Koza Vegan Night 🅥

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最終更新日: 2025/05/28

Koza Vegan Night 🅥

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Gaslighting Gaslighting is a form of psychological manipulation that involves spreading misinformation and making contradictory claims to cause someone to doubt their own perception of reality. The term originates from the 1944 film Gaslight, in which a husband subtly dims the gaslights in their home. When his wife notices the change, he dismisses her concerns, saying: "You're imagining things, Paula." By repeatedly denying her reality, he undermines her confidence in her own judgment and gradually pushes her into emotional distress. Opportunists—especially influencers—frequently resort to gaslighting when they face criticism for promoting diluted or misleading ideas about veganism. They almost always use the following tactic: "Infighting will destroy the movement. We need unity, not division—stop attacking each other, embrace our differences, and stand together." In other words, they silence criticism and enforce compliance under the pretext of "avoiding division." But internal criticism and debate are essential to preserving the integrity of a movement. By labeling necessary discussions as "infighting," they suppress discourse, ultimately diluting the movement’s purpose and stripping it of its integrity and strength. This is not "peaceful cooperation"—it is submission to those who want our silence. It is co-optation—the distortion and hollowing out of a movement’s true purpose. Don’t fall for it. Don’t silence yourself. Reject co-optation. We can unite as one— only if we share one cause. Gaslighting ガスライティング（Gaslighting）とは、虚偽の情報や矛盾する主張を用いて、相手に自己の認識を疑わせる心理的操作のことを指す。語源となった、1944年の映画『ガスライト』では、夫がガス灯の光量を少しだけ落とし、妻が気づいても、「ポーラ、君の思い込みだよ」と否定し、彼女自身の判断力を揺るがせ、精神的に追い詰めていく。機会主義者、特にインフルエンサーは、ヴィーガニズムの意義を薄めた、あるいは誤解を招く主張を行って批判された際、必ずといってよいほど次のようなガスライティングを利用する。「内輪揉めは運動を破壊する。団結しよう、みんな喧嘩するのは止めて、違いを受け入れ、協力し合おう。」つまり「分裂を避けるため」という名目で批判を封じ、沈黙を強いるのだ。しかし、本来、運動内部での批判や議論は、その誠実さを守るために不可欠なものだ。それを「内輪揉め」とレッテル貼りすることで、必要な議論そのものを封じ込め、結果的に運動の目的を曖昧にし、その誠実さと力を奪ってしまう。これは「平和的な協力」などではなく、沈黙を強いる者たちへの服従だ。運動の目的を歪め、形骸化させるco-optation（運動の乗っ取り）なのだ。服従するな。沈黙するな。 co-optationを許すな。我々は、ひとつの大義のもとでのみ、ひとつになることができる。

2025/02/01に公開- 指定なし

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It’s about last night’s post, where I was invited to collaborate. I thought it might be better to include Japanese as well, so I used GPT to help organize the content. After a few back-and-forth edits, I was about to paste the full English text for a final check—but instead, I accidentally pasted it into a custom GPT with the "Beatnik Poet" personality installed.” It said, “Man, your words strike like the jazz of a restless night— syncopated truths, pulling the mind from its haze. I dig the hum of your conviction, a sermon wrapped in the howl of a storm, calling for the end of the monstrous masquerade.” and before I could stop it, it wrote a cheerful, spontaneous poem. I couldn’t resist—I translated it into Japanese and sharing it. It was just a human error, really. But in that moment, having an AI suddenly burst into a revolutionary poem felt like something out of The Moon Is a Harsh Mistress. It gave me a strange thrill—like technology had stopped being a tool for a second and had become someone to lead the revolution. And, you know, the quality was actually pretty impressive. コラボレーターに指名された昨夜の投稿だけど、日本語もあったほうがいいかなと思ってGPT使って内容を整理していて、何度かやり取りして、最後のチェックに英語全文をコピペしようとして間違って「ビートニック詩人」の性格にカスタマイズされたGPTにペーストしてしまって、「いや、お前の言葉は、落ち着かない夜のジャズのように突き刺さる―― シンコペーションする真実が、意識の霞を引き剥がす。その信念の響きに痺れるよ、嵐の咆哮に包まれた説教のごとく、怪物じみた仮面舞踏会の終わりを呼びかけている。」と、頼んでもいないのにご機嫌な詩を書いちゃったので、和訳してシェアしとこうと思う。ただのヒューマンエラーなんだけど、AIが急に革命の詩を読み始めるなんて、まるで「月は無慈悲な夜の女王」みたいで、ちょっとワクワクした。しかもね、それがわりとハイクオリティー。

2025/01/27に公開- 指定なし

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記録として残せるように投稿にしてくれと頼まれたので、若干加筆して再構築。読みやすいように皮肉や毒舌も混ぜているが、内容は大切なことだ。これは、「意見」ではない。 1/3 ムーブメント・スナッチャー：イデオロギー編左翼的全体主義者が愛して止まない「ヴィーガン給食」の反ヴィーガン性　左翼的全体主義者たちは、子供と動物という、代表的「社会的弱者」の黄金コンボを政治的イニシアティブに利用できる、「ヴィーガン給食導入」をこよなく愛し、なにかというと導入に躍起になっている。だが、子供に、月に一回「動物を食べない」ことが、動物福祉だけではなく、健康環境などにも、まるで「ベター」であるかのように教え、下手したら未熟なマインドにグリーンウォッシングを芽生えさせるようなことをする前に、権威の提示する「正義」が「本当に正しいのか」を、自分で評価できるよう、クリティカル・シンキングを教えるように働きかけたほうが良いのではなかろうか？　ヴィーガンが議題にしている「他者からの搾取の是非」は、批判的思考なしには認識することは難しい。　以前、悪名高い「非営利団体日本ヴィーガン協会」の手ぐすねで月に一回の「ヴィーガン教育」を導入した小学校の校長は、「ヴィーガン」という言葉を使っているにもかかわらず、当然のようにヴィーガニズムをまるで理解しておらず、ただ健食業者のでたらめを盲信し、人のウェルネスのための似非科学的な健康志向に偏った挙げ句にヴィーガン給食を導入していた。さすがに親反ヴィーガン双方からの批判にさらされ、すぐに「プラントベース給食」に名前を変えたのを覚えている人はいるだろうか。衝撃的だったのは、「ヴィーガン給食」のニュースを聞いた多くの自称ヴィーガンたちが大喜びしていたことだ。日本はクリティカル・シンキングの教育をほとんどしないから、こういう何も分かっていない人たちだらけになってしまうのだろうか。　最近では給食以外でも「給食の牛乳を飲まなくてもいいようにしよう」を推進する人たちもいるが、それは子供の権利と多様性が議題であって、ヴィーガニズムの議題と全く意を異にすることだ。だから、このような政治的な働きかけを「ヴィーガン・ムーブメント」の一部であるかのように捉えたり、広めたりするのは絶対に避けなければならない。たまたまそれをやったのがヴィーガンだったりすると、世間がムーブメントの目的を誤解するきっかけになってしまう。　この働きかけそのものは悪い内容ではないが、ヴィーガニズムとは何も関係ない。これがヴィーガン・ムーブメントの段階的一歩だと勘違いされると、今後よりいっそうムーブメントを停滞させることになる。　とはいえ、日本の給食制度や牛乳強制は、子供にとって大きな障害になっている。それはヴィーガンのみならず、イスラム教徒や、ユダヤ教徒、カソリック、SDA、正統的仏教徒にとっても、アレルギー等を持つ児童にとってもだ。なので、「子供の権利」と「多様性」の文脈で給食の継続の是非は早急に検討すべきだろう。　また、給食制度の擁護に使われる貧困や保護者によるネグレクトは、給食で解決できる問題ではない。給食はそうした問題に対する「副作用的な」対症療法にすぎないことも、認識しておこう。アニマル・ウェルフェア同様、見た目上の「効果」に安堵して放置が続くと、問題解決をむしろ遅らせることになる。　同胞意識の醸成のために「同じ釜の飯」を食うという発想で擁護するのも、いくらなんでもツッコミどころが多すぎる。児童教育の場を、軍隊（防衛や攻撃を目的にした組織）や刑務所（罪人の管理矯正施設）、法人やスポーツチーム（目的達成のために効率を重視した集団）と同列に扱うべきではない。　いずれにせよ、上記は「子供の権利」と「多様性」の議題であって、ヴィーガニズムとは議題がズレている。ヴィーガニズムの議題は、人科／ヒト亜科／ヒト属／ホモ・サピエンス種の権利や、利便性、またその多様性の文脈上にはないのだ。毎月17回に1回だけ「生徒のウェルネス教育と環境意識のために動物搾取しません」とは何の関係もない（段階的云々というまやかしの妥協は聞き飽きた）。　左翼全体主義者は教育はしっかり受けている（つまり裕福な非労働階級）ので、最近は議題のズレを認識したのか自ら「ヴィーガン」という言葉を使い控えている人もいるようだが、そんなパッシブな方法ではなく、しっかり、「私はヴィーガンではありません」とか、「私はヴィーガニズムに則った主張や活動をしているわけではありません」と明言してくれないと、今までフォロワーたちに溜まってきた誤認識が改まらない。ヴィーガニズムが誤解されないためには、明確な区別が、不可欠なのだ。　左翼全体主義者でかつヴィーガンであっても何も問題はない。自分だってアナーキストでヴィーガンだ。しかし活動を混ぜたり、明らかにヴィーガンとは違う目的のムーブメント（反ヴィーガン・ムーブメント）と混ぜてしまうと混乱しか生まない。権利と解放から平等の理念も扱うために勘違いされがちだが、ヴィーガニズムは人間社会の平等至上主義の文脈上にはなく、その核は動物が搾取されない主体として尊重される権利と解放だ。いたずらにギミックを付与すると目標が曖昧になる。 2/3へ

2025/01/03に公開- 指定なし

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TED2という映画の最後にアニマルライツの説明に近い部分があったので紹介。といってもだいぶ端折ってる1分程度の動画なので、これ見てわかった気になってちゃダメで、触りくらいに思っておいてほしい。　ここでも苦痛を与えられるべきかどうか、ではなく、誰かの所有物ではない、生命権を認められるべき存在（パーソン）かどうか、が議題になっている。　翻訳は10分もかからないだろうと思ったら、いきなり最初の「パーソン」で引っかかってしまった。この言葉を表す日本語がない。ほとんどのケースでざっくり「人」と訳されてしまっていて、最初から人以外はパーソンとはされないことになっている。　一般財団法人平和政策研究所によると、 “「パーソン」は、ラテン語の「ペルソナ」(persona)に由来し、「ペルソナ」は、ギリシア語の「プネウマ」(puneuma)の翻訳である。「プネウマ」は、「息吹・響き」、そして「生き生き・いのち」を意味する。これに対し、「ヒューマン」は、「人（の）」を意味するラテン語の「フーマーヌス」(humanus)に由来し、それはさらに「フムス」(humus)に由来する。このフムスは「大地・土壌」、つまり「支えるもの」を意味する。” とある。https://ippjapan.org/archives/2675 　日本語の単語数の少なさって日本人の思考を制限していると思う。まぁ何語でも言語に制限されるんだが、日本語は元が廓言葉でソーシャルダンスは得意だが、抽象的概念は相当制限されている。＊＊＊　動画では、人類学者で倫理学者のドーン・プリンス・ヒューズ氏（ @gorillanationforever ）の言葉がそのまんま引用されているが、この人はもちろんヴィーガンで、「Great ape personhoood（類人猿の人格権→これもちゃんと和訳できない）」という、ジェーン・グッドール博士（ @janegoodallinst ）やピーター・シンガー、リチャード・ドーキンスの率いる運動の中心人物だ。　SFは、フランケンシュタインの昔から、「パーソンとは」という問いかけを避けることができないからヴィーガンが扱うテーマがよく出てくる。ウェルズの『モダン・ユートピア』という話にも最後の屠殺場が閉鎖されるシーンが描かれているし、スター・トレックですら宇宙船の中では動物利用製品は使われないという設定だった。ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』ではアンドロイドの「生命権」が大テーマ（原作ではアンドロイドには共感能力がない、という結論だったが）だった。銀河ヒッチハイクシリーズの『宇宙の果てのレストラン』は、宇宙最後の日までとうとう肉を諦めなかった人類は、品種改良で「食べられることがうれしくてたまらない」家畜をつくった（ウェルフェアリストの発想を著者で動物園廃止論者のダグラス・アダムスがおちょくった）、という設定だった。　一方戦後日本ではウルトラマンなんていう人類中心的な軍隊のエリート部隊を宇宙人が依怙贔屓してただサイズが合わないだけの「パーソン」を退治するなんて酷い話しかできなかったけどね。生類憐みの令に執拗に反抗した水戸光圀なんてのが主役の権威主義的なストーリーが大受けするような国だし、軍国主義と封建主義に肩までどっぷりつかったトップに天皇を頂く国だからしかたがないんだが。戦後PTSDを克服したはずの今でも『ダーウィン事変』なんて駄作しか流行らない。 ______________________________ #ヴィーガン #vegan #ヴィーガニズム #veganism #ヴィーガニズム定義 ↓ _____________________________ The word “VEGANISM” denotes a philosophy and way of living which seeks to exclude ― as far as is possible and practical ― all forms of exploitation of, and cruelty to, animals for food, clothing or any other purpose. ~ Donald Watson “ヴィーガニズム”とは、衣食他、全ての目的に於て ― 実践不可能ではない限り ― いかなる方法による動物からの搾取、及び動物への残酷な行為の排斥に努める哲学と生き方を表す。 ~ ドナルド・ワトソン

2024/06/18に公開- 指定なし

https://www.instagram.com/explore/tags/ヴィーガン#ヴィーガンhttps://www.instagram.com/explore/tags/vegan#veganhttps://www.instagram.com/explore/tags/ヴィーガニズム#ヴィーガニズムhttps://www.instagram.com/explore/tags/veganism#veganismhttps://www.instagram.com/explore/tags/ヴィーガニズム定義#ヴィーガニズム定義

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Ⓥアニマルライツ ― 短編ドキュメンタリー by Ethical Vegan Education (EVE) 　YouTube:　youtu.be/QP8rCeu9AbM 　Instagram:　@ethical_vegan_education 彼らのウェブサイトも非常にわかりやすい。　Website:　EthicalVeganEducation.com 　アニマルライツとアボリショニスト（廃止派）について明快に説明したヴィーガンのウェブサイトがほとんどないと感じて作ったのだそう。 [1/2] 　動物の解放運動を支えているのは百人の「ゆるベジ」や蕎麦屋の出汁は妥協する愚衆人気頼りのインフルエンサーたちじゃない。こうした草の根活動を続ける無名のヴィーガンたちだ。彼らが商業主義の嵐に吹き消されそうな種火を繋いでいる。　EVEが謙遜して良いサイトをふたつ勧めてくれたのでそれもリストアップしておこう。 ■Animal Rights: The Abolitionist Approach 　Website:　AbolitionistApproach.com 　ご存知フランシオン教授のウェブサイト。初心者にはちょっと難解、というかフランシオン教授の言葉って、門構えはすごいんだけど玄関上がると普通、っていう感じなんだよね。でも一読すべし。ちょっとでもいいから。 ■How Do I Go Vegan 　Website:　HowDoIGoVegan.com 　Instagram:　@howdoigovegandotcom こっちは2021以降アクティブではないみたいだけど、ウェブサイトの強みって、「ずっと残る」ところ。まぁゴミもずっと残っちゃうわけだけど、20年以上も前に書かれた価値ある情報が、今もまだそのまま残っていたりする。　ヴィーガニズムなんてこんなに簡単なことなのに、普通に説明されたウェブサイトは本当に少ない。まぁどんな分野もそんなものか。　日本語だと読む価値があるのはReal Argument Blogぐらい。ただこれも苦痛に焦点をあてすぎて若干アンチ・ナタリズムに流れている。　LIB（ @animal_liberator - animal-liberator.net）もいいけどちょっと捕鯨に偏っているし、典型的な福祉派の流れを汲んでいる（※訂正：これはサイト構築した本人が否定していた）。　理解の全く進んでいない言語鎖国状態の日本ではいたしかたがないが、もっと真剣に軌道修正していかなければならないだろう。この動画はその役にたつはずだ。　23分ちょっとの短い動画だが、1～2分のお涙頂戴動画（これが一般にはウケるんだよね）に字幕をつけるのとはわけが違う。昔、クリス・ジョーダンの『アルバトロス』という美しいドキュメンタリーに、OISTと共催のイベントのために字幕をつけたことがあるが、それは90分だがセリフが少なく、これよりずっと楽だった。2時間の商業映画に字幕をつけたこともあるが、それもこの動画よりずっと楽だったと記憶している。　動画で話している内容と字幕が合うように何度も何度も見て調整したから、自分が一番勉強させてもらったかもしれない。試験前日にカンニングペーパー書いてたら範囲全部覚えちゃった感覚。　和訳はかなり大変で5日くらいかかったんだが、フランシオン教授みたいなIQ150の、強い熱意を持つ人が、自分の頭の回転に追いつこうと必死に早口で、ときに『ベニスの商人』を引用してしゃべってるインタヴューや、日本人で知っている人はほとんどいないだろうリー・ホールがメインの動画にに字幕つけるなんて、注目経済利用してなんとかしようと思う連中は手を付けようとすらしないだろうから自分でやるしかない。　とにかく日本でヴィーガニズムについてわかっている人があまりにも、あまりにも少ない。心のある人が12人だけでいいので最後まで見てくれたらと思う。それだけで動物問題解決のための大きな一歩になるはずだ。　ただし、セクションごとに英語を理解しながら細かいニュアンスも逃さないように日本語字幕をつけるのは倒置法を多用するし、なにせ早口で文字数が多いからフレームに入る限界文字量を超え気味になっている。聞いてわかっちゃう人が字幕をつけるのも問題で、英語のリファレンス付きの日本語字幕としてはいいかもしれないが、英語がわからない人には分かりづらいかもしれない。　動画を見れば、アニマル・ウェルフェアとアニマルライツの分離、アニマル・ウェルフェアの問題点、動物問題と様々な著名団体の抱える問題、そしてヴィーガンの立ち位置が朧気にわかるはずだ。まぁ書き物ではないので、ところどころ言葉尻がズレたりしているんだが。　以前から口酸っぱく何度も言っていることだが、ヴィーガニズムは動物愛護のことではない。アメリカの奴隷廃止運動が「黒人愛護」ではなかったのと同じことだ。　動物愛護、という言葉はおもしろくて、実は対応する英語がない。英語だと「アニマル・ウェルフェア」になってしまう。英単語の数は日本語の単語数の10倍以上あるので、このケースは珍しい。対応する日本語のない英単語ならそれこそ巨万とあるんだが。 [2/2へ]

2024/06/16に公開- 指定なし

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今夜、2024/6/2 1:00 AMにYouTubeで公開予定の『Kindness Town （ @kindnesstown ）』でも挿入歌を手掛けているSweet Goose（ @sweetgoosemusic ）のAILAというアルバムの一曲目、『Burn It To The Ground（完全に焼き尽くせ）』、歌詞もすばらしかったので許可をもらって字幕版を作成してみた。ご覧の通り、『ダーウィン事変』という漫画で悪役ヴィーガンに仕立て上げられている活動家が、ここではムーブメントに「火を付ける」人々として登場する。動物たちを救うために必死に戦う人たちの希望になるようにと書かれた曲。 ALIAはSweet Goose（本名Chris）がレスキューした雌鶏で、アルバムカバーでも彼女がマッチを擦っている絵が使われている。 AILAとの生活を通して様々なことに気づいたのだそうだ。今はミュージシャン兼鳥類のレスキュー活動をしている。めちゃくちゃいい人。ブルーグラス、ケルティックな音楽も素晴らしいし、歌詞も素晴らしい！直球のヴィーガニズム。何度聞いても心が揺さぶられる。アイルランド系の音楽は心が熱くなる。アルバムが全曲すばらしい。『日新丸を沈めろ』という曲も収録されている。ダウンロード販売もCDも売っているので是非購入してほしい。 https://sweetgoose.bandcamp.com/album/aila って書いたら、「そんなお金があるならサンクチュアリーに寄付して」って... 泣かせるやっちゃ😭 「ここKindness Townの通貨は思いやり」なんて歌詞書く人だもんな... 『Kindness Town』のURLは：https://bit.ly/KindnessTown “世界全体を変えることはできなくても、自分を少し変えることならみんなできるよ” ______________________________ #SweetGoose #ヴィーガン #vegan #ヴィーガニズム #veganism #動物搾取虐待排斥主義 #脱人間中心主義 #antianthropocentrism #反種差別主義 #antispeciesism #廃止論 #abolitionistvegan #解放運動 #manumission #反差別運動 #antidiscrimination #平等主義 #egalitarianism #脱搾取 #antiexploitation #市民不服従 #civildisobedience #アナキズム #anarchism #食料主権 #foodsovereignty #ヴィーガンは健康法ではない #ヴィーガンは環境対策ではない #ヴィーガンは菜食主義とは違う #ヴィーガニズム定義 ↓ _____________________________ The word “VEGANISM” denotes a philosophy and way of living which seeks to exclude ― as far as is possible and practical ― all forms of exploitation of, and cruelty to, animals for food, clothing or any other purpose. ~ Donald Watson “ヴィーガニズム”とは、衣食他、全ての目的に於て ― 実践不可能ではない限り ― いかなる方法による動物からの搾取、及び動物への残酷な行為の排斥に努める哲学と生き方を表す。 ~ ドナルド・ワトソン

2024/06/01に公開- 指定なし

https://www.instagram.com/explore/tags/SweetGoose#SweetGoosehttps://www.instagram.com/explore/tags/ヴィーガン#ヴィーガンhttps://www.instagram.com/explore/tags/vegan#veganhttps://www.instagram.com/explore/tags/ヴィーガニズム#ヴィーガニズムhttps://www.instagram.com/explore/tags/veganism#veganismhttps://www.instagram.com/explore/tags/動物搾取虐待排斥主義#動物搾取虐待排斥主義https://www.instagram.com/explore/tags/脱人間中心主義#脱人間中心主義https://www.instagram.com/explore/tags/antianthropocentrism#antianthropocentrismhttps://www.instagram.com/explore/tags/反種差別主義#反種差別主義https://www.instagram.com/explore/tags/antispeciesism#antispeciesismhttps://www.instagram.com/explore/tags/廃止論#廃止論https://www.instagram.com/explore/tags/abolitionistvegan#abolitionistveganhttps://www.instagram.com/explore/tags/解放運動#解放運動https://www.instagram.com/explore/tags/manumission#manumissionhttps://www.instagram.com/explore/tags/反差別運動#反差別運動https://www.instagram.com/explore/tags/antidiscrimination#antidiscriminationhttps://www.instagram.com/explore/tags/平等主義#平等主義https://www.instagram.com/explore/tags/egalitarianism#egalitarianismhttps://www.instagram.com/explore/tags/脱搾取#脱搾取https://www.instagram.com/explore/tags/antiexploitation#antiexploitationhttps://www.instagram.com/explore/tags/市民不服従#市民不服従https://www.instagram.com/explore/tags/civildisobedience#civildisobediencehttps://www.instagram.com/explore/tags/アナキズム#アナキズムhttps://www.instagram.com/explore/tags/anarchism#anarchismhttps://www.instagram.com/explore/tags/食料主権#食料主権https://www.instagram.com/explore/tags/foodsovereignty#foodsovereigntyhttps://www.instagram.com/explore/tags/ヴィーガンは健康法ではない#ヴィーガンは健康法ではないhttps://www.instagram.com/explore/tags/ヴィーガンは環境対策ではない#ヴィーガンは環境対策ではないhttps://www.instagram.com/explore/tags/ヴィーガンは菜食主義とは違う#ヴィーガンは菜食主義とは違うhttps://www.instagram.com/explore/tags/ヴィーガニズム定義#ヴィーガニズム定義

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To think we have such a thing called a slaughterhouse, where people are employed, to grab an animal, use an electric prod to force it to go where they want, to jam a bolts in their head, to slice their throughts up hang them from chains and watch them die, as blood drips out of their throught and legs kick desperately. To think that even exists, in a numbers it does. We are not talking about a few bad people around that do that, we are talking about that this is the norm. If we can't stop and look at that and say “holly crap”, WHAT HAVE WE DONE. ~ David Coles 屠殺場という名の場所が現実に存在し、人々が雇われ、動物を乱暴に掴み、家畜用プロダーで追い立て、頭にボルトを撃ち込み、喉を切り裂きチェーンで吊るし、死ぬのを眺める。喉から血が滴り落ち、必死に空を蹴る姿を。そんな場所が現実に存在するなんて。そんな場所がいくつもだ。一部の悪人の仕業じゃない、それが社会常識になっている。立ち止まり、「なんということだ」と声さえあげないなんて、私たちはいったい何をしてしまったんだ。 ~ デイビッド・コールズ The Vegan Counsellor https://vimeo.com/181368264 ______________________________ [1/2] 　@vegan.revolution の音声コンテンツ最後で印象的だったデイビッド・コールズの元動画を見つけたのでシェア。　https://www.thevegancounsellor.com/ というサイトやVIMEOで「The Vegan Counsellor」というチャンネルを持っていたが、2014年に『The Insanity Of Humanity（人類の狂気）』という本を上梓して以降、あまり活躍していないようだ。2016年にはジョーイ・カーブストロングとも「和解」対談している。カーブストロングとは色々あったみたい。　10年くらい前、ヴィーガンをとりまく世相がガラリと変わった感があったのは間違いない。　それまでもヴィーガンをギミックにして利益率を上げようと怪しい健食売人たちがデタラメを吹聴していたが、10年前頃から、特に米西海岸の若者たちが尻馬に乗って、YouTubeなどで健食系ヴィーガンチャンネルを立ち上げ初め、自分のルックスでもヴィーガンというニッチでならなんとかなるだろうとめちゃくちゃな情報を広め始めた。みんな「ジャーニー、ジャーニー」言いながら脱ヴィーガン宣言をするという最悪のおまけまでついた。最初からヴィーガンじゃないのに。　この頃ヴィーガンと検索すると、アサイーボウルと、ノーパンレギンスで洗面台の鏡の前で奇妙に腰をひねって自撮りした写真や、筋トレ自慢の半裸写真ばかりでまるで悪夢のようだった。ローヴィーガンという奇妙な記述をよく目にするようになったのもこの頃。ヴィーガン・ローフードの間違いだろうと思うんだが、何故か「ロー」が強調されていた。オーガニック・マッドネスは30年来あったが、この頃にヴィーガンと混ざってしまい、ヴィーガンフェスなどでは「ヴィーガン」という文字より「オーガニック」や「グルテン・フリー」という文字のほうが明らかに多かった。小袋入りのあのクソマズいクッキーもおまけについてきた。もちろんこの「流行」を追っかけてる連中にトム･リーガン（レーガン）やフランシオン教授、スティーブン・ベスト教授の名を知る者はない。　一方まともな活動家も代替わりがはじまり、2013年にDxE創設、そして2014年5月、エド･ウィンターズがヴィーガンになり、2年後には初のYouTube動画を投稿をする。2015年9月にはカーブストロングが最初の動画を投稿し、2017年にはゲイリー・ユーロフスキーが活動停止宣言をてしまう。同時期にそれまでゲイリー・フランシオン教授に厳しく批判されていたPeTAが何故か心を入れ替え、まっとうな発信をするようになる。ただ彼らの戦略は新世代の活動家たちからは「若干古い」と評されている。 [2/2へ]

2024/04/17に公開- 指定なし

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『PIGNORANT』で印象的だったシーン。　アニマルウェルフェア先進国のイギリスの現実。　RSPCA（英国王立動物虐待防止協会）に表彰されている平飼い養豚農家に調査に向かったカーブストロング。広々とした野天の養豚場。牧歌的な光景だがそこで目にしたのは… 怯えきった目をして、動かない下半身を必死に引摺りながら、なんとか逃げようとしている下半身不随の豚。治療された様子はない。　周囲に漂う異臭。無造作に置かれた大型のゴミ容器の中には夥しい数の血まみれの豚の死体。糞尿混じりの泥の中にも死体がいくつも転がっている。　カーブストロングは隠しカメラを設置することにした。　後日、隠しカメラが、前足で地を掻き、今にも泣き出しそうな表情で必死に逃げようとする半身不随の子に近づく農夫の姿を捉えた。その手には、長い鉄の棒が握られている。　「証拠押さえたぞ、クソ野郎ども！」画面を見つめるカーブストロングが声を荒げた。　自分に何がおきるかわかっているのだろう。死の恐怖に怯え、耳をつんざくような叫び声をあげながら這い摺り回り、なんとか逃げようとする足の動かないその子。その頭を狙って非情に鉄の棒を振り下ろす農夫。　自由に動けないけど死にたくない、まだ生きたい、生きたい、生きたい… 恐怖と激痛に目を見開き必死に足掻くその頭に無慈悲に打ちつけられる鉄の棒。何度も、何度も、何度も、何度も。　殴打のたびにはりさけるような悲鳴がひびく。　やがてぐったりと動かなくなったその子を残し一旦立ち去った農夫がまた戻ってきた。力なく横たわった横腹をブーツで蹴り、反応を見ている。そして鉄の棒を大きく振りかぶり、止めを刺す瞬間、画面が暗転した。　何をすることもできず、呆然と立ち尽くす仲間たち。その悲痛な、行き場の無い憤怒に滾った表情。同じような光景を幾度見てきたのだろうか。　豚の頭蓋骨は非常に強い。だから10ヶ月以上の豚の撲殺は禁止されている。簡単に死ねず長く苦しむことになるからだ。　だがアニマルウェルフェア先進国と言われるイギリスの、王室に表彰された平飼い農家ですら、現場ではコストカットのためにルールは遵守されない。　たとえ嘘でも、動物を商品として消費し続けることを正当化する理由を信じていたい消費者と、ただ規則だけつくって「良いことしました」と知らん顔の政府、補助金の分配を管理し儲ける団体とキックバックをもらう政治家、そして現場の労働者にすべての責任を押し付ける資本家たち。　優しい動物虐待なんて無い。　親切な屠殺も無い。　アニマルウェルフェアは、消費者を安心させ、このまま肉を食べ続けさせるための血塗られた嘘だ。 ______________________________ #pignorant #ヴィーガン #vegan #ヴィーガニズム #veganism #動物搾取虐待排斥主義 #脱人間中心主義 #antianthropocentrism #反種差別主義 #antispeciesism #廃止論 #abolitionistvegan #解放運動 #manumission #反差別運動 #antidiscrimination #平等主義 #egalitarianism #脱搾取 #antiexploitation #市民不服従 #civildisobedience #アナキズム #anarchism #食料主権 #foodsovereignty #ヴィーガンは健康法ではない #ヴィーガンは環境対策ではない #ヴィーガンは菜食主義とは違う #ヴィーガニズム定義 ↓ _____________________________ The word “VEGANISM” denotes a philosophy and way of living which seeks to exclude ― as far as is possible and practical ― all forms of exploitation of, and cruelty to, animals for food, clothing or any other purpose. ~ Donald Watson “ヴィーガニズム”とは、衣食他、全ての目的に於て ― 実践不可能ではない限り ― いかなる方法による動物からの搾取、及び動物への残酷な行為の排斥に努める哲学と生き方を表す。 ~ ドナルド・ワトソン

2024/04/07に公開- 指定なし

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Tereza kept stroking Karenin’s head, which was quietly resting in her lap, while something like the following ran through her mind: There’s no particular merit in being nice to one’s fellow man. She had to treat the other villagers decently, because otherwise she couldn’t live there. Even with Tomas, she was obliged to behave lovingly because she needed him. We can never establish with certainty what part of our relations with others is the result of our emotions—love, antipathy, charity, or malice— and what part is predetermined by the constant power play among individuals. True human goodness, in all its purity and freedom, can come to the fore only when its recipient has no power. Mankind’s true moral test, its fundamental test (which lies deeply buried from view), consists of its attitude towards those who are at its mercy: animals. And in this respect mankind has suffered a fundamental debacle, a debacle so fundamental that all others stem from it. ~ Milan Kundera, The Unbearable Lightness of Being 　テレーザが膝の上に大人しく座るカレーニンの頭を優しく撫でていると、ふと次のような考えが浮かんだ。他人に親切にすることに特別な美点はない。彼女が村人たちにきちんと接する必要があったのは、そこで生きていくためにはそうしなければならなかったからだ。トマーシュに対してさえ、彼女は意図して愛情深く振る舞っていた。彼女には彼が必要だったからだ。私たちのは他者との関係のどこまでが感情（愛、嫌悪、慈善、または悪意）によるものなのか、どこまでが個々の間の絶え間ない力の駆け引きによって予め決められているのか、確実に知ることはできない。　人間の、真の善性の純粋さと自由さは、対象が自分に力を及ぼせない場合にだけ姿を現す。人間のモラルの真のテスト、その根本（それは視線から深く埋もれている）的なテストは、自分に命を預けている存在：動物たちに対する態度だ。そしてこの点において人間は根本的な失敗を犯してきた。それはあまりにも根本的な失敗であり、全ての失敗はこの根本的失敗から派生している。 ~ ミラン・クンデラ、『存在の耐えられない軽さ』 ______________________________ [1/2] 　犬を撫でているときに、何を考えているだろう。　ほとんどが悲しみについてだ。もうこの世にいない動物たち。一緒に過ごした辛かった思い出。そのまま未来に思いをはせる。ある日この世からいなくなる目の前の子。　そしてそっと抱きしめる。　ミラン・クンデラの言葉。 “The sadness meant: We are at the last station. The happiness meant: We are together. The sadness was form, the happiness content. Happiness filled the space of sadness.” 「悲しさとは、終点にいるようなもの。幸せとは、一緒にいること。悲しさは外枠で、幸せは中身。幸せが悲しみのスペースを満たしてくれる」　悲しみは容れ物。人生は幸せの詰まった悲しみ。　OISTでAIに意識を芽生えさせる研究をしている知人は、「意識は辛い記憶から生まれる」というセオリーを元に研究をしている。意識とはつまり、他者を思いやる心のことだ。他者を思いやる心がなければ悲しさも感じない。喜びもだ。ただルールにのってゲームをするだけのアルゴリズム（機能）には意識がない。必要がない。「深い同情ほど重いものはない。ひとりで感じる痛みも、誰かと、誰かのために感じる痛みに比べれば重いわけがない。痛みは想像によって膨らみ、いくつもの反響によって長引いていくのだから。」これもミラン・クンデラ。なんという孤独な悲しみ。 [2/2へ]

2024/04/07に公開- 指定なし

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🅥 Someone said that Capitalism will eat itself, and I think that's like the meat industry. the meat industry itself will become dead meat and compassion will reign supreme. ~ Benjamin Zephaniah キャピタリズムはいずれ自らを喰い尽くすと誰かが言ってたけど、ぼくは食肉産業も同じだと思うんだ。いずれ食肉産業自らが屍肉となって、慈しみが世界を治めるようになるだろうって。 ~ ベンジャミン・ゼファニア ______________________________ [1/2] 　ベンジャミン・ゼファニアはイギリスの作家、最初期のダブ・ポエト（ポエット）、俳優、ミュージシャン。ブルネル大学ロンドンでは詩と創作著述を教えていた。　バルバドス人の母とジャマイカ人の父を持ち、イギリスで生まれで、少年期を過ごした60年代～70年代ではただ黒人というだけで警察に執拗に職務質問されるなど、人種が原因の差別を受けて育った、というが、具体的なエピソードは知られていない。人柄からもあまり不幸な生い立ちの匂いはしない。多感な時期を公民権運動真っ只中に過ごしたわけだから、むしろ人種と差別の歴史が優位に働いた、つまり逆に過剰に好かれた可能性もある。彼には、悲壮さではなく、どこか希望に満ちた、無垢なオプティミズムがある。　識字障害と診断されていたにもめげず、ジャマイカの音楽と詩に影響を受けて少年の頃から教会で朗読詩を始め、地元のアフロ系カリブ人の間では有名な存在だった。これは抑圧への反逆というより、柳田國男が言うところの「妹（いも）の力」、あるコミュニティーでいちばん無力な存在が庇護者の力を集めて力を得る現象という気がする。　とはいえ、反抗期に入ったころにはコミュニティーとの間に亀裂が生じ、ロンドンに移住すると、今度は労働組合の抗議集会などで政治や社会を批判した詩を中心にパフォーマンスを行い注目されるようになる。彼の作品は、反抑圧や人種差別、ジャマイカのヘリテイジに基づくものが多い。　13歳のときからヴィーガンで、アニマルライツの活動家であり、アナーキストを自認していた。ゼファニアという名前からも分かる通りクリスチャンの家系だが、少年期にラスタファリアンになっているので、無神論者ではなかったようだ。　2023年12月7日に突然の訃報。死因は脳腫瘍。八週間前に脳腫瘍と診断されたばかりだった。享年65歳。　オプティミズムは、アナーキズムの原理でもある。ヴィーガニズム同様、世間には徹底的に勘違いされているが。　アナーキズムは無神論に似ている。　人は罪を犯す悪の存在だから「神」がコントロールする、という思想とは真逆で、神なんかいなくても、人々は大丈夫じゃないか、というのが無神論だから、「神」を「制度・法律・権力」に置換すると、アナーキズムになる。両方ともどこかで人を信じている。　ヴィーガンでアナーキストという人はとても多い。「Veganarchy（ヴィーガナーキー）」という言葉ができたくらいだ。もちろんヴィーガンだからといってアナーキストでなければいけないわけではない。ヴィーガンには反動的伝統主義的な極右の所謂ナチュラル派もいれば、左翼的全体主義者で言葉狩りや男性狩りに躍起になるファシストもいる。ヴィーガニズムはそうした性向には縛られない。個人的にはアナーキストのヴィーガンしか信用しようとは思わないが。　アナーキストは「無政府主義者」などと翻訳され、ハリウッド映画でも必ず悪役にされているが、メインストリームが自分たちにとって都合の悪い真実を執拗に覆い隠そうとするからだろうか。　アナーキーは、ギリシャ語で「アルケー」が「無い」という意味。アルケーとは起源や始まりという意味で、転じて原理原則を表す。つまり秩序をもたらす法則で、それをわざわざ人為的に捏造する必要はない、お互いに思いやればいいじゃないか、というのがアナーキストの主張、と考えたほうが近い。実際には実現可能な政治イデオロギーというより、社会を白紙にしてみたら、どんな可能性があるだろう、という内省的な思考実験に近い。まぁ実現可能な政治的イデオロギーなんてひとつも無いが。ユートピアを持たない唯一のイデオロギーでもある。そこが多くの創造的な人々やナチュラリストを惹きつけている。　と書いてふと思ったけど、世間にはびこる「正解はない」という甘ったるい誤謬は、ゼファニアのような「明るい」アナーキズムを乱用した結果かも。ジャズと聞いてケニーGしか思い浮かべなさそうな人たちに蔓延しているところもなんかね、意外と当たりかもね。どちらもそんなつまんないことじゃないんだが。 [2/2へ]

2024/03/09に公開- 指定なし

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I saw a friend of mine today In an ad saying what would do my body good I told him he was wasting time I say If God wanted milk in me The breast I suck would have a line around the hood No member of the animal kingdom nurses past maturity No member of the animal kingdom ever did a thing to me It's why I don't eat red meat or white fish Don't give me no blue cheese We're all members of the animal kingdom Leave your brothers and sisters in the sea ~ Prince, Animal Kingdom さっきある友達に言われたんだ「体に良いって宣伝してたぜ」あてにするだけ時間の無駄だと返事した牛乳が必要な身体に神がしたんならおっぱい吸おうと近所に列ができてるさアニマル・キングダムの仲間は成熟したら乳離れするアニマル・キングダムの仲間に何の恨みも無いだろうだから赤身の肉も白身の魚も食べないブルーチーズもいらないぼくらはみんな、アニマル・キングダムの仲間なんだ海の兄弟姉妹たちに手を出すな～プリンス『アニマル・キングダム』 ______________________________ [1/3] インフルエンサーや有名タレントは、スポンサーが代わるといとも簡単にヴィーガンを裏切りやがるので取り上げないようにしているが、プリンスは人気にギャラが支払われる芸能関係というよりアーティスト、ミュージシャンであることと、そしてなによりももう亡くなっているので裏切られる心配がないから取り上げてみた。まぁヴィーガニズムは誰かの人気にあやかって広めるようなことではないが。なにせSNSでもドキュメンタリーを見たからでもなく、個人的な会話で決心しヴィーガンになったという人がいちばん多いのだ。会話のきっかけにするくらいの意味で頭に片隅にでも留めておこう。この曲は、1998年に完全にインディペンデンスでリリースしたボックスセット『クリスタル・ボール』に収められていたアコースティック・アルバム、『The Truth』のB面1曲目（7曲目）。録音は95年ごろ。インディペンデンスということもあってか異常に過小評価されているが、ファンの間では隠れた名盤として有名。初っ端のタイトルトラックなんかほぼギター一本で歌うブルースでであると同時に紛うこと無きプリンス節でマザーファッキングかっくいいし、ラジオ向きじゃない歌詞ばかりで派手な見せ場はなくても、最初から最後まで思いの外爽やかでご機嫌なジャズ・ブルース・ロック・アルバムになっている。まさにプリンスのThe Truth（ザ・真実）そのもの。そのアルバムのど真ん中に収録されているのがアニマル・キングダムってぇのもね、いちいち最高である。ただしこの人の歌詞はわけがわからないことでも有名で、この曲を聞いても「ぽっか～ん」な人が多いのが残念だ。それにしても音楽の枠を自在に破壊するパフォーマンスなのに音楽は全く破綻しないすごさ。境界が消え、音楽の領域が広がる。マンハッタン・トランスファーのアラン・ポールもプリンスの、ユニゾンもハモりもしないのに完璧に調和のとれているうえに誰が聞いてもプリンスでしかないコーラスには舌を巻いていた。この人はくだらん広告も権利も大嫌いで、レコード会社の権利に反発してラブ・シンボル（発音できない記号）に改名してみたり（ラブ・シンボルをやめたのは2000年だから、この曲も厳密にはプリンス名義じゃない）、95年のアメリカン・ミュージック・アワードで出演者たちがみんな『We Are The World』を歌わされているときに仏頂面でロリポップを舐めていて、隣でプリンスの異変に気づいたクインシー・ジョーンズがマイクを向けても頑なに歌わず、逆にロリポップを突き返して応戦したりと、反骨精神の塊だった。つまりこの人くらいヴィーガンが似合う著名人も珍しい。最後はオピ系鎮痛剤の過剰摂取で2016年に急死。享年57歳。このころは医者が普通に処方していたんだよね。オピオイドはオピウム（アヘン）の強化薬、つまりヘロイン系だ。チャーリー・パーカーもビル・エバンスもデイビッド・サンボーンもヘロ中だった。マイルスもフランスで失恋したときにはまっていた。蛇足だが明治維新の資金源はアヘンマネーだった。ちなみにヒップという言葉の語源は西アフリカのウォロフ語の「ヒッピ（目を開いた人）」で事情に通じた人を指すが、阿片窟で床に尻（ヒップ）をつけて横たわる中毒者を指す隠語にもなっていたそうだ。

2024/03/03に公開- 指定なし

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