「月の裏側でこっそりと泣いている人がいるかもしれない」と言う君。こっそりと泣いていたら誰も気づけないね。「懸命に涙を隠しているんだよ」お互いのために知らないほうがいいのかもしれないね。「そうかもしれない。それでも私は気づける人間になりたい。涙している人に気づかれぬように、気づける人間になりたい」オレンジ色の月を見つめる瞳にはもう誰かの姿が映っていたのだろうか。2025/11/01に公開1,739 回視聴 5.12%791電車内で喋るのが苦手な僕たち。君は最新のゲームをして、僕は42年前の小説を読んでいる。うまく小説の世界に入り込めていなかった僕は、どうして君は隣にいるのかを考えていた。見た目も性格もパッとしない僕。おしゃれな君に合う服なんてなくて、悩んだ末に季節感ゼロのものを着ている。でも君は、そのままの君が好きなのに、私のために変わる必要なんてないと断言する。もちろん自分自身のための変身なら応援すると。電車を降りるとピューッと空っ風が吹いて、僕は思わず肩をすぼめる。すると君はクスッと笑って、そっと僕の手を取って握った。2025/05/17に公開2,618 回視聴 3.97%943誰にも届かなかった声。僕自身が耳を傾けなかった声。被害者でもあり、自分自身に刃を向けた加害者。それが「当たり前」として身体に浸透していた。もう誰にも見つけてもらえないはずの存在なのに、君は何故か僕を見つけた。2025/05/10に公開853 回視聴 6.68%521随分と遠くまでやってきた。帰る道ももう分からない。前の私なら不安に駆られて今すぐにでも下車したい気持ちと葛藤していたはずだ。でも今は違う。彼女が隣にいるだけでなんでもできる気がした。私を信じた彼女と彼女が信じた自分自身を信じる。2025/05/05に公開1,263 回視聴 6.41%760うまくできていると思っていたのに突然冷める時がくる。無意識に何かと天秤にかけて、逆方向に惹かれていく。回復したと思っていてもきっと前とは違う状態で、そのズレに気づかないままズレは更に大きくなって、たった一言で破綻する。間違えたの私だ。近づき過ぎてはダメなのに距離を誤ったのだ。2025/05/03に公開2,295 回視聴 3.18%650一緒にいて笑っていても、自動的な一動作に過ぎず、相手の表情もまともに分からないまま、自分の感情は無に近い。この人といて心から楽しいと思えたのはいつだっただろうか。虚無で空っぽの心には光が当たらず、枯れていく。2025/05/03に公開1,067 回視聴 6.28%621「もうすぐ日が暮れる」 「もうすぐ明けるんじゃないかな」 「僕たちにとっての明け方か」「そう。誰の表情も見えなくなる藍の時間の始まり」 「怖いの？」 「怖いのかもしれない。見えるのも見えないのも。君は怖くない？」 「自分の表情が見えないことが1番怖い。でも君は僕のそばにいる。見えても見えなくてもそばにいる。だから君がそばにいる限り怖くないよ」2025/02/12に公開1,000 回視聴 6.3%591いつからだろう、彼女の笑顔が増えたのは。 いいことだと思ってた。でもそれは彼女が必死に闘っていたこととイコールだった。 そのことに気づかないで、安堵した言葉をかけてしまった。 それもきっと彼女にとっての呪いになったに違いない。 いつからだろう、彼女の空いた席を見かけることが増えたのは。 後悔してもかけてしまった言葉は取り消せない。2024/12/08に公開3,244 回視聴 7.68%2351どうして何も言わずにいなくなったんだろう。 別れを告げる隙も与えずに、身震いする風が流れ込んできて、思わず背中を丸めた。 次会えるのはいつだろう。2024/11/27に公開1,836 回視聴 6.64%1151遠のいていく後ろ姿に向かって、ありったけの声で叫んだ。声は届いても想いは届かないことに気づいてた。 声が聞こえた。声なのに熱く感じて、振り返りたくなった。 素直になれなかった2人は、同じ方向を見ているのに、別の景色を見ていた。2024/11/24に公開2,111 回視聴 4.74%901寝れない仲間を見つけた。向こうも私の存在に気づいている。寝ようとも起きてようとも言わずに、並んで水槽を眺めた。2024/08/25に公開2,450 回視聴 3.92%910目が覚めると蒼色の世界が広がっていた。浮遊感だろうか、なんとも不思議な感覚だ。泳いでいるのか、流れているのか、生きているのか。これからゆっくりと考えてみようと思う。2024/08/25に公開2,007 回視聴 3.09%580「もうすぐ夏がくる」なんて呟いていたらいつの間にか君が隣にいて、笑ってた。恥ずかしくて、このまま海に飛び込んでしまおうかと思っていると「待てないから迎えに行っちゃうか！」と手を差し伸べられた。2人でひと足先に夏を迎えに行くことにした。2024/06/23に公開6,176 回視聴 6.78%3802届かなくて転がる声の側に、僕は静かに座った。呼吸も温もりも感じないけど、それでも僕は幸せを感じた。2024/06/08に公開3,537 回視聴 7.27%2361大切なことは、なぜかいつも後になって答え合わせがある。何気ない会話に組み込まれた本音に気づけるほど、当時の僕は大人になりきれない子どもだった。あの時のあの会話は彼なりのSOSだった。あの時僕は、どんな顔をして、どんな返事をしただろうか。人生n回目の僕がようやく分かるこの問題に気づける人は、讃えられるべき哲学者だ。2024/02/24に公開5,185 回視聴 5.34%2492愛は難解だ。独占する愛。身を引く愛。どちらにしてもそれは一方のエゴかもしれない。相手にとっては満たされる愛。見捨てられた愛かもしれないのだから。今目の前に浮かぶものが表なのか、裏なのか決められぬように。2024/02/19に公開14,801 回視聴 7.11%9327うたた寝をしている間に、外はこっそり明るくなり始め、時間旅行をした気持ちになった。勝手に始まった1日。数時間後には、マニュアル通りの毎日で、ぬくぬくとした布団を目指して、耐える時間。そのことに突然寂しさ覚え、私は進行方向を変えた。正しい選択ではないけれど、救われる選択。鈍行に揺られて、再びまどろんでいく。行き止まりはない。水平線が消えても、たゆたい、ゆっくりゆっくり進んでいく。2023/11/19に公開13,682 回視聴 4.23%5394私には関係ない。一緒に面白がれる面積が広いあなただからこそ、一緒にいることで、世界がパッと広くなる。あなたが私のそばで笑ってくれていれば、他には何もいらない。歳をとって、しわくちゃで温かみのある手を取り合って、お互いお婆ちゃんになったね、なんて言って最期まで一緒に笑い合うのだ。2023/08/20に公開10,538 回視聴 5.33%5163一緒にいることが辛くなった。分かっていて欲しかった。一方的に決めた覚悟は伝わらない。今更言葉にした言葉は、溶けてなくなった。2023/06/25に公開5,932 回視聴 4.94%2761手の温もりでさっと消えてなくなる。まるで最初から何もなかったように。季節はいつの間にか冬になっていた。僕はある時の中でずっと閉じ込められていたようだ。周囲の優しが痛い。僕に向けられる数少ない優しさが今の僕にとっては煩わしい。傷つく顔が見たいわけじゃないけど、もう後戻りはできない。そんな中、君は僕の顔を見た瞬間泣き出した。人目も憚らず誰よりも泣いていた。そして、唯一僕にもの凄く怒っていた。真正面からの君の怒りは初めてだった。だから僕は、君は誰？という言葉を思わず飲み込んでしまった。2023/02/11に公開943 回視聴 7.85%731123>次へ×インフルエンサーコンテンツCSVダウンロードフォロワー総数、フォロワー増減数、エンゲージメント数、エンゲージメント率ダウンロード※ データには投稿ID, 投稿URL, 説明文, 再生数の他、LIKE数, コメント数, シェア数, 動画尺, 公開日が含まれます。 コンテンツをCSVでダウンロード
ランキング
人気のタグ
コンテンツ(投稿)一覧
キーワード調査
動画分析(YouTube)
PR案件
アカウント情報
お問い合わせ
