コンテンツ種別写真動画複数枚｢#PR｣つき投稿 関連投稿国 指定なし日本 関連都道府県 指定なし 並び替え投稿日順 ライク数順 コメント数順 エンゲージメント率順* * * 2025年4月19日土曜日夜。イースター（復活祭）を控え。受難から復活を待つ夜。そんな厳かな夜に、詩人の石倉和香子さんをお招きし、「石倉和香子さんによる詩集『fimbria』の朗読とお話会」を開きました。 会場には10名を超える参加者のかたが集まってくださいました。みなで、石倉和香子さんを囲むように座り、みなで、石倉和香子さんの詩の朗読とお話を静かに聴きました。 19時から21時までの2時間、無音の静謐な空間に、石倉和香子さんから発せられる詩の言葉が空気の振動として空間全体に満ちていました。 人は、どこから来て、どこへ行くのか。 人は、なぜ生まれ、なぜ生きるのか。 石倉和香子さんの詩は、私たちの心に、静かに、深く、問いかけてきます。 ひとつひとつの詩について、「どのようなインスピレーションのもとに、その詩が誕生したのか？」についての物語もお聞かせくださり、詩の未生（みしょう）ーーーいまだ生まれ出ずる前の時間ーーーにまで思いを馳せることのできる、実に贅沢な時間でした。 詩の朗読会というのは、一回性の芸術です。ある時間、ある場所（空間）、そして、そこに集まった人たちの顔ぶれ、それらがすべて、全く同じ形で揃うことは二度とありません。いま、このとき、ともにいる人たちとともに。一度だけの朗読、無音の空間に、空気の振動として詩が立ち現れる瞬間に、立ち会う。それは、二度とない瞬間である、という意味で、まさに奇跡のような体験なのでした。再現することも、記録することも、不可能なのでした。 そしてそれは、私たち人間の、命そのもののありようをそのまま示しているようにも思えました。 会場は、自由港書店の入る内田ビルの2階、自由港書店の真上にある、ラトビア雑貨専門店「SUBARU」さん。森に囲まれた草原のような清浄な空間。人々の祈りがこめられた伝統的な手作りの雑貨類・家具調度類が並べられた厳かな空間。店内には、ラトビアの民族衣装の生地も飾られていて。地名も「神戸市須磨区衣掛町」。ラテン語で、衣の房、縁（ふち・へり）、周辺、を意味する言葉である『fimbria』と題された詩集の朗読会を開くのに、これ以上の、時と場所はないでしょう。完全なる調和が感じられました。SUBARUさんにも心より感謝です。いつも本当にありがとうございます。 SUBARUさん @subaru_zakka * 「石倉和香子さんによる詩の朗読とお話会」の開催を記念して、4月18日・19日・20日、自由港書店店内では、「石倉和香子 詩集『fimbria』展」を開催いたしました。店内に、詩の言葉を静かに掲げました。ご来店されたお客様が、詩の気配を察し、自然と詩の言葉に目をとめ、じっと見つめておられる姿が印象的でした。 詩の言葉がインスピレーションとなって、また新たな詩の言葉が生まれる。そこには、魂の交流があります。 自らの由になるもの。生きるよすが。絶望の淵に立ち、俯き、そこで目にした微かな希望が、生きるよすがになる。石倉和香子さんの詩は、この過酷な世界に生きる私たちに、「それでも」前に進んでいくための力を与えてくださいます。 * 4月21日。名残惜しくも展示の後片付けを済ませ、店を出て、当店最寄りのJR須磨海浜公園駅南方面口線路沿いの駅前公園のベンチに腰を掛けたら、須磨浦普賢象が満開でした。 神戸市須磨区のホームページによれば―――、須磨浦普賢象というのは、「須磨浦公園内に植えられていた「普賢象」というサトザクラから突然変異で生まれた品種」で、花の色が黄色の八重咲き桜。稀少品種です。「普賢象」というのは、「花の中心部の2本の雌しべが緑色の葉のようになって突き出て少しそりかえる様子を大乗仏教における菩薩の一つである普賢菩薩が乗る象の鼻に見立てた名」なのだそうです。 普賢菩薩―――、慈悲行を象徴する仏。衆生を救済する菩薩。 貧困、飢え。寒さ。 病気、老い。そして、死。 現実の人間社会に、確かに存在しているもの。 人間は弱く、脆い。 さすれば、人の道とは、なんであるか。 弱者に寄り添う「貧者の教会」を掲げ、世界を旅し、行動されてきた、ホルヘ・マリオ・ベルゴリオさん（ローマ教皇フランシスコ）が2025年4月21日午前7時35分（日本時間同午後2時35分）に逝去されました。心より、哀悼の祈りを捧げます。 * 石倉和香子さんの詩の展示、そして、「詩の朗読とお話の会」は終了となりましたが、自由港書店では、引き続き、石倉和香子さんの詩集『fimbria』（そして、石倉和香子さんの詩「BLUCANILLO」も収められている、日香里さんの作品集『BLUCANILLO』）の販売を行ってまいります。あわせて、新たに、詩集『fimbria』に収められている石倉和香子さんの詩の言葉と日香里さんの絵が配された特製の「詩画栞」の取り扱いも開始しております。全4種類。各・税込150円です。護符のような栞です。 詩のことばに、触れてみてください。 そして、ぜひ、詩を、声に出して、読んでみてください。 詩には、そして、声には、人を慈しみ、癒すちからがあります。 * * *2025/04/21に公開自由港書店 日本 兵庫県3.15%1190* * * 公園って、あたりまえですけど、誰のものでもないんですよね。みんなのものなんですよね。誰かひとにぎりのひとたちだけで作っていくものでもないんですよね。「作ってる」ひとだけが作ってるものでもないんですよね。そこにいるすべてのひとが、そのひとがそこにいる、というだけで、その公園の雰囲気、空気を、つくりだしているんですよね。何かしなければいけない、ってわけでもないんですよね。ただそこにいる、ってだけでいいんですよね。 * 4月16日水曜日は神戸三宮・東遊園地で開催されたNIGHTPICNICに出店でした。／遭遇／をコンセプトにイラストレーターの小泉まおさんとコラボレートして「夜のための絵と本」を並べました。絵があることで、絵を入口として、いままで触れたことがなかったような本に／遭遇／することができた―――というかたもいらっしゃったのではないかと思います。小泉まおさん、コラボレートさせていただき、ありがとうございました！そして、コラボレーションをコーディネートしてくださった、いなばこうせいさん、special thanksです！ 小泉まおさん @maokoizumi いなばこうせいさん @178178.178 NIGHTPICNIC @nightpicnickobe 昨年は、会場に小さいカードの束とペンを用意して、ひとりずつ短い言葉を書いていただいて、銀色の箱に投函していただきました。みんなが何を書いたのかはわからない仕組みにしていました。それを並べて、流れをつくり、ひとつの連詩を編みあげて、その連詩を中心に、今回、一冊のZINE『夜の公園』を制作しました。 今年は、会場にスケッチブックとホルベインさんの色鉛筆を用意して「みんなでいちまいの夜の公園の絵を描く」ということをしました。「前のひとが何を描いたのか」は、見えているわけです。そこに何かを描き足していくというのは勇気がいることかもしれません。それでも。小泉まおさんの絵にインスパイアされて、みなさんが次々と絵を描き足していってくださいました。真っ白だったスケッチブックを終了後に開いてみたら、にぎやかな夜の公園が誕生していました。おとなからこどもまで、それぞれの、のびやかな線が、思い思いに飛び跳ねていました。いずれ、なんらかのかたちで（紙かWebか、あるいはその両方で）、絵を、みなさんにご覧いただけるようなかたちにしていきたいと思っています。お楽しみに―――。 今回も、神戸市外国語大学の学生さんたちが手伝ってくれました。ひとりではできないことがある。本は孤独に寄り添ってくれるものだけど、友達や仲間と／遭遇／させてくれるものでもある。皆さんが、夜の公園で偶然に／遭遇／してくださった本が、友達や仲間との再会や出会いにつながったなら嬉しいです。 * 自由港書店はじめてのZINE『夜の公園（東遊園地ZINE）』、たくさんのかたに手にとっていただきました。有難うございました！5時間で30冊、ご購入いただきました。ぜひ、それぞれの「ひらがな」を、別の誰かの「ひらがな」とつなぎあわせて、新しいことばを紡いでいただけたなら嬉しく思います。 『夜の公園（東遊園地ZINE）』に書きましたが、『夜の公園（東遊園地ZINE）』は、公園の楽しみかた（その可能性）をみんなで広げていくためのZINEです。『夜の公園（東遊園地ZINE）』をお読みいただいて、何かを感じたら、自由港書店にご連絡くださいませ。その内容を、何かしらの形で（ーー紙かWebでーー）ふたたび皆さんにご覧いただけるようにしてーーー、どんどん、本を育てていけたらと思っています。 初版100部刷りましたので、あと70冊ほど残っています。須磨海浜公園の自由港書店でも引き続き販売を続けていきますが、『夜の公園（東遊園地ZINE）』を広げていきたい！と思ってくださるかた、ぜひ、『夜の公園（東遊園地ZINE）』を一緒に販売していただけませんか？ 『夜の公園（東遊園地ZINE）』は、小売価格880円（税込）です。1冊あたり、7掛けの616円（税込）で卸します。5冊以上／買い切り（＝返品不可）を条件とさせてください。送料はこちらで負担いたします。恐れ入りますが、振込手数料はご負担を願います。書店さんに限りません。法人・団体でなくても構いません。個人の方でも大丈夫です。お気軽に、instagramのDMまたは自由港書店のメールアドレスまで、お問い合わせください！ shop_info*jiyukoh.jp *を@に変えてくださいませ * 株式会社自由港書店は、これからも、出版を続けていこうと思います。『夜の公園』の奥付に書きましたが、このたび、「潮見坂編集室」というレーベルを立てました。株式会社自由港書店の編集部門が「潮見坂編集室」です。個人的にも思い入れがある（昨年、店のある須磨に引っ越しをするまでの5年間、神戸三宮の磯上エリアに住んでいました）「東遊園地」に続いて、次はやっぱり「須磨」のZINEを作りたいな、と思っています。最初は、フリーペーパーのような形からスタートしてみようかと思っています。ぜひ、一緒に作りましょう！ * * *2025/04/18に公開東遊園地 Higashi-Yuenchi 日本 兵庫県5.17%1914* * * 夜あたたかい季節になりました。4月16日水曜日16時から21時まで、自由港書店は、神戸三宮東遊園地で開催されるNIGHTPICNICに出店します。NIGHTPICNIC、それは、夜の公園を開くための試みの連続。NIGHTPICNIC、4月のテーマは／遭遇／です。自由港書店は、イラストレーターの小泉まおさんとコラボレートしつつ、「夜のための絵と本」と題して、絵を通じて未知なる世界と／遭遇／できるような本をたくさん持っていきます。 NIGHTPICNIC @nightpicnickobe 小泉まおさん @maokoizumi そして。今回のNIGHTPICNICのために制作を続けてきた自由港書店はじめてのZINE『夜の公園（東遊園地ZINE）』、無事に刷りあがりました！ 用紙はビオトープGA 120kg・ネイビーブルー（濃紺）。そこに白で文字と絵を刷りました。4月16日水曜日、NIGHTPICNIC・自由港書店ブースで初売りです。全16p、税込880円にて。 昨年NIGHTPICNICに出店した際に皆さんに自由に書いていただいた言葉や絵をつないで、連詩「夜につなぐ」を編みあげました。「夜の東遊園地の明かり」を採集したスケッチと地図、夜の公園を楽しむためのガイドも添えました。初版限定100部、一冊一冊に手書きでエディションナンバーを入れています。 エディションナンバー横には一冊につき一文字ひらがなを書いています。四十八音（最終行は「わゐゑをん」）がふたつずつ（「よ」「る」はよっつずつ）存在します。夜の公園で『夜の公園』を持った人に遭遇したら、文字をつないでみてください。例えば「あ」の人と「い」の人が遭遇したら「あい」が生まれます。 * ZINEの制作の過程では、NIGHTPICNICの企画プロデュースをされている、いなばこうせいさんに伴走していただきました。いなばさん、ありがとうございます、Special Thanksです！ Special Thanks いなばこうせいさん @178178.178 * さらに。昨年は、みなさんそれぞれに小さいカードに言葉を書いて投稿していただきましたが、今年は、みんなで絵を描けたらと思っています。スケッチブックと黒い色鉛筆、それから鉛筆削りを会場に置きます。みんなでいちまいの「夜の公園」の絵を書きましょう。絵の中で、どんな偶然の／遭遇／が起きるでしょうか。 4月16日水曜日16時から21時まで。神戸三宮東遊園地内「URBAN PICNIC LOUNGE」にてお待ちしています（カフェレストラン「WEEKEND」さんの入っている建物の山側です）。／遭遇／しましょう。 * * *2025/04/12に公開東遊園地 Higashi-Yuenchi 日本 兵庫県4.32%1630* * * 川野太郎さん初の散文集『百日紅と暮らす』自由港書店に入荷しています。2024年6月から10月、約百日間の日々のデッサン。 * 川のように時間は流れていく。景色も流れ、心も移り変わっていく。そのフロウをただ書き留めるように。重力のある世界、質量を持った物体、その輪郭、対象のディテールを見つめ、言葉で、写真で、絵で、音楽で、線をなぞる。夢ではない、この人生のリアリティを確かめるように。生きている。 * 読んでいると、久しぶりに再会した友人と川沿いの土手に並んで座って会話してるような気分になる（夕暮れ時が望ましい）。普段飲まないけど、きょうくらいいいか、なんて言って。自分が開かれていくのを感じる。一緒なら、変われるかもしれない。そんな気持ち。新しい通路と出会える。 * 川野太郎さんは、翻訳・執筆業を営んでおられます。訳書にノーマン『ノーザン・ライツ』（みすず書房）、ミレット『子供たちの聖書』（みすず書房）、スタージョン『夢みる宝石』（筑摩書房）ほか。どの書籍も自由港書店に並んでいます。 川野太郎さん @tarokawa17 * * *2025/04/09に公開戸田公園 荒川河川敷 日本 埼玉県3.58%1350* * * 聴こえる、と風はいう I Hear, Says the Wind 写真・文｜エレナ・トゥタッチコワ 編集｜須山実・佐喜世（エクリ） デザイン｜須山悠里 発行所｜エクリ 自由港書店に入荷しています。 緑道、庭、迷子、京都から奈良まで歩く、風はどんな音がする？ I Hear, Says the Wind、防風林、鳥、土、干潮―――。五感がくすぐられる一冊です。 エレナ・トゥタッチコワ @elena.tutatchikova 1984年、ロシア・モスクワに生まれる 2020年、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現科博士後期課程修了 京都市在住 エレナ・トゥタッチコワさんによる、写真、詩、インスタントフィルム、セラミック、クロッキー帳に油彩、テキスト、ドローイング、紙にパステル鉛筆、エッセイ、紙に水彩色鉛筆、紙に鉛筆・水彩色鉛筆・ペン、紙に水彩色鉛筆・鉛筆、紙に水彩、を収めた一冊。 この本を読んでいると、エレナ・トゥタッチコワさんの「生きる日々」が、そのまま表現になっているのだな、ということが伝わってきます。生きて、感じ取ること。それを、そのままに表現すること。「生きる」ということは「表現する」ことそのものなんだな、ということが伝わってきます。あなたもきっと、自由に歩きだしたくなる。そして、自由に絵を描いてみたい、と思うはず。 * 空と樹と 詩｜長田弘 画｜日高理恵子 デザイン｜須山悠里 上製本函入 発行所｜エクリ 自由港書店に入荷しています 長田弘さんによる樹の詩のことばに、日高理恵子さんの樹の絵を組み合わせて編みあげられた一冊。まさに「静けさを集めるように編まれた詩画集」です。集めて、編む。編集という仕事の美しさがこの一冊に詰まっています。発行者はエクリの須山実さんです。 絵は日高理恵子さんによるもの。"日本画の画材である岩絵具を何層にも重ねて麻紙に定着させることで、モノクロームでありながら繊細かつ豊かな色調を見せる"（美術手帖）。日高理恵子さんは、一貫して「樹」をモチーフに絵を描き続けておられるのだそうです。絵を見ていると、見上げた木の先にある「空」への距離が感じられます。木は空を指向するけれども、決して空（天）に到達することはできない。その、厳然たる「距離」が描かれています。印刷は東京印書館さんによるものです。 * 木の戦い 詩｜タリエシン 訳｜井辻朱美 書｜華雪 デザイン｜須山悠里 製本｜PUR綴じ 発行所｜エクリ "古代ケルト人にとって「木」は神霊であり世界の象徴でした。そして、ケルト文化では「木」は文字と同義であり、暦もまた木によってあらわされていました。6世紀のウェールズで活躍した伝説の吟遊詩人タリエシン。彼の作と伝えられる詩群『木の戦い』は多くの木々が動き回り、激しい戦いを繰り広げる物語です"（公式紹介文より） 井辻朱美さんによって日本語に訳された『木の戦い』の詩篇とともに、書道家・華雪さんの書が配されています。「木」という、たった4画の文字が、さまざまな木の姿をとり、動き、戦います。書が、生きています。 華雪さん @kasetsu_sho * 今回、東京のエクリさんからはじめて本を仕入れさせていただきました。エクリさんは、東京の学芸大学にある、出版編集事務所。年に一冊のペースで詩画集を中心としたアートブックを刊行する傍ら、事務所内に「木林文庫」という「古今東西の「木」にまつわる本が集められた図書室」を併設され、予約制で一般公開しておられます。憧れです。 出版社エクリ／木林文庫 @ecrit_kirin * 予告ですが、株式会社自由港書店はじめての本、本といっても小冊子、おととい金曜日午前、無事に印刷所に入稿できました。次の木曜日には刷り上がったものが届く予定になっています。今回、はじめてなのに、特殊な印刷方式を選びました。果たして、きれいに印刷されているでしょうか。きれいに印刷されていれば、4月16日水曜日の夜に神戸三宮の東遊園地で開催される「NIGHTPICNIC」への出店の場で、初売りをします。100部だけ刷りました。 何かを作るということは、とても楽しいことです。本を作るのも、詩を書くのも、絵を描くのも。なんでも「かろやかに」やってみたい、と思います。でも。さらっと書いているように「みえる」ものでも、その、かろやかな、例えば一行詩、例えば鉛筆デッサン一枚に、どれだけの思いがこめられていることか。自分で詩を書いたり、絵を描いたりしてみることで、その「重さ」が理解できるようになるはずです。「さらっとした」詩やデッサンを書きあげるのは、簡単なようで、とても難しいことなのです。自分で試しに書いてみれば、「さらっと書く」ということが案外難しいことなんだな、ということがわかるはずです。 私も最近、描きはじめています。 「さらっと書く」ということは大変に難しいです。 4月16日水曜日の夜「NIGHTPICNIC」では、みなさんと一緒に「さらっと」絵を描けたら、とも思っています。くわしくは、また。どうぞお楽しみに。 NIGHTPICNIC @nightpicnickobe * * *2025/04/06に公開自由港書店 日本 兵庫県3.34%1260* * * 新社会人のみなさんへ 狭いコミュニティの中で「社会とはこういうものなのだ」と押し込められそうになって出口の無さを感じたら本屋に来てください。本屋の棚を眺めてください。いろんな人がいろんなことを思い思いに書いています。ひとつの色に塗り潰された狭いコミュニティは社会ではありません。あれもこれも色とりどりになんでもある野原こそが社会なんです。野原に飛び出そう。本当の社会適応をしよう。街を捨てよ、本屋という野原に出よう。 ―――「本屋の本棚を眺めて心ひかれる本を探す」というところから、読書体験は始まっているんです。本棚は鏡。本棚にあなたの心を映して、自分が本当は何を求めているのか、思いを深めてみてください。 * 『NHKテキスト 心おどる あの人の本棚』（2025年3月24日発売号）「高山なおみさんの神戸・京都 本屋さんぽ」にて「心に風が吹くような本と出会える、海辺の小さな書店」として自由港書店を紹介いただいています。 自由港書店が大切にしていることを、すてきな文章にしていただきました。写真も、自由港書店が大切にしている空気感をきれいに捉えてくださいました。感謝です。編集は本城さつきさん、編集協力・取材・文は、宮下亜紀さん。写真は、わたなべよしこさんです。 宮下亜紀さん @miyanlife 私自身、会社を辞め東京を離れて最初に辿り着いた場所＝京都でたくさんの本屋さんに出会い、本屋さんの本棚を見つめながら自分を見つめ直す時間を過ごしました。その時期のその体験がなかったら、「本屋になる」という決断はできなかったと思います。その頃の自分を救ってくださった京都の本屋さん、メリーゴーランド京都さん、ホホホ座浄土寺店さんと並んで自分のお店が紹介されていることに涙が出ます。 メリーゴーランド京都さん @merry_go_round_kyoto ホホホ座浄土寺店さん @hohohozajoudoji 「店主さんに聞きました。私の大切な一冊」では永井宏さんの『愉快のしるし』（信陽堂編集室）を選ばせていただきました。なんでもない日々の暮らしの中には、愉快がたくさん潜んでいる。永井宏さんは、そんな愉快を見つけ出す天才です。信陽堂編集室さんが作られた、やさしい手触りの本、ぜひ、お手に取って、気のおもむくままに、読みたいページから気軽に読み始めてみてください。あなたの心に、心地よい自由の風が吹き込んでくるはずです。 信陽堂編集室さん @shinyodo_editbrico * 予告の予告ですが――― いま、自由港書店はじめての本づくりをしています。まもなく入稿、大詰めです。ZINEです。16ページほどの小冊子です。ためしに自分で本をつくってみると、本をつくるということがいかに大変なことであるかがよくわかります。言葉や絵、写真を、集めて、並べて、一冊の本のかたちに編みあげる。大変なことです。ここ最近まいにち夜なべをしています。編集という営みは、料理に似ているなあ、と思います。献立を考えて、食材を揃えて、下ごしらえして、調理して、盛り付けて、配膳して・・・。日々のごはんのように、本を作って、本を仕入れて、本を売って、本を読んで、生きていけたらなあと思います。スーパーマーケットに食材を買いにいくような感覚で、「きょうはなにかいい本、入ってるかなあ」と気軽に本屋の本棚を眺めに来ていただけたらと思います。 （『NHKテキスト 心おどる あの人の本棚』（2025年3月24日発売号）は、自由港書店でも販売中です。あんな人やこんな人の本棚を眺めることができる贅沢な一冊です） * * *2025/04/03に公開自由港書店 日本 兵庫県5.17%1914* * * 大学を卒業してから毎日毎日すり切れるまで働いた／ある日突然まったく体が動かなくなった／気付けばおばけの姿になっていた――― のもとしゅうへい おばけのおいしいひと休み KADOKAWA｜2025新刊 自由港書店に入荷しています じぶんを守るために感受性のスイッチを切ってしまったすべての人に読んでほしい一冊です @shuunomo_ @shuuhei_nomoto おばけの姿になっても／お腹だけはすくのだった／じぶんのためにごはんを食べる／そうして少しずつ／じぶんを回復していく物語 のもとしゅうへいさんの絵がとても優しい。レシピとしても、とても参考になる。4月。じぶんの生活をゼロから建て直したいと願うすべてのひとに読んでほしい一冊です。 * NEW ARRIVAL 森茉莉『貧乏サヴァラン』（ちくま文庫） くどうれいん『桃を煮るひと』（ミシマ社） くどうれいん『湯気を食べる』（オレンジページ｜2025年3月新刊） 人生に余裕があるから自炊をたのしんでいるのではない。余裕がない人生のなかで、自分の人生に納得するためのその手段が自炊だった――（くどうれいん『湯気を食べる』） * 趣味の酒つくり ドブロクをつくろう実際編 農文協｜1982年初版刊行｜2020年復刊 ―――この本は単なる反権力の書でもなく、単なる酒つくりだけの実用書でもないという自負が私の胸にある。私は酒の手造りを材料として、酒そのものを語ったつもりである（帯文） 笹野好太郎著。最終章最終節のタイトルは「自由を我等に！」。自由の書だ。米つくり、酒つくりの自由を、我等の手に取り返そう。 『農家が教える 酒つくり』（農文協｜2024年）も入荷しています。麹、ドブロク、甘酒のつくりかたから、「スズメバチ焼酎」の仕込みかたまで。 密かに話題になっている名著、入荷しています。誰かに食をコントロールされたくないと強く願うすべての人に。 * らせんの日々 作家、福祉に出会う 安達茉莉子｜ぼくみん出版会 2025年3月新刊 自由港書店に入荷しています。 装画は土屋未久さんです。 @andmariobooks @mi9neru 福祉の門外漢であった作家の安達茉莉子さんが、あるきっかけを経て、京都の社会福祉法人・南山城学園を取材することに。そうして生まれた、聞き書きのノンフィクション。 自らの一番弱く脆い部分を他者に向けて開き、根源的な部分で人間の存在を肯定する。／福祉には、現代の日本社会がもっと生きやすくなるヒントがある――― （プロローグ『らせんの日々』より） そう、「弱さを許す」こと、「ゆらぎを肯定する」こと。 （大人気で『らせんの日々』は初回入荷分即完売、現在再発注かけております。安達茉莉子さんの『毛布』も現在再発注かけております。いずれも来週中には再入荷となる予定です。お取り置きなどDMにて承ります） * 原倫子作品集 Lost and Found. TWO VIRGINS｜2025年3月新刊 自由港書店に入荷しています。 話題書の装画を多数手がけておられる人気のイラストレーター・原倫子さんの作品集。帯を外したところにまで物語が。デザインは、はちみつちひろ（小月デザイン）さんによるものです。 @hararin616 @little.moon.design Lost and Found. 遺失物取扱所。 忘れ物保管所。 忘れられてしまった大切なものが見つかる場所。 原倫子さんの絵には、まさに「記憶を揺さぶられる」。 夜、ノンカフェインのハーブティーを片手に、記憶を辿りながらじっくりと読み耽りたい一冊。 大切なことを、忘れないように。 * 鈴木俊貴『僕には鳥の言葉がわかる』（小学館｜2025年新刊）自由港書店に入荷しています。 鳥たちは種を越えて言葉を理解し合っている――― ―――！？ 1983年生まれの鈴木俊貴先生（東京大学准教授・動物言語学者・動物言語学創設者）初の単著。こういうことこそ世紀の大発見として日々のニュースで報道してほしい。人間が知らないだけのこと、いっぱいある。 * KOKI ZOO 木下晃希どうぶつ画集 合同会社スタジオケイ 2024年12月初版発行 絵｜木下晃希 文｜キノシタユマ 印刷｜藤原印刷 製本｜美篶堂 自由港書店に入荷しています @studiok_artbooks @fujiwara_printing 木下晃希さんは2000年兵庫県西宮市生まれ。重度知的障がいと発達障がいを持つ。幼少のある日、青鉛筆できりんを描いて以来、写真をもとに動物を描き続けている――― 独特の色彩と構図はエネルギーに満ちているだけでなく面白味もあり眺めていてとても楽しい。いろんなどうぶつがみっちりひしめきあっていて。この世界はほんとうはきっと、こんなふうなんだ。 * NEW ARRIVAL 星の王子さまに出てくるキツネさん ・ふんわりぬいぐるみ ・キーチェーン 自由港書店に入荷しています ふんわりぬいぐるみは ほんとうにふんわりしています "心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ" ―――キツネさん * * *2025/03/30に公開自由港書店 日本 兵庫県5.51%2080* * * 2025年4月。自由港書店は変わらず木金土日週4日営業いたします。4月13日日曜日は地域のビーチマルシェBOKETTOに出店のためお店はお休みです。 @boketto.suma 4月16日水曜日は夕方から夜にかけて神戸三宮東遊園地で開催されるNIGHTPICNICに出店します。／遭遇／をテーマにイラストレーターの小泉まおさんとコラボレーション。夜の公園で絵や植物にまつわる本との遭遇を演出します。 @nightpicnickobe @maokoizumi そして4月19日土曜日の夜は詩人の石倉和香子さんをお招きして詩集『fimbria』朗読とお話会を開きます（事前予約制・満員御礼）。会場は、自由港書店の真上にあるラトビア雑貨専門店・SUBARUさん。 @subaru_zakka あわせて4月18日・19日・20日の3日間、自由港書店店内で石倉和香子さんの詩集『fimbria』展を開催します。 * 自由港書店店前の扉に青いデルフィニウムの花を飾りました。花の季節。梅の季節が終わり桜の季節が始まる4月、それぞれの出会いかたで本と出会っていただけたら嬉しく思います。 * * *2025/03/27に公開自由港書店 日本 兵庫県2.68%1010* * * 2025年6月22日、第48回全日本川柳2025年神戸大会が〈神戸文化ホール〉にて開催されます。 第48回全日本川柳2025年神戸大会 2025年6月22日（日） 神戸文化ホール・中ホール 午前9時30分受付開始 当日投句11時締切 事前投句応募締切：2025年4月15日（火）当日消印有効 お問い合わせ先：一般社団法人 全日本川柳協会 「どなたでも応募できます」とあります。この機会に応募してみてはいかがでしょうか。 全日本川柳協会 https://nissenkyou.or.jp/ 「ジュニア部門（小・中学生対象）」もあり、こちらの参加費（事前投句料）は無料であるようです。この「ジュニア部門」の応募用紙には「川柳の書き方・川柳の作り方」が書かれています。一部抜粋してみましょう。 "川柳は五・七・五のリズムで人間をうたう詩です。ふだん私たちがしゃべったり書いたりしている言葉で、思ったこと、感じたことを自由に表現する詩です／川柳では、ひとりひとりの暮らしやいのちの喜び、楽しみ、悲しみ、怒りを詠むことができます／面白いたとえを用いたり、表面的なことを言いあらわすだけでなく、その奥にあるもの（真実）を表現することにより、読む人にユーモアや風刺を感じさせます／ユーモアは川柳の特徴のひとつですが、それは上品なおかしみや温かみの感じられるところに本当の値打ちがあります"（第48回全日本川柳2025神戸大会「ジュニア部門」応募用紙より） ”その奥にあるもの（真実）を表現する、自由な詩”。川柳、なんて奥深い文芸なんでしょうか。 そんな私（自由港書店店主・旦悠輔）が川柳に触れ始めたのはここ数年のこと。大好きな絵描きさん・久保田寛子さんがアイコン画像のイラストを描いておられる「さみしい夜の句会」というオンライン（SNS）句会の存在を知ったことからはじまります。 久保田寛子さん @hiroko_kubota_ さみしい夜の句会 https://x.com/LonelyGathering ※Blueskyでも開催されています そこには、「さみしい夜の句会」の説明として「さみしい気持ちになった時 #さみしい夜の句会 のハッシュタグを付けて短詩（川柳、俳句、短歌、短文）を呟いてください。どなたでも参加できます。」と書いてありました。なんて自由なんでしょう。この、「さみしい夜の句会」を主宰（管理）しておられるのが、川柳社『満天の星』を運営されている、代表の月波与生（つきなみ・よじょう）さんでした。 月波与生さん @tukinamiyojyo 空瓶の空を家族として並べ 黄を長くする信号機の退屈 蓮根を食べると穴の味がする 笑ってる写真が少なくてわらう 主語のないメモが冷蔵庫にぽつん ―――月波与生『ライムライト』（満天の星）より 以来、自由港書店では、月波与生さんが満天の星を通じて刊行しておられる以下の書籍を取り扱わせていただいてきました（いずれも装画は久保田寛子さんによるものです）。 月波与生編 短詩集Ⅰ さみしい夜の句会 月波与生編 短詩集 さみしい夜の句会 第Ⅱ集 月波与生編 短詩集 さみしい夜の句会 第Ⅲ集 にぎやかな落とし穴（月波与生第一川柳散文集） 月波与生第一川柳句集「ライムライト」 いちご畑とペニー・レイン （川柳作家・真島久美子と月波与生による「川柳 Jam session」第1集） そんな、『満天の星』代表の月波与生さんが中心となって、第48回全日本川柳2025年神戸大会にあわせて、「海の川柳」という企画を行ってくださることになりました！神戸での全日本川柳大会開催を記念して、「海」を題とした川柳を募集し、選者の皆様によって選ばれた＜特選句＞を自由港書店店内に展示するほか、「海の川柳」と題した小冊子（ZINE）が刊行される予定です！（自由港書店でも販売させていただきます） 選者は、『満天の星』代表の月波与生さん、同じく『満天の星』の川柳人・城水めぐみさん、そして、『時の川柳社』主幹の矢沢和女さん、同じく『時の川柳社』の川柳人・北薗志柳さん。豪華です。 （自由港書店では、第17回川柳文学賞正賞を受賞された城水めぐみさんの川柳句集『甘藍の芽』（港の人）も販売させていただいております。） 城水めぐみさん @meg4632_575 海の川柳 主催：満天の星 後援：一般社団法人 全日本川柳協会 協力：自由港書店 海の川柳、募集 題『海』 ※清記選※ （1口1句、1人2口まで応募可、未発表作品に限ります） 締切：2025年4月30日（消印有効） 投句方法、投句料、投句先、振込先等の詳細は、自由港書店のnoteをご覧くださいませ。 自由港書店｜note｜海の川柳 https://note.com/jiyukoh/n/nd0976bf11aa2 海の川柳。 この機会に、考えて、応募してみませんか。 6月22日の全日本川柳大会にあわせて自由港書店店内で開催される「海の川柳」の展示、そして、小冊子「海の川柳」も、どうぞお楽しみに！海のように広く奥深い川柳の世界へようこそ。 海の川柳｜自由港書店店内展示 2025年6月19日（木曜日）～2025年6月29日（日曜日） * * *2025/03/23に公開自由港書店 日本 兵庫県https://www.instagram.com/explore/tags/さみしい夜の句会#さみしい夜の句会2.65%1000* * * 小原奈実｜声影記 港の人｜2025年3月新刊 自由港書店に入荷しています カーテンに鳥の影はやし速かりしのちつくづくと白きカーテン 小原奈実『声影記』 小原奈実さん @nami0bara 2008年から2021年までに製作された304首が収められた第一歌集。 小原奈実『声影記』については、東郷雄二先生（京都大学名誉教授・関西学院大学非常勤講師／フランス文献研究）のウェブサイト「橄欖追放」に解説が出ました。 橄欖追放 http://petalismos.net/tanka/kanran/kanran396.html "『声影記』は多くの人が待ち望んでいた小原の第一歌集である。平成21年(2009年)の第55回角川短歌賞において「結晶格子」50首で佳作に選ばれたときは弱冠18歳であった。それから16年経過しての第一歌集は遅いデビューと言えるだろう。"（「橄欖追放」） あぢさゐの天球暮れて風わたる世のうちそとよ髪ほどきたり 小原奈実『声影記』 装画はナカノヨーコさんによるもの。 "どこからか来た花の香りや生きものの気配、ふとした感覚が、一瞬の風にふわっと舞ったような絵をイメージして描きました。"（ナカノヨーコさんのことば） ナカノヨーコさん @nakano_yoko_ * 自由港書店では、阿部彩葉子さん（絵）と小原奈実さん（短歌）の往復書簡をまとめた貴重な冊子『花に佇つひと』も取り扱わせていただいております。こちらの冊子に収められた歌は、絵と切り離されて『声影記』に収められることなく、こちらの冊子の中だけに、絵とともに在ります。貴重な冊子、大切に販売させていただきます。 阿部彩葉子さん @abe_sayoko * 花のうた 左右社｜2025年3月新刊 編集｜筒井菜央 装幀｜脇田あすか 同時代の歌人100人がうたった100首の〈花〉の短歌アンソロジー 刊行記念特典 脇田あすかさんデザインのオリジナルメッセージカード付で自由港書店に入荷しています 脇田あすかさん @wakidaasuka 1冊につき刊行記念特典の美しいカードが1枚付きます（初回入荷分限定特典｜数量限定｜先着順）。短歌を書いたり、花束に添えるメッセージカードにしたり。使いかたは自由です。 押しボタン式だとわかるまでの時間なにかの花が満開だった 丸山るい 百花繚乱 夢のような一冊 贈りものにも * 中村森 太陽帆船 自由港書店に入荷しています 中村森、島生まれ、東京育ち。 新しい感情が舞う 突風で 季節が季節を押し出すように 中村森『太陽帆船』 中村森さん @nakamura_mori 美しい装画は葛西由香さんによるものです 葛西由香さん @kasai_yuka_ * 佐々木朔 第一歌集 往信 書肆侃侃房｜2025新刊 佐々木朔さんのサイン入りで 自由港書店に入荷しています 手紙とどいたんだ っておどろく ゆうぐれのむしろ具象を縫ってあなたへ 往信。 返事はあるか。 装幀は佐野裕哉さんです。 * レジ前詩歌の棚がもういっぱいなので、店内レイアウトを刷新し、詩歌スペースを増やすべく試行錯誤しています。 尾崎まゆみ編『塚本邦雄歌集』（書肆侃侃房）自由港書店に入荷しています。 ゆきたくて誰もゆけない夏の野のソーダ・ファウンテンにあるレダの靴 塚本邦雄 塚本邦雄（1920-2005）の1800首を収める。編者は神戸新聞文芸短歌選者も務めておられる尾崎まゆみさん。本書には尾崎まゆみさんによる充実の解説も付いています。巨人・塚本邦雄の世界に触れようとするにあたっての決定版。 尾崎まゆみさん @osakimayumim 馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ 塚本邦雄 * 先日（3/13）須磨の天神さん（綱敷天満宮）の梅を観にいきました。満開。赤・白・桃、いろんな梅。境内に梅の香りが満ちていました。 むめ一輪一りんほどのあたゝかさ 服部嵐雪 梅一輪一輪ほどの暖かさ。 服部嵐雪 承応3年(1654)～宝永4年(1707) 松尾芭蕉のお弟子さんです "その昔、菅原道真公が九州に渡るおり、須磨の浦に立ち寄り、須磨の漁師が造った大網の円座で休憩したと言われ、それにちなみ、菅原道真公の死後この地に創建された"須磨の綱敷天満宮。 須磨の綱敷天満宮には、京都の北野天満宮や福岡の太宰府天満宮から寄贈された梅の樹もあります。 こち 東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ 菅原道真 綱敷天満宮（須磨の天神さま） @tsunashiki_tenmangu 次は桜が咲きますね。 みなさまどうか、佳い春を。 * * *2025/03/19に公開自由港書店 日本 兵庫県4.34%1640* * * 4月19日。キリスト教の暦で聖土曜日。そして翌日は復活祭（イースター）。4月19日の日没後からは、受難から復活を待つ夜です。そんな聖なる夜に、詩人の石倉和香子さんをお招きして、静かに祈るような時間をつくりたいと思います。 April 2025 自由港書店特別企画 衣の裾に手を伸ばす 石倉和香子 詩集『fimbria』朗読とお話会 4月19日（土）｜18:30受付開始｜19:00-21:00 会場｜ラトビア雑貨専門店・SUBARU（自由港書店の真上｜内田ビル2階） 料金｜税込1,200円（予約制・抽選式） 詩人の石倉和香子さんは、リルケやエミリー・ディキンスンの詩を原著から自ら翻訳してこられたかた。2024年、わけあってリルケの詩世界に触れたいと思い、リルケのことを調べていたときに、石倉和香子さんが私家版の『リルケ詩集』を出版しておられることを知りました。まず個人的に一冊購入させていただき、その翻訳の素晴らしさに強く魅せられました。リルケの詩世界は私には難解に思え、聳え立つ岩山を登るように何度も何度も詩集を紐解いては挫折を繰り返してきたのですが、石倉和香子訳の『リルケ詩集』を開くと、淀みない川の流れのようにするすると心に詩が流れてきたのです。その後、お願いをさせていただき、自由港書店でも、私家版の『リルケ詩集』を取り扱わせていただきました（稀少書につき現在は完売）。 そんな石倉和香子さんご自身の第一詩集が『fimbria』なのです。始原へ／辺境へ／手を伸ばしつづける―――。———fimbria、ラテン語で、衣の房、縁（ふち・へり）、周辺、を意味する言葉。救いを求めて手を伸ばし、後ろから触れる、衣の裾。詩集を開けば、白銀の帷（ヴェール）のむこうに深く深く降り積もったやわらかな雪のように、いちめんの白が広がっています。 辺境にいる石は そうとは知らずそこにいる 石倉和香子『fimbria』所収「辺境にいる石は」より いつか当店で詩の催しを、と思っておりましたところ、念願かない、この度、詩の会を開かせていただくことになりました。 4月19日土曜日の夜、石倉和香子 詩集『fimbria』朗読とお話会を開きます。石倉和香子さんご自身が、ゆっくりと時間をかけて、詩集『fimbria』の朗読を、詩にまつわるお話も交えながらしてくださいます。静謐な空気のなかで、静かに詩に触れたいと願うかたのお越しを心よりお待ちしております。 お申し込みは｜自由港書店｜Googleフォーム https://forms.gle/jNKjFbd6Wtkwns2r7 会場は、自由港書店の真上にある、ラトビア雑貨専門店のSUBARUさんです。自由港書店開業前から、SUBARUの店主さんは、とても優しく接してくださいました。お2階にSUBARUさんがいらしてくださって本当によかった。今日この日まで自由港書店を続けられているのも、SUBARUの店主さんのおかげといっても過言ではありません。店主さんのお人柄がそのままあらわれたような優しく美しいSUBARUさんの店内で、当日は、ゆっくりと、寛いでいただけたらと思います。 ラトビア雑貨専門店 SUBARUさん｜instagram @subaru_zakka そして。前夜の4月18日、会当日の4月19日、翌日の4月20日の3日間、自由港書店の店内で、石倉和香子 詩集『fimbria』展を開催します。店内に、石倉和香子さんの詩のことばが刷られた短冊やカードをディスプレイしていきます。こちらは、自由港書店店内での展示ですので、参加費は無料、どなたでも自由にご鑑賞いただけます。 自由港書店では、引き続き、石倉和香子さんの詩集『fimbria』、それから、『fimbria』の装幀・絵を手がけられた日香里さんの作品集『BLUCANILLO』を販売させていただいております。『BLUCANILLO』の巻頭には石倉和香子さんの詩 「BLUCANILLO」が掲げられ、本の内部には日香里さんの絵とともに宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の文章が星のように散りばめられています。この機会にぜひ、お手にとってみてくださいませ。 自由港書店は、これからも、詩を愛するみなさまのために開かれた空間であれたらと思っております。詩の世界に触れたいと願うみなさまのお越しを、心よりお待ちしております。 * * *2025/03/15に公開自由港書店 日本 兵庫県1.93%730* * * 春に感じるきもち、ぜんぶここに。 みなはむ はるってなんか ミシマ社｜2025年2月新刊 自由港書店に入荷しています。 「はるって なんか ウキウキする」 「はるって なんか ふわふわする」 「はるって おいしい」 「はるって なんか、こころがざわざわする」・・・ うつろう心情と自然を圧倒的な画力で描く作家・みなはむによる、 季節を描く絵本 シリーズ第1作（公式紹介文）。 みなはむ @mi_na_ha_mu 1995年生まれ。東京都在住。 武蔵野美術大学日本画学科卒業。 装丁は漆原悠一（tento）さん 編集は筒井大介さんです。 @dtsutsu11 * とってもすばらしい場所 原題｜THE PERFECT PLACE 岩波書店｜2025年1月新刊 @iwanamijidosho 文｜マット・デ・ラ・ペーニャ 絵｜パオラ・エスコバル 訳｜さくまゆみこ 印刷｜半七印刷 製本｜松岳社 自由港書店に入荷しています。 すばらしい場所、それは、どんな場所だろう。しみひとつない完璧な場所、それは、すばらしい場所だろうか。100点満点パーフェクト、それは、それって、すばらしいことなんだろうか。色の魔術で、読者を「とってもすばらしい場所」へといざなってくれる一冊です。 * 「おんなのこですか？おとこのこですか？」そのとき、えらぶことがたのしいことじゃなくなりました――― なにでもないもん 少年アヤ 作 @shonenaya_pi 阿部海太 絵 岩崎書店｜2025年1月新刊 @iwasakishoten_pr 自由港書店に入荷しています。 編集は筒井大介さんです。 阿部海太さんの絵に乗って、少年アヤさんの心の奥からの言葉が響き渡ります。誰しもが自由に生きられる世の中でありますように。 * ゆめがきました 三好愛 作 @ai_miyoshi ミシマ社｜2024年11月新刊 自由港書店に入荷しています。 寝ているひとたちみんなのところに「ゆめ」はきました。「よぞらでゼリーをたべるゆめ」「おかあさんがふえるゆめ」「ねことおんせんにいくゆめ」…、今日はどんなゆめがやってくる？おやすみ絵本に、あらたな傑作。（公式紹介文） 編集は筒井大介さん、 装丁は大島依提亜さんです。 つやつやな装画も大人気です。 ”夢を見たときに、それが自分の中から出てきたものとして完結せず、外部から勝手にやってきたものだと考えたほうが自由で楽しいかなと思ってつくりました。生きてるなかで、なにかと自分のせいだと思ってしまいがちな人にもぜひ読んでほしいです"（三好愛さんのことば） * 第62回野間児童文芸賞受賞 杉森くんを殺すには 作：長谷川まりる くもん出版｜2023年9月刊行 @kumon_publishing 自由港書店に入荷しています。 絵（カバーイラスト・挿絵）は、おさつさんによるものです。 @osatsu_032 傷ついた心を、取りもどす物語――― 主人公・ヒロの再生の物語を通して、読者に、自分や近しい人々の心の問題とどう関わっていくべきか考える機会を提供する創作児童文学。（公式紹介文） * 卒業シーズン。自由港書店店前の海に向かう青い一本道には、卒業記念写真を撮りにいくのでしょうか、楽しそうな学生さんたちがたくさんです。 自由港書店の3周年記念イラストレーションを描いてくださった久保田寛子さんによる「海岸で遊ぶ女の子」のイラストポストカード、販売しています。 @hiroko_kubota_ * そして間もなく桜の季節、入学シーズンです。 いちねんせい 詩／谷川俊太郎 絵／和田 誠 小学館｜1987 「せんせいって、なにをおしえてくれるかな。」 初めての学校生活に踏み出した新一年生の期待、不安、感動が、谷川俊太郎さんの詩と和田誠さんの絵で生き生きと描かれています。（公式紹介文） * ともだち 詩／谷川俊太郎 絵／和田 誠 玉川大学出版部 ともだちって かぜがうつっても へいきだっていってくれるひと――― 珠玉の詩に心暖まる絵．友達ってすばらしい（公式紹介文） * 年度の節目。自由港書店にも、3月下旬、東京から旧友が遊びに来てくれることになっています。この季節、なにかに区切りをつけたり、新しいなにかが向こうからやってきたり、なにかと落ち着かない時期ですよね。ワクワクとドキドキが入り混じる季節です。不安な気持ちのほうが強いかもしれませんね。―――でも。じぶんの気持ちを信じて、思い切って、離陸してみませんか。ともだちがいます。本もあります。きっと、だいじょうぶです。 * * *2025/03/12に公開自由港書店 日本 兵庫県3.79%1430* * * ドリーミーに移ろいゆく記憶たち。あんなことがあった。こんなこともあった。夢中で次々話してしまう。だから言われる。なんでそんなこと急に言うん？ なんでそんなこと急に言うん？ エッセイと短歌｜奥村真帆 装画と挿絵｜奥村真帆 装幀｜はちみつちひろ（小月デザイン） 自由港書店に入荷しています。 ほかの子の母になろうとする母の横顔が陽に溶けだしてゆく 奥村真帆さん @maho_painting 小月デザインさん @little.moon.design * 涙にも いろいろな色がある あふれてくる思いが こぼれて ぽろぽろ ぽろぽろ 悲しい色 だけじゃない ドロップのような 涙たち ひとり ふたり 道をゆく 中前結花さんのエッセイZINE ドロップぽろぽろ 自由港書店に入荷しています イラストは ちえちひろさん デザインは 飯村大樹さんです 中前結花さん @meruco8 飯村大樹さん @iimuraaaaaa * 拾い集めてきた小さなきらきら 兵庫県の山奥から東京に出て 暮らしを重ねた日々のこと そして遠い遠い昔のこと 明滅する記憶のかけらたち まもなく梅が咲き桜が咲く この季節に 中前結花さんのデビュー作 好きよ、トウモロコシ。 自由港書店に入荷です デザインは中村妙さん イラストは北村人さんです 中村妙さん @nakamura_t65 * わちゃわちゃでてんやわんやの旅と日々の記録。そこから超然と立ち上がる短歌たち。ある日突然に冬から春に転換するかのように。 開花とは何かの果てであるような 凍蝶の翅ふいにひらきぬ 石村まい パリで風邪を引いた 自由港書店に入荷しています 表紙装画はtottococottoさんです tottococottoさん @tottococotto * 消えてしまっても。 脳の深いところにいつまでも残る響き。 ほの暗くて、ほの明るい。 後悔を、味わって生きる。 命、その凄みと虚しさよーーー その深淵を覗きみる。 花火と残響 ササキアイ 自由港書店に入荷しています 装幀は飯村大樹さん 装画は原倫子さんです 原倫子さん @hararin616 * 宇宙はいつだって夜 魚日和 短歌｜仲内ひより イラスト｜魚須えり個 2023年1月発行 自由港書店に入荷しています。 宇宙へとつながる扉は厳かに staff only, staff only ／仲内ひより 夜だから。 まぶた、ノート、秘密が開く。 * 猫舌 NEKO-ZITA 仲内ひよりと魚須えり個 2024年1月発行 現実と非現実が反転する。 めくるめくパラレルワールド。 短歌・詩・川柳・漫画・イラストがぎっしり。うまくて火傷する。 あと五分気絶してても大丈夫 ／仲内ひより 魚須えり個さん @eriko_osakana 魚須えり個さんがSNSで公開しておられるマンガも必見です。自由港書店では先着で稀少なフリーペーパー「仲内ひよりと魚須えり個の ああ書けばこう描く vol.5 ときめき博士号」差し上げています。フリーペーパーとは思えない感電級クオリティ。びりびりします。 * ポリフォニック・剥落 ツマモヨコ｜仲内ひより 2024年1月発行 ふたりの短歌と詩が並ぶ。 未来的ノスタルジー。 組む相手が変わると作風が変わる。 歌人・仲内ひよりさんの表現力の幅の広さに驚かされる。 生んだひと生まれたひとがつなぐ手を見ている神の字をもつ街に ／仲内ひより * プールサイド読点、 とてもいちじくフラヌール ツマモヨコ｜仲内ひより 2024年9月発行 一点で綴じられた本。ふたりの短歌が織り重なるところに新しい色が生まれる。一語摘んだり、摘まなかったり。円環は閉じられず、歌は続いていく。一時停止、プールサイドで休憩。詩が生まれた。 狎れあいをやめたあなたの（異界から寄越されたのでしょう）二重瞼／ツマモヨコ 『ポリフォニック・剥落』、『プールサイド読点、』 組版・デザインもツマモヨコさんによるものです ツマモヨコさん @tsumamoyoko * 佐藤文香さんと過ごす春の夜の催し（3月7日金曜日夜）、申込の締め切りは本日2月16日日曜日の23時59分です。短詩型の器になにをどう収めるか。お料理と器が不可分であるように。ことばも、詩型という器に収まることで、新しい光を発するものです。そして、そうしたことばが詩型という器から溢れだしたとき、また違う光が生まれるのでした。昨日、第30回（2025年）中原中也賞に京都府の自営業・高村而葉さん（47）の「生きているものはいつも赤い」（思潮社）が選ばれたことが発表されました。佐藤文香さんは、昨年、『渡す手』（思潮社）で第29回（2024年）中原中也賞に選ばれています。中原中也賞受賞詩人である佐藤文香さんと須磨でお話できる貴重な機会を、どうぞお見逃しなく。チャンスは一瞬、思い出は永遠です。 佐藤文香さん @satoaya.ca くわしくは｜自由港書店｜note https://note.com/jiyukoh/n/n083fa881e45d * * *2025/02/16に公開- 指定なし3.76%1420* * * 節分・立春が過ぎ、暦の上では春のはじまりです。寒波で厳しい寒さが続いていますが、太陽のようすを見ていますと、ほのかに春の予感がします。きょうは、もうすぐやってくる「春のはじまり」の最初の一粒を、文学を愛する皆さんとともに贅沢に味わう一夜へのお誘いです。 春の一粒 第29回中原中也賞受賞詩人 佐藤文香さんと過ごす春の夜 自由港書店特別企画 2025年3月7日（金曜日）夜19:00-21:00 会場：若宮食堂さん 神戸市須磨区若宮町3-3-10 1階 JR須磨海浜公園駅南方面口徒歩6分 自由港書店から海側に徒歩3分、国道2号線沿い スペシャルゲスト：佐藤文香さん（詩人：俳句・現代詩・作詞） 司会（聞き手）：旦悠輔（自由港書店・店主） 自由港書店特別企画・「春の一粒」。詩人（俳句・現代詩・作詞）の佐藤文香さんと過ごす春の夜の宴です。自由港書店から歩いて3分のところにある須磨海浜公園前の「若宮食堂」さんで「春のお弁当」とおいしいお酒を皆でいただきながら、佐藤文香さんに詩についてのお話をうかがう夜の催しです。ちょうど雛祭りの季節。若宮食堂さんの店内には名物の立派な立派な「お雛さま」が飾られている時期です！ 高校時代に俳句甲子園に出場、「夕立の一粒源氏物語」が最優秀句に選ばれ、以降、俳句の世界で活躍をされてきた佐藤文香さん。2024年には現代詩の詩集『渡す手』（思潮社）で第29回中原中也賞を受賞され、文学の世界における既存の枠組を超えて言葉を紡ぐ”現代詩のトップランナー”として今最も注目されている詩人のかたです。自由港書店特別企画「春の一粒」では、自由港書店店主・旦悠輔が聞き手を務め、佐藤文香さんに、俳句のこと、詩のこと、佐藤文香さんご自身のこと、幅広くお話をうかがっていきます。 佐藤文香さん @satoaya.ca そんな佐藤文香さんは、なんと、兵庫県神戸市生まれ。出生から4歳まで須磨区でお育ちになられたのだそうです。その後は学園東町に移り、須磨区の名谷にも思い出がおありなのだそうです。「夕焼や須磨大丸で眼鏡は直る」（第3句集『菊は雪』左右社）「須磨浦へ出でよフライドポテトの香」（第2句集『君に目があり見開かれ』港の人）など、「須磨」を詠みこんだ句も作っておられます。 この度、そんな佐藤文香さんが、東京から須磨にお越しくださいます！夜のごく短い時間ではありますが、若宮食堂さんが真心こめて作ってくださる「春のお弁当」を頂きながら（お酒もいただきつつ）佐藤文香さんのお話を聴くことのできる貴重な機会です。会場の若宮食堂さんがある場所は「神戸市須磨区若宮町」です。自由港書店は、隣町（といっても徒歩3分ですが）の「神戸市須磨区衣掛町」にあります。どちらも、源氏物語、光る君（＝光源氏＝若宮）のモデルのひとりとされる在原行平に由来する地名です。源氏物語ゆかりの地・須磨で、佐藤文香さんとともにいただく春の味覚、春のお酒。さて、どんなお話が聞けるでしょうか。事前予約制・抽選式です。ふるってご応募くださいね。 若宮食堂さん @wakamiyashokudou なお、お申し込みに際しまして、ご希望のかたは、「①佐藤文香さんへのご質問②ご自身の俳句や（短めの）詩など一篇」を、お申し込みフォームにご記入の上、送信ください。当日、会場で、佐藤文香さんに質問をさせていただきます。また、お送りいただきました俳句や詩につきましては、なんと、佐藤文香さんが講評（コメント）をしてくださるとのことです！ご自身で俳句や詩を書かれているかた、俳句や詩をこれから書き始めたい！と願うかた、ただただ俳句や詩を読むのが好きなかた、学生さんでもどなたでも、どうぞ思い切ってご参加ください！お気軽に。 春の一粒 第29回中原中也賞受賞詩人 佐藤文香さんと過ごす春の夜 自由港書店特別企画 2025年3月7日（金曜日）夜19:00-21:00 会場：若宮食堂さん 神戸市須磨区若宮町3-3-10 1階 JR須磨海浜公園駅南方面口徒歩6分 自由港書店から海側に徒歩3分、国道2号線沿い スペシャルゲスト：佐藤文香さん（詩人：俳句・現代詩・作詞） 司会（聞き手）：旦悠輔（自由港書店・店主） 参加費：おひとり8,000円（税込） 若宮食堂さんでのお食事代（「春のお弁当」＋ワンドリンク）付 お申し込みは、専用のGoogleフォームからのみ受け付けます。会の詳細は、専用のGoogleフォームの申込画面にてご確認くださいませ。本日（2月8日）から、2月16日（日）23:59いっぱいまで申し込みを受け付けます。抽選結果は2月19日（水）23:59いっぱいまでに自由港書店から連絡をさせていただきます。またとない機会、奮ってご参加くださいませ！お待ちしております！ 春の一粒（2025/3/7）｜お申し込み｜自由港書店｜専用Googleフォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd9O2oVOvJtj61EPujgnjnZ_db5sXAwuVtrZqy5zFXBX3V5Og/viewform Googleフォームへのリンクは、ストーリーズにも流して、ハイライトに固定しておきます。ご利用くださいませ◎ * * *2025/02/08に公開- 指定なし2.83%1070* * * "5歳の娘が「好きな空のうつろいのイメージを絵に描いた」紙を切って貼って本の形に綴じてみた"―――神戸在住のcozueさんによる手製本「そらのいろ そらのいちにち」自由港書店に入荷しています。じゃばら折。ひろがるそらのいろ。 * アドリアン・パルランジュ しかけえほん リボン 大日本絵画｜2018年刊行 自由港書店に入荷しています 青い背景に黄色いひと 黄色いリボンがひらひらと ページをひらけば 黄色いリボンが あんなもの こんなものに * 西淑さんの絵のハンカチーフ AKARI 自由港書店に新入荷しています cotton 100% 52cm✕52cm 日本製 1,980yen／including tax 大判です 広げて 絵画のように 飾っても 青に黄色 ほかに どんな色が見えるでしょうか 明かりは 見えますか * 東京美術 2025年1月新刊 黒田和士 著 パウル・クレー作品集 詩と絵画の庭 3,740円（税込） 自由港書店に入荷しています。 地上と天上のあわい、闇から光への移ろいを見つめ、詩と絵画の重なりあう地点を追求し続けたパウル・クレー（1879-1940）の作品集。 カバー画は「ポリフォニーに囲まれた白」 （1930年）。補色関係にある色が重なり合って光が生まれます。どんな音楽が聴こえるでしょうか。 3月29日から5月25日まで、兵庫県立美術館では「パウル・クレー展 創造をめぐる星座」が開催されます。現在、先行して、愛知県美術館でパウル・クレー展が開催されています。 "クレーは、人生の根源的な悲劇性と向き合いながら、線と色彩によって光を呼び起こし、抽象のなかに生命のエネルギーを描き出しました。"（愛知県美術館Webサイトより） パウル・クレー展、楽しみですね。 * 東京美術 2021年2月刊行 冨田章 著 ゴッホ作品集 3,300円（税込） フィンセント・ファン・ゴッホ（1853-1890）。"ゴッホは16歳の時から、画商、教師、伝道師など、さまざまな仕事に挑戦し、そのすべてに挫折した末に、画家になろうと決心した。この時ゴッホは、すでに27歳になっていた"―――。ゴッホの人生を、そして、ゴッホが絵を通じて描きだそうとしたものを、絵とともに辿る一冊。ゴッホが描いた「ジャガイモを食べる人々」「郵便配達夫」「画材屋（タンギー爺さん）」「疲れ果てて／頭を抱える老人」などを見ると私は泣いてしまいますね。 カバー画は「夜のカフェテラス」（1888年）。ゴッホが追い求めた青と黄色の世界。ゴッホは決して狂気の画家ではなく、超人的な情熱をもってして、徹底的に計算され尽くされた色で、この世界を描ききったのでした。 * カバー画の「夜のカフェテラス」（1888年）と同年同月（9月）に描かれた絵に「黄色い家」（1888）という作品があります。南仏・アルルでゴッホが（芸術家たちとの共同生活のために）借りた黄色い家を描いたものです。同年12月の「耳切り事件」の直前に描かれたものです。黄色い家は青空の下で太陽を浴びて明るいのですけれど、どこか不穏な空気を漂わせているのでした。 * 第75回読売文学賞（小説賞）受賞 川上未映子 著 黄色い家 中央公論新社 自由港書店に入荷しています。 人はなぜ、金に狂い、罪を犯すのか――― 2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。長らく忘却していた20年前の記憶――黄美子と、少女たち2人と疑似家族のように暮らした日々。まっとうに稼ぐすべを持たない花たちは、必死に働くがその金は無情にも奪われ、よりリスキーな〝シノギ〞に手を出すことになる。歪んだ共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解へ向かい......。 "電話の画面から顔をあげると、部屋にはさっきまで気配すらなかった夕暮れの暗い青さが満ちていて、いろんなものの影が濃さを増していた。"（『黄色い家』より） 青い闇に、黄色は映えるのでした。 明るい黄色は、しかし、危険と狂気の色でもあり――― * "完璧な人生なんてないけれど、「これでいい」と思える今日はある"――― 2024年本屋大賞翻訳小説部門1位 ようこそ、ヒュナム洞書店へ 著者：ファン・ボルム 装画：バン・ジス 翻訳：牧野美加 集英社 自由港書店に入荷しています。 "ソウル市内の住宅街にできた『ヒュナム洞書店』。会社を辞めたヨンジュは、追いつめられたかのようにその店を立ち上げた。書店にやってくるのは、就活に失敗したアルバイトのバリスタ・ミンジュン、夫の愚痴をこぼすコーヒー業者のジミ、無気力な高校生ミンチョルとその母ミンチョルオンマ、ネットでブログが炎上した作家のスンウ……。それぞれに悩みを抱えたふつうの人々が、今日もヒュナム洞書店で出会う。" 韓国・ソウルの小さな書店を舞台に、店主や店に集まる人たちの、ささやかであたたかい日々を描いた本。 * 光と闇。ゴッホやパウル・クレーがそうしたように、自由港書店は、そのあわいを見つめたいと願うし、そう願う人のための書店であり続けたいと願います。 * * *2025/02/02に公開- 指定なし3.87%1442* * * 2025年2月、自由港書店は変わらず木金土日、週4日営業いたします！2月24日（月祝）も臨時で営業し、2/20-2/24の5日間、「あなたといると世界はうれしそうだ」をテーマに暮らしの光を捉え続けている写真家で文筆活動もされている作家の大西文香さんの小さな展示を自由港書店店内で行います。 大西文香さん @11ayaka3 あの藤原印刷さんに依頼して制作されたという2021年刊行の第一作品集「Echoing yours」を中心に、大西文香さんの写真作品・紙雑貨・言葉を集めた小さな展示です。「Echoing yours」――よすがにこだまする――あなたの心のなかに眠る感受性、あなたの「よすが」に日々の光を響かせてみませんか。 * 2月9日（日）は須磨海岸中央広場で開催される地域のビーチ・マルシェ「BOKETTO」に出店です（お店はお休みです）。BOKETTOはどなたでも無料で来場いただけます！海辺に、飲食店さんの屋台やお花屋さん雑貨屋さん本屋さん（自由港書店）などが集まります。いろんなワークショップも開かれていますよ！須磨海岸までふらり遊びにいらしてくださいね！ BOKETTO @boketto.suma 自由港書店は、今回は、本に加えて、紙雑貨もたくさん持っていきたいと思っています！3年ぶりに、たくさんの紙雑貨を入荷いたしました（店頭でも販売を開始しております）。絵本作家さんやイラストレーターさんが描かれた絵をあしらったレターセットなどの紙雑貨です。 自由港書店でも（絵本が）大人気、布川愛子さんのレターセット、一筆箋、箔押しポストカード（5種類）、Happy Birthday グリーティングカード、さらにはノート、ハンカチまで！たくさん取り揃えております。 布川愛子さん @aikofukawa 他の作家さんの作品もたくさん入りました。少しずつご紹介していければと思います。BOKETTOにも、たくさん持っていきます！ * きのう1月29日は立春前の新月、旧暦元日でした（私＝自由港書店店主・旦悠輔は、お店の近くにあるお料理屋さん＝若宮食堂さんで、鰯と蕗と粕汁と鉄のお茶を有難くいただきました）。 若宮食堂さん @wakamiyashokudou そして、自由港書店で「こよみさん 旧暦カレンダー 感じる手帖 二〇二五」をお買い上げくださったお客様ありがとうございました（完売しています）！明けましておめでとうございます！もうすぐ冬の土用が終わり、節分（2/2）・立春（2/3）です。寒い日々が続いています。ぐっと固く縮まっている身体と心を、少しずつゆるめていきたいですね。自由港書店は、これからも、「ほっとひと息」つける場所であれますよう、お店を静かに整えてまいります。2月（≒旧暦睦月）も、皆さまのご来店、心より、お待ちしております！ こよみさん @coyomisan_official * * *2025/01/30に公開- 指定なし2.54%924* * * 自分を守るために感受性のスイッチを切ってしまったひとのために開かれた本屋でありたい * どうしても 人のことが信じられなくなってしまった時 ニュースを見るのが つらくしんどくなってしまった時 本屋の扉が開いている 本はただそこにある 本に書かれた言葉は決して変わることがない * NEW ARRIVAL ちくま文庫新刊 野尻抱影 三つ星の頃 生誕140年を迎える冥王星の名付け親、星のエッセイスト・野尻抱影による唯一の小説集。自然の息吹を感じる11の短編を収録。 野尻抱影（1885-1977） * 冥王星は破壊、変容、再生などを象徴する天体。社会の深層かつ根本的な変革や、個人の考え方や思想など内面的な変化を促す力を持っている、とされます。2024年11月20日、冥王星が正式に水瓶座へ移行し、2044年までの約20年間、水瓶座にとどまることとなります。この冥王星・水瓶座時代のことを、西洋占星術の世界では「風の時代」と呼んでいます。水瓶座が象徴するのは「自由」。権力や伝統、組織や構造が重んじられた「土の時代」から、個性やオリジナリティ、自分の心の奥底に眠る＜気持ち＞が重要になる「風の時代」へ。心に自由の風をー――。2021年5月1日の創業以来、自由港書店が掲げているステートメントです。 * ちくま文庫新刊 塩見三省 歌うように伝えたい 突然の病、苦しいリハビリ、懐かしい人たち、大切な仕事……俳優である著者が文筆家として開花したエッセイ集。今、ここに生きている。俳優・塩見三省が病を経て、ままならない身体で懸命に生きた10年間の絶望と希望を真摯に綴る。2014年、突然の病に倒れ、絶望を味わった。しかし著者は立ち上がり、苦しいリハビリを経て、元の世界に復帰した。そして、書き始めた――― 塩見三省（1948-） * みすず書房 長田弘 一日の終わりの詩集 2000 〈いつかはきっと／いつかはきっとと思いつづける／それがきみの冒した間違いだった／いつかはない／いつかはこない／いつかはなかった／人生は間違いである／ある晴れた日の夕まぐれ／不意にその思いに襲われて／薄闇のなかに立ちつくすまでの／途方もない時間が一人の人生である／ひとの一日はどんな時間でできているか？〉 みすず書房 長田弘 人はかつて樹だった 2006 「物語の家族のように／母のように一本の木は／父のようにもう一本の木は／子どもたちのように小さな木は／どこかに未来を探しているかのように／遠くを見はるかして／凛とした空気のなかに／みじろぎもせず立っていた。／私たちはすっかり忘れているのだ。／むかし、私たちは木だったのだ。」 みすず書房 長田弘 世界はうつくしいと 2009 「『世界はうつくしいと』は、そう言っていいなら、寛ぎのときのための詩集である。寛ぎは、試みの安らぎであるとともに、「倫理的な力」ももっている。「寛ぎとはありとあらゆるヒロイズムを進んで失うこと」（ロラン・バルト）であるからだーーー」 性急な時期は過ぎ去った。 人生の午後に。 長田弘（おさだひろし｜1939-2015） * 講談社 おーなり由子 ことばのかたち もしも話すことばが目に見えたら――― おーなり由子さんが、日々の言葉の向こう側にある風景を詩のように描いた「ことばと絵の本」。 ちょっとした言葉で傷ついてしまったり。誰かを傷つけることが不安で言葉を発することができなくなってしまったり。時に人は言葉を失ってしまいます。もしも話すことばが目に見えたなら――― * ほるぷ出版 ジェーン・ヨーレン 文 バーバラ・クーニー 絵 みずうみにきえた村 [新版] 2020 わたしの村は、みずうみに なった…。なにもかも すっかり、水のそこに しずんでしまった。 うしなわれた故郷を慈しむ作家と、コルデコット賞受賞画家が、自然とやすらぎに包まれた幼い日々を描く。 あらゆるものは失われていく。 もともとの場所に還っていく。 * きじとら出版 アントニオ・コック 文 ルーカ・カインミ 絵 船を見にいく 2016 ぼくはよく、船を見にいく。船はじっと、とまってるわけじゃない。ゆっくりと、いきをしながらねむっているんだ…… 造船所の船を見に、少年は港を訪れる。船は生きている、そして何度でも生まれかわる。はたらく人々の力強さ、世界の大きさを感じ、想像を広げるひとりの時間――。 未来へと航海する子どもたちに届けたい一冊。 * 自由港書店は本を買ったあと海浜公園まで歩いていって海をみながら本を読んでそしたら足先だけでも海にはいりたくなるはずのお客さまのために神戸製のビーチサンダルやタオルハンカチまで販売をしている本屋さんです この1週間、X（Twitter）とThreadsを通じてたくさんのかたとの新しいつながりを得ることができました 自由港書店のことを知ってくださり有難うございます JR須磨海浜公園駅南方面口目の前の青い道を水族館（シーワールド）に向かって徒歩4分左手にございます 神戸・三宮から15分 新幹線新神戸駅、神戸空港から45分です 気軽に 身軽に 遊びにいらしてくださいね * * *2025/01/26に公開- 指定なし6.73%2522* * * 「お前には無理だ」「やっぱり自分には無理なんだ」を超えてゆく――。虐待・PTSD・線維筋痛症、そして、自己否定・自己低評価・自信のなさ（自己肯定感のなさ）に長く苦しみながら服作りを続け、現在は新潟県の山奥の小さな集落・荻ノ島でオリジナルブランドの洋服の制作・販売をしながら暮らしている佐藤美穂さんが、三年の月日をかけて作りあげた自叙伝『自分の中の自分を超えて』（私家版）、自由港書店に入荷しました。 佐藤美穂さんは、幼少期、虐待に苦しむ日々の中でミシンに出会い、いつの日か自分でデザインした洋服を作って売るファッションデザイナーになるんだという「譲れない夢」を抱くようになったのだそうです。心身の苦痛に悩まされながらもひたむきに勉強を続け、東京でパタンナーとしての仕事を20年近く続けるも、ある日、苦痛が限界に達し、新潟・荻ノ島の古民家への移住を決断します。そこで出会った人々との交流を通じ、やがて佐藤美穂さんは、悲願であったオリジナルブランド「mihono」を立ち上げることとなります。自分自身でデザイン・パターン・縫製までを一気通貫で手がけるファッションデザイナーになることができたのです。しかし物語はここで終わりません。「一点物のクチュール服で生計を成り立たせる」。いまもなお現在進行形で挑戦を続ける佐藤美穂さんが、これからも前に進み続けるために、過去を直視し、その壮絶な半生を書ききったのが、本書『自分の中の自分を超えて』なのです。 mihono｜佐藤美穂さん @mihono.mihosato 佐藤美穂さんは、本書を通じて、自らが背負った傷痕を晒しながら、「自分で自分を認める」「自分を愛し、自分を信じる」「自分の心にまっすぐに生きる」、そうした道の存在を、私たちに静かに教えてくれます。本書についてはnoteも書きました。ご関心があるかたはぜひお読みになってみてくださいね。 https://note.com/jiyukoh/n/nb6075627afa2 * いとしい服 ようふくとわたしのはなし おーなり由子 大和書房 絵本作家、漫画家で、エッセイや作詞も手がけるおーなり由子さんが、だいすきな洋服のこと、振り返りながら、綴ったエッセイ。はじめての海、お母さんのミシンの話からはじまり、神戸の帽子屋さんでの「おっちゃん」とのあたたかいエピソードなども。「好き」を大切にしたい、と思わせてくれる、いとしい一冊。 * 福音館書店さんが1953年から70年以上刊行を続けてこられた「母の友」がまもなく休刊となってしまうことをご存じでしょうか。いよいよ最終号（次号3月号）が迫ってきた「母の友」。最新2025年2月号のテーマは「子どもがおとなになった頃の社会」。5本収録されている「未来マンガ」の1本は石山さやかさんによる「ずっと母の友」。女の子がつけている小さな髪飾り。時を遡ると実はその髪飾りは―――。過去、そして未来へ。傑作です。 @ishiyama_sayaka @hahanotomo_magazine * 50代からの生き方の絵本 わたしの庭 さく え 田中千絵 デザイン 田中千絵（著者自装） あなたの庭はあなたのもの――― 自由港書店でも好評販売中の書籍『卒母のためにやってみた50のこと〜がんばる母さんやめました』（大和書房）の著者・田中千絵さんの手による手製本。 @chietanaka まっさらで新しい自由な庭。 さあ、どうする？ 余白たっぷりの小さな絵本。 これからを思い描く、ノートブックのようにして使っても。 * 兵庫県内では現在のところ自由港書店が唯一取り扱いをさせていただいている徳島の郷土誌『めぐる、』。その22号（特集「お米のこれから」）には、大腸ガンを患ったことをきっかけとして「おむすび食堂をしよう」と決意した「ほの」さんの物語が載っています。 そんな「ほの」さんのお店が、徳島市内・北常三島町にて、一昨日（1/17）無事にオープンされたそうです！抗がん剤治療が始まり何も食べられなかった時期の辛い体験がきっかけとなってお店を立ち上げることを決心されたのだそうです。神戸から明石海峡大橋を渡り淡路島を抜けたら、すぐに徳島です。 おむすび食堂 ほの @omusubi_hono_tokushima * 生きものたちの場所作りをしながら無肥料無農薬レンゲ米栽培をされている兵庫県稲美町のmizuenouenさん。わたし（自由港書店店主）も、いつも、mizuenouenさんの美味しい玄米を有難くいただいています。 そんなmizuenouenさんがおすすめしておられた笹村出さんの著書『だれでもできる 小さい田んぼでイネつくり』（農文協）を自由港書店に置き始めました。 @mizuenouen 農業未経験から自給のための田んぼを30年続けてこられた笹村出さん。100㎡の田んぼに緑肥とソバ粕で、1人が1年間食べる量・60kgを、1日1万歩の労働で、つくる。昔ながらのイネつくりの技術を惜しむことなく教えてくださっています。 「やるか、やらんか」。他人事（ひとごと）にしていては、未来は拓けませんね。「やってみたい」気持ちを大切にしたいものです。 * * *2025/01/19に公開- 指定なし3.84%1432* * * 山川千波 写真展 299792458 m/s 2025.1.9 - 2025.1.26 自由港書店 JR須磨海浜公園駅南方面口 始まりました。 始まりを始めよう。 好きなほうへ。 店内に本がぷかぷか浮いています 今しかない この空間を 楽しんでくださいね @kupka.press @ya_chinami * 冬の夜に NEW ARRIVAL 暗闇に手をひらく 大崎清夏 すべて真夜中の恋人たち 川上未映子 しゅうまつのやわらかな、 作 浅井音楽 画 つくみず すべてのひかりのために 井上法子 朝と夕 ヨン・フォッセ 引き出しに夕方をしまっておいた ハン・ガン もぐの夜 こやまこいこ 新装版 ゆきが やんだら 酒井駒子 * * * 展示にあわせて 壁面に青いディスプレイバーを新設し 床を青く塗り 扉に立てかけていた看板パネルを店前に置くようにし ラミネート加工を施した全天候対応型営業日カレンダーを扉に貼るようにしました 2021年以来のことですが 紙雑貨の発注も済ませました 作家さんがたのイラストレーションがあしらわれたレターセットや一筆箋、それからハンカチなどです 1月下旬には入荷の予定です 2025年 自由港書店は 木金土日週4日営業をいたします きょう1月11日土曜日も あす1月12日日曜日も 13時から18時まで 扉全開でお待ちしています オイルヒーターと 床上ファンヒーターをかけていますし 店内は 冷たい風はさえぎられていますから 冬でも過ごしやすい空間だと思います エアコンは空気が乾くので 本のためにも避けています 寒いのは苦手だけど エアコンはもっと苦手だというかた 安心してご来店くださいね * * *2025/01/11に公開- 指定なし6.7%2503* * * 新年明けましておめでとうございます。 2025年。さわやかなはじまりです。 2025年1月より、自由港書店は新たに日曜日も営業日としまして、木金土日の週4日営業いたします。2021年の開業初年度以来のことです！土日はイベント出店のため店舗はお休みとなる日も出てくるかと思いますが、毎月しっかりカレンダーで営業日をお知らせいたしますね。2025年、もっともっと本屋になります。本年もどうぞ宜しくお願いいたします！ 3が日はお休みをいただき年始は1月4日（土）から営業いたします。1月9日（木）から1月26日（日）まで、12営業日、年末の東京自由港で展示をさせていただいたkupka・山川千波さんの写真作品を、今度は須磨海浜公園の自由港書店店内で展示させていただきます。 @kupka.press @ya_chinami 山川千波さんの青い写真。自由港書店店内で、ぜひご覧いただけたらと思います。部屋に飾れば、空気がガラリと変わります。L判・2L判・6PWサイズの銀塩写真のほか、片艶晒クラフト紙にプリントされたA4ポスターもご用意しております。高精細な銀塩写真の輝きも非常に美しいですが（例：写真2枚目3枚目4枚目：作品の一部）、片艶晒クラフト紙に刷られたノスタルジックなテクスチャーのA4ポスターも非常に美しいです（例：写真5枚目：作品の一部）。加えて、特別な額装写真、山川千波さんによる手製のZINE『melody』『route』も引き続き販売をいたします。ーーーもっともっと「好きの方へ」。心に自由の風が吹き込んでくるような美しい写真と本、ぜひご覧くださいませ。 * 2025年も、自由港書店らしく、作家さんの作品をひとつひとつ丁寧に仕入れて、皆さまにご紹介していきたいと思っています。行くたびに新鮮な出会いと発見があるような。そんな場所であり続けたいと思っています。今年も、作家さんをお招きする催しをさまざまに準備していますので、どうぞお楽しみに！ ―――加えて、本屋としての品揃えの幅も広げていきたいと思っております。昨年の終わりに、大きな取次会社さんとの契約を済ませまして、いままで入荷できなかった大きな出版社さん（新潮社さん・集英社さん・光文社さん・白水社さん・リイド社さん・日之出出版さん・・・）の本も入荷できるようになりました（写真6枚目）。まずは月1程度の入荷サイクルになろうかと思いますが、いままで自由港書店になかったような本もしっかりと揃えて、まちの本屋としての厚みをしっかりと出していけたらと思っています。いい本が常にしっかりと揃っている、分厚い本屋を目指します。 ―――週4営業への切り戻しをずっと準備してきました。2021年5月のオープン時は意気揚々と週5営業でスタートしたのですが、慣れない書店業、過労で倒れてしまい、2021年8月に週4営業、2021年年末に週3営業へと縮小しました。それからずっと、副業とのバランスを取りながら週3営業のリズムを整えてきました。昨年は神戸須磨シーワールドがオープンし店前の人通りも増え、お客様のご来店も増えました。そのうねりにしっかりと対応できるような技術を磨き、心身も整えましたので、今年からは、まず週4営業に切り戻します。そして次は週5営業、いずれは年中無休へ―――。 もうひとつ。2021年5月のオープン時には、紙雑貨（レターセット・一筆箋等）もふんだんに揃えておりました。ですが、本が増えていくにつれ、紙雑貨を置く場所がなくなってしまい、本を優先するために、取り扱いを縮小せざるを得ませんでした。紙雑貨としては、ポストカードと切手だけを残して、こじんまりと取り扱いを続けてきました。2025年1月中旬からは、紙雑貨（レターセット・一筆箋等）の取り扱いも復活させ、本を中心に多種多様な紙雑貨・文房具も揃った、今まで以上に気軽にお立ち寄りいただけるような空間としていけたらと思っています。 ふらり気軽に立ち寄れる＜港＞のような場所、旅人が行き交い、いつだって新鮮な出会いと発見がある＜港＞のような場所を目指して。 今年こそは、出版も、Webメディアも、オンラインショップも、はじめます。 もう遠慮しない。 もう躊躇しない。 もう迷わない。 もう悩まない。 失敗してもいい。 完成していなくてもいい。 完璧でなくてもいい。 自分の気持ちに正直に。 思いは言葉にして。 まっすぐに外に出して。 巡らせて。 2025年。もっともっと、自由のほうへ。心に自由の風をーーー、今年も、自由港書店をお楽しみに！ * * *2025/01/01に公開- 指定なし4.5%170012>次へ×インフルエンサーコンテンツCSVダウンロードフォロワー総数、フォロワー増減数、エンゲージメント数、エンゲージメント率ダウンロード※ データには投稿ID, キャプション, LIKE数, コメント数の他、投稿日, 投稿URL, Reel再生数, Reel動画尺, スクリーンネーム, 名前, 自己紹介, フォロワー数, ユーザーURLが含まれます。 コンテンツをCSVでダウンロード
ランキング
人気のタグ
コンテンツ(投稿)一覧
キーワード調査
動画分析(YouTube)
PR案件
アカウント情報
お問い合わせ
自由港書店 
日本 兵庫県
