikuko.mori （湯梨浜町） 沖縄 本と商い ある日、 @hamahiga_aruhi_ （浜比嘉島） また、11月28日（木）から12月1日（日）まで東京都現代美術館で開催されるTokyo Art Book Fairでも販売します。ブースはエントランスエリアのEN104 (Sakumag)。現在東京に滞在しており、28日（木）と30日（土）は私もブースまたは会場内にいます。お会いできたらうれしいです。 くわえて、12月6日（金）には書き手でアクティビストの佐久間裕美子さんを招いてCity Lightにてイベントを行います。夜8時から2人によるトーク開始、9時からはお気楽におしゃべりできるパーティになる予定。参加無料です。私による選書も販売されます。ぜひお誘い合わせのうえ、またはおひとりででも、お越しください。 そのほかにも手にとってもらえる機会をつくりたいので、そちらも決まり次第ご連絡します。 慣れないこと続きでわたわたしているのだけど、まずは、zineつくったのー！もしよかったら読んで欲しいー！！のお知らせでした。興味ありそうな方々にお伝えいただくのもすんごくうれしいです。 この投稿後に気づいたこと: 3つめの章は「記憶がつなぎ…」のはずでした（「が」が抜けていた…… とほほ）2024/11/22に公開Tokyo, Japan 日本 東京都0.13%-6NYジャピオン連載コラムにて、 「こんなにも金がものを言うならば」10月7日に振り返ったこの1年 という文章を書きました。パ - - - ナでの、そしてその周辺にまで拡大した、あってはならない状況についてです。 この媒体は、ニューヨークとその近郊向けの小さな日系コミュニティ紙。ニューヨークに住む市井のひととして見てきたこと、考えてきたことを、この国や街の「金と力」に焦点を絞って綴っています。 —— ある程度時事性が高いテーマでコラムを書く際、原稿に着手したタイミングから実際に世に出るまでの間に変動や更新が発生し、直前でわたわたする場合があります。しかし今回のような内容ほど、「出るまでに大きな変化が起きて、いっそボツになったとしてもぜんっぜん構わない」と思いながら書くことはありません。1日でも、いや1秒でも早く、こんなことは終わって欲しいから。しかし同時に、仕事として遂行する以上、「そう簡単に変わるわけなどなく、このまま出せることになるだろう」と想定していたことも否定できません。現に、状況は変わらないどころか暴走は加速しています。 だからこそ、「金と力」の観点から書くことにしたんです。なにがこれを可能にしているのか……その悔しさを受け入れないことには、この長引く凄惨な状況は変えられない。そこには、個人にとって遠くて近い悍ましさがある。「こんなにも金がものを言うならば」それに続くのはなんなのか、ぜひ読んでみてください。煮え切らない、含んだような筆致が私の文章のクセで、今回もそれはありつつ、普段より語気が強いです。そりゃ強くもなります。 —— 最後に。私はいち個人に過ぎず、この1,600文字がニューヨークやアメリカの日系コミュニティを代表する日本語での声、というわけではまったくありません。けれども、このありえない、悔しい状況について日本語で考える人たちが、いろんな場所にたくさんいることも知っています。なので、遠くの人たちにも届いて欲しいです。 リンクはプロフィールに。 https://www.ejapion.com/community/58867/2024/10/24に公開Brooklyn, New York アメリカ合衆国 0.02%-1斎藤真理子さんの『韓国文学の中心にあるもの』を読んだ。 一定の視点から韓国の近代史や現代社会を説くとともに、いろんな時代の韓国文学を追う。なにが書き手たちに綴らせたのか、なぜその時だったのか、人々はどう読みどう受け止めたのか、はたまた、アートであるだけでなく記録であり記憶でもある多くの作品はなぜ消されようともしてきたのか……といったことがあわせて語られる。韓国文学のまさに「中心にあるもの」を示しつつ、その「周りにあるもの」を読者が探っていくのを助けてくれる。 「文学は社会の鏡」と言われるのをまざまざと感じた。そこに映し出されたものの想像を深めてくれたな。同時に、鏡に当たる光があればそこには影もあること、光を遮る／遮ろうとするものがあることの想像も。 この本自体が、昨秋日本で友人からの推薦もあって買って以来いわゆる積読だったのに、読後に本棚をながめていると、作中に言及されていたりそこから広がっていく形で、読むべきほかの積読本や再読したくなる本が次々出てきてしまう。そして新しく買いたい本のリストも長くなった。困。 余韻に浸っていたら、ハン・ガンさんのとても大きな受賞を知った。世の中捨てたもんじゃないって思った瞬間。2024/10/12に公開Brooklyn, New York アメリカ合衆国 0.13%-6📢グリーンポイント図書館では、Friends of Greenpoint Library主催の中古書籍販売会に向けて、本の寄付を募ります 📦中古書籍寄付受付期間 10月6日（日）〜10月16日（水） 英語、日本語、何語でも大歓迎です 📚中古書籍販売会 10月19日（土） みなさまの寛大な寄付に感謝いたします。 ご支援は、グリーンポイント図書館で行なわれる、あらゆる年齢層向けの芸術・文化・環境プログラムに活用されます。 また、書籍販売会でもみなさまにお会いできるのを楽しみにしております。ぜひお友達やご家族、ご近所さんをお誘い合わせのうえ、お越しください！ 📕📗📙📘 📢Greenpoint Library will be accepting book donations for the Friends of Greenpoint Library book sale 📦Book Donation Drop-off Sun, October 6th - Wed, October 16th We accept books in any language 📚Book sale Sat, October 19th 12PM - 4PM Thank you very much for your generosity. This fundraiser supports special arts, cultural, and environmental public programs at Greenpoint Library, across all ages. We look forward to seeing you at the book sale as well. We will have original tote bags on sale, and raffle featuring local businesses. Come see us with your friends, family, and neighbors! @friendsofthegreenpointlibrary2024/09/29に公開Greenpoint Library アメリカ合衆国 0.09%-4Books and book fair, conversation, community, and September… all my favorite things 📚❤️2024/09/22に公開New York, New York アメリカ合衆国 0.09%-4There is one bookstore that I’ve only been to once in 2015, but the fond memory of being there, surrounded by their curation and immersing myself in the space, has held a special place in my heart. The bookstore is City Lights Bookstore @citylightsbooks in San Francisco, which is widely recognized as one of the most progressive independent book businesses since 1953. Recently, I encountered a book called “Reading the Room: A Bookseller’s Tale,” and I devoured it ardently. I honestly hadn’t known about the author Paul Yamazaki, who has been a book buyer for City Lights for fifty years. The book reveals his family history and experiences in Japan, Okinawa, and the U.S., how books have shaped him politically and culturally, his observations on the literacy/reading culture from the so-called revolutionary 70’s to now, and the significance and challenges of independent bookstores. Reading his words of generosity felt almost like he was speaking directly to me. Who connected me to this book? It was Prologue Booksthop @prologuebookshop, another amazing, progressive independent bookstore that I visited during a weekend trip to Columbus, Ohio in May. Just as I add more books to the bookshelf at home, my indie bookstore memories grow as a collection of small but joyful encounters that nurture my love for reading and exploring more. 2015年に一度訪れただけなのに、キュレートされた本に囲まれる空間と体験がずっと心に残っている書店がある。それは、サンフランシスコのCity Lights Bookstore @citylightsbooks。1953年から続くとんがった独立系書店・出版社として、知っている人も多いと思う。 最近、”Reading the Room: A Bookseller’s Tale”という本に出会い夢中で読んだ。この本を上梓したポール・ヤマザキのことは正直なところ知らなかったのだけど、City Lgihtsで50年間ブックバイヤーを務めているそうだ。”Reading the Room”は、日本、沖縄、そしてアメリカでの彼の家族の歴史や経験、本が彼に与えた政治的・文化的影響、 革命の時と言われた1970年代から現在に至るまでの文学・読書文化に対する見解、そして独立系書店の重要性と挑戦をつまびらかにする。彼が惜しみなく伝える言葉を読んでいると、まるで直接語りかけられているような感覚に陥った。 この本とめぐり合わせくれたのは、5月に週末旅行で訪れたオハイオ州コロンバスで立ち寄った、こちらも先進的でイケてる独立系書店であるPrologue Bookshop @prologuebookshop だった。こうやって自宅の本棚に本を追加していくたびに、私の独立系書店の思い出も、喜ばしいちいさな出会いの集まりとして育まれていく。あーもっと読みたい……読書の喜びと探求は止まらない！2024/09/14に公開Brooklyn, New York アメリカ合衆国 0.04%-2📢 グリーンポイント／ブルックリン／ニューヨーク／その近郊にお住まいのみなさま グリーンポイント図書館でのイベントのお知らせです。昨秋も行なった中古書籍販売会が、10月に帰ってきます📚これは当図書館のファンドレイジングを目的としています。 📚中古書籍販売会 10月19日（土） 📦中古書籍寄付受付期間 10月6日（日）〜10月16日（水） 📍場所 グリーンポイント図書館（107 Norman Ave） もう読まなくなった本を寄付する＆地域住民たちが持ち寄った本を格安で購入する＆公共図書館をサポートするチャンスです💚 追って詳しい情報をお知らせしますので、お楽しみに！お友達、職場や学校の仲間、ご近所さんたちとぜひシェアしてくれたらうれしいです。めちゃくちゃローカルな情報でした！ @friendsofthegreenpointlibrary 📕📗📘📙 📢 Greenpointers/Brooklynites/New Yorkers Who loved our book sale at Greenpoint Library last fall? The good news is that it’s coming back in October (along with other exciting activities)! 📚 Book Sale Sat, October 19th This is for the library’s fundraising 📦 Book Donation Drop-off Sun, October 6th - Wed, October 16th 📍Location Greenpoint Library 107 Norman Ave A once-a-year opportunity to donate your unwanted books, to purchase your neighbors’ used books at a super low cost, and to support your local public library! Stay tuned for more details 💚 Please follow us at @friendsofthegreenpointlibrary and share with your friends, colleagues, neighbors, etc.2024/09/08に公開Greenpoint Library アメリカ合衆国 0.04%-2(English ver. is in the comments section) ニューヨークであの日英バイリンガルzine @decolonizefutures が買える！フガフガしながら出向いた @bungee.space で、気になった『アイヌと脱／植民地化』号を買った。日本の人として、アイヌの人々のこと、かれらの土地と自律の略奪についてもっと知れるかな、と思いながら。 ところが読んでみると、内容は予想を超えるものだった。アイヌ・先住民研究者の石原真衣さんとのインタビューを通じて、「脱植民地化はメタファーではない」「二元論に当てはまらない存在を見つめる」という対話を織り交ぜ、脱植民地化の記号化や消費を説く。そこには、石原さんの怒りや編集者たち @isao.sakai_ @saki.sohee の内省を反映した寛大な教えが綴られていた。また、対話の中に生じる矛盾と、そこに見出される連続性の可能性にも触れている。 日英両方で読んでいると呼び起こされた、この街に来て数年目の2015年頃、パーソンズ学生時代の記憶。「デザインの脱植民地化」「ファッションの脱植民地化」といったものが、持続可能性や脱資本主義の文脈でよく聞かれたな。アメリカ、特にニューヨークのアート系学問の世界で触れた脱植民地化の「応用」は、進歩的な領域では「トレンド」だったし、権威や資本、家父長制など「あらゆる支配からの解放」という広範な文脈では「手段」のようだった。 しかし、概念として理解すること自体は悪くなくても、広範に適用されることでその本質は薄れ、表層的になってしまう可能性もある。「誰かの脱植民地化」を「私たちの脱植民地化」として広げることは、一見すると植民地主義をみんなの課題として捉える一歩のようであれど、実際には不用意に焦点をずらすことになりかねない。すると特に、セトラー・コロニアリズム（入植者植民地主義）は埋もれてしまいやすい。 読後に残った、あ゛ー。このzineは「〇〇の脱植民地化」に触れたことがある人に特に読んで欲しい。あ゛ーってなるの、大事だと思うから。2024/09/02に公開New York, New York アメリカ合衆国 0.11%-5Happy July 5th! Happy Pettiversary! — my absolute favorite day of the year 🐈⬛ It’s particularly special this year since it’s our 10th anniversary of living with Petticoat, an ex-street cat we adopted from a local shelter in NYC. I’ve been posting the same thing year after year, so I won’t repeat myself. All I want to say today (and all year long) is #adoptdontshop, plus please support local shelters and legislation to end live animal sales. 7月5日は、1年のなかでいっちばん好きな日🐈⬛——元路上猫、ペチコートをNYCの地元のシェルターから里親として引き取った記念日。そして今年は彼女と一緒に暮らし始めて10周年なので、なおのこと特別。 毎年同じような投稿をしているので繰り返さないけれど、今日（そして一年中）言いたいのは…… 動物を買うのではなく、保護を。そして各地域で、シェルターの支援と動物生体販売撤廃法案への賛同を。（現職都知事のような、見せかけのさつ処分「ゼロ」は🙅🏻♀️！）2024/07/05に公開Brooklyn, New York アメリカ合衆国 https://www.instagram.com/explore/tags/adoptdontshop#adoptdontshop0.13%-6フィリックス エヴァー アフター | ケイセン・カレンダー（訳: 武居ちひろ） 昨秋東京で、大好きなお友達（めちゃくちゃ本読み） @keikoshinoda32 が、すごくよかったから読んで！と持たせてくれた本。ブルックリンのアート高校に通うトランス男性主人公と、クィアな仲間たちや家族の物語。 YA（ヤングアダルト）小説の日本語訳を読むのは実に久しぶりで、この本が特に読者と想定する年代であった頃の自分の感覚が呼び戻される。まさかどこか遠くに住むなどと思っていなかった、日本語訳でどこかの若者のお話を読むのに夢中だった10代の自分。 けれどもあの頃、本をたっくさん読んでいたのに、トランスジェンダー主人公のお話を読んだ覚えがない。当時もそういう小説はあっただろうけれど、触れたことはなかった。勧めたり貸してくれる人もいなかった。トランスジェンダーやノンバイナリーなどの言葉を知りもしなかった。 ……私が10代の頃だって、この小説の主人公やその友人たちのような人々は存在していたはずなのにな。私が本のなかで（そとでも）出会ったことがなかっただけ。知らなかっただけ。 だから、YAから20+年経ちオールドアダルトになり、今も小説が大好きな私は、これを読みながらあの頃のことも更新していく感じ。 感情や状況が手にとるように感じられる描写が続き、人と接するうえで生まれる痛みも喜びも伝わってくる本だった。気持ちが忙しくなりながら、すでにこの本を読んだ友人がぺたぺた貼った付箋を追い、彼女が立ち止まったところで私も立ち止まりながら、読み終えた。……そうやって物語は終わるけど、かれらのような若者たちの未来は続くんだよな。のびのびと生きて欲しい。 そして若かった頃を思い出したタイミングで、自分が育った東京では都知事選が行われている。息苦しかったり生きづらい人たちが少しでも減るように、多くの人たちがそれぞれ望む生き方を選択できるように、私は大好きでちょっときらいな東京に、念を送る……！2024/07/03に公開Brooklyn, New York アメリカ合衆国 0.04%-2「“Minor Feelings”ーー『とるにたらない感情』なんてない」 Anna Magazineのウェブ版Containerにて、連載第4回目が出ました。 事前に構成はしていたものの、図らずも、今回のテーマのタイミングがAAPI/AANHPI/APIDA Monthと呼ばれる、アメリカにいるアジア系の人たちにとって（望む望まないにかかわらず）意味を持つ5月に。なので、韓国系アメリカ人女性で詩人のキャシー・パク・ホン氏による “Minor Feelings” という本の力を少し借りることにした。（AAはAsian American つまりアジア系アメリカ人を指し、日本出身移民1世の永住者でアメリカ人ではない私はそこにも入らない……それでも藁にもすがる思いで「同化」できる経験や感情をAAに求めて、かえって彷徨うことにもなるのだけども。） 前向きではなくて、むしろ立ち止まり後ろを向いて書いたようなコラム。読んでて元気が出るものでもないと思う。 なぜなら、インターセクショナリティ、マイクロアグレッションやDEI（多様性、公平性、包括性）などの言葉を織り込み、理解を深めてきたように振る舞うことはできても、実際にはどうしたらいいかわからず途方に暮れる瞬間はあるから。であれば、そういうこともただただ書いてみて、まるで日記から溢れ出たかのように、それをそっと置いてみることに。 もしお時間あったら、ぜひ開いてみてください。どこか近い経験がある人にも、そうでない人にも読んでもらえるかなぁと想像しながら、綴っています。感想やフィードバック、シェアもすごくうれしいです。 プロフィールに🔗あります https://container-web.jp/trip/62843.html "’Minor Feelings’ーThere's No Such Thing as Insignificant Emotions” The fourth episode of my column series is now available on Container. Unexpectedly, the timing of this particular theme falls in May, which is referred to as AAPI/AANHPI/APIDA Month and holds a special meaning for Asian Americans in the U.S. whether they desire it or not. So, I wanted to get some help from the power of the book "Minor Feelings" by Korean American poet Cathy Park Hong. (While I understand that as a first-gen Japanese permanent resident, I don't fit into the category of Asian American, I still seek a mere chance of “assimilating” into such experiences and emotions, which in turn can lead to more confusion from time to time…I know.) It's not an optimistic piece of prose; rather, it felt like I was writing while feeling lost with regrets and grudges. I don't think it will uplift you by reading it, either. Because, while I may incorporate terms like intersectionality, microaggressions, and DEI, as if I understand them, there are moments where I have absolutely no clue. If that’s the case, then I’ll let my writing do the talking, and put my feelings out there as if they spontaneously fell out of my diary. Although it’s only available in Japanese for now (I would love to translate this into English or start from scratch in English one day), I hope this writing adds more layers to Asian stories in the U.S. #AAPIHeritageMonth#AAPI#AANHPI#APIDA2024/05/14に公開Brooklyn, New York アメリカ合衆国 https://www.instagram.com/explore/tags/AAPIHeritageMonth#AAPIHeritageMonthhttps://www.instagram.com/explore/tags/AAPI#AAPIhttps://www.instagram.com/explore/tags/AANHPI#AANHPIhttps://www.instagram.com/explore/tags/APIDA#APIDA0.04%-2新連載のお知らせ✍🏻Anna Magazineのウェブ版Containerにて、隔週連載が始まりました。 ニューヨークに移住して11年目。今までを振り返り、現在を見つめ、未来を想像し、自分のアイデンティティについて素直になったりあまのじゃくになったりしながら考え、綴ります。全10回でどれくらい書いていけるかしら…… 昔の写真をたくさん見返しています。 ちなみに連載のタイトルは『Old Me, New Me, New York』——テーマに沿いつつキャッチーにしたつもりです。…… なのだけど、ニューヨークは文字通り、イギリスの都市にちなんで「新しいヨーク」として名付けられたもの。ちなみにその前は、オランダの都市に由来するニューアムステルダムでした。どちらも、入植を象徴するとても残酷な名前。その前にずっとずっと存在した「古い」はまるでなかったかのように……。私はそこに、（今から見たら）「古い」自分としてやって来て、（時を重ねるごとに）「新しい」自分としてアイデンティティを模索しながら生きているということ——「古い」と「新しい」はこんがらがる……。 第一回のタイトルにもなっていますが、私は、「10年以上住んだって、いまだにニューヨーカーじゃない」——このちいさな抵抗については、ぜひ本文を読んでください！そして数百年前にニューヨークになったニューヨークを考えると、もっとでっかいものへの抵抗としてやっぱりそう思うということを、ここに記しておきます。 — ちなみに次は、ニューヨークでファッションの大学に通っていた2014年ごろの自分が、西洋視点の学問を通してよく見えない穴にすこんと落っこちた経験と、そこでぐらぐらに揺れた自分のアイデンティティを、呼び戻すように書く予定。 この連載は全体を通してセラピーのように書きたいので、いろんな方々に、肩の力を抜いて読んでいただけますように。興味ありそうな方々とシェアしていただけたり、話の種にしていただけたり、感想などお声を聞かせていただけたら、なおうれしいです。これから数ヶ月、よろしくお願いします。 @annamagweb2024/04/08に公開Brooklyn, New York アメリカ合衆国 0.07%-3Yes, I do find it quite complicated, and therefore challenging, every time I engage in a conversation about the situation in P🔴| ｅs ti 🟢e. I realize that I have limited knowledge about its history whenever I make an effort to gain a better understanding. But no, people shouldn’t be faulted for their levels of knowledge or understanding, and it should be respected that each individual needs time and effort. However, I am adamant about NOT remaining passive or indifferent, or allowing this atrocity to prevail as a result. As someone who genuinely enjoys reading in English and Japanese, and strongly believes in the power of words and the art of storytelling, I’d like to share a short list of books that helped me overcome moments of my “Because it’s complicated.” My picks are rather elementary. While some of these books are available in both English and Japanese, I am afraid that not all of them are. I’m sure there are more valuable additions to this list, so it is appreciated if you could share your recommendations in the comments section. Together, we can create an extensive selection of books for people to explore. — 実際、私はパ✔️ｽち名の状況について話すたびにそれは非常に複雑で、ゆえに会話を続けるのは難しいと感じる。その歴史についてより理解しようとするたび、私は自分の知識が限られていることに気づく。しかし、誰もその理解や知識の程度で責められるべきではない。かける時間や労力は尊重されるべき。 でもだからといって、何もせずに無関心でいること、そしてその結果この残虐が広まり価値を持ってしまいそれをそのまま見届けることは、私は拒否する。 日本語と英語での読書を心から楽しむ者として、そして言葉の力やストーリーテリングのアートを信じる者として、私の「だって複雑だから」の瞬間を乗り越えるのを助けてくれた、いくつかの初等的な本を紹介したい。 これらの本の一部は日本語と英語の両方で入手可能だけれど、すべてがそうではないのが残念。このリストにはまだまだ追加すべき本があると思うので、これをご覧になる方々でおすすめがあったら、ぜひコメント欄でおしえていただければ幸いです。みなで広範な選択肢を共有しましょう。2023/12/13に公開Brooklyn, New York アメリカ合衆国 0.24%-11📰連載開始のお知らせ✍🏻 NYジャピオンにて、隔週で、「木を見て、森を見て、木として考えるコラム」の連載が始まりました。 Announcing the launch of my bi-weekly column series in the NY Japion, a NY-based Japanese free paper! これを聞いて、「あ、ジャピオンね」と「はて、ジャピオンとは？」に分かれると思います。ジャピオンは、ニューヨークとその近郊で配布される、日系コミュニティ紙。毎金曜日に5千部以上発行、300を超える箇所で配布され、アメリカ東海岸最大規模だそう。なので界隈では、毎号欠かさず目を通している、日系飲食店やスーパーマーケットで見かけて気になったらもらって帰る、とにかく見覚えある、などなどいろんな方々がきっといるはず。 そして連載のタイトル「木を見て、森を見て、木として考えるコラム」は、おそらく、どなたも唐突に感じますよね… ちょっと思い切りました。というのもこれは、私がライターとして気に留めている、「市井のひととして、『木を見て森を見ず』になりがちなことを考え、文章を綴る」を、そのまま表したかったから。 印刷媒体はネットと違う緊張があるし、定期連載は初めて…。憧れと呼ぶのすらおこがましく感じるような素敵な方々も、寄稿や連載をされていて…。てか、COOKIEHEADって誰だよ感…。不安もおおきいのは正直なところだけど、編集者さんの心強い支えがあるし、自分の書いた文章が印刷されているのを見るのはすごくうれしい！ニューヨークとその近郊にいる、日本人と日本にゆかりのある人びとを中心としたコミュニティ向けであることも、今の自分が感じたり考えたりすることを書くうえで、しっくりきています。（でも、遠くにネットで届くのも、わくわくします。ジャピオンには、ウェブ版とメルマガもあります。） 第一回目は、図書館が繋ぐ、移民やコミュニティの話。 ご感想やご意見などフィードバックをいただけると、続けていくうえで糧になるので、もし気が向いたらお声を聞かせてください。あとは友人知人同僚家族などと話題にしてくれたり、シェアしてくれたら、うれしいです。ありがとうございます！2023/06/17に公開Brooklyn, New York アメリカ合衆国 0.48%-22×インフルエンサーコンテンツCSVダウンロードフォロワー総数、フォロワー増減数、エンゲージメント数、エンゲージメント率ダウンロード※ データには投稿ID, キャプション, LIKE数, コメント数の他、投稿日, 投稿URL, Reel再生数, Reel動画尺, スクリーンネーム, 名前, 自己紹介, フォロワー数, ユーザーURLが含まれます。 コンテンツをCSVでダウンロード
ランキング
人気のタグ
コンテンツ(投稿)一覧
キーワード調査
動画分析(YouTube)
PR案件
アカウント情報
お問い合わせ
New York, New York 
アメリカ合衆国 
New York, New York アメリカ合衆国